糸のレビュー・感想・評価
全482件中、381~400件目を表示
小松菜奈ええわー
中島みゆきの名曲、糸と相まって、
ラスト近くで不覚にも目頭が熱くなった。
平成に生まれ平成最後の年まで続く小松菜奈と菅田将暉を主軸にした挫折と栄光を繰り返す人生劇。
いやあ、自分の人生とオーバーラップして共感するわ。
苦悩、栄光、挫折、裏切、信頼、絆、暴力、救世主、友情、そして別れ……。
あるわー、そういう事。
やっぱそうなってしまうかー。
そんな物語。
長く生きた人生経験豊かな人ほどジーンとくるのでは?
榮倉奈々ちゃんが不幸になって幼なじみの2人が幸せになるラストはうーんとも思うが仕方ないか。
その他確かに、ご都合主義的なところはあるがそこは多目にみてということで。
出来の悪い『秒速5センチメートル』
映画館で予告を見た時には『弥生、三月 君を愛した30年』とよく似た設定だなと思っていたが、これも平成から令和移り変わったことに合わせての企画であったからであろうか?
コロナ騒ぎで『弥生、三月 君を愛した30年』は観れていないので比較できないのが残念だ。
中盤が盛り上がらなくて時間がひたすら長く感じた。
2人が再会し、また別れたシーンで終わりかなと思った後、月日が流れ新たな物語が始まった時には、まだ続くのかと思ったくらい。
ただ、葵が泣いているところで背後から漣の娘が抱きしめるシーンは良かった。
まさしく糸が繋がるといった感じで、ここからエンディングに入ればラストシーンの素晴らしい映画になっただろうが、ここで平成の終了と絡めて盛り上げようという欲が結局台無しにしてしまった。
その後の展開で感動が一気に冷めてしまった。
W主人公の一人、葵だが中学生の時は可愛かったのに、成長した姿にがっかりした。
小松菜奈さんのミスキャスト感が。。。
香は登場した時はなんだこのウザキャラはと思ったけど最終的に良いキャラに落ち着いた。
どんぐりを投げつけられることに愛しみを感じることになるとは思わなかった。
糸とは、縁の絆
名曲『糸』に乗せて綴られる切なくも温かなラブ・ストーリー。原作は既読で、内容も分かっているのに、熱いモノが何度も込み上げてきました。
中島みゆきも「様々な人生が、この曲と共に彩られることに驚きを感じている。映像化により新たな“糸”の姿が見られることを心待ちにしている」とコメントしています。
幼馴染で心を通わせるようになった漣と葵。中学時代の逃避行以降、様々な人々と出会い、酸いも甘いも経験し、各々の道を歩み始めていた2人。しかし、縁の糸は決して切れることなく、改めて互いの存在を求め合います。
葵の人生は、波乱万丈の中に、有り得ない偶然が重なっていき、蓮もまた、愛娘の結を残して妻と死別など、あまりに創られすぎたベタな展開で進みますが、そこが『糸』、2人の縁として描かれています。
花火と大丈夫の一言で始まり、花火と大丈夫の一言で確かめ合うファナーレも憎い演出。結末には、2人と愛娘・結との幸せを切に願わずにはいられませんでした。
菅田君と小松さんの噂の2人だからこそ、余計にこのラブストーリーに真実味も増して、会場は満員でした。
描きたいことは分かるが、詰め込み過ぎかと。
やっぱり小松菜奈❣️
懐の深い物語
始まりから20分で物語に引き込まれ、終りの20分で感情が持っていかれた。
幾度となくすれ違う運命の二人の物語は、ドラマとしてありがちではあるが、抑えられた演出で嘘臭くならず、物語が進むにつれ気持ちが静かに高揚していった。
そして、後半になると心の汗が止まらないのであった。
中学生役の二人が成長した二人に移り変わる様に違和感がなく、スッと物語を追って行ける。
「泣いて悲しんでいる人を見たら抱きしめてあげなさい」という亡き母の言葉を実行する娘に、気づかされ、励まされ、背中を押されて前に進んで行く大人たち。
この作品は、中島みゆきの『糸』『時代』『ファイト』という楽曲を縦糸に、中島みゆきの出身地である北海道の地に生きる人々を横糸に織り成された平成の世の中で巡り会う人々の「仕合わせ」の数々を描き、今を生きる全ての人々の日常を受け入れようとする、北海道の大地のように懐の深い物語である。
心の汗は日常を洗い流し、明日に向かう気力を養い、デトックス効果実に大きな映画であった。
カツ丼食いながら泣く女
を、見ながら、一緒に泣いてしまうだなんて思いもしてませんでしたからw
中島みゆきの「糸」を使ってですよ、「壮大な愛の物語」なんつー陳腐極まりないコピーを恥ずかしげもなく前面に押し出してですよ、豪華キャストで大作感満々のごり押し宣伝。で、TBS。舞台は北海道からシンガポール。もう、昭和世代狙いのお涙頂戴ものであることに、疑いの余地は無いと言う予想通りに、お涙頂戴ものでした。が。
ちょっと違ってたのは「愛だ愛だ愛だ」な内容じゃ無かった点どした。半分は生き方の話。
裏切りに遭い、全てを失い、絶望のどん底にあっても、「何で、こんな時に腹が減るんだよ、何で、こんなに美味いって思えるんだよ(ん?イヤ、不味い…)」。あおいちゃん、そこでカツ丼屋ですよ、ネイルじゃなくって。カツ丼屋やれば良かったのに!と言う冗談はさておき、ここで何故かもらい泣きしてしまったのは私です。
瀬々敬久作品、今回撮影を担当したのは斉藤幸一さん。ピンク仲間ですよねw
斎藤幸一さんの、現場たたき上げの画が好き。カメラが少しづつ横移動。人物は足を止めたまま。人物が話しながら動き出す方向に、ゆっくりと動き続けるカメラ。足を止めてるときも、歩き出しからも、人物は会話を続けています。人物の動きではなく、会話の流れに合わせるカメラの動きとか、凄く好き。
漣が立ち去ろうとする葵を呼び止めた東京の夜のシーンの構図とか、病院の廊下の明るさとか、何でも無いところも丁寧に構図を練った感があって良かった。
TBSの平野隆氏らしい、おおざっぱに表面なぞりました的で押しつけがましい感動話ではあるけれど、体重を戻して来た小松奈々の可愛さと、斎藤幸一のカメラが期待通りで良かったです。
ところで、漣と葵が一晩を過ごしたコテージの前を通り過ぎたトラクターを運転してたのって....あれが瀬々監督?
平成の30年間を生き抜いた二人
渇望
ようやくまともな映画を映画館で観られた。
コロナ禍でそれが叶わなかったことへの渇望から、
評価はやや甘めかも。
もっと観客の年齢層は若いのかと思っていたが、
中島みゆきへの思い入れのせいなのか中高年が中心。
彼らに中学生の純粋で瑞々しい感性が理解できるのか?
(おまえもな!)
序盤のつかみはまあまあ。
上記の瑞々しさに心惹かれ、今後の展開に期待が高まった。
特に女の子は儚げで清楚、適役だった。
だが、大人になってからのエピソードはやや冗長、
だらだらと時間が過ぎちょっと退屈だった。
停滞して染みない、そんな感じ。
名曲の世界には遠く及ばないと思った。
そんな中、菅田将暉の演技はさすが!
若い頃はこんなに貧相だった?と感じたが、
時を経るに従ってどんどん凛々しく逞しくなった。
必ずしも時系列通りに撮影したわけではあるまいに、
驚愕の演技だった。
榮倉奈々もそれに見合うバイプレーヤーとして見事だった。
小松菜奈は終始辿々しく、エピソードにも違和感があった。
高評価を決定づけたのはこども食堂でのシーン、
泣いている小松を菅田の娘が抱きしめた瞬間、心が震えた。
そこがすべて、その後の再会なんてお約束。
お母さん榮倉の想いも含めて心に染みた。
この子役、前にも何かに出ていたはず。
動物はともかく、子供には敵わない。
全部持ってった。
役者さんがとても豪華!
とにかく出演なさっている役者さんが豪華で、主役をやられている方ばかりで演技に引き込まれました。特に榮倉奈々さんはさすがだなと、圧倒的な存在感でした。子役の2人もとてもよかったです。
主役のお二人の目線で時代の流れと共に場面が切り替わるので、飽きることも時間を気にすることもなくあっという間で、素直にいい映画だったなと言う感想です。
30年と言う月日を2時間でまとめているので途中で出会う人にまつわるストーリーは若干粗めなところはありましたが、綺麗に纏まっていました。
なんと言っても中島みゆきさんの名曲が見終わったあと頭から離れませんでした(笑)
母と2人で久々に映画を観ましたがとても素敵な作品で満足です!
残念です。
評価が良かったしこのキャストははずさないだらうと思い鑑賞したが、正直かなりの駄作。
どうやったらこの豪華なキャストでこれだけ残念に出来るのかとすら思いました。
どんな作品でも好みがあるのはわかりますが個人的には瀬々敬久監督の作品は今後避けようと思います。
序盤、中学生にキスさせてこの作品の題材にもなった糸が流れる。どういう意図なのかと思ったがその疑問は解消されることはなく。
基本的に130分という無駄に長い上映時間全てが漣と葵の運命?のための伏線。香はストーリーの都合上亡くなったとしか思えなくて不憫。
とにかく主演2人と香以外の人柄に全く魅力がないしリアリティがなさすぎて感情移入も共感もできない。前半の玲子の素敵な人物像も後半で台無しになったしヒロインを良く魅せたいがために他の役(特に女性)の描き方が雑すぎる。
東日本大震災、家庭内暴力、病死という繊細で重いテーマを物語のために都合よくエッセンスとして消費しているのにも耐えられませんでした。この作品で感動する方、24時間テレビとか好きそう。
分かりやすい内容で、菅田くん、小松さんの2人の並びが溺れるナイフか...
期待を裏切らない、いい映画でした🈵
中島みゆきの「糸」=めぐり逢いをテーマに映画化されたラブストーリー😂
人が生きていく中で、いろんな人と出会いながら、その時々の状況に左右されて、なかなか思いどおりにはいかないんだなあということをしみじみ感じさせられる映画かな、と思います(^^ゞ
そのことが正に、中島みゆきの「糸」の歌詞にあるとおりですね💦
なぜ めぐり逢うのかを
私たちは 何も知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは 何も知らない
どこにいたの
生きてきたの
遠い空の下
二つの物語
縦の糸はあなた
横の糸は私
この映画は、ところどころで、うるうるする場面があるんですが、中でも、小松菜奈の何とも切ない表情、演技がとても良かったです🙆
スケールも壮大で、北海道、東京、沖縄、シンガポールとどれも良かったです✋
何はともあれ、今年一番の映画でしたし、もう一度観てみたい映画ですね‼️
偶然似ているかもだけど、これもこれで良かったです。
先日(土曜日)見に行ってきました。女性の方が圧倒的に多かった印象です。
さて、「弥生・3月」(だったかな?)に似ている?という投稿が結構ありましたが、確かに構造は似ているとは思うものの、たまたまだと思います。似ていると言われたら似てるかも?くらい??
確かに多くの方が言われるように、2時間ちょっとで平成の31年分を入れ込んでいるので、一つ一つの描写は短めです。ただ、どうでもいいものは少なく、リーマンショックや東日本大震災など、日本において平成史の転換点といえる場所を選んでいるようです。
一直線ストーリーでひねりも少ないですが、日本のみならず海外視点(シンガポールが一時舞台となる)から日本はどうみられていたのかなども、多少は誇張はされているのでしょうが、参考になりました。
「同じ曲をかけすぎてうざったく思った」ということは私は感じませんでした。むしろ、適切な場所で曲を変調したり選んでいるようで、その選び方も上手だなと思いました。
減点事項は下記2点かな。4.4→4.5に切り上げています。
0.3点: 序盤にヒロインの女の子(平成13年)が家庭内暴力にあうところ。
主人公の子(男の子=この作品の軸となる)も中学生としては相当しっかりした子で、平成13年であればいわゆる家庭内暴力(DV)は問題視されていたはずで、相談を受けて行政に相談するといった(とはいえ、子供だけでいっても行政も相手にしてくれないかな…)「冷静な」対応は取れなかったのかなと思ったところ(もっとも、そうすると「別れる」ことにならず話が成立しないが…)。
0.3点: ラスト。新たな家庭を築いていくところは完全にスタッフロールの中で描写なし。本来的に考えれば「ここからが」色々、お互いにとって難しい門出になることは誰でもわかるところで、少し他を削ってでもここは10分だけでも欲しかったかな…というところ(あるいは、あと10分伸ばしてでもそこは欲しかった…「糸・続編」でもあるのでしょうか…)。
確かに平成史(都合上、13年から31年の、18年)をたどるというストーリーの「ひねりのなさ」は仕方がないのですが、それでも描写は丁寧で見る人の心をつくのだなと思いました。
…映画の帰りに高級スーパーで北海道産のチーズケーキと牛乳を買って帰りました。
時代にそれぞれの歴史が絡みあう
人はその時代を象徴するニュースに、
それぞれの人生のできごとを重ねて見た時にノスタルジーを感じるのかもしれない。
中島みゆきの歌も、ひとりひとりの人生を背負った歌が多く、時代ごとのできごとや人生と絡み合っていく。そんな人と人の数奇な運命がどのように絡みあうのかは映画を観てのお楽しみ。
もう少し時代に翻弄された感があるとよかったのかもしれないですけどね。
余談だけど、中島みゆきの歌がバックに流れている中で警察がなだれ込んでくる名シーンと言えばやっぱり金八先生ですよね。
映画のオープニングであのシーンを思い出したけど、金八先生にはかなわないかな。
小松菜奈の名演が光ってました。
明るいシーンになるとモデルに戻ってしまうのが惜しい…
全482件中、381~400件目を表示











