罪の声のレビュー・感想・評価
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今年の最優秀作品賞はコレで決まりの予感!
グリコ森永事件は、20歳の時に地元大阪で起きた事件なので、スーパーからお菓子が消えたあの時の騒ぎは、今でも覚えてる。
で、この作品〜35年前のグリコ森永事件を元に作られた作品なので、社名は違えどキツネ目の男はそのまま!
犯行に使われた子供の声の当事者と、再度ネタにするべく調べてる記者との交差していく・・・
時効になり一般的には明かされてない内容などもかなり調べてる感じで、どんどん引き込まれていきます。
星野源さんと奥さん役の市川さん、松重さん含め脇を固める役者さんもGOODで、女子中学生役の原菜乃華ちゃんが切なすぎる。
そして、若手俳優会のドン→旬オグリ!
好きな役者さんですが、いつも気になったピアスの跡が、今回はない!!!
念願の日本アカデミー賞主演男優賞も射程圏だと思いますし・・・
今年観た邦画では、一番見応えあったので、作品賞はコレで決まりの予感です。
あの事件を覚えてる方には、超オススメの142分です^^!
影の主役
原作を読んでからの鑑賞です。読んでおいて良かったです。
未読だと、私の場合は、登場人物が次々と現れるので混乱したまま終わっていたかと思います。
原作のあの3歩歩いて2歩下がるような徐々に真相に近づく感じを2時間20分で映画に収められるのか?と思っていましたが、流石脚本家の野木さん。テンポ良くそぎ落としてまとめられていたように思いました。
主演のお二人、特に小栗さんは淡々と演じられていて、物語がスーと入ってきたし、星野さんも、抑えた演技の中に葛藤が感じられて、見やすかったです。
総一郎を誰が演じるのか…分からないまま観ました。中盤に現れた総一郎を見てゾッとしました。数十年這いつくばって生きてきた人…それをあんなに見事に表現できるのか⁈
影の主役だと感じました。
映画を観終わった時にいつもあそこは…とひとつは出てくるのですが、この映画は本当に満足しました。
想像力の欠如
原作を読んでいたので母親役が梶芽衣子だった時点で納得。ああ、この母親ならやりかねない、と。
私は声の子どもたちと同世代なので、同じ時代に息を潜めて生きなければいけなかったことに腹立たしい気持ちに。
大人のしょうもない思惑に振り回されて、夢も家族も人生も奪われて、唯一残っている形見の声が闇に落ちる全てのきっかけになる声だなんて悲しすぎる。
ある日お菓子が袋に入ってた…
朧げながらに覚えてる
ある日母と近所のお店にいくと
ポッキーの箱が袋に密封されていた…
それがこの事件の私の記憶
実在のグリコ森永事件を基に描かれたとされる映画
幼かった自分の声が犯罪に使われていた男性とその事件を追う新聞記者のお話です
時効後の物語なので犯罪捜査物のようなスリリングな展開はないが時系列と事件に関わった者の内面が丁寧に描かれていてどこまで現実でどこからが創作なのかわからない展開が緊張感を生んでいたような気がします
少し関西弁が気になったもののグイグイ引き込まれました。途中トイレにたたなければこれが実際の事件の全貌だったのではないかと錯覚してしまうところでした笑
結末も想像の範囲外であり驚きと共に涙が滲みました
人間とは愚かで自分勝手な生き物なのだなぁ…
これは原作も読んでみたい作品です
オススメです
そういえば幼い頃母がよくホットケーキを焼いてくれたりフルーツ蜜豆の缶詰を頻繁に食べさせてくれたことがありました。
この事件の影響だったのかもしれません
今度母に聞いてみようと思います
罪の意識
阿久津と曽根の頑張りによって徐々に事実が明らかになっていく過程がとても面白くて引き込まれる。
聡一郎に「曽根さんはどういう人生を歩んできたんですか。」と聞かれ曽根が言葉に詰まるシーンがあまりに印象的だった。
妻子と共に幸せに暮らしていますなんて言えるわけがない。こんな形で罪の意識を背負うことになるなんて。本当に辛い感情だったのだろう。星野源の演技が素晴らしく、感情移入してしまうものだった。
タイトルの意味
本当の真実は…
事実を下書きにしたファンタジー
「事件をエンタメとして消費しない。」
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「グリコ・森永事件」をモチーフに、過去の事件を追う記者と犯行に使われたテープに自分の声が使われていた男2人が事件を調査していく話。
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話は結構淡々と進んでいくので、思ってたよりちゃんと社会派。事件の調査で色んな人に証言を聞いていくんだけど、その証言者がほぼ見た事ない俳優さんだからまるでドキュメンタリーを見てるみたいだった。
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ドキュメンタリーみたいだけど、脅迫テープに子供の声が使われていたことや、キツネ目の男、マスコミ各社に送られた脅迫状、などなど、「グリコ・森永事件」で報道されていること以外はフィクション。
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でもそれがフィクションとはいえ、映画で描かれてることはこうであったかもしれない事実だと思ってる。実際声を使われた子供たちは、普通に幸せに暮らしてるかもしれないし、悲惨な人生を送っているかもしれない。私達には分からないけど、それは全部事実だと思う。
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実録犯罪ものって、普段見てるニュースの見方を変えてくれる。その事件の裏にはどんなドラマがあって、どんな人達がそれを起こしたのか、それを考えられれば少しはこの社会のことがわかるようになる気がするんだよね。
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私的に小栗旬が犯人にかける言葉、ちょっと置きに行ったなという感じがした。正しいことを言ってるけど、その正しさだけじゃ根本の問題は解決してないのがなぁ。やっぱり有楽町から2駅のところに忖度してるような気が、、笑
熱演じゃないのがすごい
がっつり子ども世代なんですよねー。
あれからお菓子はフィルムで包装されるようになった。
星野源は星野源でしかできない役割をしてた。
小栗旬は誰がやっても成り立つ役割をまさに的確にやっていた。
これはある意味、素晴らしいと思う。
星野は当事者として小栗は当事者ではない者としての立ち位置と演者の濃淡がうまく合ってるということ。
特に最初の小栗の緩やかな無気力から終わりの静かな意欲をほとんど演じわけてないほどで。それが映画全体のトーンとあってて。役者なのになんて欲がないんだろう、あるいは制作者的な俯瞰意識が優れてるのか。すごいと思う。
星野くんの奥さん役市川さんだっけ。
日常生活の幸せ及び苦しいときに寄り添う存在の有り難さ担当。出演時間が少なくてもその効力たるや。ほんとに素晴らしい。
一緒に取材をしているような感覚に...
良い映画でしたね〜。キャストの星野源と小栗旬目当てで行ったんですが物語も演技も最高でした。
多分この映画は過去に囚われるなと言いたいんですかね。忘れた方がいいことと忘れてはいけないことはきちんと分けておくべきです。何でもかんでも覚えていればいつか限界がきます。罪の声を忘れているおかげで曽根は順風満帆な人生を送れていますが罪の声を忘れられない状況で生きていた二人は壮絶な人生を送ってきた。何かを忘れられる人生送ってこれるって幸せなんだなと考えさせられました。
また、犯人を追っていくワクワク感も大きかったです。どんどん明らかになっていく事実を見ているだけで見ながら考えることができます。
言うまでもなく小栗旬と星野源の演技は良かったです。演技のおかげでバディ物としても良くできていました。そろそろ小栗旬に日本アカデミー賞あげてくださいよ。銀魂であんなに欲しいって言ってたんだし。
過去は無くならない
Answer
とても上質なサスペンスを鑑賞しました。142分があっという間に過ぎました。
物語をざっくり言えば地味です。ひたすら事件の手がかりを聞き込んでいるだけなので。でもそれが良いんです。
かなり多くの登場人物が出ますが、聞き込みのテンポがとても良いので、間延びすることなく主人公たちと手がかりを探っていけます。
ストーリーの導入もシンプルで、たまたま見つけたカセットテープとギンガまん犯行声明の時の音声が同じということで、動揺してしまう俊哉。文化部に属しているが、昔の上司の無茶な引きずりによって、ギンガ萬堂事件の調査に巻き込まれる阿久津。この2人のバディが素晴らしくて、凸凹だけど噛み合ってしまう、高架下での自分の心情を話し合う2人のシーンはとても微笑ましいです。
それぞれの絆、それぞれの葛藤、それぞれの深層心理を事細かく見れる素晴らしい作品です。ぜひ劇場へ。
素直におもしろい
小栗旬も星野源ともうまくずーっとこの2人が出続けるシーンばかりなので安定感が素晴らしい。少しずつ解明されていく謎がおもしろくて、きもーち長い気もするけど、興味深く見てられる。
自分が生まれた時代ってこんな時代だったんだなー。
自分の声が事件に使われてるってどんな気分なんだろなー相当嫌ではあるが、子供でなんもわかってなくて、根幹の事件の被害者らしい被害者がいるわけでもなく、ここまで罪の意識わくもんなのかなぁ、、、女の子、この声のせいで台無し!みたいなこと言ってたけど、録音の声が使われようが使われまいが、単に親父と青木のせいだろう。
点と点が線で繋がり複雑に絡み合った野木脚本
野木さんの脚本は本当にあれよあれよとこことそこが結びつき、あっこっちも繋がった!って伏線だらけで転がるが如く、ストーリーが展開していくので、食いつくように見入っちゃいました。
これフィクションなんですね。実際のグリコ森永事件の真相なのかと思いました。それぐらい細かい設定までもリアリティ感が半端なかったです。
本当に作品全てにおいて意味のない出来事はなくて、かならず原因と結果がある。こんなに最後すっきりとした結末を迎えた作品も珍しいですよね。
そして、悲しく終わらないとこがまたいいとこです。また、それぞれがこの事件を乗り越えて、新しい生活に戻っていく…離れ離れの親子も再び会うことができ、もう聞けないと思っていた声も皮肉ながら、罪の声として残っていた声を聞くことができるという。
しかしながら、正義は人を幸せにするための行動によってのみ、意義をなすのです。正義を貫くのなら、誰も犠牲者は出してはならないのです。
とても良くできた作品ですね🈵
まさか宇野祥平にやられるとは でもなんか嬉しくてたまらない
あの事件がこんな映画になるとは。
原作の小説すごいですね。
脚本の野木亜紀子さんの味付けがいいんだと思います(素人の想像ですけど)。『重版出来!』で東京ドラマアウォード2016にて脚本賞を受賞した野木さん。最近はオリジナル脚本をたくさん出している。私はテレ東の深夜ドラマも好きで、コタキ兄弟の四苦八苦も毎週見てました。古舘寛治。最近みた映画ですと甘いお酒で乾杯、宮本から君へ。ドラマではレンタルなんもしない人のISSUE配りのおじさん。古舘寛治でちょっと和むみたいなアクセントが好きです。ちょっとした中毒ですね。
それにしても、宇野祥平です。
生島家の壮絶場面がやはり映画の山場ですから。
梶芽衣子。最近、徹子の部屋に出てたときも、若くて、パワフルで驚きましたが、今回もびっくりしました。病院のベッドの場面、全然死んでませんでしたよね。まだ、野良猫ロックシリーズ、女囚さそりシリーズいけると思いました🤩
そのほかのキャスティングもびっくり。庄司照江、宮下順子、火野正平、佐川満男、佐藤蛾次郎、浅芽陽子、塩見三省、宇崎竜童 ら
皆さん、お元気で、たまげました。
阿部純子の投石娘に胸キュンでした。
阿部純子と山崎紘菜がしばしば見分けられない私ですけど。
でも、卑怯で卑劣な事件ですね。許せない。怒りがこみ上げて来ました。これは映画の力ですね。
グリコのオマケのフィギュアが懐かしい。昭和シリーズ。ウルトラマンシリーズ。
予めプログラムで把握してたほうが入りやすいかも
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