劇場公開日 2020年1月10日

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パラサイト 半地下の家族のレビュー・感想・評価

全1343件中、361~380件目を表示

3.0なぜだか不完全燃焼感が大きいんですよね。

2020年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

半地下に住んでいる貧しい4人家族が、高台の大豪邸に住む大富豪の家に一人一人と浸透して行くというお話で、たしかにパラサイトという原題の示す通りです。

韓国の現代の状況を知る意味では価値がありましたし、最後のほうのサスペンスも予想外ではあったものの、それでも「スケッチ感」は免れず、ハリウッドでリメークでもしてくれれば、ずっと面白い話になるのではと思いました。

そもそも、あの方法で外部にメッセージを伝えることができるとしても、内部に向けてのメッセージを伝える方法がないじゃないかと、ヘソ曲がりな私はストーリーの穴に違和感を感じる始末です。

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お水汲み当番

4.0大雨の後の、地上に住む人と半地下に住む人の状況の違いが、格差社会に...

2020年7月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

大雨の後の、地上に住む人と半地下に住む人の状況の違いが、格差社会におけるそれぞれの層を端的に表している。

はじめは地上、つまりセレブのお宅にうまいことパラサイトできて楽しんでいた半地下の家族だが、やがて地上の住人からの無意識な蔑視に晒され敵意が芽生える。
一応地上に属している半地下というありようが、彼らの経済的な立ち位置とプライドといったものをすごくよく表現できるモチーフだと思った。

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原っぱ

4.0上手い!

2020年7月16日
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鑑賞方法:VOD

シリアスとコメディと絶妙なバランスで社会風刺を見せてくれる。ストーリーもドラマチックで最初から終わりまで飽きない。
「匂い」を使った格差の表現の巧みさに感心した!期待通り面白かった。

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MA2030

4.5コメディチックからの急展開にゾッとする

2020年7月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

怖い

興奮

人生最高とは言い難いが、そんじょそこらの映画では味わえない満足感が得られる。

当時からめちゃくちゃ気になってたけど見られない事情があり、レンタル開始して満を辞して視聴しました。
当然アカデミー賞を受賞したという前評判ありきで見るわけだから、必然期待値は高まる。
しかし、高すぎたハードルのせいで見劣りしてしまったジョーカーの例があるので、なるべく過度な期待はしないよう心掛けました、

さて、映画はかなりテンポがよく、飽きがこない。2時間強の長さだが、まったく気にならない。

相手の家族にうまく取り入り家庭教師として潜り込む。それができたら、別の兄妹もうまいこと潜り込ませる。
そんか家族の作戦がスルスルとハマっていくのが気持ちいいし、軽妙な会話が面白い。
あまりにもうまくいくのが不自然で、どう考えてもこの後なんらかの不具合が生じることが目に見える。

そんな感じでいよいよ中盤。
あからさまに調子に乗りすぎた展開になり、いよいよ一波乱起きるぞと思いきや、一気にホラーチックでゾッとさせ、惹きつけられていく。

クライマックスは、怖さと、どこか切なさが混じるラスト。ちゃっかり伏線も回収。
アカデミー賞受賞と納得してせざるを得ない完成度でした。

ただ、満点を上げ損なった理由を1つあげるとするならば、自分が深読みしすぎて、最後、もう一発どんでん返しがあると期待してしまったから。
映画は素直に見ないとダメだね。それが今回の教訓。

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りんちゃん

4.5半地下から地下へ

2020年7月13日
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鑑賞方法:VOD

物理的、視覚的、そして意味的に地下に拘り描いている。寄生の仕方も家庭教師、家政婦、運転手と一時的な立場であり、子供二人は2階にまで上がる、母親は上下の行き来だが、家族からゴキブリのようにとまで表現され、実際に運転手として地べたを這いずりまわり、最終的に1人完全な地下へ潜り込む父親が主人公なのだと思う。

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WALLE

4.5半地下の家族というサブタイトルは、

2020年7月12日
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鑑賞方法:VOD
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cenriv

2.0異文化過ぎて共感出来ない

2020年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

前半のコミカルタッチな展開はテンポも良く楽しめた。後半からの急展開は、非現実的過ぎて全く入り込めなかった。
私は韓流作品をまともに見たのは初めてだが、偉大な賞を獲得したこの作品に大きな期待を寄せていただけに、設定や描写、表現に強烈な違和感だけが、見終わった後に残りました。
これらの感覚の原因は何なのか、後々良く考えてみるに、やはり最も近い隣国にして、最も相容れない価値観、道徳観、倫理観の国の人が作る作品故の、理解不能な異文化映像がもたらした作用なんだと思います。

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紀世彦丸佐村河内

4.5期待しすぎないで鑑賞してみるのが○

2020年7月11日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

アカデミー賞取って期待値が上がりすぎ、逆に損している感が。私はそこまで大衆的知名度が高くない段階で鑑賞したので素直に良くできた映画だと思いました。もっと面白い、奥が深い、ショッキングな、素晴らしい韓国映画はたくさんありますので韓国映画ファンからすると「良い映画だけど、アカデミー賞レベルかな?」という疑問はあるものの、今まで積み上げてきた評価がここで花開いた感じなのかと思います。前半と後半で雰囲気が変わり、前半のほのぼのとした笑いが後半は得意のグロテスクな笑いへ変わる感じ。俳優陣も豪華で構成はさすが。オススメ。

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モロッコガール

5.0映画の底力

2020年7月11日
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近年の日本映画は韓国映画の影響を受けている──と思う。
それが表明されたことはなく、表立った潮流をつくってもいないが、なんとなく──、時には瞭然と、そう思う。
影響を受けたのはノワール的空気感で、ここ数年のあいだにみるみる李相日風な映画が増えた。
底辺の暮らしやバイオレンスの描写にかつて日本映画が持っていなかった鬱蒼としたリアリティがある。
影響されたかどうかはともかくとしても、観る側としては、それらは韓国映画で知った空気なのだ。

それを知ってか知らずか、近年の韓国映画はノワール的空気感を抜け出し始めている──ように思える。
韓国らしい非情な空気感はあるけれど、ひとひねり入ってくる。
神と共に/ミッドナイトランナー/The Witch/悪女/バーニングなど、どこがそれだと具体的に指し示すことができるわけではないが、とても新しさを感じる韓国映画だった。ようするにブラッシュアップされていた。

かんがみると、新手や刷新の頻度や出現率は、日本映画界の何倍ものスピードがある。もちろんその速さは漠然とした感じにすぎないが、おそらく新陳代謝もはげしく起こっているはずである。
・・・いや、正直なところ、日本映画界に新手や刷新はない。スピード云々以前に、無風、ぜんぜん動いていない。
ちなみに日本映画界は昭和ポルノを出発点とした映画人が多くいたゆえんで、団鬼六風世界観が脈々と生き残っているのだが、韓国でそのテの美学が生き残れるとは思えない。日本は動員率とは無関係に、美学があるらしきクリエイターには甘い──と思う。

パラサイトも、ノワールの一歩先を感じる映画だった。
刃物をいったん研ぎ置いて、人物をすこし丸くして、方向性を明るめにして──なんとなく、そんな気配がある。ものすごく新しい。

ここに描かれている寄生と乗っ取りの方法は、謂わば常套手口で、似たようなことが現実にあるらしい。ところが、その噴飯な人々がたくみなキャラクタライズによって、もはやかわいい人々に見えてしまっている。

一般にドラマや映画に出てくる悪人は、いうなれば真っ直ぐな悪人であって、粗暴/非情/短気/冷酷/強引/二面性などの人格で表現されている。彼らはけっして、謙譲/自虐/道化/柔和/質素などの資質を持たない。もちろん外見も然るようになっている。
言うまでもないが、観るひとに対して悪人であることが解るようにする目的がある。わたしたちは、毎度同じような人物像から、善悪の配置を知る。

もし彼らが、いつもの人物像でなければ、それは妙味だ。
ばあいによっては、毎年おなじ忠臣蔵を見たい向きには、妙味があだになって──世の中には変わっていることが嫌いな観衆もいるゆえ──しまうが、それはクリエイターならば仕掛けていいところだ。

この詐欺一家は、一見、奇抜なキャラクタライズが為されているわけではない。ただし、もし意識的に彼らを顧みるなら、一人一人、類型におさまらない人物像が創られていることが解る。キテクもヨンキョも穏健な父母である。ギウは気弱な兄で、ギジョンは淑やかな妹である。そして全員が賢い。

ふつう、この配置なら、キテクは粗暴な親父だが恐妻で、ヨンキョはずぼらな鬼嫁で、ギウは頼れる切れ者な兄で、ギジョンは勝気な妹=ヒロイン──といった体ではなかろうか。
人物像を類型から外しているだけでも映画はじゅうぶんに新しい。
が、当然、類型から外しただけ、ではない。

格を押し上げているのは撮影でもある。
ごみごみと重なり合う半地下のかれらの住まいも、高級邸宅も、近接した表情もスタイリッシュな意匠がある。おそろしくVividな撮影だった。Columbus(2017)という映画を思わせた。
そして、汚穢まみれの底辺世界と整然とした上流世界が、きれいなコントラストを描いている。
このコントラストは、必然的に人物へつながっている。
美しい住居の金持ちであっても、人を見抜けないお人好し──に対して、半地下に住んでいても、人を丸め込む聡明がある。ただし、そんな単純なコントラストへドラマを落としている──わけではない。

映画はブラックコメディと括ってしまうと、笑えるところはすくない。やはり新しいノワールだと思う。なんて言うか、形容が難しく──新しいとしか言えない。総てが瞠目だった。これほど疑いの余地のない、相対のない、パルムドールはかつてなかったと思う。

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津次郎

3.0共感し過ぎて悲しくなりました。

2020年7月11日
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まだ私が子供の頃の貧しかった その頃を思い出して悲しくなりました。後思ったのは 人は着るものと髪型でどんな人にもなれるんだなと でも匂いだけは そこが引き金に悲劇が起こるなんて、ラストは 妄想を現実にして欲しいと願うばかりでした。

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サンボ

3.5全地下と違うと思いたいが…

2020年7月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

知的

生まれた家柄が裕福か貧しいかで人が分けられるのではない
ただ、その生活に慣れてしまい当たり前だと思うと体に匂いが染みつきだすのではなかろうか
裕福な家柄であれば子供達もそのように育ち振る舞いそれが身についてゆく
そうでない家庭も同じこと
不運にも転落してしまい貧乏になる人もいれば頑張ってチャンスをモノにして上の生活を手に入れる人もいるでしょう
あまり多くはないでしょうけどね
前者と後者では価値観も考え方も言葉も何もかもが違う
ホントに分かり合える事はかなり稀でしょうね
生まれなのか運なのか努力なのか神が決めた事なのか
そんな事は分からない
一つだけ言えるのは(このセリフ、よく聞くけど一つかどうかは分からないよね)なので
気がついた事は(に言い換えて)先のことは分からない
計画しても仕方がないとは言いません が、無計画でもあまり良くはないんじゃないかな
未来のイメージくらいはあったほうがね
流されるのではなく、出来るだけ自分の頭で考る事が大切じゃないのかな
結果が同じでも意味が違うでしょ

最初はコレでアカデミー取ったの〜と不安になったけど深い映画でした万引き家族くらいにね
でわでわ

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カルヴェロ

4.0予想外の展開とだけ アカデミー賞を取れるだけの作品かというとそうは...

2020年7月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

予想外の展開とだけ
アカデミー賞を取れるだけの作品かというとそうは思わない

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ポケ

3.0期待よりはイマイチ

2020年7月10日
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babydoll

5.0これでもかと攻める展開

2020年7月9日
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泣ける

笑える

興奮

予想を超えてくる展開の凄まじさ、濃すぎる内容に圧倒された。
臭いが伝わってきそうな絵作り、貧富の差を象徴する様々な演出、貧乏人がのし上がってゆくスリルと、あの結末へ至った何とも言えない苦々しさ。単なる懲悪モノで片付けていない深い哀しみを考えさせられた。

今の格差社会を捉え云々…と評価される事の多い今作だが、韓国の格差社会は今に始まったものでもなく、貧富を題材にした作品も過去に多々ある。
監督が今の時代を意識したのではなく、今の時代だから世界の人々の目に留まり共感を得やすかったのではないか。

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バーム

4.5吠える観覧者は

2020年7月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

コロナで映画館に行くのも億劫だったので
渋々、レンタルブルーレイで鑑賞。

結論から言うと、とても面白い。
ラスト前なんて少しずつ溜まった感情が
吐き出す最高の描写。脳が震えました。
ソンガンホよくやった!!笑

社会的高低差を映像、演出で丁寧に魅せてくれたなあって思います。
ポンジュノ監督の昔っぽい映画な気がしました。

この映画を観て面白くないって吠える観覧者は
お金持ちで何不自由ない、人生の勝ち組なのかな。

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マキノテツ

3.0最後の落とし込み

2020年7月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

知的

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HY

3.5金はシワを伸ばすアイロンだ

2020年7月7日
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shimo

5.0素晴らしい

2020年7月7日
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人間が持つ姑息さやコンプレックスなどが緻密に描かれる。五感にじわじわと響いてくる作品。感服です。

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西にぃ

4.5韓国のコメディー映画と思いきや格差のお話

2020年7月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

知的

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高トー

3.5下と上と下の下と

2020年7月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

期待しての視聴だけど、思ったほど楽しめなかった。
伏線も最後まで回収されなくて、どんでん返しもない。
半地下の汚さと殺し、殺される時の汚さが最後に残った作品。

パルムドール残念賞受賞!

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ハチ