みをつくし料理帖

劇場公開日:2020年10月16日

みをつくし料理帖

解説・あらすじ

映画プロデューサーとして「犬神家の一族」「セーラー服と機関銃」など数々のヒット作を手がけ、「天と地と」「汚れた英雄」などでは自ら監督としてメガホンを取った角川春樹の8作目となる監督作品。ドラマ化もされた高田郁による同名人気時代小説を、テレビドラマ版「この世界の片隅に」の松本穂香主演で映画化。享和二年の大坂、仲の良い幼なじみだった8歳の澪と野江を大洪水が襲う。数年後、大洪水で両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまった澪は江戸に暮らしていた。蕎麦処「つる家」の店主に助けられ、天性の料理の才能を見いだされた澪は女料理人として働き、さまざまな困難に立ち向かいながらも店の看板料理を生み出していった。その味が江戸中の評判になっていったある日、吉原・翁屋の又次がつる家にやってきた。又次の用件は、吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために澪の看板料理を作ってほしいというものだった。澪役を松本、野江役を「ハルカの陶」の奈緒、又次役を中村獅童がそれぞれ演じる。

2020年製作/131分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2020年10月16日

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映画レビュー

3.5 こんこん

2025年8月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

癒される

女性の料理人を主役にしたところ、そしてあさひ太夫との友情物語が良かったです。一昔前前だったら、男性の料理人が主役で男性の友情物語になってもおかしくなかったので。

先人が食べてきたもので、私のDNAは作られた。先人が必死で食べて育てて働いて命を繋いでくれたんですよね。ありがとう。

幼少の時から見慣れていたはずの狐のお面、こんなにも美しいものだったんですね。あと、「こんこん」というキツネの鳴き声の擬態語を聞いたのはいつ以来だろう?キツネ手も良くやってたなあ。それに、おいなりさん!人々はキツネと密な繋がりがあったんでしょうね。本物のキツネの鳴き声を聴いてみたくなりました。日本文化のユニークさを改めて知ることができる作品です。

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ミカ

4.0 超高級食材を使った贅沢料理

2025年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

アブラギッシュでオドロオドロしていてアクドイ作風の角川春樹監督(?)が、悟りを開いたかの様にしっとりと描く、角川映画らしくない角川映画です。

良い意味でアクの抜けた作風が意外でした。

真摯に料理と向き合う主人公と、善意に満ちた登場人物が織りなすストーリーが爽やかな感動をもたらします。

また、80年代に一世を風靡した角川映画の黄金期を支えた、主役級のオールスターがチョイ役も含めてキャスティングされているのに驚きました。

角川書店の人脈をフル活用した、超贅沢な映画です。

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だるちゃ

3.0 平穏なストーリー

2025年4月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

波瀾万丈な監督の
今の心情が表れた作品かな

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いのしし

3.5 おもしろい……

2025年1月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

一時代を担った(感を覚える)角川映画。その角川春樹監督作品だけあってかなりな豪華キャスト、贅沢過ぎる俳優陣。
もうそれだけで、“おもしろい”とうなずける。

大きな起伏もなく、少しベタな氣もする展開だが、要所々々で突き刺さる、思わずウルウルさせられるのは、役者さんの力量?監督の手腕?

俳優陣と監督の名前に惹かれて観てたけど、ネームバリューだけにとどまらず、思わぬ収穫を得られた作品。
かつての角川スターが軒並み出演がオマケとしてうれしい!(個人的にはあの女優にも参加して欲しかった…)

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奇妙鳥