見えない目撃者のレビュー・感想・評価
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面白かった〜
この手の映画、大好き。吉岡里帆は、あまり好きじゃないけど、観に行った。残念ながら、犯人は、すぐに見当がついた。でも、それでも、面白いと思えた。
吉岡里帆は、いつものブリッコの感じはなく、元警察官という役で、とても凛々しかった。こういう演技も出来るんですね。それから、高杉真宙くんも良かった。初めは、いかにも最近の高校生って感じだったのに、徐々に、変化していく様が良かった。
映画あるあるのご都合主義なところは多々ありましたが、それは、仕方ないですかね。おかげで、無駄に人が殺された気がします。なにせ、一人行動の刑事が多すぎる。でも、そのおかげで、吉岡里帆に見せ場があったということでしょう。
韓国映画のリメイクということなので、本家を見てみたくなりました。きっと、もっと、面白いんでしょうね。
3回ほど、目をそむけましたが…
なるほど15指定は、こういうことだったのか、、
でも、残虐なのに、エグさを感じない。
胸が締め付けられるような哀しみが、あるのに絶望感を感じずむしろ、清々しい。
なんだろ。不思議な感覚で観ハマっていました。
偏りがちな映画なのに、いろんな要素があり温かい人間味とか、正義感とか、躍動感とか、青春とか、現代風刺とか…動物モノの癒しとか!
パル最高です!
そして、高杉真宙って器用な役者さんだなぁ…
最近のドラマで、サギデカでも思いましたがどこか、影のある何かを背負ってるような少年から大人の中間の役は、静かな中に溢れ出る凄いオーラを放ってるなぁと思いました。これだけ、エグい映画なのに見終わったあと、スーッとしました。
本格的なサスペンスホラー。面白かったですよ。
面白い!
脚本、演出、音楽good!
吉岡里帆さん、高杉真宙さんなどキャスト陣の演技も凄く良き!そして、盲導犬パルも良き!
前半はサスペンス、犯人の正体が分かった後の後半ではホラー寄りのスリラーという形で、スピーディーなストーリー展開を繰り広げます。
特に、地下鉄でのチェイスは面白く、犯人との最終決戦の攻防はとてつもなく緊張感がありました。
予告編の"五感を震撼させる衝撃のラスト20分"はまさしくその通りだと思います。
また、吉岡さん演じる主人公と、高杉さん演じる高校生の成長の物語であり、
猟奇殺人とういう重苦しいテーマではありますが、
最終的には、主人公は前向きになり、高校生は目標を見つけ、スッキリした形に収まり、どことなく爽快感もあります。
邦画史に残る、サスペンススリラーの名作だと思います。
想像以上
思ってた以上によかった!
吉岡里帆主役ということで、「音量を上げろ…」「パラレルワールド…」の2作のイメージだったのですが、目の見えない演技と真剣な表情で、今までのかわいいキャラと違った一面が出て、凛とした表情がカッコ良かったです。
主演だけでなく、役者陣のキレが際立ちました。高杉真宙、大倉孝二、松田美由紀など。なんと言っても定年を控えた刑事の田口トモロヲがハマりました。
設定はタイトル通りの内容で、自分の起こした事故で弟と視力を失った元警官の「なつめ」が、誘拐事件に巻き込まれ、やる気の無い警察に代わって事件を解決していくストーリー。目が見えないというハンデを負いながら、感覚を研ぎ澄まして推理を組み立て、事件を追っていくなつめ。なつめに関わったことから、調査を手伝い始めた春馬。
なつめは春馬に弟を重ねて危険が予想される調査から遠ざけようとする。無気力な学生だった春馬は、なつめの調査を手伝ううちに、やがて前向きになっていく。
こうしたちょっと捻った人間関係ながら、ストレートな気持ちが見え隠れするところ、原作の韓国映画っぽくて良いですね。
目が見えないところが余計に、ドキドキさせられて、サスペンスとして盛り上がりが想像以上。思ったよりハラハラしながら見てました。
殺人シーンとか、グロいところもあるのでR15+ですが、そこだけ事前に理解していれば、誰でも楽しめる作品だと思います。
ツッコミどころ満載だが
ツッコミいれるところが多々あるが、それを考えさせないぐらい展開の速さがとても素晴らしい、さぞかしオリジナルはそれ以上に面白いと思って観てみたがすごく普通の展開過ぎて日本版の方が断然面白いのにびっくりした
京成
いやぁ,あくまでもテレビドラマの延長…
視覚の死角
とてもスリリングな作品だった。
犯人が発覚するまでは。
とても良く出来た物語だけに、細部に首を傾げる点がいくつか。
そもそも、車に縋って何やら喚く女をああも見事にスルー出来るものだろうか?
おそらく接触事故を起こした高校生も車が見える位置にはいたはずで…スタートから若干の躓きを覚える。
そこから先は、吉岡さんの好演もあって見応えがあった。
ラストのアクションも暗闇を味方にしたり、音で誘導したりと「視覚」を逆手にとった展開で楽しかった。
ただ、まぁ、映画的な説明が多いように感じて残念。空家の電気が点いてるのは、空家の玄関の前で言わなくてもいいはずなのだ。
むしろ、そんなとこまで車のヘッドライトを煌々と照らして近づく方がリアリズムに欠けるような気がしてならない。
日本映画の悪しき文法が目立つ。
犯人もあんな事言うのかな?って疑問に思うし…目撃者がいても尚、殺害を続けるような人物が「お前も俺と同じ、自分にも世間にも諦めてるんだよ」とかなんとか。
映画化による改変とかだとちょっと残念に思う。
まぁ、何はともあれ、予告を見てからの期待感は裏切られる事はなく…良作だった。
ただ、まぁ、主人公が盲目の分、小説という形で脳内に物語を展開していくのが、作品本来の楽しみ方なのかなとは思う。
彼女は事件の時からずっと自分を責めている。暗い海の底を歩いているようなものだ。
サスペンスドラマの傑作
故テレンス・ヤング監督のサスペンス映画の名作にして、永遠の名花オードリー・ヘップバーンの真に迫る演技で映画史に名を残す『暗くなるまで待って』(1967年)が、恐らく起源でしょう。犯罪に巻き込まれた盲人に次々迫りくる恐怖は、サスペンスドラマにとって絶好の素材で、本作はその系譜に連なる、間違いなく傑作です。
ある事件の唯一の証人である盲人が、協力者と共に事件を追及し、警察を巻き込んで真相に迫る、そのプロセスを昂揚させていく誘導手法は見事です。
ローアングルを多用し、基本的に寄せカットで迫ることで画面に自ずと緊張感が高まり、カットを小刻みに割ることで張詰めたテンションをハイレベルで継続させています。偶に織り込む遠景ショットは、引きカットで固定させず、パンさせることによってテンポよくストーリーは展開します。
映像の視点は三つに置かれています。
一つは吉岡里帆扮する盲目の主人公・浜中なつめ、二つ目が高杉真宙扮する協力者の高校生・国崎春馬、三つめが田口トモロヲ扮する定年間近の木村刑事、其々の見方と切り口で交互に描かれていきますが、盲目になった原因にトラウマがあるなつめは情動的で行動的、春馬はクールで気まぐれ、木村は論理的で着実・地道、と各々のアプローチのニュアンスが異なり、一巻のサスペンスドラマとしては、この趣の異なる三つの潮流がスパイラルに絡み合い、巧妙に紡ぎ合わされることで、物語の深長さが増し緊迫感を多重的に広げて沸き立たせてくれます。
中でも難役を鮮やかに熟した吉岡里帆の、飾り気のない素面に近い風貌での、毅然としつつ可憐で精悍な演技は、本作の妙味を大いに増していました。
これらによって、犯人が明らかになるまでは、得体の知れない戦慄と恐怖がスクリーンを覆い、主人公の一挙手一投足に、将に手に汗握らせる緊迫したスリリングな展開が息を着かせぬテンポで進み、サスペンス映画の醍醐味を堪能出来ます。
ただ犯人が判ってからはサスペンスドラマの色合いが一変し、猟奇的で嗜虐的な狂気に満ちた凄惨なホラー劇となったといえます。
「もし」が可能なら、『暗くなるまで待って』のように、なつめ視点だけで描いて、終始観客を暗闇の恐怖下に置いてみては如何かと思うしだいです。ただ脚本と演出、そして映像処理に格段の技量が求められるとは思いますが・・・。
主演の吉岡里帆さんの好演が光りました
吉岡里帆熱演! 是非 劇場で!
「R15+ギリギリの際どい映画」というふれこみもあり、公開前から注目していて、レビューの内容次第で観ようと思っていた作品。
「サスペンスやスリラーだけを推している映画ではなくて、未来を見い出だしていくヒューマンドラマとしてもあったかいメッセージ性の強い作品」と吉岡里帆が映画予告で言っていて、レビューの評価・書かれている内容が、かなりいいので迷わず観ました。
公開から2週でランキングBEST10圏外になってしまってますが、劇場はほぼ満員でした。
1996年公開の『セブン』は気味が悪くて後味悪くて”救いようのない”映画だったけれど、
この映画は単なる猟奇サスペンスではなく、人生や社会の「闇」や「孤独」についても描いています。
この事件を通じて、ある出来事がきっかけで盲目になってしまったなつめが、弟の死を乗りこえる成長物語にもなっています。
ただ、「サスペンス」として「犯人探し」を重視してしまうと肩透かしをくらいます。
スリラー度はか・な・り高いです。
(へたなオカルトよりも“容赦ないシーン”があるので、苦手な方は決してひとりでは観ない方がいいです...)
最後の20分に少し残念に思うところが散見され、そこが惜しいのですが、吉岡里帆の熱演もあり 少し”甘め”の採点。
安易に誰にでも勧められる映画ではないですが、こわい映画好きな方は「観て損はありません!」
【お勧め度】・・・ ☆☆★ (星2つ半)
ちなみに私は吉岡里帆のファンではありませんし、今まで彼女の出演した映画やドラマは見たことがありませんでした。
浜辺美波同様、今後注目したい女優がひとり増えました!
(^^)
思っていたものとは少し違うかもしれない
まず、この映画は犯人探しモノという点では少し物足りないと思います。
というのも、犯人の姿は顔が隠されているとはいえ割と序盤からちょくちょく登場しており、その姿に当てはまる"犯人候補"はごく限られており、その上この作品はミスリードはほぼ行わない親切設計なので、大半の方は劇中の主人公より先に犯人がわかるのではないかと思います。
ですのでこの作品のメインはやはり犯人との直接対決の部分ということになるかと思います。
これに関してはとても楽しめました。
緊迫感あふれる攻防、気持ちの良い伏線回収・・・
ただ、対決シーンでもちょいちょいご都合主義的でちょっと引っかかってしまう場面はありましたが、
それでも、対決の山場のあのシーンの素晴らしさのおかげでそのあたりのマイナスポイントは帳消しになりました。あのシーンはぜひ劇場で他の観客と共有していただきたい。
人間ドラマ・社会ドラマ的な要素に関しては、あるにはありますけど、個人的にはあくまで添え物程度かなと感じました。むしろこれに関してはこのぐらいがちょうどいいのかもしれません。
ちなみにR15の割にそんなにグロくありません。
グロが苦手で敬遠している人でも見れるレベルだと思います。参考までに。
盲導犬も頑張ってましたね。
この話は有り得ない
警察官の吉岡里帆が、弟が落としたキーホルダーを拾うために、運転しながらしゃがむのね。
有り得ないよ。
停車して拾えば良いよね。警察官って異常なまでに安全運転を心掛けるからね。運転しながら、完全に前方から視界を外してしゃがむ警察官は懲戒解雇でしょうがない。作中では依頼退職だったけど。
ラストシーンでは「弟が守ってくれた」ってなるんだけど、これだけ有り得ないことして弟を犠牲にしてるから、虫が良すぎる気もしちゃうんだよね。
ここで感情移入できなくなっちゃった。
主人公の設定が、自らの不注意のせいで自身は失明し、弟は亡くなったってことだから、なんらかのその状況を作り出さないといけないの。
そこを企画・脚本・演出の人が頭を捻って「そうだ、キーホルダー拾うためによそ見運転したことにしましょう!」「よし、それで行こう!」って、その人たちが作った映画は駄目だよ。
韓国映画が原作のはずなんだけど、韓国映画は脚本そんなにヌルくないはず。
そこからの展開は普通で、韓国映画っぽく暗めの画面なんだなとか、これたぶん原作は演技派女優と韓国アイドルでやったんだろうなとか思って観てたの。
最後の方にきて、お馴染みの応援待たずに単独で乗り込むシーンが連発されんのね。応援待てばいいよね。「時間がない」ってことになってるけど、ならせめて「これは、応援待ってたら被害者が危ない」って描写を入れようよ。
そして案の定、犯人にやられていき、でも単独で乗り込むのがマヌケすぎるから、しょうがないなあって気持ちにしかならないの。
最後、主人公が廊下にキーホルダーを丁寧に置くんだけど、ここは偶然落ちたことにした方が良いんじゃないかな。「犯人が足音を消して近付いてくる。絶体絶命だ」ってところで、偶然落ちたキーホルダーが鳴る方が「弟が守ってくれたんだ!」ってなりそうな気がするな。
原作の韓国映画観てみよ。
この大傑作を観ないで死ねるか!
この映画は韓国の映画「ブラインド」の日本版という事です。私は韓国版も中国版も観ていません。
まじ!クソ使えねえ!クソ虫が!
すみません。これから言う事はかなり恣意的に
なります。
韓国映画はその圧力が凄いです。我が国の映画はレイテングとか、スポンサーへの忖度とか、
テレビ局へ慮ったり、芸能事務所のバーターとか・・・
空気を読みすぎる!
韓国映画は違います。クリエイターの思いが一番です。邦画では表現しきれない部分まで描かれます。本当に尊敬します。
例えば「海にかかる霧」残酷だし、エグい映画です。その圧力に圧倒されっばなしでした。正直面白い!
これから本作について語ります。
まず吉岡里帆の熱演!凄い!
朝ドラ「あさがきた」の、のぶちゃんのイメージ。ユーアールであーるのイメージ。コメディエンヌ。違います!
いつも笑ってねえよ!このタコ!
本当に上手い!途中から吉岡里帆じゃなくて
なつめにしか見えなくなりました。心理の機微の表現。襲われる恐怖。犯人と対峙する度胸。
伝わりました。大女優です。
いつもは脚本については言及しませんが、ささやかなネタバレをします。全体の20%位します。いやな方はここでやめて下さい。
この映画の肝は最初の15分です。 そこが終盤で回収されていく。快感です。「バック ツゥーザ
フューチャー」に匹敵する名脚本!凄いです。
過去の名作「羊たちの沈黙」「暗くなるまで待って」などのオマージュも感じました。
はっきり言って今年の邦画で一番面白かったです。
この大傑作を観ないで死ねるか!
言葉が汚くてすみませんでした。
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