前田建設ファンタジー営業部のレビュー・感想・評価
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続編をぜひ
原作のブログが好きだったので、これは期待していた。ずっと映画化向きの題材だと思っていた。バカバカしい方向性にものすごい情熱を傾けてしまう、それを実在の建設企業の広報がやっているのはなかなか希望のある話だ。
建設業は高度経済成長時代を象徴する業種だ。しかし、その時代は終わった。ダム建設など過去の栄光と技術を持て余した社内の人間が新たなフロンティアを空想世界に見出す。空想や虚構も現実の技術で根拠を固めれば、本物になる。人はそうやって新しいものを築いてきたし、人類の進歩はそういうものだったはずだ。人間というのはそういう風に現実と空想の混沌で生きているものだと思う。
この現実と空想の混沌具合が実に上手く表現されていた。本当の掘削の現場を撮影しているかと思えば、アニメの中の通信機が出てきて、モニタのアニメキャラを会話している幻想シーンにシームレスに移行してみたり。原作ブログにはまだまだネタがあるので、続編のストックは充分、銀河鉄道999編やガンダム編も観たい。
パイルダーオーン!
本作はフィクションなのですよ。
その題材は昭和オトコをくすぐる「マジンガーZ」!
その格納庫を作ったら、これだけ要ります。
オイオイ、本体じゃなく格納庫!?
だって、光子力なんか見積もれんやん。
てことで、時は2003年。
ファンタジー営業部の第一弾としてガラケー片手に部員は奮闘します。
DVDボックスを会議室に持込み、
プールの水(浄化した汚染水)がこぼれたらマジンガーこけるやん。
とか、格納スペースだけでなくさらに地下を掘削する必要がある、
社内の根回しや技術部、現場とのコラボなど、
まあリーマンには思わずニヤリとするシーン満載。
果ては、競合の日立造船や栗本鐵工所も巻き込みつつ、
昭和ドラマにありがちなクール後半での設定変更に苦慮する
なども織り込んで、最初は部署だけ頑張っていたが、
最後は全社上げての盛り上がり。
おぎやはきの小木博明がいい味出してんだわー。
胸熱バックミュージックも良い!
高杉宇宙も覚えましたよ!
ちなみに格納庫は見積もり80億円弱。
ガンバスタジアムの約半分。
あまりマジンガーZのファンではないので、
同じ富士山麓なら、地球防衛軍(ウルトラ警備隊)の
二子山格納庫がよかったなー
70点
イオンシネマ近江八幡 20200227
ファンタジー営業部が会社にもたらしたイメージアップ効果は計り知れないだろう。
日本映画専門チャンネルのお仕事映画特集にて。
準大手ゼネコン前田建設工業で有志の社員が実際に起こした「ファンタジー営業部」活動の映画化。
各部門のスペシャリストたちが「マジンガー格納庫の積算」に次々と入り込んでくる展開は実に面白い。
キャラクターも立っていて、みな魅力的だ。
たがらこそ、イントロ部分とエンディング直前の妄想ギャグシーンがとても残念だ。
くだらないと思われそうなことに真剣に取り組んだからこその偉業なのだから、あくまで真面目な人々の面白さで引っ張って欲しかった。
高杉真宙や岸井ゆきのが技術者の世界にハマっていく過程は、勉強になる。
だが、技術の追求に終始して、積算の苦労が描かれていない…のは、やむ無しか。
エンドロールのデザインが楽しかった。
熱くなれ・不可能に挑む者達
非常に面白かった。体中の細胞が活性化して元気になった。本作は、前田建設ファンタジー営業部の奮闘を描いた作品である。熱過ぎる人間ドラマである。不可能に挑む者達の熱さに圧倒される人間ドラマである。
舞台は2003年の日本。前田建設・広報グループ長・アサガワ(小木博明)は架空の建造物を実際に設計したらどうなるかを検証するファンタジー営業部を立ち上げる。その初仕事は、マジンガーZの格納庫設計&見積だった。最初は半信半疑でやる気のない部員たちだったが、彼らは、様々な問題に立向っていく中で、次第に熱い社員に覚醒していく・・・。
問題を克服して、目的を達成するためには、体力、知力は大切だが、それ以上に必要なのは、問題に立向って解決しようとする情熱、やる気だということが画面から伝わってくる。普通の人が徐々に熱くなっていくプロセスを描いているので、押しつけがましくなく、自然に感情移入できる。
架空の建造物に立向う為に、ファンタジー営業部員たちは、土木、機械、建設など、社内の様々な専門家に出会い、専門技術を吸収していくと同時に、専門家たちの仕事に対する愚直で真摯な姿勢を目の当たりにして、働くことの醍醐味を学んでいく。そして、彼らのやる気スイッチは一気にONになっていく。
ファンタジー営業部員たちは、無理難題にがむしゃらに取り組み、時間を忘れて没頭していく。そして問題が解決すれば無邪気に喜ぶ。彼らの行動は働くことの原点であり、働くことに喜び、働き甲斐に満ちている。
働き方改革という名のもとに、休日は増え、残業は減り、確かに、肉体的、精神的疲労は軽減された。しかし、それで、人間は活性化するわけではない。働く喜び、働き甲斐は、不可能な問題に立向い乗り越えた時に得られる。本作は、働く、生きる上で最も大切なのは困難を乗り越えて目的を達成しようとする情熱であることを再認識させられる快作である。
マジンガーZの格納庫を実際に作ったらどうなるかを積算するという実話...
マジンガーZの格納庫を実際に作ったらどうなるかを積算するという実話。
ハイなテンションで終始突っ走るというこれまでにあまりない感じ。コミカルでバカらしさも出てくるが実際あったことで、すごく楽しい企画だなと思った。キャストの社員がどんどんのめり込んでいく姿も観ていて楽しい。
アニメの中のものを実際のリアルな数字で積算すると見方がおもしろくなる。最期まで楽しめました。
エンジニア魂
マジンガーZの格納庫を作る設計と見積をするだけという話。
こういう馬鹿げた話好きです。
特に序盤の小木演じる部長の暑苦しさは面白かった。
いやいや集められたメンバーが次第に本気になっていく様も展開として織り込み済みですが楽しく見れました。
このゆるさ加減は癖になると思った作品です。
仕事におけるやりがいがカッコよく見える作品、確かに続編見たいかも
上田誠×英勉のコンビに惹かれて鑑賞。想像よりずっとお仕事映画で、やりがいを見出す姿に結構心を動かされた。
やっぱり最初に感じたのは、上田誠の脚本と英勉の演出力。どうしても英勉作品はワーキャーになりがちな強い画が多い。キャストに演技合戦させて引き込む手法が多いので、こってりしている。そこを上田誠の器用な脚本で見事に乗り切り、スケールの大きさを活かした効果的なバランスを作っている。凄く「やりがいとは何か」を考えさせられるし、風向きを読まず進む彼らの強気な姿勢が段々と魅力的に写る。なおかつ、マジンガーZを知らずとも分かる規模の大きさがその不可思議な状況を打ち砕く。建設の奥深さも同時に知れる、いわば広報の鑑のような作品。思わず調べてしまうほどだ。
また、キャストもバランスがいい。高杉真宙は『賭ケグルイ』シリーズでも受けの演技が多い。そこも上手く機能していて、「何言ってんの!?」と思うようなことをきちんと突きつけ、転じればリードに変わる。チームプレーのように機能する熱さで痺れた。また、岸井ゆきののポテンシャルも合わせて再発見出来たり、上地雄輔も意外と悪くないな…という気づきも多かった。しかし、なんと言っても小木博明の演技。まさしく「なにか問題でも」と言わんばかりに周りを巻き込む。その力強さも含め、ありえないことも成し得る感じが堪らなかった。
とりあえず、インターンなどが始まっている就活生なので、こういうお仕事映画は結構プラスになる。上手にやりたいこと、やれること、合っていることを探していけたらいいな。頑張ろって思える、いい作品。
見どころがわからない
結構評判がよかったので期待していたんだけど、自分にはいまいちわからなかった。
コメディだと思って観たんだけど、笑いどころはなかった。くだらない企画に、ひとりひとりが段々熱くなっていく感覚はスポーツものと同じなんだろうか?
やっぱり面白かった
ストーリーを読んだときから面白そうだな~と思っていたけどうっかり見損ねてDVDレンタルしましたが、映画館で見ておけばよかった後悔
だってしっかり面白く作ってるんですもの
わざとらしいく面白く作ってるんですもの
そのわざとらしさも含めて本当に面白かったんです
最後にマジンガーの格納庫の金額出たとき超高額だけど、いろんな現場や機械をみて「あれ、それで作れちゃうの」とすら思えてしまいました
ラストもわざとらしくってそれがまたいい
おぎさんよかった。
続編みたい。
侮ってました。すみません
面白かったです。
正直今日鑑賞するまでポスターをきちんと見てなくて主人公は生田斗真さんだとばかり思ってました。それくらいいいかげんにとらえていたこと反省しています。
最初全く乗り気でなかったチームメンバーがだんだん本気モードに変わっていく様。思わずのめり込みます。
最初『土』呼ばわりしていたヤマダ(町田啓太さん)の熱い説明に何度も宇宙遊泳(迷宮のアンドローラか?)していたエモト(岸井ゆきのさん)が徐々に惹かれていく、まさにPriceless な流れ。岸井さん、特に美人ではないけれど(失礼!)とってもキュートですね。『愛がなんだ』でもいい味出してましたが今回も殺伐としがちな男社会で清涼剤的立ち位置でした。
『さくら』の森山直太朗さんの義兄は若干ウザかったですがフワ(六角精児さん)や周りの人達の熱さにだんだんチーム一丸となっていく様子が心地よかったです。一番最後にチームに溶け込んだ高杉真宙さんが熱く語るシーンには不覚にも胸が熱くなりました。役名がわかりませんが最近脇で重要な役どころの山田純大さん、よかったです。
あと社外でありながらマジンガーZにそれぞれの思い入れがある翔んだカップル・鶴見辰吾さん、モダンチョキチョキズ・濱田マリさん、そして『そらのレストラン』他でもいい味出してた高橋努さん、熱いです。
思わぬ拾い物をして得した気分です。面白かった!!
横浜動くガンダムの見積書が見たい
マジンガーの全長が18m、ということはガンダムと一緒、ということは横浜の動くガンダムがマジンガーでも出来るってことだね❗
その時は格納庫もお願い致します。
映画はなかなか面白かった。少し演技が大袈裟な所がマジンガーのテンションに合っていた感じです。
着想良し、展開良しの素晴らしいストーリーでした。 物作りに関わる技...
着想良し、展開良しの素晴らしいストーリーでした。
物作りに関わる技術者達の熱き血潮が伝わってきました。営業職を含めた技術企業マンのバイブルになり得る面白さでした。
岸井ゆきのが魅力全開でした。
マジンガーZの格納庫
前田建設がネット発信し、話題となったマジンガーZの格納庫見積もり作成を描いている。
実在するファンタジー営業部が、アニメで描かれている格納庫を、技術的な検証をしながら、専門メーカーにも協力を得て、大真面目に見積もりを作っていく。
土木建築工事のノウハウなども開示しながら、新たな市場開発に取り組む姿は感動的。
チョコのないトッポ
技術的な困難さ、何が既にある技術で何が新しい技術なのかをコンパクトに説明する手際の良さ。六角精児が語る技術者の誇りと若い者への伝承、与えられた課題に対しては忠実な姿勢は一貫しており好感も持つ。
演出には好感が持てない。オタクの扱いやセクハラ紛いの言動は、2003年当時の感性か?コントのようで、少し雑にも思え、不快感の残る演者もいる。岸井ゆきのは好感。
夢があるねぇ😊
私の高校時代からの親友が「うちの会社が映画になった。恥ずかしいわぁ」と言うからチェックしていた。
それが無ければ間違いなく手に取っていない😅
見事にいい意味での裏切りにあい、非常に楽しく鑑賞出来る作品でした。
大手ゼネコン
一部上場企業
取り巻く状況は絶対保守派だろうに、こんな取り組みが実際に実行されたと言う事に驚かされた。
友人に聞くと、この後に銀河鉄道999やガンダムもあるらしい。
大の大人が大真面目に会社の資産と技術、人脈も含めなんてもありでド真剣に取り組む姿にまだまだ捨てたもんじゃないなと嬉しく思った。
ストーリーは非常にテンポ良く進み、斜に構えてつつもそれぞれが自分の知らない世界に入り込み、好きになり熱く語るようになる若手の成長が見ていて気持ちいい。
とは言え、このチームのしている事は会社に取ってコストだけで何も生み出さない。
それを飲み込んで取り組ませた前田建設工業のチャレンジ精神というか遊び心には脱帽。
私もサラリーマンを25年余りしているが、色々な気持ちが交錯しながら楽しく観れた一品でした。
続編あるといいのにな〜
最後にエンドロールが斬新で最後まで楽しめました😊
なんだか楽しいお仕事ムービー
ファンタジーなのにマジだった。実際にあった企画の映画化とのこと。
最初は冗談でしょ、というような案件なのに、上田監督のマジックにかかるとアラ不思議、どんどんリアルに、どんどんシリアスに、どんどん大勢の人間が巻き込まれていくグルーブ感が味わえる。その過程がめっちゃ不思議でとても可笑しい。
なので最初は軽いノリで観るべき。そして自分も画面の中のメンバーを応援していることに気づいたらオールライト=ハッピーな気分になっていることが確認できる楽しい作品。
自分には、はまらず
実在の企業がこれを企画して、真面目にやってるって事が、なんか、いい。
そのWEB企画をリアルタイムで追いかけていたら、きっと、ワクワクしたかもな〜。
映画は、自分には、ハマらなかった。
みんな、うまかったけどな。
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