るろうに剣心 最終章 The Finalのレビュー・感想・評価
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胸を張って傑作と言えるアクション大作、それは次作が不安になるほど
るろ剣シリーズでの醍醐味は、やっぱり前作からのアンサンブル。それを生かして跳ねる、今作へのクライマックスだろう。それが活かされていたが、『伝説の最期編』のクライマックスの方に私は軍配を上げるかな。ちょっとクライマックスにしては、ドラマに頼りすぎた気もする。とはいえ、前半から畳み掛けるように進む報復のテロは圧巻。お金を潤沢にかけたセットと、そこを駆ける剣心のカッコよさ。安定感があるので、終始飽きない。ソレに加え、個々のバックボーンと信念が強く色づくので、観ていてやっぱりカッコよくて唸る。アンサンブルしながら敵を倒していく姿は鳥肌モノ。 佐藤健も歳を重ねているにも関わらず、キャストの中ではダントツ変わらないのが凄い。また、神木隆之介と背中を合わせる時の安心感、一体感が1番好きなシーン。そう持ってきたか!と驚かされる。また、有村架純を初めとした、過去への連帯と『The Beginning』への序章となる伏線も上手い。その一方、次作がどう作品を完結させるのか不安になってくる。笑 圧巻のアクション大作、終わってしまうのが名残り惜しい。急いで復習した甲斐があった。
実写映画として完成している
実写るろうに剣心10周年ということでIMAXでE列の真ん中で観賞しました。視野の端から端まで映像が流れ込んでくるので見終わったときちょっと疲れました。しかし疲れを上回る演技とアクションに圧倒されてとても有意義な時間でした。 私自身『るろうに剣心』はTVアニメしか見ておらず雪代縁の回はWikiペディアで知ったくらいで、縁の強さや敵の勢力がどのような規模なのか詳しく知りませんでした。 冒頭での蒸気機関車が出てきた時、「ついに来たか」と思いました。機関車は日本の近代化を象徴する乗り物なのでいつ出るのかと思っていましたが、最初に現れたのはびっくりしました。 その列車の中で、雪代縁の戦闘があり、彼の実力を見せつけられた印象でした。狭い列車の中、警察隊を蹴散らしながら最後に不敵な笑みは鳥肌が立ちました。この時点で警察じゃ歯が立たないと思わせる場面でした。 そして、剣心一行が縁率いる上海マフィアと対決する、といった展開なんですが、少しじれったい部分があり、何度も剣心と雪代巴の回想シーンが出てきて正直諄いと思いました。また、縁の少年時代を演じた俳優がひどかった。台詞が棒読みで雰囲気が台無しだった。 しかし、この映画のすごいところはなんといっても、新田真剣祐さんの役作りやアクション・演技が圧倒的でした。個人的に縁が刑務所で、亡くなった巴が書いた日記を手にしたときの演技は感情移入してしまい、私も泣いてしまいました。 実写るろ剣は最初はコスプレ感が強い映画でしたが、今作は時代劇の雰囲気を存分に味わえる良い映画でした。
素晴らしい映画ではありますが
過去作は観ていましたが、今回の作品の事前情報は全く入れずに観に行きました。 話しとしては、剣心の頬傷の理由とそこから派生する人間模様という感じですが 殺陣の凄さは過去作から更に上がっていたり、爆破ものも凄かった。 しかし、何というかそういう視覚的なものに重点を置き過ぎで、中身が薄かった印象です。 まぁ、次のBeginningでは、しっかり「物語」が描かれているのかもしれませんが・・・ そして、今回は最後の最後に一番ガッカリした点は、主題歌です。 担当したのはONE OK ROCKで、彼らは欧米でかなり人気があるのは知っているし 素晴らしい才能があって、尚主演の佐藤氏の友人でもあるようで事前に主題歌担当とは 知らなかったのですが、エンディングで流れ始めた時には「えっ?」って感じで 一気にさめてしまいました。その理由としては、曲が英語詩で、もろに洋楽という感じで 時代劇の作品に合わなくて、余韻にも浸れない。 エンディングのその時点で、この映画は海外向けに作られたのではないかということを 悟ったような感じがしました。侍ものでド派手な殺陣と爆破、欧米人気のバンドで、ほぼ洋楽。 企画から撮影自体、コロナ前だったことでしょうから、そういう海外狙いはあったでしょう。 それはまぁ、いいんですけどね。ただ、もっと日本の「和」を大事にしてもらいたかった。 それこそが逆に海外で支持を得られることだということ。 海外の人は、日本のそういう「和」を求めているということをよく耳にします。 こういうのが、混ぜるな危険って言うんでしょうか・・・。 次回のBiginningでもONE OK ROCKらしいですけどね。 何はともあれ、エンターテインメントとしては良い作品だったのは確かですので 「ありがとう」と締めくくりたいと思います。
実は公開初日に観てたのです
仕事に疲れレビューを怠けており今日から引き締めようと書き始めます。 正直、真剣佑だけは心配していたんですが、初っ端からぶち壊してくれてました。 今までのるろ剣の熱量に一ミリも引けを取ることなく、緑ワールドを展開してもらえたのではないだろうかと思います。 殺陣もぶっちぎりで世界に誇れる最高のアクション映画だと言い切って良い。 るろ剣の良いところは、ただ剣を振り回しているのではなくて、一人ひとりが振るう剣の奥に込められた思いが伝わってくる点だ。 「誰一人として、その信念は譲らない。」その気迫があらゆる演出を上回って観るものに伝わってくる。 愛する者たちを二度と失わせないという覚悟。 愛する者を奪われた憎悪と冷徹さ。 復讐に心煮えたぎらせる者。 正義の為に身を呈して戦う者。 ・・・ぶつかり合いが本気過ぎてすごいの一言。 「頼むから終わらないでほしい」と誰もが願うのではないか。 今まで本当にありがとう。 るろ剣だけは公開初日に観に行ってたよ。(全部はできなかったけど) 「The Beginning」も心待ちにしております。 ※以下は今後のレビューに全て入れていきます。映画を愛する人はメッセージを出していこう。 炎上は十分覚悟しております。 コロナは怖いかもしれないが、映画関係者が言っている通り、「映画館ではまだクラスターが起きていない。」ということです。 私も映画を愛する者として、関係者の心づもりでこの点は主張していきます。 最も恐れるべきは、自分が本当は乗り越えられる恐怖を、他人の意見で縛り付けられて乗り越えられなくなってしまうことです。
いつも通りの、るろ剣だった
真新しいとこはなかった。なるほどという新事実があっただけで。いつも通りの戦闘シーンだったし。るろ剣のファンなら見てもいいが、初見ならそれほどオススメしない。 7月公開のビギニングのほうがたぶん面白い。今作ファイナルは、一区切り話に決着付けましたという感じ。
文明開化の音はした?
毎度おなじみ流浪のレビュワーkossyです。すっかり内容を忘れてしまっていた2作目、3作目を復習するために観るのが遅れてしまいました。原作も読んだことないし、アニメも見たことないし、よくわかってないのですが、今回は強敵のオンパレード!凄いと感じました。阿部進之介とか、ガトリング銃を腕につけてるなんて、まるでコブラじゃないですか。一ノ瀬ワタルがどこに出てたのかわからなかったけど、彼なら素でも怖い。まぁ、風変わりな武器ばかり持ってる強敵たち。でもね、剣心に一度敗れてる者が出てくると何かと安心して見れるのです。 誰だって平和な世を願ってる。分断の幕末に争っていた勢力も、政敵を殺しまくったことを反省したり、復讐を狙っていたりと、人それぞれ。人斬り抜刀斎こと緋村剣心はある事件から刀を置き、逆刃刀を携え不殺を誓った。といった内容だと思う・・・ アクションは前3作に輪をかけて激しくなり、特に室内でのワイヤーアクションがどうやって撮影してるのかわからないほど。俳優陣でも佐藤健はもちろん、土屋太鳳も激しいアクション。極めつけは剣心に復讐する新田真剣佑が最高!助演男優賞間違いなしと思えるくらい台詞回しもアクションも素晴らしかったでござるよ。 さらに剣心が不殺を誓うきっかけとなった妻殺しの真相。何度も回想シーンが挿入されるのですが、彼の十字傷の意味もわかってくる。え?結婚してたの?と驚く武井咲の表情もよかった。知らなかったんかい!とこっそりつっこんでみた。 泣けるだろうと思っていたのに、泣けなかった。それよりも不殺の誓い、贖罪の人生、新しい幸せを見つけることができるのか?といった剣心の心に共感してどんどん仲間が増えていくところが良かったかなぁ。ちなみに、タイトルを今まで“流浪に剣心”と“に”を助詞だと思っていたでござるよ。
まるで人がゴミのようだぁ~
と、いうくらいに敵が倒されていくアクションが見所。 父の影響で昔の時代劇をよく見ていて、比べてしまうのも変だが、殺陣のスピード、カメラワークは進化したなぁと感じた。 尺の都合で仕方ないのは分かるが、マンガ原作を持っており読んでいたがために、原作通り忠実にやってほしかった思いもあったが、 これはこれで、まとまってはいると思うので結果としては満足。
佐藤健はもちろん、 新田真剣佑、土屋太鳳の殺陣が素晴らしかった。 ...
佐藤健はもちろん、 新田真剣佑、土屋太鳳の殺陣が素晴らしかった。 The Finalから先に上映しているのも斬新な感じがした。 素晴らしい実写映画の1つ。
日本製アクション映画のスタンダード
前三作から相変わらず、スピード観溢れる粉骨砕身アクションが健在で嬉しくなります。今回の敵役は、新田真剣佑なのでクンフーアクションに近いけど、技のキレは凄いです。一方、剣心の悲劇的な因縁話がストーリーの軸なんだけど、中盤からお話しのつながりが悪くなりやや中だるみな感じです。また、過去のキャラが総出演なのはファンとしては嬉しい所だけど、登場する必然性がイマイチ弱く、結果として見せ場の詰め込み過ぎで同じようなシーンばかりになってるのは残念。とは言え、作品自体の作り込みは、現在の日本のアクション映画ではトップレベル、剣心チームでもっといろんな作品を作ってほしいですね。
満足です。
初めからわかっていたけど、殺陣すごい。みんなの動きすごいです。 息つけないなぁ。😆 最後の方は まだ続いてと寂しく感じてしまいました。 次のビギニング どうなのかな。自然と期待は高まります。
ありがとう、すまない、そして、さよなら。
四の五の御託を並べることは無用。クオリティに疑いはないので、佐藤健は歳とんねえなとか、思えばあの役者が出てたなとか、ああもう10年近い年月が経つのか、という感慨のほうが先に立つ。瀬田(神木)はサービスシーンとしか思えない。斎藤一は働かされすぎだ。土屋太鳳の下手な京都弁はいただけないが、アクションが得意なのは今では世間の共通認識か。・・・なんか、ワクワクとかドキドキとかじゃなく、見ている気分は"じんわり"なんだよなあ。そしてラスボス的雪代縁には、アクションの申し子真剣佑。もし7,8年前の撮影なら、彼はキャスティングされなかったのかな。あの時だからこその福山雅治含め、時代を反映したシリーズだ。
どうしてこうなるかなあ。
ただ、コスプレイヤーが騒いでいるだけの駄作。どうしてこんな風にしか撮れないのか甚だ疑問。キャスティングも微妙。色々、事務所のしがらみとか、大人の都合があって、縛りがあるのかもしれないが。
ここに完結。いいところでこの作品で終わりましょう!
大好きなるろうに剣心シリーズ。 10年ですか。早いものです。 龍馬伝で人斬り以蔵としてキャスティングされた佐藤健さん。 名演後、その大友監督が映画に転身しこの主役に佐藤健さんを据えて臨んだ名コンビシリーズになりました。 もうたくさんの言葉はいらない。 とにかく見事。 殺陣を見せるため、こんなにいらんやろ!とツッコみたくなる人数の雑魚たち。 ストーリー的になんで?? そこまでする?? あなたたち必要?? と思う違和感がいくつかあったけど、その違和感をちゃんと払拭するセリフをサラッと入れ込んでくるあたりは、自分が作った料理を自分で食べてみてからお客さんにちゃんと出す料理人のようなプロの仕事。 Finalだけに、これまでの出演者が卒業作品の如く要所要所で登場。 ダンジョンを進むRPGのようです😅 感想細かく書きたいけどネタバレを避けられなくなるのでやめておきます。 見れば分かる映画。 素人がとやかく言う必要は皆無。 相変わらず土屋太鳳さんの京都弁は下手でした🤣 かわいそーに。 4作観て、やっぱ1作目が総合点で一番高かったかな。
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