あなたの名前を呼べたなら

劇場公開日

あなたの名前を呼べたなら

解説

助監督や脚本家としてヨーロッパでも活躍するムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラの長編デビュー作。経済の発展が著しいインドのムンバイで農村出身のラトナはファッションデザイナーを夢見ながら、メイドとして働いていた。夫を亡くしたラトナは建設会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭で住み込みで働く予定だった。しかし、婚約者の浮気が発覚して直前で破談となってしまい、広すぎる高級マンションに1人で暮らすことになった傷心のアシュヴィンを気遣いながら、ラトナは彼の身の回りの世話をしていた。ある日、ラトナはアシュヴィンにあるお願いごとをする。そのことから2人の距離が徐々に近くなっていくが……。主人公・ラトナ役を「モンスーン・ウェディング」のティロタマ・ショーム、御曹司のアシュヴィン役を「裁き」のビベーク・ゴーンバルがそれぞれ演じる。

2018年製作/99分/G/インド・フランス合作
原題:Sir
配給:アルバトロス・フィルム

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(C)2017 Inkpot Films Private Limited,India

映画レビュー

4.0踏み出そう、生きてみよう。

Kumikoさん
2022年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

知的

幸せ

色鮮やかな織物や、登場人物がビルの屋上から見る景色が美しい。切ない感情が控えめで良い。

そして、踏み出そう、生きてみよう、と歌う。

女性の生き方についてもヒントをくれるかも。
前向きになれる作品だと感じた。

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Kumiko

4.0ライム水

GABIさん
2021年11月4日
iPhoneアプリから投稿
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GABI

4.5やさしくてくるしい

yukarinさん
2020年7月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

見終わった後に、心にそっと残る作品

『自分が愛そうと選んだ相手を人はどのように愛するのか、ということを考え始めていました。それから、ずっと私の頭から離れなかったインドの階級問題を、恋愛物語を通して探求できないか、と考えたのです。「自分の愛する人をどのようにして愛するのか」、また、「私たちは、どのようにして人を愛する許可を自分に与えるのか」ということを、この作品を通して問いたかった。』
監督のインタビューより抜粋

誰かを好きになる気持ちは、故意に出来ることではない
ある日、気づいたらその人が心の中にいた
いつの間にか、その人を目で追うようになった
そんな風に始まっていくもの

その想いに名前をつけて、受け入れてよいのか、
気づかなかったふりをして全身全霊で見えない場所に封印するのか、
それをどう決めていくのだろう

カースト制度による階級が強く残るインド
農村では、未亡人となれば、もう二度と嫁ぐことは出来ないインド
そんな国で、身分の違うふたりが出逢う
ラトナは未亡人、そして彼女を家政婦として雇っているアシュヴィンを「Sir」と呼ぶ
ふたりの間に芽生えるもの
それは、思わず微笑んでしまうような優しい想いのかけら
でも、ふたりは…
切なくて苦しい

そんな物語の、最後の最後、ラストシーンに思わず声が出そうになった

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yukarin

4.0繰り返し浸りたい作品

noriofilmさん
2020年7月17日
iPhoneアプリから投稿

雇い主の結婚が破断し、主人公のメイドが休暇先の実家から呼び戻されるところから話は始まる。
前情報が全く無い状態で見ると、2人の関係性を掴むのに時間がかかるが、脚本を書く上でどこを切り取ったら面白いか、その切り取り方によっては説明的になってしまい、一気に興醒めしてしまうが、この作品は伝わりにくいかも知れないが説明的ではない。作られた演出が抑えられ、リアリティが感じられた。

単なる『上流社会のカップルとメイドとの三角関係』に留まらず、階級社会とインドの風習の中で、メイドが雇主を名前で呼ぶまでの、2人の関係の変化をたっぷりと堪能できる作品であった。

雇主とメイドという関係から恋愛感情が生まれていく過程もナチュラルだった。同じ家で暮らす雇用関係にある女が、傷心した男を癒し、やがて贈り物を渡し合う間柄になり、恋愛感情が芽生えていく。社会レベルで超えられない障害を、2人でなんとか乗り越えてゴールインする、そんな恋愛サクセス物語でないのがいい!

間仕切りの少ない開放的なリビングと、深緑を基調としたインテリアが素敵。

主人公の変化とともに衣装が少しずつ変化してるのも楽しい。

もう少し見たい、もっと浸りたいと思える作品。

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noriofilm
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