糸のレビュー・感想・評価
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泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよ
映画「糸」(瀬々敬久監督)から。
中島みゆきさんのヒット曲「糸」をモチーフにした作品、
事前にこんな解説があると、歌を思い出してしまい、
なんだか真っ白な状態で観ることが出来ないと思って敬遠していたが、
それでも、鑑賞機会に恵まれた。
もちろん会話にも、歌のワンフレーズを彷彿とさせる
「人は出逢うべき時に、出逢うべき人に出逢うんだと思います。
僕にとって、それは葵さんだったんですよ」という台詞や、
「運命の糸って私はあると思う。でもその糸はたまにほつれる。
そして切れることもある。でもまたそれは何かにつながる。
生きてれば必ず何かにつながる。
そういうふうにできてるんじゃないのかな、世の中って」台詞。
そのつながりで一番強く感じたのは、亡き母が娘に伝えた
「泣いてる人がいたら抱きしめてあげるのよ」だった。
泣いてる人に、悲しい理由なんて問わず、ただ黙ってそっと
抱きしめてあげるだけで、あなたの気持ちは伝わるから」、
そう教えられた気がする。
わかっているけど、なかなか出来ないもんなんだよなぁ、
こういうことって。
もやもや感。
公開時に気になっていたけど見れずにいたものがアマプラでしちょうできたから見てみた。
キャスティングがよく役者の演技にはとても引き込まれたけれど、ん?っとひっかかるシーンが多いし、詰め込まれてるので話のテンポが早いしで感情移入はあまりできずボロ泣きの感動とまではいかなかった。
平成という一つの時代での大恋愛というかなんというか。
フィクションなんだけれども。
中島みゆきさんの楽曲『糸』に着想してとのことだったのでフィクションとは言え骨太なストーリーなのかと思っていただけに残念でした。
主演のお2人の演技はとてもみずみずしく文句の言いようがなく、脇を固める演者さんたちも然り。榮倉奈々さんの産後復帰作と言う実際にお母さんとしての滲み出るものを勝手に感じ取りウルウルしたり。
ただ、他の方も書かれているように大切な場面で流れた音楽によってそこがコントにさえ見えてしまいました。音楽の大切さを痛感。
エンドロールで流れる映像が平成を共に生きてきた人々が今はこんな笑顔で暮らしていますという幸せな映像で後味良く終われたので星2.5から3。
祝福しかないです、ご結婚おめでとう!
残念…!
出演者たちの演技はとても素晴らしいのに、内容ペラペラで残念だった…
どこに感動するのだろう…と。
でも、菅田将暉くんと小松菜奈ちゃんの交際のキッカケとなった映画だから、これは菅田将暉くんと小松菜奈ちゃんの「糸」だったのかもしれないですね!!
ご結婚おめでとうございます!!!
2つの母娘関係の対比
小松菜奈とその母親。榮倉奈々とその娘。この2つの母娘関係の対比に深いメッセージが込められている。榮倉奈々の愛情を受けて育った娘は、愛の意味を理解していたのに対し、虐待を受けて育った小松菜奈は、愛の意味を理解できず、お金だけで繋がったり裏切られたりする人間関係しか築くことができなかった。
子供食堂の手料理を食べた時、母親からは受けることのできなかった無償の愛情を、子供食堂のお婆さんから受けていたことに気づき泣く。そして榮倉奈々の娘に抱きしめられ、その父親が菅田将暉であることを知り、菅田将暉から受けてきた無償の愛情にも初めて気づいたのではないか。
榮倉奈々の両親から、榮倉奈々へ、そして榮倉奈々の娘へと繋がる愛情の糸は、菅田将暉と小松菜奈が結婚したことで絡み合い、小松菜奈にも繋がった。
恋愛物語というより、毒親からの救済物語として受け止めた。
申し訳ない! お二人のせっかくのお祝いモードに水を差すつもりはない...
申し訳ない!
お二人のせっかくのお祝いモードに水を差すつもりはないですが、私の中での映画としての評価は低いです。
無理やりに歌の為に物語を紡いでみても名作にはならないという良い例だと思います。
中島みゆきの歌をところどころでかけるけど、日本人はそんなに誰も彼もが中島みゆきの世界観なわけではない
平成令和へと時代を綴っていく中で震災のネタとかあまりにもわざとらしく挿入してみたり、舞台を沖縄から海外にまで飛躍させたり。
壮大な物語の中で主人公とヒロインの糸が最終的に手繰り寄せられているさまを見せたいと言う作り手側の気持ちは分かるけど、いろいろと無理やりな展開、詰め込み過ぎた内容。そしてセリフ回しなども使い古されたようなものばかり。
これで感動したと5を入れる人が多いというところ、邦画の劣化を感じてしまう。
糸ってか糸くず
初レビュー失礼します(*´・人・*)辛口です。
んー…何もかも中途半端な作品。キャストと楽曲で壮大な感じに仕立てているだけで、ストーリーが『…ど、どういうこと?』『ここまでして結局何が伝えたいんだろう?』と思うことばかりでした。
まず冒頭、虐待受けてると客観的にわかるのに、警察何やっとんねん!?あなた達がやるのは子どもを引き離すことではなく保護することです。明らかヤバめな家族に返す時点で警察無能すぎて見る気失せた。(見たけど)
それから菅田将暉。北海道から出たことがない青年の役なのに、ところどころ関西弁が出ている。監督は何故OKを出したのか。
成田凌は、中学の同級生と1年で何故か離婚。いやいや…中学からの付き合いで結婚までいったのに離婚って。しかも理由が嫁の浮気とかありえんし。せめて性格の不一致とか女として見れないとか色々あるだろうよ…それなら最初から結婚するな。
榮倉奈々の両親は、娘が亡くなったからとどんぐりをぶつけて菅田を追い出す。実際絶縁することはあるとしても、お世話になった娘婿にどんぐりは、なかなか現実的ではないと思う。
あと小松菜奈、斎藤工に大金貰ったんだし別に良くない?泣いてちゃダメよ?生い立ち的にもっと淡々と生きる性格になりそうなのに。それに一緒に働いてて友だちの裏の動き分かんないわけないと思うんだけど。ショック受けなきゃいけないのは逃げられることでも裏切られることでも無く、自分の見る目の無さだろうよ、と思ってしまった。
最後、ラストのシーン。菅田将暉、必死に小松菜奈追いかけて探してた割に、て握られた瞬間『大丈夫?』じゃねーよ。(セリフだからしょうがないけど)
ここまで色々言ったけど、とりあえず菅田将暉さんと小松菜奈さん、結婚おめでとう!←
祝・寿
青春メロドラマと勝手に思い込み敬遠していたが糸カップルが結婚の報を受け鑑賞。
ところが赤い糸はもつれにもつれ何度も切れて先が読めない展開、漣(菅田将暉)は故郷に根差すが、葵(小松菜奈)は東京、沖縄、シンガポールと流れて行く・・・。
2時間10分の長尺だが二人の波乱の18年間の時の流れを見事に凝縮、壮大な愛のドラマに仕上がっています。
言わずと知れた中島みゆきさんの名曲「糸」にインスパイアされた歌謡ドラマ、凡人が作ればカラオケバックのベタな当て振りドラマになりがちな題材です、これだけスマホが普及した現代ではもはやすれ違いに気を揉む往年のメロドラマは無理だとも思っていましたが見事に予想を覆されました。
故郷が富良野と言うのも絶妙、倉本聡さんの「北の国から」が生まれたドラマの聖地ですから人生ドラマには似合います。鮭が北海道に戻るようにと言ったら笑われそうですが風に流された赤い糸が戻って来るにも打って付けのような故郷ですね。
企画プロデュースの平野隆さんの眼力でしょうか凄いキャスト、スタッフを集めましたね、演技派の若手からベテランまで綺羅、星の如くです。
瀬々敬久監督はピンク映画から犯罪ドラマまでジャンルを問わない鬼才、人間の陰も陽も知り尽くしていますから人物描写が秀逸、泣かせどころを心得た心憎い演出です。
脚本の林民夫さんも子供向けから硬派な社会派ドラマまで数多く手掛けているのでセリフも光ります、菅田さんの泣きの名演に呼応したのでしょうか「泣いている人がいたら抱いてあげなさい・・」のコンセプトやカラオケシーンの「ファイト」の挿入も痺れました。二人の祝宴を本編でなくエンドロールで見せるのも、シャイな監督の味つけなのでしょう。
そして、まるで地で演じたかのような熱々のご両人、おめでとうございました。
甘めです。
2人とも大好き中島みゆきさんも好きなので甘い採点です。
中島みゆきさんの歌から作り上げた作品なのでどーしても歌詞の分量を考えるとそりゃ内容がオーソドックスでライトノベルのような作りになってしまいますよね。深読みしてたら万人ウケしないしね。。。
まぁ、でも、大好きな菅田くんが大好きな小松菜奈ちゃんと結婚したので本当よかった。本当菅田くん全身からラブが溢れてましたもんね。おめでとう。
結婚を発表した菅田将暉と小松菜奈が主演、かつAmazon prim...
結婚を発表した菅田将暉と小松菜奈が主演、かつAmazon primeでの評価が高いから観てみる。
うーむ。良いお話なんだけど、演出過剰じゃない??。役者さんは、上手いんだろうけど、人はこんな時、こんな動きするの??
な感じ満載で・・・。なんか、演出の安っぽさが、どうも気になってしまった。
日本の映画界の監督の限界っすかね・・・。
ハッピーエンドで、お話は良だけに、残念でした。
いい映画。
ストーリーもいいし、役者も良くて面白かった。
ただ、いくつか突っ込みを。
シンガポール、当時であってもそんなに自由に違う労働はできないよね。
金貯めるために肉体労働っていうのは昭和の日本の発想。要らなかったかも。
あと、同じくシンガポールでダメになる描写。
ネイリストの派遣てそんなに金要るビジネスとは思えないだけにちょっと入りこめない。
とっておきのお金があれだけというのもね。
車のほうがよほど高いやろうと。正直、規模感がよく分からない。
繋がりの時代平成。
内容は、中島みゆきの糸と言う唄の内容に沿った意味合いをトレースした恋愛物語。物語のキーワードとなる『糸』『花火』『平成』『どんぐり』『幸せの主観性』を盛り込んだテレビドラマ的説明映画作品だった様に感じる。映像的な帰結や人気を狙いに行きすぎた様にも思えてならない。平成の30年を強引に盛り込むという呪いに取り憑かれて作品性が曖昧になってしまったのが悔やまれる。それでも久々に涙を連発するような演技も見れ箸休め程度に、これはこれでありかもしれません。
スマホがあったら良かったのに
平成生まれのストーリーなのに、歌は昭和。
スマホもケータイも持っている時代にいるのに、
主人公だけ再会できないようにあえてしている感じ。
北海道の景色と現実にもカップルな菅田将暉と小松菜奈は良い。
実は五日かけて「半分、青い」を見た後だったんで。
幼馴染みモノの大作、NHKの朝の連ドラだった「半分、青い」が今ネットの配信で見られる。
当時 その内容についての賛否両論様々な意見 が飛び交うも途中参加はしないタチなので見るには及ばなかった。
主演の永野芽郁は、終わった直後から引っ張りだこで、彼女の醸し出す雰囲気の清廉さと勢いには惹きつけられるなあと思っていた。
その強烈な二人の幼馴染み関係を半年もかけてじっくりと念入りに持たせに持たせたという分量の内容を見ちゃったあとに これを見てしまうと、、、
うすかった。
NHKの朝ドラですよ。すごい分量で見ても見ても終わらないやつにどっぷり。
それに比較する訳じゃないけれどバックボーン含め2時間弱で描かれても、足りないのは道理とも言う。
子どもの頃知り合って、お互いその後 別の道を行き別の相手がいて、それを乗り越えて結ばれるって言う大筋だけだけれど、そこが全く同じ。
それ以外はどこも似通ってる点なんてないんだけども。
あ、あと東日本大震災をモチーフに使ってるところ、つまり時代設定がまるっと同じ。
虐待はここ数年で現実の幼い子どもが命を落としているのをニュースで目の当たりにしている我々にとってはなぜかこの描写がしっくり来ず終い。
ラスト近辺のすれ違いっぷりもなんとなく古さを感じてしまった。
そう言えば
この映画の公開直前に主演の二人が
ぴったんこカンカンに出てた時
「撮影が一緒っていうのが実はあんまりなくて、ずっとすれ違ってるっていうか、、、」みたいな事言ってたわ、
と思い出した。
実際の二人の思い出部分は中学生役の子たちがやってるわけだし。
そうそう、病気の役の榮倉奈々も 役作りのためにかなり体重落としたというのも見た。
見る前の情報量が多かったのが邪魔した訳ではないんだけれども、見てる途中も見終わってもあんまり面白かった〜とは思えず。
中島みゆきは好きでした。
と言っても昨今の歌ではなく
時代〜から わかれうた あたり。
道に倒れて誰かの名を 呼び続けたことがありますか?
これなんかもう一世一代の大失恋中にリアルタイムでリリースされたんだった。
その後の歌は 私の生活からはどんどん乖離していき、この作品の主題となる「糸」に関しては思い入れなし。
菅田将暉の演技力はもう圧巻だなあと
ドラマ「コントの時間です」で再確認したんだけれど
斉藤工 って 上手い気がしないこの頃。
とにかく宣伝凄かったから見たかったんだけれど、
差程 心動かず。
というのもたぶん
「半分、青い」の後に見たせいでしょう。
私は十分感情移入できました
主演ふたり、好きだったので楽しみに観ました。イベントがてんこ盛りで、設定に難があるところもありましたが、こてこての恋愛映画で最後はハッピーエンドになり、観て良かったです。中学生時代の淡い恋、今でも忘れられず、それが原因で感情移入100%でした。私の場合、今幸せに暮らしていますが、若い頃の恋愛は死ぬまで忘れる事はないし、この気持ちは墓まで持って行こうと思います。最後にエンドロールが楽しめたので星5つにしました。
内容薄すぎる
映画公開時は気になりつつも逃してしまい、アマプラでずっとリストに入れていたのが見放題になりようやく鑑賞。
菅田将暉も小松菜奈も好きなのでめちゃくちゃ期待してしまっていたのですが、内容うっす!!!
エピソード詰め込みすぎて、一つ一つのエピソードが感情移入する前にあっという間に終わっていく。
私の中では冒頭、中学生の2人が引き裂かれたところがピークでした。
全477件中、81~100件目を表示