カイジ ファイナルゲームのレビュー・感想・評価
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いろいろ少しずつ、詰めが甘い
カイジが自分の発想で絶対絶命のピンチをひっくり返すのが醍醐味なんだけど、今回は全体的に他力本願で予定調和なところが残念。
欠けたコイン1個差で勝つというのもあり得ないし、あれだけ動画を押さえてあったら、最後の勝負を受けなくても法案つぶせるでしょう?
カイジらしかったのはエンディングくらいか。
クズ VS 投資家 カイジらしいファイナルゲーム
今回、ファイナルということで、
1,2 と大変面白かったので、楽しみに観に行きました!!
正直な感想ベースだと
{う~ん、いまいち。。。」というのが印象です。
これまでの主要キャラクターや
お馴染みの流れのような要素が多く詰め込まれていまして
作品がファンを楽しませようと作っていただいているのがとても
伝わる作品なのです!!
ただ、これが逆にストーリーに、どう埋め込んでいくのかに
力が使われていて、ファンが期待していた「ドキドキ、ハラハラ」が
失われてしまっていました。
カイジといえば
「ざわざわざわざわ・・・・」の効果音。
この先、どうなるんだ~の緊張感や大どんでん返しを期待していたのですが
予想が簡単にできてしまっていました。
そして、描いたストーリーが本当に浅く、必要だったのだろうか?
と、残念です。
今回のテーマは、
やはりクズ(カイジ)VS 投資家(人材業界でのエリート)
ただ、カイジは不動産王(投資家、エリート)の味方として
正義の味方のような立場で、戦います。
正義のヒーローは、あまり求めていないように感じてしまいました。
または、私たちファンが過度な期待を込めて、「どう勝つんだろう?」という
視点を持ちすぎてしまったための、評価かもしれません。
はじめてカイジをみた友人は、楽しかったの評価です。
今回は、カイジらしいな~という終わり方でもあるので
ここは、ぜひ映画館へ足を運んでみてください。
『あ~うめ~、ビールがキンキンに冷えてやがる』での
名言を聴けただけでも、なぜかほっこりできる嬉しいものがあったのも事実です。
クズがエリートを倒す、清々しい世界観があなたを、お待ちしております。
あらゆる意味で残念な作品
カイジの原作好きな方は、今までの1、2弾で原作へのリスペクトのなさや、キャストのミスマッチぶりに、裏切られたという人が多いと思いますが、ファイナルでもまた、予想通り裏切られます!原作やアニメのカイジファンの方は、やはりつまらないという確認では、おすすめです!
もちろん、原作の要素は、登場人物が若干かぶる以外はほとんどないから、期待しないでください。
何より、ストーリーが非現実的であまりに粗く、ディテールはもちろん雑だし、話の流れが強引すぎます。わかりやすいストーリーにするには仕方ないのですが、貨幣経済や国家財政もテーマにしてるので、本来複雑な話を、めちゃくちゃな結論にしてます。
日本の財政赤字を国民資産で穴埋めし、新札切替と銀行口座凍結により、政治家が利得を得るのを、カイジ達が阻止するストーリーです。しかし、日本の対外債務はどうするのか、国債を買い込む銀行や大企業に対しデフォルトするのだから、国の通貨の信用はガタ落ちだし、自分で自分のクビをしめます。
また、ギャンブルの際、大金がかかった勝負なら、現物を換算する際のルールを細かく決めないとアンフェアです。港区の土地なら、路線価なのか、実勢価格なのか?象牙もワシントン条約以前から輸入されたものならば、違法ではなく価値はあります。美術品の換算はかなり恣意的になると思います。
最初から100億円差が開いたゲームで、取り分が対等とかアリなのか?友人や味方はどんな人でも可能で、制限なしなのか?ルールがよくわかりません。
最後に、コイン1枚の半分の重さで、天秤が傾くシーン、あり得ません。500億円を金のインゴットで換算すると、だいたいキロ500万円として、10トンくらいになるから、1グラム程度では動きません。人生かけた大勝負の前提がこれでは、内容が粗すぎて、意味がわかりません。
非現実的になればなるほど、話が陳腐でつまらなくなります。
多少誰か経済に専門的な人に監修してもらったら良かったのに。こんな経済無知なら、政府の財政赤字やデフォルトをテーマに絡めるな!カイジの名が泣く。内容が稚拙で恥ずかしいです。
塵は積もらなくても山となる
1月公開映画で1番楽しみにしていた作品。
タイミングが合わなくて公開から2ヶ月ほどたってしまった。
面白い。非常に面白かった!
前作前々作よりもさらに見応えがあり、
目が離せない展開が繰り広げられた。
トイレは映画始まる前に行っておきましょう。
日本は2020年に行われた東京オリンピックのせいで、経済が悪化し貧富差が激しくなった。
底辺を代表する男こそがカイジ。根っからのクズだ。
今回は政治がメイン?ということもあってか、
少しだけ難しい作りになっている。
これが今までにない感じで、見てて楽しい。興奮。
この映画カイジシリーズは全体を通して評価が悪い。
派手な映像を見るのではなく、潰し合いを見るのではなく、人間の本質を見抜く姿を見る映画だから。
想像とは違うだろう。(私の見解ですが)
だが、それが好き。
今回は特に胸に刺さった。
ほんの小さな塵のようなものだったとしても、
ふとしたことで塵が大きく見える。
塵は馬鹿にできない。小さなことを大切にする人間こそが成功を収めるのだ。
班長の使い方には雑さを感じた。
もっとあれからどうなったのかどうしているのかを描いて欲しかったな。結構好きなキャラだから。
天海祐希、生瀬勝久の登場の仕方には驚いた。
前作前々作を見ているからこそ楽しめる特典だと思う。
この特典を味わいたいなら前も見ては?
あと関水渚の演技が心配だったが、ええぜ。
今回のわがままラッキーガールという役がピッタリ。
お調子者もんってのが合いすぎて笑える。
今まで通り、カイジはそんなに運がいい男ではないからどうなるのか最後までわからない。
普通の主人公じゃないからいいんだよな〜。
面白かったです。よかった、見れて
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2021/02/17 地上波初放送にて2度目の鑑賞
少しお久しぶりです。
多忙に多忙を重ねた1月2月がようやく終わり、やっと日常が戻ってきました。1年の中でこの時期が1番嫌いです笑
ちょうど1年くらい前に映画館で鑑賞した今作。
あまりの評価の悪さに驚き、それは無いだろうと思って劇場に足を運んだんですが、1年経てば見る目も変わっているだろうと思いどんな事がダメだったのかを意識して見ることに。
確かに、コンフィデンスマンJPの時よりも当然だが関水渚の演技が下手というか地に足ついてない感じがするし、帝愛に関してはほぼ無いに等しいのでカイジのどん底感が見受けられない。
だが、ここまで酷評なのはやはり理解できなかった。
2時間という尺の中で4つものゲームをじっくりと楽しませた上で、上級国民に対して成敗するという現代にピッタリな内容を見事に作り上げていたのは素晴らしいと思う。
欲を言うなら、吉田鋼太郎演じる派遣王のその後が見たかったなとは思った。メインとなる人間秤はちょっと味気なかったってのが正直な感想。香川照之や伊勢谷友介よりも悪役感が薄かったのかな?
でも、ファイナルゲームというだけあって今までのメインキャラが勢揃い。序盤から結構テンション上がるし、ラストはカイジらしいなとクスリ。
これで終わりにせず、「カイジ リターンズ」みたいな感じでまだまだ続けて欲しいですけどね笑
ファイナルっぽい豪華さはある、ツッコミ所はこれまで以上
ファイナルと謳うだけあって、劇場版1作目のキャラが登場したりと、豪華さやファンサービスはちゃんとあります。豪華出演者の過剰演技だけでも、カイジ観たな〜という一定の満足感がある。
ただ今回はゲームが4種類も出てくるのにどれも面白みに欠けるし、テーマも壮大でもはやVs国。クズが何故国ために体はってるのか。キャラ崩壊してませんか。
いらないエグさや、説教臭さも気になり、もっとクズが金のためにギリギリ綱渡りで乗りきるのが観たかったなーというのが感想。
あと、長いです。
ざわざわざわ. . .ざわざわざわ. . .
ざわざわざわ. . .ざわざわざわ. . .
脚本、狙いすぎて撃沈した感が否めない。
リアルをいろいろ詰め込んだせいで、カイジ本来のファンタジーが失われた感が否めない。
ざわざわざわ. . .ざわざわざわ. . .
相変わらず声枯れ必至の台詞まわしで、どうしても吉田鋼太郎さんはそのままのノリで「はるたん!だいすきです!!」と言いそうだったけどw
そのイメージがなければシェークスピアの舞台でも観ている感覚だった。
ざわざわざわ. . .ざわざわざわ. . .
それはさておき、劣化しない男・藤原竜也と、隙が全くない男・福士蒼汰のゴールドジャンケン対決は確かに面白い。
ドリームジャンプも最高のアイディアだけど、
相変わらず撮り方が雑でwww
まぁ、それがカイジらしくもあるけれどw
理由なんてどうでもいいけど、どうせなら起こりそうなリアルじゃなく、
ぜってーねーよ!という世界で楽しませて欲しかった。
あの設定はちょっと笑えないな。
ざわざわざわ. . .ざわざわざわ. . .
にしてもキンキンも悪魔的も相変わらずサブリミナル効果抜群で、
観終わって生ビールに走りましたwww
ざわざわざわ. . .ざわざわざわ. . .
ざわざわざわ. . .ざわざわざわ. . .
あれれ?
原作未読。映画も今作が初鑑賞の「カイジ」シリーズ…なのだが、肩透かし感が強かった。
冒頭で、物理法則を無視した鉄橋に強烈な違和感を感じ先行きが不安になった。
予想だと、首の皮1枚からの大逆転劇、土俵際で親指の先を残した状態からの電車道…起死回生の一手からの怒涛の巻き返しが見所と思っていたのだけれど、なんだこの茶番わ。
心拍数があがってくれない。
手に汗握らない。
あれ?おや?もうそろそろ盛り上がってくれるはずと思いながら終わってた。
カイジが有する奥の手への信頼感なのか、劇場型のセットのせいか、予定調和を最後まで崩せなかったような印象だった。
藤原氏自体に焦燥感が少なかったせいもあるんだろうけれど…力任せの台詞まわしにもその一旦はあったのかもしれない。
それでもさすがは藤原竜也と唸らずにはおれないのだけれど。
吉田氏の曲者ぶりは観てて楽しくて、精一杯の威圧をしながらも溢れ出す小物感が絶妙で、カタがついた後に首を締めようとする脱力感がたまらなく好き。
福士氏は藤原竜也の向こうを張るには、芝居が若すぎる印象だった。
パニックになる福士氏を一瞥し喝を入れる藤原氏はさすがの貫禄だった。
全体的に息苦しいまでの切迫感を感じられず…脚本的に大逆転ではあるのだけれど、全く爽快感もやり切った感も感じられずで、残念でした。
見どころは吉田鋼太郎
かつては怪優といえば、その代表格は伊武雅刀だったのだが、いまやすっかり人の良さそうな普通のおじいちゃん。
代わってその座に就いたのが、吉田鋼太郎。
見た目のアクの強さもさることながら、鼻につくセリフ回しにオーバーなアクション。この作品ではまさに本領発揮。
完全に主演の藤原竜也を食ってしまっている。
頭に来た。
私は普通残念な映画を見てもただ悲しい気分なんだが、こいつには本当に頭に来た。
髪の毛全然濡れてないじゃないか、雨までフェイクするのか、こんな態度だったらもう一生この監督の映画見ないようにする。
カイジっぽくない
ストーリーは正直微妙でした。個人的に、カイジのイメージが「帝愛vsカイジ」みたいな感じだったので、世直しのために政府を相手にギャンブルするのはちょっと違うかなーと思いました。
ご都合展開、見え見えの伏線、取ってつけたようなヒロインと、外れ映画要素満載でした。中盤で、ここで感動してくださいよと言わんばかりの家族話が挟まりましたが、突っ込みどころが多すぎて全く感動しませんでした。
良かったところは、藤原竜也と吉田鋼太郎の演技。シリアスなシーンなのに笑っちゃう感じはさすがの二人でした。
1800円出してまでは見ないけど、サービスデー1200円なら見る価値ありです。
まあこんなもんでしょうか?
2時間超の作品であるにも関わらず長いとは感じる事なく、それなりに楽しめました。唯、もう一度観たいとまでは思いませんでした。
全体的な世界観や登場する政治家の政略にリアリティが無く、精密に描かれたとは思えません。
軽く娯楽として一度観ても良いかなと言った感想です。
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