パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価
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しがらみのない一人の鑑賞者として
パルムドール受賞ということで鑑賞
貧富の差を上手い具合に表現していたと思いました。
一人一人のキャラクターが憎めない。
半地下家族が憧れる坂の上の富豪の家族でもその富豪の家の地下夫婦。
エンターテイメントとして観るなら凄く面白いと思いました。
連鎖を止めろ
承認欲求を満たすため、寄生した青年と恋愛関係を結び、共生を選ぶ無垢な娘。
匂いに染められた(半)地下の2人の夫。
それを見下す煩悩の塊、社長。
半分染まった青年。
連鎖を止めろ。
染み付く前に。
ポンジュノ新作を楽しみに生きよう。
社会派映画の金字塔
周りで話題になっていたため、初めは話半分で見に行きました。見終わった直後はただ現代社会に対する批判的でありきたりな映画という感想を持ちましたが、鑑賞後の余韻から名作であると確信しました。
作品では裕福な家族(地上)と半地下に住む家族、地下に住む家族が登場します。作品中では半地下と地下に住む家族は互いに争い軽蔑します。地下に住むものは徹底的に自身と比較します。地上に住むものは地下を見ようとせず、(上から見ると)半地下と地下の差も見えないといった貧しい人と豊かな人の考え方の違いを示唆する作品と感じました。
作中ではその違いを緻密に作り上げられており、その完成度に感服しました。
話題だから見てみた
自然な映像美
構図が上手いと言うか…、階段で構成された家に、町。考えれば考えるほどあれもそうだったのかしら、なんで思う映画でした。
とても面白かったです。
ピザ屋に文句を言われていたのにピザ屋でお客となっていることに使う側、つまりは上になるのだなと思いました。
最後父から息子へ贈れたとしても息子から父へ贈れる手段はなく、また前科者で学歴もなく病の母親を持つ息子はあの家を買えないことを示唆しているのかしらと思いました。(母の病というのは最後に咳をしていたから私がそうなのかなと思ったものです。)
これは疑問なのですがミニョクが初めに「ダヘと付き合う」と言っていましたがダヘが魔性の女なのか、ミニョクの妄想だったのかわかりませんでした。どっちなんでしょうね
途中までは面白かった!が…
初めて予告編を見たとき、公開したら絶対にすぐ観ようと決めていたのに、なかなか行けずにいる間に、様々な賞を獲って、どんどん大きな作品になってしまいました。
さていよいよ観に行けたわけですが…途中までは物凄いパワーで引き込まれて、ここからどうなる!?と期待しましたが…誕生日の外出にかこつけてリビングで盗品の酒盛りを始めた愚かさあたりから雲行きが怪しくなりました。
いくら偽証した身分で雇われたとは言え、もう少し賢く働き続けることはできないものなのかなこの一家。
そんなんだから貧困層に甘んじてるんだよ。
結局は自業自得っていう要素は少なければ少ないほど、この後がどんな不幸な展開になっても同情と共感が続くのにな、と思えてしまいました。
地下に棲みついた元男(あんなのはもう男ではない)はもうほぼ廃人でした。
その夫に稼いだお金で買った食べ物を運ぶ妻の元家政婦。稼ぐのなら安アパートにでも連れて行け。
この完全地下と半地下の対比は面白くもあり、どちらにも目に余る愚かさと思慮の足りなさがあり、ハラハラとかではなく、私は割とイライラしてしまいました笑
パーティから先は見ていられない退屈さでした。
どんでん返し的なエピソードやシーンは、多用するとどこが一番の見所なのかブレるように思います。
面白かったんだけど、不完全燃焼。
この不完全さが世の中的にはあれだけの賞と称賛を受けるのだな。ちなみに映像は最高でした。
特に、水没した半地下の我が家で、汚水溢れ出る便座の蓋に座ってタバコを吸うシーンは最高!
評価が大きく別れそう
うなるなさすがアカデミー賞作品
まさかの韓国映画のアカデミー賞作品。
とても面白かった。
現代韓国の不条理がよく解る映画。世界中に格差社会の格差が拡がりすぎて、その格差社会を皮肉った、下層階級の家族が上手く上流階級の家族に入り込み、しめしめと、楽な生活を始める。
追い出した、家政婦を舞い戻ってきてから歯車がおかしくなり、理想郷が崩壊。
面白かったなぁ。
前半はコメディ後半はホラー
楽しめるが高評価があまりにも多い印象
エンタメとしては面白かったように思います。
ただ、ちょっと過大評価されすぎかもななと思ってしまいました。まあ期待がありすぎてハードルが高くなってしまったのもあるかなとは思うけれども。
正直、メッセージ性があまり強くない気がしてしまいました。
「富裕層と貧困層の格差社会」を示唆しているという指摘をされているかたが主なのですが、たしかにその旨は伝わるけれど監督が描きたかったのはそこじゃないのでは?と思ってしまいました。
また度々でてきた「計画」という言葉に引っかかってましたが、終盤でキム家父親が(名前が出てこない( ; ; ))「無計画」の大切さみたいなのを喋り出したときに、おっこれが主題か?メッセージなのか?いやそれにしては薄っぺらすぎないかしら??と困惑してしまったのが正直な感想です。
私がまだ未熟で映画の理解が足りていないのかもしれませんが、パルムドール、カンヌレベルにしてはちーっとどうなのかな、と思ってしまいました。
でも映画としての完成度は高く感じます。カメラワークとアートワークがうまいなと素人ながら感じました。
役者もうまくて2時間には感じなかったのでやはり普通に楽しめる作品ではあるなと感じました。考察などを読んだのちに見るのもいいなとも思ったのですが、もう一度見るにはカロリーが高いな〜笑 って感じです笑 たぶん1年後くらいにみてます。
さらに「パラサイト」という題名。私は事前知識なしに映画館へ足を運んだわけですが、パラサイトが寄生虫という意味なのは知っていたので、質素で陰湿な貧困層と華やかな上流階級層のコントラストがあって貧困層の過酷さ辛さにスポットライトが当たるのかなと思ったら案外コメディ色が強かったのが想定外でした。もちろんそこのコントラストもされていたのですが、印象としてはホラー気のある推理小説の実写版とでも言いますでしょうか。なんかどうしても映画が描きたかったのはプロットの起承転結の効いたストーリー、アイデアそのものの面白さである気がしてならなかったです。(一意見に過ぎませんが)
エログロもくどさはなくて笑っちゃう感じで全体的にこの映画は笑ってしまうシーンが多かった。でも笑ってはいけないのではと思わされてしまう怖さっていうのは感じました。(正直グロいとこはだいぶ目を細めて見てましたが)
最後に個人的なことを言わせてもらうと、ギウとダヘの関係性の描写の必要性の有無が気になりました。高校生である私からすると家庭教師とのイチャコラはだいぶシチュエーションがキツかったです。あーでもキスしてるのに上の空っていう描写が必要だったのかなぁ、にしても気になってしまった。
長くなりましたがまとめると、
ストーリーは面白い!しかし賞をとれるほどなのだろうか?!
という感じです:)
個人的にはお気に入り!ってほどにはならないなということで3.5にしましたが、まあ4.0みたいな感覚です。
もしここまで読んでくれた人がいたのなら、嬉しいことだけれどもこんな夜中に投稿したものが読まれるとは思ってないので自分のメモ程度に。拙いレビューを失礼しました。自分でみた映画の記録をしたいなとふと思い立ち、始めたまでです。
いろんな感情が生き乱れる映画
私にはとても奥深い映画
単にお金持ちと貧乏の話ではなく、私には日常的に起こるものをもっと分かりやすく映画で見せられたなって思いました。
お金を払う側、貰う側どちらも感謝と尊敬がないと究極この結末って。やりすぎだけどこんな表現になったのかなって思いました。
貧乏の家族の方はお金をもらっておきながら、仕事をもらっておきながら図々しい、厚かましい、お金持ちの家族は彼らは使用人であり割り切ってるようで
違った階層という意識は十分持っている。
殺し合いにならないまでも日常私の周りにはこんなことがよくある。
身近でも主張するだけして立場がわからない人が多く存在します。
それだけ努力して得る事をしてる人と努力してないでそれなりの立場と同じ要求を平等だからと主張する人がいます。
この映画はそういうことも含めてとっても考えさせられる映画でした。
うーん、ハードル上げすぎたかなあ
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