グレタ GRETAのレビュー・感想・評価
全67件中、41~60件目を表示
クロエ可愛い。 イザベル恐ろしい…
音楽が割としっかりホラーで怖い部分は音楽も不安になるわかりやすい作り。
しかし「あ、ここ怖くなるぞ」と頭で理解していても、グレタ役のイザベルの無表情を見るだけでヒィー!と震え上がってしまう。
フランシス役のクロエも後半になるにつれて、追い込まれていく表情がなんとも凄まじい。
これは二人の名優のバトル映画なのかも。
常にハラハラさせてくれた良い脚本と演出だった。
イザベル・ユペール、こわい
色々つっこみどころは多いが、サイコサスペンスとしてまあ平均点。
ただ、クロエ・グレース・モレッツは、ある意味ミスキャストかな?だって、ホントはめっちゃ強くて覚醒して暴れるのでしょ?と期待させられてしまうからね。
バッグをひろっただけなのに、という邦題でも、いい。
「グレタ」、フランスっぽいけど、アイルランド・アメリカ合作映画。
クロエ・グレース・モレッツ、ああ「ジャックと天空の巨人」の王女様か、っていうのは俺くらいかな。
ニューヨーク・マンハッタンで、高級レストランのウェイトレスとして働くフランシスが、地下鉄で見つけた落し物のバッグを届ける。落とし主のグレタ(イザベル・ユベール、フランスの女優)は夫をなくして娘はパリに留学中だといい、「母を亡くしたばかり」のフランシスと意気投合する。ところがこのグレタが・・・、という、「スマホを落としただけなのに」ならぬ、バッグを拾っただけなのに、ってタイトルにしてもいい映画、展開も結構似ている。
枠は「よくあるサイコスリラー」に違いないんだけど、ベースになってるストーリーとして、それぞれの親子の葛藤とか喪失とか、あるいは虐待の記憶とか、ちょうど「ジョーカー」や「イット」や「ひとよ」でも見たような問題が、ストーリーに重要に関わってくろ、なので、ただのホラーとは思えない、かなり重たくて、人間って怖いなあ、って映画。
チューイングガムのように
拾い物は駅員または警察へ。
知らぬが仏、触らぬ神に祟りなし、親切心は命取り。
寂しさをたたえたグレタの瞳に吸い込まれ、うっかり好きになりかけてしまった。
似た寂しさを抱えるフランシスが彼女の中に母を見て慕ってしまうのも分かる。
グレタの異常性はわりと早い段階で示される。
棚に並んだ大量のブツ、一目見てわかる彼女の目的と手段。
さあこれからどんな悪いことが起きるのかしらとワクワクゾクゾクした。
期待通りエスカレートするストーキング行為には絶妙にリアリティがあり、音楽の効果も相まってかなり怖い。
レストランのシーンは衝撃だった。
周りの知らぬ存ぜぬな態度と何もしてくれない警察への苛立ちも含めて。
ただ、だんだん見え見えになってくる展開と、面白そうな要素が全然活かされないことへのストレスが増してくる。
箱に閉じ込められた時は本気で息が詰まって恐怖満載だったのに、一瞬で出されてその後全然活用しないのはいかがなものかと。
ベッドに縛り付けてもガタガタうるさいし、放置プレイ確定なら箱にしまったままにすればいいのに。
カムバック絶望感。
娘のエピソードはもっと掘って欲しかったし、カウンセラーの女ももっと使って欲しい。
グレタの正体を暴ける良い機会だったのに。
実の娘にも発揮されていたその異常な執着を詳しく聞きたかった。
フランシスの不用心さもあまり好きじゃなかった。
夕食時の強い拒絶はちょっと不自然で無鉄砲過ぎる。
態度を豹変させるんじゃなくて上手く理由つけてフェードアウトすれば良いのに〜と思ってしまった。
まあそうしたところで未来は変わらなかっただろうけど。
ただ、立場が本当にマズくなってからのちょっとした機転と行動力には昂った。クッキー美味しいね。
前半で感じた興奮がことごとく萎んでいく悲しさはあれど、グレタの魅力はやはり強い。
品のある気持ち悪さを常に保ち、映画全体に流れる空気を支配していたように感じる。
画面のどこかに彼女が立っていやしないかと、フランシスやエリカが映るシーンではついつい後ろの方を気にしてしまった。
チャラチャラして見えるエリカの強さも好きだった。
腸内洗浄の話は詳しく聞かせて欲しいし、彼女の人となりをもっと知りたい。キャラが面白すぎる。
タイプの違うフランシスとどう友達になったんだろう。
そして役立たずの父親よ…。お金持ちで羨ましいな。私にも綺麗なお部屋買って頂戴。
映画としては微妙だったけれど、やっぱり自分に起きたらと思うとたまらない。
私には一緒に暮らしているギャルな友達もいないし、マンションの防犯性はアホみたいに低い。
次に引っ越す時はマイカ・モンローと一緒、もしくはマイカ・モンローの隣の部屋に住みたい。
親切心も程々に
地下鉄で誰かが置き忘れたバッグを見つけ、バッグの持ち主グレタの家までバッグを届けた主人公が、グレタからストーカーのようなつきまといへと発展していく話。
ストーリーとしては、サイコパス映画にありがちな内容だけれど、グレタの登場からラストに居たるまでの顔の表情の変化が真に迫っていて気持ち悪さが伝わってきて良かった。また、ラストも意表を突く展開でなかなか楽しめる作品でした。
ユペール様
ストーリーはありきたりでしたが、イザベル・ユペールはいつ観ても迫力がありますね。巨匠が使いたがるのが分かります。監禁ではなくて、フランシスを犬の如く手名付けてしまったラストを予想していたので、もうちょっと意外性が欲しかったです。私は、『ELLE』の方が変態的だと思います。
瞳
それなりに怖かった。
体温をあまり感じさせない、主演の瞳が単純に怖い。
イザベル・ユペールを観たくて行ったのだけど、そこは満足。
無表情ではないのだが、何故か感情を感じさせない彼女の演技が見たかった。日本人ではああはいかない。何かしらの誇張を感じるのだが、彼女には全くそれがない。
見事なサイコパスぶりだった。
銃殺した直後の軽やかで下っ手くそなステップは身の毛もよだつ。
お話しは良くまとまっていた。
1人の女性がストーカーされ監禁、そしてその結末。何番目かはわからないのだけれど、被害者は複数人におよぶ。
少し説明不足なとこもあって、監禁されてるフランシスが何故に従順なのかは分からなかった。おそらくそれなりの策略があったとは思うのだが、編集上カットされていたのかもしれない。
元看護師で、薬物の知識が豊富な老婆。
おそらくなら筋弛緩剤のようなものを少量盛られ続けてられてあのかもしれない。
ショッキングな場面もあり飽きるって感じではなかったのだけど、ちょっと既存の物語感は拭いきれなかった。
スピード感もあったんだけど…なんだろな?結構あっさりだった印象。
いや、そのあっさりこそが生命線であったのかもな。見た目に異常を感じさせないからこその怖さって、後からジワリと来るのかもな。
焦点があってるようで合ってない。
瞬きをしてるのだろうけど、してたかな?と疑問をもたせられる。
そんなグレタの瞳が印象深い。
あっという間の狂気
落し物を届けて始まる美しい女性達の、温かい友情。が、、あっという間に狂気の沙汰に。
誰かを想う気持ちは、独占欲と紙一重なの?
最後まで息が苦しくなる展開。
鑑賞後は、深呼吸が必要でした。
親切は命取り
地下鉄に置き忘れられたカバンを拾い届けた女性が、カバンの持ち主グレタと仲良くなり付き纏われて行く話。
寂しい年配の女性への同情半分、前年に亡くなった母親への想いを重ねるところ半分で友人になって行く主人公が追い込まれるストーリー。
対比要員にも感じる同居のエリカのクソっぷりもあり、超良い子ちゃんなフランシスに対し、結構な急展開で距離を詰めてきたグレタの気持ち悪さw
どんどんサイコ感が増して行く中で、エリカと相談しつつも相変わらずの浅はかさはちょっといただけなかったけど、そこから加速するグレタや、気にも止めなかった音が鳴り響き繋がって行くラストへの流れはスリリングで良かった。
いや〜怖かった。ドキドキが止まらない
大好きなイザベル姉さまの、本気で怖い演技に震え上がりましたね。
まさにサイコパス。
それにしても、詰めの甘さが目立つというか、ネタバレしたくないので、詳しくは言えないが……言いたいwww
なぜ?がたくさん、出てきますよ。
間違い探ししたら、10個は出てくるかな〜
私ならどうするかな、みたいなことを考えながら見てましたが、いやいや、あの状況でまったり抱き合って、エッフェル塔だけ?(←ギリ大丈夫?)
甘すぎる〜〜ベッド オンでしょ。
エンドロールのあとも何か出てくるかと、かすかに期待してました〜
はあ〜怖かった。
ね〜
美しいサイコ映画
なんかホラーに近いスリリングさがある映画で面白かった。
グレタの病気の詳細は描かれていなかったが、拗らせて若い女の子に執着し自分のものにする為には手段を選ばす追いかけるといったストーリー。
今回ターゲットになったのがクロエ演じるフランシスなんだが、まずなんと言っても可愛い。
子役時代の可愛さも残りつつ大人の美しさも兼ね備えている。だからグレタに付き纏わられ、追いかけられ逃げる姿に簡単に感情移入ができる。演技もなかなか良かったしね。
グレタ演じるイザベルも中々サイコ感ある演技が素晴らしくこれまた絶対的な悪として見入ってしまう。
優しい姿といかれた姿が分かりやすくストーリーを楽しむ事ができる。
あそこまで被害受けて警察が大して動かなかったり、殺されかけたその他の被害者がそのままだったり気になる点もちょくちょくあったけど、
グレタとフランシスのホラー要素を入れた追いかけっこ映画としては単純に楽しめた。
最後にフランシスの友達エリカが助けるのだが、友達が最後に助けるってのもよかった。
主要登場人物が全員女性ということもあって綺麗なサイコ、ちょっとしたホラー映画として楽しむことができるのではないか。
グレタ~それを拾ったら終わり
大興奮しました!
スタイリッシュ・サスペンスの大傑作!!
・・シックなふりしてジャジャジャジャ~ん
マダム・グレタの狂気に冷💧冷💧冷💧
果てしなくサイコなマダムを演じたらイザベル・ユペールの右に出る方は居ないでしょう!
余りの見事なハマりっぷりが爽快にさえ見えてしまいました
上映館は少ない様ですがスルーしたら〇〇に閉じ込めるぞ!と脅したくなる程の怪作です!
刺激を求めに是非!
注意事項!
・・ポップコーンはSサイズが良ろしいかと・・
吹っ飛ばす可能性あり😅
後、拾得物は速やかに交番へ!!
【イザベル・ユペールの人としての感情が感じられない目が据わった表情の凄み、獲物を捕食するような姿に戦慄した作品。】
ーイザベル・ユペール演じるグレタの、人知を遥かに超えた怖さに慄いた。ー
何故なら、
・”最近の機器は使えないの・・”と言いながら、フランシス(クロエ・グレース・モレッツ)のスマホに次々と写真を送ってきたり
・扉の中の夥しい数のバッグ・・、そして後ろに貼られた付箋・・
・フランシスが働く店の、通りを隔てた所で長時間、無表情で立っている姿・・。
・罠にかかった探偵の姿を見下し、薄笑いしながら、ヒラヒラ踊る姿・・・。
-物凄く、怖かった・・。グレタは絡新婦かと思った・・。-
・リストの美しいピアノ曲の数々が、恐怖を増幅させるし・・・
フランシスの友人エリカ(マイカ・モンロー:「HOT SUMMER NIGHT」も良かったが、今作で好感度大アップ。完全に役と混同している私がいる・・)の勇気を振り絞って、グレタと対峙する姿に、”心の中で”気を付けろ!、扉の裏にいるぞ!”などと、手に汗握りながら、”一人応援団長”になってしまったぞ!。
・ミニチュアのエッフェル塔、頑張れ!と思ったのは私だけ?(グレタに対する皮肉を込めた小道具なんだけどね・・)
もう怖すぎます、イザベル・ユペール。可哀そうなクロエ・グレース・モレッツ。精神的にキツイ98分。
<けれど、矢張り素晴らしき女優、イザベル・ユペールを堪能した98分であった。
でも、矢張り怖かったです。無表情な、イザペル姉さん・・。>
<2019年11月8日 ”TOHOシネマズ名古屋ベイシティ”のレイトショーで鑑賞>
モンスターおばさん、暴れまくるの巻
ニューヨークのレストランで働くフランシス(クロエ・グレース・モレッツ)。
ある夜、地下鉄で高級バッグの忘れものを見つけた。
翌日、持ち主のもとへ届け、持ち主である上品な初老の女性グレタ(イザベル・ユペール)と懇意になるが・・・
といったところから始まる物語で、『エル ELLE』の延長線上にあるような恐ろしい女性のサスペンス。
だが、グレタが早々に正体を露わにてしまうので、まるでハラハラしない。
この手のサスペンスは、前半はごく普通の女性、それも親切そうな女性が本性を現し・・・というのが個人的には良いと思うのだけれど。
重ねてだが、フランシスが行方不明になってしまうぐらいまでは普通の女性、行方不明になる直前あたりで正体が・・・
後半は、そのフランシスを探す物語としてサスペンスが醸成される・・・っていうのが好み。
ということで、モンスターおばさん、暴れまくるの巻なので、ニール・ジョーダンが監督しなくてもよかったのでは?とも感じてしまうが、さすがに『モナリザ』を彷彿とさせるほど音楽の遣い方は上手い。
あ、ニール・ジョーダンが監督しなければ、イザベル・ユペールも出演していないかな。
全67件中、41~60件目を表示