浅田家!のレビュー・感想・評価
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楽しいことは嬉しいこと
写真、好きですよ
中学の頃からカメラ持って持ってました
修学旅行の時なんて36枚撮り何本使ったかな〜
最後には家に帰るでしょ
でね、残ったフィルムでいつも「なな」を撮って終わらせてたな
だから旅の終わりはいつもなな
なな? ななはね、我が家の柴犬です
気品あふれる上品な女性です
彼女に見つめられると嘘などつけなくなる
「ローマの休日」のアン王女を少しツンとさせた感じかな
今でも写真は撮ってますよ、もう10年くらい同じ場所からの写真を撮ってます
工業地帯って変わらないですよね、風景が
会社の駐車場に車を停めてパチリってね
家族写真ですか、撮らなくなったな〜
子供が大きくなると撮らないでしょ、子供が小さい時は撮りましたよ、「はーいチーズ」じゃなくて「はーいへんな顔〜」って言って撮ってました
娘は変顔したけど息子はいつもつまらなそうにしてましたね
今見返すとやっぱり私は写真の中に居ないですね
三脚は持ってたけど毎回使わないし持ち歩かないからね
だから直ぐに気が付きましたよ
でも気が付かせ方がすげー泣かせる、ってか泣きました
クッソー 二宮ー! 泣かせんなよ
テッシュ3枚使ったわ
写真家だけに
2本立て2本目。家族の大切さ。 前半はコメディ色強し。変な家族、だ...
手痛いわ
関西弁がめちゃくちゃなんが気にかかる。風吹ジュンはできてる。風吹ジ...
良かったです!
浅田家!
浅田政志さんとその家族の魅力が満載
なりたかった自分
新しいタイプの感動映画。
二宮くん目当てで観ました。元ネタの写真集は読んでいません。
感想
浅田家の温かさに終始癒されました。こんな家族もいるんですね。笑顔の絶えない幸せな家族団らんの様子が羨ましく思えました。
その一方で、震災や病を患った一家からの依頼、父の入院や政志の進路の葛藤、写真家としての売り上げの悩みなどの重たいテーマも描いていて映画としての全体のバランスが上手く取れていたと思います。何度か涙腺が刺激される場面もありつつ、ラストは温かい浅田家の写真で終わらせる構成はお見事です。
写真の重要性を深く感じる一作でした。
また、度々映る海の写し方が綺麗だなと思いました。
俳優陣の演技は皆さん自然な演技をされていて、素晴らしかったです。
総評
日本アカデミー賞を獲るのも納得の傑作。人当たりの良さが生み出す家族の温かさに是非触れてみてください。
観終わった後、家族を大事にしたい!人に優しく接したい!と思えました。
最後に、今作でも3.11が描写されていましたが、最近の映画は震災がモチーフの作品が増えてきていると感じました。時が過ぎても忘れてはいけない事なので、このように作品として記憶に、記録に残り続けていく流れが出来てきていることは素晴らしい事だと思いました。
家族は生き甲斐
笑えて泣ける家族物語。
『チチを撮りに』『湯を沸かすほどの熱い愛』『長いお別れ』と連続当たり中の中野量太監督作。
これだけ好みの要素がありながら、何故か公開時何となく観に行かず…。
で、見てみたら、やはり良作であった。
事実を基に構成した浅田家の物語。
専業主夫の章、看護士の順子、真面目に働く長男の幸宏。
…に見守られながら、プロの写真家を夢見る次男・政志。
が、専門学校卒業後も冴えない生活を送り、家族を心配させていた。
そんなある日、政志にカメラを教えた父の言葉がきっかけとなる。
「昔、消防士になりたかった」
そこで政志は、父に消防士のコスプレをさせて写真を撮る。
母は“極妻”風、幸宏はレーサー、家族の“なりたかった夢”を写真に撮る。
それからも様々なシチュエーションでコスプレして、ユニークな家族写真を撮り続ける。
家族写真数あれど、こんな風変わりな家族写真は見た事無い。
家族全員で包帯グルグル巻きの怪我写真、大食い選手権、日本代表、選挙、バンド、海女さん、酔っぱらい、泥棒、疲れたヒーロー(←これ、一番笑える)などなどなど。
政志はちょっとヘンな人? それとも異端の才能?
家族皆で撮った数々の写真。
これで自信が付き、上京。が、現実は甘くなかった。
面白さは認められるも、「これってただの家族写真だよね?」と厳しい評価。何社も何社も…。
そんな政志を支えたのが、先に上京していた幼馴染みの若奈。
彼女の発案で個展を開き、とある出版社の目に止まり、やっと写真を出版。
ところが、全く売れない。
しかし、遂に遂に!
写真界の栄えある賞を受賞。
気付けば、何年経った事か。
写真家だけじゃないが、プロの道を目指すって本当に長くて波乱。
例外の人もいるが、一人の力じゃとても無理。
授賞式での父のスピーチが良かった。
家族は生き甲斐。
それは政志も同じだろう。
念願のプロの写真家としてデビュー。
自分の家族のように、要望に応じて写真を撮る。いつしか全国を回るように。
その最初の家族は、岩手県の家族。満開の桜を背景に。
こんな幸せな家族写真もある一方…
余命僅かな子供がいる家族。かつて皆で一緒に見た虹。それをシャツに書き、撮って貰う。
その時、政志の瞳に濡れ光るものが…。
それぞれの家族の思い、家族の物語。
それらを写真に撮り続けていたが、あの未曾有の大災害の日が…。
話題の豪華キャスト。
二宮和也、妻夫木聡、菅田将暉、日本アカデミー賞主演男優賞受賞者揃い踏み。
ニノはナチュラルながらも、ナイーブさも滲ませる好演。
兄役・妻夫木とも絶妙なやり取り。
菅田はさすがのカメレオン役者を見せる。
ニノとは2度目の共演&2度目の恋人役の黒木華。『母と暮せば』ではニノがポジティブ思考、黒木がおしとやかだったが、今回は黒木がグイグイいくタイプでニノが支えられる方で、立場チェンジ…?(にしても、あの逆プロポーズ!)
両親役の平田満、風吹ジュンも良かった。特に平田が泣かせる。
脇を固めた渡辺真起子、北村有起哉(一番泣かせたかも?)らも印象に残った。
邦画にはホームドラマの名手が多い。
中野監督はその新たな名手。
本作は監督作の中でも最もエンタメ要素高いのではなかろうか。
豪華キャストだし、前半はとにかくコメディタッチ。それに、ベタと言ってしまえばそれまでだが、夢を実現させるまでを感情移入たっぷりに描く。
だけど、それだけじゃない。
ユーモアとハートフル。
シリアスと、今自分に何が出来るかを模索する…。
東日本大震災。
被災地を訪れ、目の当たりにし胸を痛める。
その一方、出会いも。泥で汚れた写真を洗浄するボランティアに参加。真面目な好青年の小野クンや父親の写真を探す女の子らと交流を深める。
が、心境に変化が。家族写真が撮れなくなる。
まあ、無理もない。
多くの人が大事な家族を亡くした。そんな時、家族写真なんて撮れるものか。
今こうやって写真洗浄だって。北村演じるクレーマーの気持ちも分からんでもない。
でも、写真で家族と再会し、喜んでくれる人も沢山いる。
だけど、どうしても家族写真が撮れない。
今自分に何が出来るのか。
今自分は何を撮りたいのか。
今自分は何を撮れるのか。
答えを見出だせないまま、一度実家に戻る。
長らく留守にしていたにも関わらず、明るく迎え入れる浅田家。
が、程なくして父が倒れ、身体に麻痺が…。
「もう家族写真は無理かな…」
そんな政志の言葉が幸宏を怒らせる。
政志の模索、苦悩は続く。それは、プロデビュー前の燻っていた頃より深いかもしれない。
父の撮ったアルバムや思い出の地を兄弟二人で訪ねる。
そして再認識する。
家族は生き甲斐。
政志は被災地に戻る決意をする。
病気の父を残して行くのは心苦しい。でも、必ずまた浅田家家族写真を撮れると信じて。
政志は再び家族写真を撮り始める。
こんな時でも。
…いや、こんな時だからこそ。
辛い時でも、悲しい時でも、家族の思いが幸せを繋ぐ。
それを写真に撮り続ける。
人の記憶も残るが、写真はより鮮明に残る。
私も家族写真を引っ張り出すと、ついつい時間を忘れて見てしまう。
笑いも。
悲しみも。
幸せも。
全ての思いを写真に収めて。
浅田政志にしか出来ない家族写真。
そして、ラスト。
このユニークな家族にも遂に、悲しいその時がやって来た。
…と、思ったら!
何処までもユニークな、浅田家!
心温まるというか、ほっこりする話
ジャニーズファンではないが…
この作品の予告編を見たのは覚えている。なんとなく観に行きたいとは思っていたが、それほど熱量が高くなかったので、後回しにしてしまっていた。それに、ジャニーズファンでもない私が観に行くのはどこか気が引けた。主人公・浅田政志を演じた二宮和也が出演する映像作品に触れたことがなかったからである。しかし、実際に観に行ってみると、それはただの杞憂であった。彼のことをよく知らなくても、十二分に作品の世界を堪能することができた。彼には、それだけのオーラがあるということだろう。今頃になって、改めて観に行きたいと思うようになったのは、何を隠そう、黒木華が出演していることを知ったからである。映画「日々是好日」やTBSドラマ「凪のお暇」で主演を務めていて、まじめで控えめな(清楚ともいう)役どころを演じるのに長けていたことが印象的であった。ただ、今回どのような役を演じるのか、前もって情報を持ち合わせていなかった。そこで、彼女が登場したときには、他の作品とはまた違った一面が見られたことを嬉しく思った。外見的なことをいえば、「凪のお暇」のアフロヘアーともいうべき天然パーマが痛烈に印象的であったが、今回はショートヘアーであった。黒髪のストレートヘアーが最も馴染んでいるが、これも似合っている。役どころとしては、二宮和也演じる主人公の幼なじみ(兼恋人・のちに妻)として、彼を猛烈にアシストし、彼に猛烈にアタックする。いわゆる姉さん女房気質の力強さを帯びており、いつもの控えめな感じとは一線を画していたといって過言ではないだろう。また、浅田家のメンバーも最初から最後まで目が離せない。政志の母を演じた風吹ジュンは、いかにも関西のおばちゃんが言いそうなことを言う(舞台は三重県津市なので、関西寄りの東海地方ではあるが)。彼女はどんな役でも自由自在に演じられるのだと改めて感じた。政志の父親を演じた平田満は、主夫として家族を優しく支える。甲斐性がないといえばないのだが、こんな父親も良いなあと思った。政志の兄を演じたのは妻夫木聡である。おそらく、劇場へ足を運んでいるのは、大きく分けて、二宮和也のファンと妻夫木聡のファン、そして、物語の後半に登場する菅田将暉のファンであろう。それゆえ、客席を見渡すと、40代前後以上の女性が多い印象を受けた。それだけ、この映画には存在感のある俳優がそろっているということは十分におわかりいただけただろう。ストーリーについては、公式ホームページなどを読んでいただたいた方がわかりやすいので、ここでは省略する(それに、できればネタバレは避けたいと思える作品であった)。後半は、東日本大震災を取り扱い、センシティブな描写もあるが、写真家・浅田政志の人生には、最後まで目が離せなかった。
よい映画でした
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