浅田家!のレビュー・感想・評価
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いろんな家族がありますね
よかった よかったんやで?
でもやっぱり「湯を沸かすほどの熱い愛」でハードル上がりすぎてる感は否めない
ただ、圧倒的良作であることは間違いない。
今時、写真は全部データで管理することが多いけど、現像されたものもまた粋で価値あるものなんだなと感じた。
自分の家族ができた時にまた観よう
見え方もきっと変わる
信じる人がいる
才能があっても、なくても。
志があっても、なくても。
待っていてくれる人がいる。
なんて心強い家族。
いつでもどんな時でも、大切な家族のために叱ってくれる。笑い合える。
素敵な家族だなぁと思いました。
皆さんの演技が素晴らしかったです。
泣いてスッキリしました。
写真愛が伝わる良い映画だった。
写真家、浅田政志氏の写真に対する愛や情熱を凄く良く描いている良い作品だった。
私もこの映画が公開されるまで、恥ずかしながら浅田氏の事を知らなかったのだが、
彼の家族写真を、他の職業になり切ったり、またはシチュエーションを設定して撮る斬新さに、
素人ながら面白いアイデアだなと思った。
そして、その浅田氏を二宮和也氏が巧く演じている。
彼の演技を見ているだけで、『ああ本当写真を愛するカメラマンなんだな』と伝わってくる。
二宮氏の等身大の演技はやはり才能かな。
特に、『浅田家』の写真集を出版した後、一般家庭の写真を撮る際に、
入念に各家族からエピソードなどを聞き取るシーンは、
本当に家族写真を大事にする人なんだなと伝わってきて、映画全体に優しさを与えていた。
また、震災で家族を亡くしてしまった人たちが、写真を見つけてみんな『ありがとう』という
言葉を残していくのがとても心に突き刺さった。
奇しくもこのパンデミックに見舞われている現在、世界中で家族に会えない人たちがいる中で、
確かな家族との思い出を伝える写真の大切さを伝えている映画だった。
本当、映画というのは不思議なもので、思わぬ事で時代を彩るんだな、とひしひしと感じる。
『糸』しかり。
ただ一つ気になったのは子役の子の東北訛りがちょっと不自然だったかな。
私自身も東北出身だが、イントネーションが明らかに違ったし、
例えば『なんで?』を『なして?』と言っていたのだが、
2010年代にの4~5歳くらいの子が『なして?』と使うのは
ちょっと違和感があった。
あまり無理に方言を入れないで自然にした方が良かったかな、という印象。
あくまで私の意見だが。
とにかく、素晴らしい作品でした。
きっと日本アカデミー賞に幾つかの部門でノミネートされそうですね。
しっかりセンシティブ。しかし軽やかな語り口
見終わった直感の感想
最強の人間何て居ない、人は皆んな弱い、そんな弱い人間が、ほんの少しの勇気、ほんの少しの優しさ、善意ある行動で、ほんの小さな何かを始める。
始まりはそんな小さな行動が、人と人とが繋がり、善意が波及、更に大きなムーブメントへと変化して行き、協調力と言う人間を最強足らしめる本質的な強さを構築して行く様子は心から震えるほど感動しました。
派手さはありません。
しかし丁寧に描かれる浅田と他者の繊細でピースフルなコミュニケーションは、劇中描かれる写真洗浄の様に観ているだけで心が洗われる、そんな気持ちになりました。
家族や親しい友人に会いたくなる、誰かと優しさで繋がりたくなる、そんな素朴で素敵な映画でした。
それぞれの家族に、それぞれの物語がある
事実をもとにした話だけに
大震災の事に触れるのは
ドラマチックさを狙い過ぎてる感じがして
某事務所の意向が強く入ったのかなぁ
なんて、変な深読みが頭をよぎってしまった
「82年生まれ、キム・ジョン」観賞後
こちらを見たのですが
家族っていいな
家族が増えるって良いな
こうやって繋がっていくんだな
繋げていかなきゃなと思う作品でした
支える人と支えられる人と
ある写真家とその家族の物語。人と人との繋がりを考えました。
いろいろな出来事をほぼ時系列で描いています。
人生は一度でその中を通じてやりたいことが出来る人はそれ程はいない。もがいて生きていくのに家族の絆は一つのヒントなのかもしれません。
高原家は?
桜吹雪の家族写真の高原家を探しに
被災地に行ってるのですが高原家の家族は見つからなかったのでしょうか?
昨晩、寝てなかったので寝落ちしたのでしょうか?
誰か教えてください。震災映画は苦手なのですが実際のボランティアの人々の心情には頭が下がります。素朴な疑問てゎすが実際の浅田さんは何処に寝泊まり
とか被災地のボランティアの人達の生活シーン少し観たかった。
家族っていいですね
学生時代写真が好きでカメラをもって色々な所へ出かけていきました。旅先できれいな風景を撮ったり建物を撮ったりしましたがやはり人物が一番好きでしたね~。お父さんの気持ち、それを受け継いだ政志さんの気持ちよ~くわかる気がします。
当時は重い一眼レフや交換レンズ、ストロボなど一式カバンに入れて持ち歩き、結構な覚悟で撮影をしてましたが、正直構えて撮ったものより偶然撮れてしまった何気ない写真の方が味があったと記憶しています。写真部で出展用に力が入って撮ったものより日常持ち歩いているコンパクトカメラでの写真の方が今でも楽しめていると思います。
今は気軽にスマホでとてもきれいな写真が撮れるので以前より楽しい写真が撮れるしスマホユーザーすべてが写真家になれるんじゃないかとさえ思います。
全体としてのコミカルな話と後半の東日本大震災に絡んでのストーリー。なかなか沁みてきました。涙を流しながらシャッターを押す主人公の姿にこちらも涙してしまいました。
震災のことはセンシティブな題材であり、地域的に実際直面していないので深くはわかりませんが、実際に家族写真集「浅田家」と「アルバムのチカラ」を原案として作られた作品のせいか結構くるものがありました。
自分自身両親とも他界しているのでこれから撮ることは叶いませんが政志さんのような家族写真が撮りたかったなぁって心から思います。
やはり実話ベースでいい役者さんがそろっていい作品になっていると思いました。
もう流石に「ジャニーズ映画」みたいなことをいう方は減ってきていますが、二宮さんよかったです!
お父さんの平田満さん「銀ちゃん、かっこいい」の『蒲田行進曲』から好きでしたが本当にいいバイプレーヤーだと思います。
お母さんの風吹ジュンさん、浅田美代子さんで驚いた後に「さらにすごい歌唱力の歌手が出てきたなぁ」って当時思っていましたが、俳優に転じられて本人にとっても映画界にとっても大正解ですね。
主人公を支える立場でのお二人、お兄さんの妻夫木聡さんも家族をまとめる一番重要な長男を見事に演じられていましたし、「家族に入れてほしい」という黒木華さんもとても大切な役どころを務められ実力を感じました。
あと静かに大事な後半を支える菅田将暉さん、渡辺真起子さん、北村有起哉さん、みなさんいい役者さんですね。映画が締まります。
色々な観方があるようですが私自身はとても感動できるいい作品だったというのが率直な感想です。中野監督の他の作品も観てみたいと思いました。
さすが中野量太
前半は「良い家族」なファンタジーだけど、東日本大震災後は、中野量太監督一流のお涙頂戴ではないハートウォーミングな「泣ける」話に。なによりも個々の家族がまるでそこにいる本当の家族のようで、笑いながら泣くなんて経験を本当に久しぶりにした。これが実話ベースだというのだから驚く。
浅田家の家族はドラマ的だが、幼馴染みの黒木華の存在感と、菅田将暉のホント臭さか素晴らしい。
子役もスゴいね…
追記
でもね、この映画を観ていて思ったんだ。いまの我々が抱える閉塞感や無力感は、あの震災の時に我々に刻み込まれた無力感から来ているんじゃないかって…
あの時の、「人間の存在なんてちっぽけなもの」と思わせられた経験に由来するんじゃないか、って…
そこをも救ってくれるよね。ほんの小さな力でも、救えることがあるんだ、って。
負けてなるか!…
写真って素晴らしい
私は嵐のファンなので、ニノが見たいという邪な理由で見に行きました。
彼は日本を代表するアイドル。
ですが、素晴らしい俳優であることはこの映画で改めて感じます。
実話を基に作成とされていますが、本当に浅田家のような家族がいたらなんで素敵なんだろう。
あんな素敵な両親がいるんだろうか…と感じそうなところなのですが、脇を固める俳優陣が素晴らしくなんの違和感もなし。
あと小野くん演じる菅田将暉さんも胸がキュッとなる演技をされていました。
Fukushima50の時も書いたのですが、
今になって当時知らなかった311の事実を知ることができる映画に感謝。
なかなかフィルムで撮った写真を写真屋さんでプリントすることがないので、私も父親のお古のカメラを引っ張り出してみようかな。
爽快な作品である❗️
家族写真なんか家族だけしか見ないよ!という編集者。ある意味正論だがモノが違うと感じるセンスが必要だったね。残念!
華(はる)ちゃん今回もサイコーでした。こういう役柄のはるちゃんが特に好きです。
それにしてもこの爽快感はこの家族のキャスティングに尽きるのではないでしょうか。思わずにっこりとさせていただきました。ありがとうございました😊
是非映画館で🎦
浅田家の一員になりたい!
父親から譲り受けたカメラを手にした政志。
写真にどんどん引き込まれて、何もしなくなる💦
まるで天才写真家のようだ(笑)
自分が満足した写真を撮るために、家族写真を撮るなんて、家族は大変そう!
東日本大震災で震災した、かつて家族写真を撮った家族を探しに岩手へ。
仕事をしたからといっても、中々出来ないと思う
心優しき政志の性格は、家族が作ったに他ならない。
父親を亡くした少女の家族写真、どう撮るのか気になった。
父親は少女達、家族を撮ってばかりいたから写真がなかったんだなあ。
"写真を撮る“"写真を残す”ということ
スマートフォンがどんどん進化して、誰でも簡単に写真が撮れる現在。
撮った写真はちゃんと見返していますか?データのままじゃないですか?
改めて写真を撮るということの在り方を見つめ直させられました。
その人たちらしさを最大に引き出す家族写真を撮る仕事を順調にこなして行く二宮くん演じる浅田政志。
小学校の入学記念や、家業を引き継いでくれるお祝いなど、わかりやすい幸せな家族を撮ってきました。
次に依頼を受けたのが難病を患った長男を持つ4人家族。
今までの家族とは明らかに違いましたが、4人でTシャツに虹を描いたり川の字に並んで寝ている様子は、たしかに幸せな家族でした。
それに対し政志は思う所があり、ファインダーを覗く目からは涙が溢れ、中々シャッターを切ることができませんでした。
このシーンこそが"カメラマン浅田政志”を最も表し、ラストに効いてきます。
震災のボランティアとして政志と出会う大学生を演じた菅田くん。
やっぱりすごいですね。
今や出演する作品どれにも主役、あるいはキーマン級を演じている彼ですが、今回はまぁ前に出過ぎていない!
スクリーンの中ではいい意味で存在感が平凡なんですよね。
オーラの調節とでも言うのでしょうか?笑
大半の人がこの作品、"浅田家“を見て羨ましく思ったのではないでしょうか?
そして自分たちも写真を撮ろうと。
思い出を写真にするだけでなく、わざわざ写真を撮ってそれを思い出と繋がりにして行ければいいですよね。
食卓から始まり食卓に戻る映画
両親、兄、そして自身の家族四人が様々な職業のコスプレに扮した写真集「浅田家」で、2009年に木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・浅田政志氏(1979~)の、自著に基づいて制作された実話ドラマであり、多くの人の想像通り、「家族」をテーマにした作品です。
ドラマの舞台は彼方此方に広がりながら、浅田家の食卓から始まり食卓で終わるという、浅田家のダイニングルームを小宇宙にして展開する、いわば“浅田家”という一家族の私小説映画といえます。
但し、単純に家族愛、家族の絆の崇高さを謳い上げてはおらず、笑い、泣き、(手に汗)握る、という、やや不完全燃焼気味ながら、娯楽映画に必須の三要素を備えた秀作です。
映画は前半と後半で作風が全く異なります。
コミカルな前半は、主役の政志は専ら客体となり、その時々により兄と幼馴染の恋人の二人の視点から描かれていき、政志の感情表現より行動表現に徹します。やや奇矯な彼の言動とそれに翻弄されつつ包容する家族が、殊更クローズアップされ映像化されていくために、観客は一幕の喜劇を観賞するように、仄々とした愉快な気分に陥ります。寄せカットが殆ど無く、引きカットで撮られているので、深刻で重々しい空気感はなく、弛緩して心地良くただ微笑ましく眺めていられます。
但し、後半、東日本大震災後が舞台になると、カメラの視点が政志に移り、政志自身の感情が情動的に直に描かれていきます。前半の抑揚のない緩いテンポの長音階から、激しいリズムの高速の短音階へと、映像が転調します。
落差の効いた、この切れ味鋭いメリハリを創作した脚本構成は見事です。
被災支援の苛烈で悲惨な、ある意味で殺伐とした情景が、徹底的に政志の主観で描かれていきますが、そのプロセスで家族写真成立ちの本質に覚醒し、物語は原点、即ち「浅田家」のダイニングルームに回帰することになります。
そこにフォーカスされる食卓こそ家族のシンボルであり、レゾン・デートルであり、エッセンスであるという、非常に深遠な哲学的サジェスチョンを寓意している、と捉えるのは穿ち過ぎでしょうか。
「家族」をしかつめ顔で振り被って表現されるより、日常の一断面を捉えた家族写真を通じて浮き上がってくる暖かさには、率直に感動します。政志が家族写真を専門に請け負い、各地の家族を演出して写真を撮っていく、他愛ないシークェンスを眺めていた時、何故か涙が溢れるのを禁じ得ませんでした。
写真の大切さを再認識
山田太一は、多摩川水害の被災者が家族のアルバムが流されたことが最も辛いと語っていたことに『岸辺のアルバム』の着想を得たという。
今や写真はほとんどが電子データで保持する時代。クラウド環境にバックアップも置ける。プリントが主流だった時代には、ネガなければそれが唯一のものだから、その貴重さは今とは比べ物にならない。
写真はある部分で人と人との絆の証。写っている人物が現に存在していたことの証だ。思い出のために撮った写真は、いつかそういう証になるのだろう。
行方不明の父親の写真を探す幼い娘、遺体が見つかった娘の遺影になる写真を探す父親、紙の写真しかないから必死で探す。
東日本大震災で、「写真の返却」という活動は実際に各地で起きていて、それが多くの人の心を癒したと聞く。
さて、この映画は実話(自伝)に基づくフィクションだという。
主人公とその家族、恋人(後の妻)は、風変わりで面白い。
その家族たちが主人公に振り回されるコミカルな様子を描いた物語と、大震災の被災地で主人公が現地の人たちとふれ合う物語の二重構造になっている。
主人公は、他人の家族写真を撮る仕事に熱中していたかと思うと、被災地に赴いて写真を撮ることから離れてしまうので、彼の家族は「私たちの写真はいつ撮ってくれるのか…」を気にして待つようになる。
色々な家族と出会い、それぞれの事情に寄り添って家族写真を撮ってきた主人公は、震災地で別の写真の意義を知ることになるのだが、彼の家族はそこに踏み込まない。
あくまでも屈託なく、風来坊な次男を暖かく見守っている。
そこが、この映画の物足りない部分でもある。タイトルも『浅田家』なのだから、主人公の体験を通じてこの家族にも何らかの変化が起きるか、あるいは主人公の変化を受け止めるような描写が欲しかった。
最期のシークエンスで、相変わらず家族のフェイク写真を撮っているのは、「もとに戻った」と言っているようだ。主人公がスランプに陥っていたのなら、それで良いだろう。
だが、そうだったのか?
被災地での主人公の心境の追い方も浅く、解りづらい。女の子から依頼された家族写真が撮れない苦悩にもっと集中していれば、抜け出したという感覚がもっと伝わり、真の成長物語になったと思う。
二宮和也を始め出演者たちの演技は良い。だが、みんなディテールの小芝居にとどまってしまっていてる印象で、それは演出のせいだと思う。
北村有起哉は、ああいう芝居が実に上手い。
子役がズ抜けて素晴らしかった。
写真の価値を改めて問う良作
あまり今作に興味がなかったのですが、嫁に連れられて鑑賞しました。
結果、今年見た映画の中では一番良かったのでは?という良作でした。
昨今、携帯電話のカメラ機能は当たり前になっていますが、その昔はカメラをしっかり持っていなければ、写真を残せない時代でした。この映画は、写真を撮る、残すということの意味を改めて問う作品だと思います。
震災当時、現地へボランティアへ赴きましたが、
震災を知らない世代も少しずつ増えてきました。こういうことがあったということ、震災の教訓を残していかないといけないこと、
そういった意味でも良いテーマを投げかけていると思います。
主役の二宮さんの演技が、キャラクターとよくマッチしていると思います。
弟はなりたかった写真家になった。家族全員を巻き込んで。
中野監督の描く家族は、いつも温かい。これほど素直な関係の家族もいないだろうなあ。そう思う僕の気持ちには、憧れの感情がある。自分の親に対しても、自分の子供に対しても、あそこまで一緒にふざけることなんてできないもの。それは、関西圏と関東圏の違いだろうか?あの家族特有のフレンドリーさなのか。何なのか。なんか悔しい。
そう思いながら、このままコメディ―チックに終始するのかと思いきやの急展開。写真家であることも、家族写真を撮っていたことも、みんな”かの地”とかかわることへの運命かと思わされた。
そして最後の写真、いいなあ。まんまじゃん!って笑って、そしてちょっと泣けた。
誠実
中野監督は、家族や人の情や繋がりを、非常に大切にされている方なんだなー
ということを作品から深く感じます。そして、とても優しいなぁ…。
前情報無しで鑑賞しましたので、
最初に三重県という地元の映像が流れ、それだけで嬉しくなって、
さらに、演者の皆さま、お上手で方言も耳に心地よく、
涙と笑いのバランス良く、終始飽きることなく楽しめました。
浅田家は、少し個性的ではあるけども、奇をてらい過ぎの嫌みもなく、
こんな家族の知り合いになりたい!って思わせてくれました。
薄れていく震災の問題も、大袈裟過ぎることなく
事実をきちんと伝えてくれている誠実さを感じました。
とても真面目な良き作品だと思います。
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