浅田家!のレビュー・感想・評価
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タイトルのネーミング以上に泣ける!
すごくいい映画。こんな家族を持ちたい。
写真のもつ力はそれを撮る人間達の魅力で作られるんだな。笑いあり、泣きあり、感動しました。
タイトルと予告編の印象と中身が違いすぎる笑笑
けれど、飾り気がないのも好感持てるな。
虹の家族、父親が映らない写真、卒業アルバム
思い出して泣きそう。
俺も人を感動させる写真をいつか撮ってみたいな。
癖
見終わったあとは凄いものを見たなと思ったのですが、帰り道によくよく考えてみると気になった点がいくつもありました。そのため少しだけ評価が下がりました。
まず褒めポイントとして、浅田さんの写真を通して人々を幸せにしていく物語の軸がぶれずに最後までストーリーを描ききれていたところです。見やすいストーリーに落とし込みつつ、東日本大震災に対しても配慮できている映像なのがよかったです。地名を変える必要性はないとは思いましたが。
ここから少し辛口です。こればっかりは個人で気になったポイントなのですが、わざわざ3月の海に水着の状態で写真を撮るという描写はいかがなものかと思いました。これが実話ならまだ理解はできるのですが、浅田さんがそのような人物紹介はされていないので、これは監督の好みで作られたのではないかなとも思ってしまいました。前作でも女児がお漏らしをするみたいなシーンがあったのですが、女児に辱めや苦難を背負わせるのが好きなのかなと思ってしまいました。この描写だけで、申し訳なく鳥肌が立ってしまいました。苦手です。
あと政志に対して甘くないかなとも思ってしまいました。30代になってからは成すべきことを成していますが、それまではプラプラしているようなニートなのにお母さんは「お兄ちゃんでしょ」の一点張りで責任を兄に全任せしている描写も気に食わなかったです。
トータルで見ればいい作品だなと思ったのですが、冷静に考えてみると監督の性癖が出てしまってるのではないかと危惧してしまいました。中野監督作品は注意して過去作も見てみようと思います。
紙の写真の力
元になった実際の「浅田家!」の写真集を書店で見かけて
面白いな〜と強く引かれたのを覚えています。
前半は、その明るいご家族の空気感が
映画の中から伝わってくる本当に楽しくて
良い感じの家族コメディー!
再現される写真のシーンで家族を演じた役者さん達も
きっと乗り乗りで演じられたのではないでしょうか。
一転、後半は3、11直後の東北が舞台。
被害にあった方々が観たら胸が痛くなる様な
瓦礫の山や役所の混乱、避難所の閉塞感。
前半の笑いはどこへ行った!的な切ない内容。
その二つが紙の写真を通して繋がっていく。
ああ、写真には、被写体以外のものも写っているんですね。
笑えて泣ける良質な映画でした。
で、月に8回程、映画館に通う中途半端な映画好きとしては
中野量太監督作品は「湯を沸かすほどの熱い愛」を観て
予想外の二段仕掛けにボロ泣きさせられました。
今作はそれほどのサプライズ的な結末では無かったけど
違う意味でちゃんと仕掛けはありました(笑)
最近はあれもこれも「家族」がテーマの映画がゴロゴロあって
親のあり方って難しいな〜とか思ったりします。
そう言う意味では「浅田家!」はご両親が年齢の割には
今風な考え方だったから主人公の浅田政志さんの
自由な写真が生まれたんだろうな〜と言うのが
伝わってきます。
実話を元に脚色された話ですが
前半も後半もそしてその間を繋ぐ部分も
写真を撮ることで人を喜ばせたい!!と言う
浅田政志さんの考え方が心地良いですね。
その浅田政志さんを演じた二宮さんも
彼女役の黒木華さんも相変わらず良い!
その他のキャストも全部が気持ちよくハマった作品です。
あまりに気持ちよくハマりすぎて
そう言う意味でのサプライズは無いけど
滅多に映画に行かない人でも
安心して
楽しく観られる映画ですよ。
お涙頂戴でなく、クスッと笑えて心暖まる
予告観た限り、お涙頂戴?
いやいや、普通に良い映画でした!
「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督が、「家族写真」を撮った実在の写真家、浅田政志氏の写真集を原案として描かれた彼の自伝的映画。
自分は「湯を沸かすほどの熱い愛」は観てなかったので中野量太作品は初鑑賞です。
個人的にこの映画は予告だと感動を力づくでかけようとしてるお涙頂戴映画に感じたのであまり期待はしてなかったのですが、TwitterのTLでの評判が良かったので鑑賞を決意しました。
お陰で鑑賞し損ねるところでした!(笑)
まず、この浅田家のやり取りが凄く面白いです。
二宮和也が演じる政志さんのグータラだけど面白い発想をする人物像が興味深いし、彼を取り巻く家族もそれに巻き込まれていながらどこかユニークで面白いです。
その浅田家の4人を演じたキャストがみんな素晴らしかったのも面白さがプラスされたのだと思います。
風吹ジュンと平田満が演じた両親も個性的な浅田家の両親として素晴らしく、政志さんのお兄さんを演じた妻夫木聡も真面目で良心的な長男を見事に演じられていて、その政志さんを演じた二宮和也もここ最近の中で一番役にはまっていた気がします。
個人的に一番好きだったのが、二宮和也と妻夫木聡のやり取りです。
二宮和也は次男に見えるし、妻夫木聡は長男役者が凄く合っているので、凄く仲の良い兄弟に見えるし、その掛け合いも面白かったです。
あと、二宮和也の恋人役の黒木華も良い女房然としていて良かったし、演技も良かったです。
また、浅田家の家族写真を実際に撮る場面も描かれています。
鑑賞後に本屋に行ったらたまたま実際の「浅田家」の写真集が置かれてたので見てみましたが、凄まじいほどの再現度でした!
劇中であれだけ再現するには政志さん本人が撮らないと再現出来ないはず、と思って調べたら実際そうでした(笑)
浅田家キャストで撮った家族写真は浅田政志さん自ら撮っています。だからこその再現度だと実感しました。
ただ、ストーリーの前半は浅田家の家族写真が賞を取って家族写真を撮り始めるサクセスストーリーですが、後半は東日本大震災のストーリーが展開されます。
東日本大震災の時に政志さんはボランティアとして写真の返却をするエピソードがあるのですが、そのエピソード自体は正直前半のストーリーに比べるとそんなに面白く無かったです。
浅田家の個性的な掛け合いややり取りが面白かったのに対し、後半の東日本大震災のストーリーは正直他の邦画に有りがちな感じになってしまったのが残念です。
被災地の瓦礫の山を再現したのは素晴らしかったのですが、正直長く感じてしまって少しダレました。
また、この映画全般のテンポなのですが、もう少しペースを早めても良かったと思います。
全体的にペースが遅く感じました。
せっかく浅田家のエピソードが面白いので、もう少しテンポ良く展開されたらもっと面白くなれたと思うし、何なら傑作級の映画になり得たと思います。
あとこれに関しては映画に直接関係無い所になりますが、あのお涙頂戴感が出てる予告編は完全にやり過ぎだし作品のトーンと合ってないです。
「最高の感動作」というキャッチコピーじゃなくて浅田家のユニークな姿を全面 に押し出した方が良かった気がします。
あの予告編だと自分みたいな人は完全にシラけます。
「傑作!」とまではいかないものの、普通に良い家族映画として、クスッと笑えて少し心暖まる映画になっていたと思います。
この映画を観て、浅田政志さんの写真を見たくなりました。
なので、もう早速予約しました(笑)
家族って素敵
浅田家をコミカルに描いた前半と、被災地を描いた後半との2部構成になっています。
以下、印象に残っているところです。
菅田将暉さん演じる小野くんのような青年が、被災された現場ではリアルに存在していた感じがしました。
みんな辛いのは分かっている。ぐっと感情を殺すように耐え抜き、自分が人のためと思ったことをする姿に涙が出ました。
内海家のりこちゃん。お父さんを見つけた時の涙と、カメラにむけた笑顔が本当に演技?と驚かされるほどでした、感服。
私は東北出身でもあり必ず劇場でみると決めていました。
浅田家みんなのキャラクターがありきたりでもなく、だけど特別でもなく…とてもホッとした気持ちになれます。
笑いあり涙ありで、映画としてはサラッとみれます。ぜひご家族で😌
恵まれて・・・
生まれた環境に感謝。
人生の岐路で、
弟の為に、消防署など必要なものを
調達する為、頭を下げる兄。
そして、
家族で写真を完成させる。
でも、彼が出版出来て賞まで取れたのは、
彼女(後に結婚)のお陰やね、
個展を開く場所を提供して、
出版社の女性と出会う切っ掛けを
作ったんやから。
ドラマやドキュメンタリー、
この映画にしても、
何かを成し遂げる人は、
貧乏・裕福に関係なく、
素敵な家族の恩恵を受けている。
これは良いやん!
いやー泣き笑い、楽しい充実の映画でしたね
キャストも素晴らしい!
あのキャストの中でニノ改めて思った
上手いねぇ!!
大笑いはないんだけど、終始ほっこりしたり、知らずに涙がって感じの
いい映画だったなぁ
ここからネタバレ
冒頭のシーン
お葬式、お父さんが亡くなり風吹ジュンが「お父さん〜😭」
ってなんか下手くそな演技やなぁって思ったんですよ!
なんか、大袈裟過ぎて???
納得!
とっても素敵な浅田家の人々
その他の家族もそれぞれの家族の色が
それだけでも涙のシーンでした
終盤、感動して泣いた
最初は駄目人間が出てくるので耐える必要がある。けど、最終的に優しい家族等の周りの助けもあって人を幸せにする立派な写真家になった。その様子や主人公のお客さんの様子見ていたら感動した。
ほんわかじんわりほのぼの!
二宮さん。いい俳優になったなぁと思う。
一枚の写真が家族の様々な思い出と感情の一瞬を切り取る。その一枚にほんわかする!浅田家の消防士の写真はとてもほんわかする!
東北大震災で娘さんをなくし自暴自棄ぎみのお父さん。娘の写真を卒業アルバムからやっと探し当てる!写真だけど愛娘の笑顔に溜飲を下ろすお父さん!なんとも言えないじんわり加減です!
浅田家のお父さんが亡くなった!?
うん?でもこれも浅田家の家族写真のワンシーンだったのか!?最後にほのぼのとして終わる。
何だか久しぶりに家族を大切にしなくてはなぁ~と思える本当にいい映画に出会えました!ありがとうございました!
これがノンフィクションなんだとびっくり!
浅田家の写真集を知らなかったのですが、映画を観終わってからネットで写真集を検索しました。
本当に家族で、突拍子もない事柄がおこなわれていたのかと驚きました。
デジタル化の時代になって、改めて写真っていいなと思いました。
家族で共通できるものがあるって素敵ですね。
また葬式だ
この監督、本当に葬式を撮る。
しかも普通には撮らない。
こだわりなんだろうかな。
浅田くん目線で震災を見直している。
少し関わりを持った高原家を案じて岩手へ向かうが、そこでの写真洗浄返却活動に共鳴し手伝うことに。
出身ではなく、ちょっと関わった人での目線なので溺れこむほどの悲しみにはならず、一定の距離感であの災害を振り返る。
本当の悲しみは、ゆきやさんだったり内海家が代弁し、小野くんや居酒屋のおかみさんが立ち直りを引き続き担う。
そして浅田くんは浅田家へ帰る。
浅田家の面々がまたいい。
普通の人を演じさせると妻夫木聡はとてもいい。
場が自然になるというか。
平田満のお父さんもちょっととぼけた感じでとてもいい。
いい家族だ。
写真を撮ること、見ることが好きなひとに観てほしい。
もともと、実在のなりきりコスプレ家族を撮った「浅田家」は結構好きな写真集でした。その写真のインパクトが強烈だったこともあり、却って「マニアックな写真集をモチーフにした映画」という思いが先立ち、何とは無くその延長線上のストーリーで終始するのかと勝手に想像していましたが、良い意味で期待が裏切られます。
肩肘をはらない「写真」の面白さ、あるいは「紙焼き写真」の本質的な価値を、素直かつ巧妙に表現しており、なかなか良くできた作品だと思いました。自然災害と写真とが織りなす社会的メッセージ。タイトルの「!」が伏線となるビックリのオチが放つ家族愛。それらがエンドロールで流れるガーシュウィンの「ス・ワンダフル」でつながるという、とても洒落たツクリです。
撮りたいものを撮る
ある有名写真家の半生を描いている。
家族を巻き込んで自分の撮りたい写真を撮って来た主人公であるが、東日本大震災で写真家の使命に目覚める。本来は優しい主人公なのである。その心の変化を二宮さんは良く演じている。
吹雪ジュンさんは母親役であるが、良いお母さんだなと。
お兄さんがまた良いし、
主夫である
お父さん最高🎶
家族って素晴らしいと思いました。
コメディの中から垣間見える家族愛
主人公とその家族の独特の雰囲気と行動に思わず笑ってしまった。実話を基に描かれた物語だということに驚かされた。主人公がカメラと写真を通して様々な人と繋がり、家族の愛を実感していく姿には感動した。感動する物語でありながらも、ベースはコメディという斬新なスタイルで面白かった。
優しさの画角
記録と記憶に留めるために
わたしたちは暮らしの日々のなか写真を撮ります。
きれいな草花や訪れた風景、そして大切なヒト...
その時感じた素直な気持ちが、シャッターを押させます。
好意のレンズを向け「ここぞ!」と思った瞬間に
撮影者はその意識と共にフィルムに焼きつけます。
その刹那に、わたしたちは
この目に映る外面だけでなく
その被写体の内面にどれだけ
ファインダー越しに触れてきたのだろう...
だから写真は、
技術や意図したアングルの枠を超えて
寄り添った分の想いが詰まった
かけがえのない1枚に現像されるのです。
切り取られた一瞬が
時間を留めていつまでも...
写真家・浅田政志さんの
やさしい想いでいっぱいの画角と
中野量太監督の
一貫して〈 家族 〉をテーマに据えた三脚で
手振れ知らずの確かな画角との一致をみた
記録にも記憶にも残る名作だと思いました!
家族のひとりひとりに、ひとりのヒトとして
真摯に接する語りかけだったり
向けられた温かなまなざしだったりと
二宮和也さん持ち前の、
しなやかでこまやかな補正の効いた
やさしい暖色系フィルターにかけられて
浅田さんご本人の人柄と、
楽しく巻き込まれてくれた実家族さんたち、
そして撮ってもらった人々の喜びが
スクリーンいっぱいに伝わりました!
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*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。.
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わたしを産んでくれた両親との家族写真は手元に残ってないし、
もう一緒に撮ることもできませんが
わたしを育ててくれた両親とで
先日スタジオで家族写真を撮ってもらいました。
ふたつの両親に、ありがとう。
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みなさんも、家族写真を1枚、いかがですか?
すてきな思い出を、いつまでも。
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二宮和也✖️菅田将暉 最強!
実話なのでストーリーがリアルで、そこに二宮の奥深い演技が最高に合わさって、とてもいい映画だった。クスッと笑えたし、グッとくるシーンも素直に心に響いた。
湯を沸かすを見た時と同じ感情の揺さぶられ方をした気がする。菅田将暉の普通のお兄ちゃん感がすごかった。リアルだ。二宮✖️菅田の共演映画また見たい。
ただ、途中、虹の家族のシーンだけはいらなかったかな。少し中だるみというか、お涙頂戴になってしまったというか、よくある映画感がでてしまって少し残念だった。
監督の次回作も楽しみだ。
いろんな家族がありますね
よかった よかったんやで?
でもやっぱり「湯を沸かすほどの熱い愛」でハードル上がりすぎてる感は否めない
ただ、圧倒的良作であることは間違いない。
今時、写真は全部データで管理することが多いけど、現像されたものもまた粋で価値あるものなんだなと感じた。
自分の家族ができた時にまた観よう
見え方もきっと変わる
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