ラスト・ドア

2018年製作/90分/イタリア
原題:Go Home - A casa loro

スタッフ・キャスト

監督
ルナ・グアラーノ
製作
エミリアーノ・ルッビ
脚本
エミリアーノ・ルッビ
撮影
サンドロ・チェッサ
編集
ルナ・グアラーノ
音楽
エミリアーノ・ルッビ
エウヘニオ・ビーチェドミニ
  • アントニオ・バンノ

  • シディ・ディオップ

  • アワ・コウンドウル

  • パピ・モマル・ディオップ

  • シーク・ドーダ

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映画レビュー

3.0『ウォーキング・デッド』を全エピソード見た移民ハラファン

2024年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

 抗議集会直後にゾンビパニックとなった。逃げ惑うエンリコは移民一時収容所の建物の扉を叩き、中に入れて貰えた。直前には倒れていた難民に暴行を加えていただけあって、アフリカ系難民ばかりがいた施設の中、抗議集会には参加してたんじゃなく反対の立場で来ていたと嘘をつく。エンリコは相当な差別主義者だったからね。

 ゾンビパニックのシーンよりも、移民問題の人間ドラマのパートが多いという異質のゾンビ映画でした。徐々に差別主義が融和していくのかと思えば、助けてもらったのに自分以外のものはドアから閉め出してしまうというエゴイスト。邦題については、そのドアについての描写が数度あったからだろう。

 さすがにサラとアリの親子に親しみを感じて助けるかと思いきや、終盤には突き放すというわがままなエンリコ。落ち着いた頃にようやく外に出られると思ったら・・・といった展開だ。

 2019年の作品にしてはゾンビはノロノロ動くだけという珍しさは評価したい。これはロメロゾンビの系譜に近いのです。ちょっと虚しさを感じる後味もいい。

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kossy

3.5ゾンビ映画が観たい人は回れ右

2024年5月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

1.0定番すぎる

2021年10月16日
PCから投稿

基本だけで応用がなく、ゾンビ好きとして観ると物足りなさを感じてしまいました。

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aaaaaaaa

2.0難民とイタリアの悲喜こもごも

2019年8月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

冒頭から難民の受け入れを反対する団体の抗議集会が始まる。
どこの国も人道支援は口にするが、地域の個人レベルではあんなものだろう。
仕事を分け合えば、就職先は減るし、文化の違いでトラブルもある。貧富の差から犯罪も増える。
当たり前の事である。
そこを政治が調整するべきなのだが、大抵は出来てない。作品ではその事を説明したり台詞にしたりしないので「察しろ!」と言うつもりなのだろう。
しかし、作品のゾンビがどこから始まったか?説明がなく抗議集会の参加者が全くゾンビを警戒してないので、黒人少年アリくんが見た女の不審者がスタートだったのか?と思ったが、アリくんの母親は外に出ると「喰われる」と注意しているから、脱出してきた国では発生していたのかもしれない。

難民とイタリア人らしき人々が協力しあっていくのだが、建設的な意見や行動がなく立て籠っているだけの閉塞感が強く、登場人物は揃って重苦しい表情を出し、従来のゾンビ作品とはその部分に置いて一線を画しているように感じる。

故に従来のゾンビ映画の感覚で観ると「何か期待したのと違う…」と思う人もいると思う。
立て籠っている人々にゾンビに対する知識が少ない為、対応策は無くラストも想像より嫌な気分を残す終わり方だった。

タイトルも「Go home」のままで良かったと思う。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)