シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
全880件中、361~380件目を表示
実写版で劣化版のエヴァ
要するにウルトラマンの世界を借りた低予算の実写版エヴァに見えました。
制作陣はウルトラマンが好きなんでしょうね、それは伝わります。
でも、過剰すぎるエヴァ臭。オッサン臭い女性、格言、四字熟語の連発、絶望した人物への謎の上から目線ポジティブアドバイス、変なエロ要素、中ボス・ラスボスの使徒感などなど……。
せめてCGが豪華とか、セットの見応えがあるとかがあれば救われたかも知れないのですが。観ていて何だか恥ずかしくなりました。役者はどんな気持でこれを演じてたんだろう?と。
突然画質が粗くなるのも意味不明。役者同士がスマホで撮影し合っていたそうですが、何の役に立っているのか。そこで気分を削がれるので、映画に全く入り込めず。
メフィラスだけは楽しめました。あれは最高。この映画、山本耕史さんに救われたのではないかと思います。
愛が溢れてる
懐かしい映像をキープしつつ、うまくCGを使っているのがさすが。
庵野秀明展で観た大学時代の映像に、
お金と時間をかけるとこうなるんだなと大きく頷きました。
それでも嫌味でないのは、とにかく庵野さんがウルトラマンが好きで好きで愛情がダダ漏れているから。エンドクレジットにどれだけ細部に渡って庵野さんの名前が入ってるんだか!
シン•ゴジラが面白くなかった(ゴジラファンにとっては)のは、ゴジラへの愛が残念ながら感じられなかった。さすがと言いたくなるような場面もいくつかあるけれど、あの映画で描いていたのは、現象としてのゴジラとそれに翻弄される人々だったから。
アレもアレも出てないし、もっとカイジュウとのバトルを見たかったけど、それを入れるとあの時間ではまとまらないし仕方ない。
ラストのウルトラマンとアレの対話シーンでは涙と震えが止まらなかった。
そう、ウルトラマンはこうなんです。
私たちは守られるべき、守る価値のあるものなのだろうか。そうあらなければいけないとしみじみ思いました。
帰ったらウルトラマン全話を見直したい。
とにかく興奮が止まらない。
また観に行かなきゃ。
この星の生命体は、命を賭すほどの価値があるのか、ウルトラマン?
かいじゅうは怪獣でなく"禍威獣"と書く。かとくたいは科特隊(科学特捜隊)ではなく"禍特対(禍威獣特設対策室専従班)"と書く。TV版に寄せているのかもじっているだけのか、よくわからないが、諸々、非現実的なSF話を、日本政府や自衛隊を出してきて現実的な設定に置き換えているのが、なんかまじめのようで、コメディのようでもいて、好感でしかない。それに、「なぜか我が国にだけしか出没しない」とか「アプリで言語変換している」とか「(飛んで行ったウルトラマンは)中空で消えた」とか、ぼくらが子供の頃、みんなで粗さがしをしてたことをちゃんと解決してくれている。しかも、名だたる役者たちがまたぞろ出まくっていて、しかも大真面目な顔をして(演技なのだから当然なのだが)、カイジュウ、カイジュウ、と慌てふためき、こちらの熱を冷めさせない。禍特対のメンバーも、メフィラスも、政府高官たちも、結構早口でまくし立てるので、半分以上なに言っているかわからないけど、一般人にはわからないことを議論しているって空気がわかればいいんだろう。そして、それぞれにはそれぞれの大義があり、思惑もある。その中でウルトラマンは、まるで、知らない土地に来たにも関わらず言葉少なに任侠の筋を通して弱い立場に肩入れする木枯し紋次郎のように、自己犠牲も厭わず、黙して戦い、そして何も求めず去っていく。多少の無茶があったとしても、結局、こういう話に弱いのよ。なんだか、自分でも何言ってるかわかんなくなってるけど、この話自体がなんだかわかんない話なので、ちょうどいいか。
追記
どこかで感じていた記憶のある既視感は、そうだデビルマンだ。いいのかこんな奴らのためにと問われる主人公。おそらくデビルマンのラストをそのまま移植しても成立しそうだわ。神永にとっては悲しい結末になるだろうけど。
細マッチョウルトラマン
もう一度、「カッコいい」ということを確かめる
いくつものコンテンツを経て大人になった。
ウルトラマンはそんなミームのひとつ。
どっぷりハマった期間があった。
当時、ウルトラマンに夢中になり
何度も何度も地球を救う「ごっこ」に興じた。
やがてウルトラマンから離れた私は現在40歳。
これまで新シリーズをチラ見することはあったが
楽しめるものでは無かった。
当然のように子供向けに作られていて
ウルトラマンは男の子が通過する点のような作品だと
思うようになっていた。
しかし、本作を通して再び熱が蘇った。
素直にカッコいいと思えた。
何より脚本が素晴らしかった。
大人が興醒めしてしまいがちな
欠落していた設定は緻密に補完されていた。
ウルトラ怪獣を見事に配置した地球を救う物語は
完成度が高く
アニメ作品を具現化したような特捜隊のキャラクターは
オタク心をくすぐるエンタメ要素として充分機能していた。
その結果、
ちゃんとウルトラマンなのに
ちゃんと大人が見ても楽しめた。
余談ではあるが見る前は全く期待していなかった
シン仮面ライダーに期待が持てた。
人間らしいウルトラマン
はじめはどういう展開なんだろうと思った。画像は古く子供の時に見た怪獣映画かと。
ストーリーがどうだとか難しいことはわからないけど、エンドで流れた米津玄師の歌を聴いた時、ハッとした。
昔見たウルトラマンには心の温かさを感じていたけれど、それがなぜなのかようやく気づいた。
限りなく人の心に寄り添うウルトラマンだったんだなあ…。
私は斎藤工さんのファンなので、彼のインタビューを読んで興味が湧いて観たクチだけど、帰りの車で米津氏の曲をエンドレスで流しながら、観てよかったなあと思い、夕日が輝く当たり前の景色が尊く思えて、泣きながら帰るくらい余韻に浸った。
帰宅後家族に感想を話しながらまた泣いて、「怪獣映画でそんなに感動する?」と半ば呆れられてしまった。
庵野の愛が詰まってる
ちょっと不思議な感覚
「はぁ‥‥映画見たなぁ‥」
という余韻みたいなものを感じなかった。
駆け足の展開も、「え?わかんない!」てほど
説明不足でもないし想像が全くおよばないわけでもないので、賛否あるかもですが自分は小気味良いくらいでしたが‥
日本なの?日本だよねってくらい、舞台を身近に感じられなかったというか‥
どこかで行われてる何か、という、疎外感みたいなものを感じながら話に入りきれず。
でも、ところどころで、なんか心の奥の方を揺さぶられるような感覚になる瞬間があって、何に対してかわからないけど涙が出たシーンもある。
レビューを書いておきながら、自分の語彙力ではこの不思議な感覚は表現出来ないことに気がつきました。言語化出来てる方達は凄いです。
「ここのこれがこう!」て映画じゃなかったです。自分にとっては。
ウルトラマンと怪獣が戦う映画だろ!
子供の頃にみたウルトラマンでした
懐かしいウルトラマンに庵野さん
凄いと思ったよ!戦闘シーン!
よく庵野さんオリジナリティ交えての怪獣を描けて戦わせたなって!
また最新のCGとか加えることなく昔ながらのウルトラマンの良さを残して映像化したのは素晴らしいと思った!
ただ、シンゴジラと同じ感じでとりあえずセリフが多くて中々内容が頭に入ってこなかった笑
今回のストーリーはわかりやすかったからまだ良かったけどこれでシンウルトラマンも終わりなんだなって最後思えたよぉー。
私が気に入ったのは戦闘シーンのBGMとバトルシーンとりあえず戦闘シーンだけあればよかったくらいの勢い笑
すいません。
でもみんな演技上手でした!
長澤まさみちゃんさすがです!
みんなには勧められる映画なのは間違いないです!
前半はウルトラマン、後半は庵野監督
前半は正直つまらなかった。
ウルトラマンも人形っぽいし、淡々とドラマもないし。色違いのエヴァンゲリオンにしか見えないし。
シン・ゴジラと比べると比較にならないかと。
後半になって急に庵野ワールド全開。なるほど、みんなが知ってるウルトラマンをこう解釈するのかと納得。
前半は、おもちゃ見ないだなと思っていましたが、後半のVFXはかっこいい!
思えば、前半は子供向けの世界、後半は大人向けの世界なのだろうと。
前半が人形劇っぽいのもわざとなのかも知れないと思いました。
エヴァンゲリオンもシン・ゴジラも観たことがない友人はポカンとしていましたが、これぞ庵野映画だと思いました。
シン・ゴジラより大人向けになったかな、、、シンカメンライダーら大丈夫かな、、、
最後の戦いが物足りない
面白かった
とやかく言わずに観て楽しみましょう!
『ウルトラQ』は子供心なりに怖くて、でも今覚えば50年以上も前にこんなに深い話をしてたことに今更ながら感動。石坂浩二さんのナレーションがどこかで入るんじゃないかとワクワクして観てました。
ウルトラマンであることは分かっていても最初の音楽と『ぐにゅ〜』って逆回しのタイトルを見ただけで涙しそうでした。
『ウルトラマン』も『ウルトラセブン』も今では放送不可能なお話・テーマも多々あるらしいですね。色々とオマージュ的部分も散りばめられ原作へのリスペクトが感じられます。コミカルな部分は少なめですが間違えてカレースプーンでウルトラマンに変身しようとするシーンを入れてくれるとなお嬉しかったですね。
懐かしい怪獣の名前もいっぱい出て来たし、『ゼットン』をこう使うのか?!って感心しました。いつもウルトラマンに頼り切りのウルトラ警備隊、井出隊員(?)が自分たちの力でゼットンを倒そうとしたシーン、そして今では「このクソババア」って悪態ついてる(今でもやってるのかな?)アラシ隊員の存在も思い出しました。
『帰ってきたウルトラマン』までくらいしか記憶がありませんがカラータイマーと両目の覗き穴がないこと以外違和感なくなんだか懐かしいやら嬉しいやらで何故か涙が出てきました。最近の庵野監督作品のオマージュもたくさんあること、皆さんのレビューで改めて知って驚くばかりですが純粋に『空想特撮映画』を素直に楽しむのが一番だとつくづく思いました。
「シン」って?
いい意味で大人も子供も楽しめない
全880件中、361~380件目を表示