ペット・セメタリーのレビュー・感想・評価
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子役の一人勝ち
最優秀助演猫ちゃん賞
まあまあ
フリが長い
ヒッチコックの「鳥」みたいに
ペットがたくさん襲って来る話かと思ったら
全く違った。
死後の世界、魂の有無。
根幹はそんな話だった。
前半はとにかくフリで怖くなるまでがとにかく長い。
ネコが凄い襲って来ると思ったら
引っ掻くだけだし、
いなくなって悲しいとかの話でとてもダルかった。
奥さんのおじいさんに対する接し方が冷たすぎて引いた。
過去の話のお姉さんは怖かったけど、
実は妹を愛してた。みたいな話が見たかったのに、
恐ろしい存在のままだったのも残念だった。
ラスト30分は怖くて、
エンディングも、まぁそうなるかな、と言う感じだったけど
とにかく主人公の自己中から始まった事なので
感情移入する事もなく終わってしまった。
死後の世界を信じなかった報いみたいなノリは
アメリカ的だと思った。
私は死後の世界を信じてます。
んー、釈然としない
前作に劣らず面白かった!
新しいアプローチがなされているし、ジェイソン・クラークはじめ役者陣...
何故リメイクしたのか不明!!
どのホラー映画にも繋がりそうなワクワクする出だしは良かったです。本編はペットセメタリーそれ以上でもそれ以下でも無いので、多少のアレンジはありますが退屈でした。ペットや家族を生き返らすために埋める躊躇や重みが無いので、軽く感じました。爺が勝手に色々やって言い訳ばかりなのも、子供じみていて不快でした。
恐怖のくるみ割り人形ダンス
1989年版よりも現代的でホラーらしくなっているリメイク版の本作。メイクアップ技術やCGも格段によくなっているが、それよりもストーリーの改変部分がとても面白い。特に幼い弟ゲイジが死ぬはずだったのに、ルイスが間一髪で助け、代わりに9歳になる長女のエリーが大型トレーラーにはねられてしまうという点。また、母親レイチェルが幼いころにゼルダという難病の姉を亡くし、そのトラウマから悪夢を見てしまう部分。
ラスト改変はなんだかゾンビ映画(しかもコメディ風ゾンビ)の展開になってしまった感があるものの、レイチェルの見る悪夢がとても良かったのでそのマイナス点を補ってくれていた。その上、少女エリーの『エクソシスト』リーガン並の風貌の怖さ。右目だけが少し崩れかかっているメイクが恐怖心をそそらせるのだ。
自宅で観たにもかかわらず、音響効果の凄さにもビビッてしまいました。序盤で大型トラックが走り去るシーンに驚き、大型トレーラーが襲い掛かってくるシーンでは自分もはねられてしまったような気分にさせられた。
脳が飛び出しているビクター・パスコウの存在もグロくて良かったし、隣のじいさんジャドがジョン・リスゴーだとわかると途端に親近感を覚えてしまう。さらに猫のチャーチの演技も見ものだったのですが、クレジットを見ると4匹の猫が演じているんですね。最初に出てくる儀式における動物面の少年少女たち、終盤の悪夢から想像すると、彼らは大人だったのかもしれません。
ここまで面白いホラー映画はなかなかない!
設定構成演技ホラー性すべてが素晴らしい出来!
拍手喝采必至の完成度で素直に面白い!拍手!
R-15(グロ)要素も無駄なく使われているし、ホラー映画によくある長ったらしい感じもない!しかも考察しがいもある。
個人的にホラーを追求して洗練されたように思います。
もう一度見たいなぁ!
うーん? ??
まず、私は小説家キングの大ファンである。殆どの映像化作品もまずは先に小説で読んだものがどう映像化されるのかが非常に楽しみであり、不安でもある。ま、殆どの作品はヒットせず酷評されるのだが…。トータルリコールなんかもシュワちゃんの影響が強いが最近リブートされたり、ドクタースリープなんかもある意味再度キングが見直されている近年でこの作品、ペットセメタリーのリブートである。
やはり、思った通りで小説を映像化するのは最後は個人的な感覚次第なのかも知れないが自分にはまずまずレベルで当たり前か原作を決して越えていない。前作との違いもなかなかに細かく作られてはいるが前作が★1.5で今回は2.5かなあ。ラストのオチには賛否両論あるみたいですが自分には○なんだけど演出が弱い。恐怖の積み重ねにしては音楽や画角や演出が今一つ。まあ、全体的には合格ラインですが残念ながら傑作とはならず。期待していたからかもしれません?いっその、ことジェームスワンあたりに作らせた方が良かったかもね。ドクタースリープはキング自らコメントしていて(B-rayのおまけで)割りと気に入ってるみたいだがこちらはどうだったのだろうか。気になる部分です。
良くも悪くも正統派リメイク
個人的にスティーヴン・キングの小説で最も気に入っているのがこの「ペット・セメタリー」。
死者を蘇らせるという禁断の内容にスポットを当て、キングらしい表現で強く引き付けられる作品だった。映画化第一弾もかなり好きで、ソフトも購入している位である。
近年、スティーヴン・キングの作品がリメイクにより生まれ変わり、改めて注目度が高まっているが、無論私は本作のリメイクを心待ちにしていた。
本作は原作のプロットはそのままに、新たな展開や設定を加えて「現代らしい」物語に仕立ててある様だ。してはならないと分かっていながらも、悲しみや苦しみには耐えられず、愛するものを呼び覚ましてしまう。この描写はなんとも言えぬ複雑な心境になる。人間の精神という物は不思議で、初めは飼っていたネコを生き返らせたのだが、徐々にそれが人へと対象を変える。
蘇った後に人格が変わり、徐々に見えない恐怖が近づいてくる一連の描写は不気味だ。オリジナル版には無いなんとも言えぬ恐怖が襲いかかってくる。
全体的にはよくまとまっているが、良くも悪くも正統派のリメイクであり、それ以上でも以下でもない。どうもオチが安直なイメージで、斜め上を行くスティーヴン・キングの作品だけに残念であった。だが、ストーリーは軸がしっかりしており、最後まで楽しめる作品である。
ラストをどう評価するか
トラジェディー・セメタリー
作品の内容に掛けて言うなら、スティーヴン・キングの禁断の書が、墓の中から再び蘇る…。
1989年にも映画化されたキングの同名小説をリメイク。
大まかな話は89年版とほぼ同じなので、割愛。
新しい要素も。
特筆すべきは、蘇ってきたのが幼い息子ではなく、娘になっている点。
年齢設定も高くなり、生前から死に対して疑念もあり、死から蘇ってきたその存在により哀しみや憐れを際立たせている。
演じた女の子の生前の可愛らしさからの一転、不気味さと怪演はなかなかのもの。
ジェイソン・クラークと妻役の哀しみと恐怖演技もさることながら、ジョン・リスゴーの田舎爺さんぶりもハマっている。
かつてのホラー映画が今リメイクされた時のあるある、よりグロく、恐怖感増し。
医師である主人公が応対した黒人青年の脳みそがはみ出た傷口はかなりグロい。89年版ではユーモラスな助言役であったが、今作では警告役のみ。
妻の少女時代のトラウマ。若くして死んだ背骨が曲がった姉。その形相、状態。終盤辺りで、妻の幻覚で姉が荷物用エレベーターから這い出てくるシーンは『リング』の貞子さんにも匹敵!
序盤の不気味な動物のマスクを被った子供たちも不穏。
そして、禁断の地。決して来てはならぬ、この場所の存在を知ってはならぬかのように、この現世ではないような別世界の雰囲気を醸し出している。
89年版でも書いたが、人は愛故に哀しい過ちを犯す。
何がこの悲劇を招いたのか…?
引っ越して来た事…?
愛猫が轢死した事…?
隣老人があの場所を教え、知ってしまった事…?
愛猫を蘇らした事…?
娘を蘇らした事…?
たった一度の過ち、突然の悲劇が人の平常心、判断を失わせる。
引っ越して来てから、死や恐怖が纏わり付く。
それ自体、この惨劇への警告だったのであろう。
どんなに短い生涯でも、愛された記憶と共に、安らかに眠っていたい。
どんなに突然の悲劇でも、愛した記憶と共に、それを受け入れるしかない。
どんなに哀しく、不条理でも、人の生死の一線を犯してはならない。
それはもう、人のエゴに過ぎない。
ラストは89年版とは違う。
ネタバレチェックを付けるので触れるが、娘が母を殺しあの場所に埋め、父が娘を殺めようとした時蘇った妻に殺されあの場所に埋められ、死者として蘇った父母娘は幼い息子の元へ…で、幕。
あの後そのまま家族を続けたのか、この息子も?…と、解釈はそれぞれ。
悲劇の連鎖や皮肉的でもあるが、ラストはあまりにも愚かで哀しい89年版の方がいつまでも後味悪さを引く。
でも、本作も悪くなかった。
おそらくキング自身は本作を書きながら、自分は何て恐ろしいものを書いているんだろうと身震いし、自分は何て哀しい話を書いているんだろうと涙もしただろう。
改めて本作は、“蘇らせてはならない”戦慄の作品であった…。
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