浅田家!のレビュー・感想・評価
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泣けると聞いただけはありました!
めっちゃよかったです。
最初はめっちゃコミカルで、笑いが絶えなかったですが後半につれて震災の話と絡んで写真の大切さが分かりました。
今時、携帯の中のデータを見ればいいものになってしまいましたが、やっぱりアルバムにしかない!昔の人だから現像したものしかない!など、さまざまで震災の時は本当にこうなってしまうんだろうなと思ってしまいました。
最後の内海家の写真は、発想がすごいと思いました。自分の家もそうだったからと思い、写真を撮る。とっても素敵でした。
感動しました。
前の情報で刺青の写真家って思い込みで先入観があったけど、まったくの別の話しで写真家浅田氏の人間性と震災の中での人間模様がしっかりと画かれた感動の1作オススメです。
笑いあり涙あり
こんなにもノリノリな家庭があるんですね!息子の喜ぶ顔が見たい、の気持ちだけでお父さん、お母さん、お兄ちゃん(後に嫁と子どもまで)一緒になってなりきり写真を撮る「浅田家」。そのカメラマン浅田家次男の政志さんを中心に描かれています。前半は笑ってしまうシーンが多いけど後半はしんみり、泣いてしまうシーンもあり、見終わった後は良い作品に出会えたなーと言う気持ちでいっぱいでした。オススメです!
鼻水出るわっ!
のほほんとした家族のストーリーだと思ったのに
目と鼻穴から水分出て困ります
人生って、家族って、人間って、生きるって
喜怒哀楽ごちゃ混ぜだ 間断なく喜怒哀楽だ
誰も独りぼっちじゃない
心の中に必ず誰かがいる
その誰かを忘れないように、精一杯生きよう
鼻水出るわ!
写真が良い
かなり違和感の三重の方言を除けば、総じて良かった。
見てて多分これは実話だろうなあと思ったがまさに。
(つまり全然知りませんでした)
お母さんいいなあ。
刺青見て「これからのあんたの人生に影響する。感染症に気をつけて」
って看護師らしい事を言う母。
ぱしん って頬を叩いて「これが病気の父親を置いて行く息子に対する母親の痛み。覚えときなさい」
このセリフにかなり感動します。
こう言う事言って育てたかったけれど、いつもいつも感情で叱ったなあって心に刺さってしまった。
東日本大震災が後半はウェイト大きくなるのは原作のカメラマンさんが実際ボランティアに従事してたからだそうで。
私にとっての東日本大震災はボランティアする側の立場に立つ余裕のない小さい人間を露呈させた天災だった。
次に地震が来たらきっと潰れて死んじゃうんだなあっていう根底に渦巻く恐怖が、街灯も消え自販機も消えた街で
自分とその家族とで縮こまらせた。
写真というものと震災と
繋がりを付けたストーリー展開は、結果よかったと思った。
そして。
この映画の肝である 浅田家の写真が
本当に良い。
家族写真には絆を深める力がある
家族写真を題材にした笑いあり涙ありの邦画らしい心温まる作品である。家族写真が持つ意味を実感できる。東日本大震災の時、泥まみれの写真を洗って持ち主に返していた人達の姿を思い出す。
本作の主人公は、浅田政志(二宮和也)。彼は、専門学校の卒業記念制作に家族写真を撮る。卒業後、何を撮るかで悩んでいたが、原点回帰して、父、母、兄、そして彼の、様々な設定での家族写真を撮って、脚光を浴びる。その後、彼は、様々な家族の依頼で家族写真を撮っていくが、東日本大震災が発生し、父親を亡くした女児に家族写真を依頼される・・・。
主人公は、様々な家族写真を撮っていくが、それぞれの家族の内面に接することで、人間として成長していく。女児の願いを叶えるため、彼の思いついた方法は、家族写真を撮り続けてきた彼ならでは発想だが、切なさがあり涙を誘う。
主役の二宮和也を始めとして、妻夫木聡、黒木華、菅田将暉など、芸達者の豪華俳優陣が安定した演技を見せている。
二宮和也は、何事にもムキにならず淡々とした演技で主人公を表現している。妻夫木聡は、らしい演技で生真面目で融通の利かない長男役を熟している。次男政志との性格、人生感などの対比が面白い。秀才の長男、天才の次男というところだろうか。
主人公の幼馴染役の黒木華は、従来の古風な女性というイメージを一新して、現代的な主人公との関係性を作っている。男気溢れる性格で、主人公を、グイグイ引っ張っていく。叱咤激励していく。刺激していく。主人公の成長をフォローしていく。菅田将暉は、らしさを消し去り、素朴で生真面目な青年を好演している。演者が菅田将暉だと気付くのに時間が掛かった程だ。
菅田将暉、黒木華ともに、従来イメージとは異なる役を違和感なく演じ切っている。演技巧者振りが光る。作品をレベルアップしている。
本作は、家族写真が単に家族の記録ではなく、家族の絆を深める力を持っていることを静かに切々と訴えている。
二宮くんに惹き込まれる
二宮くんの演技がとても好きで、観に行きました。彼のふ、と笑うときの表情だったり、感情の機微を表現するのがとても上手だなあ、好きだなあと思います。
絶対泣くんだろうなと思って見たら、案の定ボロボロ泣きました。こころがあたたまる作品。
家族写真を撮りたくなった。
日本映画専門チャンネルで鑑賞。
原作写真集は未見です。
家族写真が撮りたくなりました。私としては写真を撮られるのが苦手で、家族でどこかに出かけた時、父親に「写真撮ろうや」と言われても、照れ臭さも手伝ってついつい嫌がってしまうのですが、最近時間は限られていると痛感する出来事もあったので、今度は素直に一緒に撮ろうと思いました。
紙の写真の力
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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元になった実際の「浅田家!」の写真集を書店で見かけて
面白いな〜と強く引かれたのを覚えています。
前半は、その明るいご家族の空気感が
映画の中から伝わってくる本当に楽しくて
良い感じの家族コメディー!
再現される写真のシーンで家族を演じた役者さん達も
きっと乗り乗りで演じられたのではないでしょうか。
一転、後半は3、11直後の東北が舞台。
被害にあった方々が観たら胸が痛くなる様な
瓦礫の山や役所の混乱、避難所の閉塞感。
前半の笑いはどこへ行った!的な切ない内容。
その二つが紙の写真を通して繋がっていく。
ああ、写真には、被写体以外のものも写っているんですね。
笑えて泣ける良質な映画でした。
で、月に8回程、映画館に通う中途半端な映画好きとしては
中野量太監督作品は「湯を沸かすほどの熱い愛」を観て
予想外の二段仕掛けにボロ泣きさせられました。
今作はそれほどのサプライズ的な結末では無かったけど
違う意味でちゃんと仕掛けはありました(笑)
最近はあれもこれも「家族」がテーマの映画がゴロゴロあって
親のあり方って難しいな〜とか思ったりします。
そう言う意味では「浅田家!」はご両親が年齢の割には
今風な考え方だったから主人公の浅田政志さんの
自由な写真が生まれたんだろうな〜と言うのが
伝わってきます。
実話を元に脚色された話ですが
前半も後半もそしてその間を繋ぐ部分も
写真を撮ることで人を喜ばせたい!!と言う
浅田政志さんの考え方が心地良いですね。
その浅田政志さんを演じた二宮さんも
彼女役の黒木華さんも相変わらず良い!
その他のキャストも全部が気持ちよくハマった作品です。
あまりに気持ちよくハマりすぎて
そう言う意味でのサプライズは無いけど
滅多に映画に行かない人でも
安心して
楽しく観られる映画ですよ。
良くも悪くも、写りの良い家族写真といった感じ。 3.11をダシに使ったように見えなくもないかも…。
実在の写真家・浅田政志の写真集を原案とし、彼の目に映る東日本大震災と、それにより発見した家族の絆を描き出すヒューマン・ドラマ。
監督/脚本は『湯を沸かすほどの熱い愛』『長いお別れ』の中野量太。
主人公、浅田政志を演じるのは『GANTZ』シリーズや『検察側の罪人』の、「嵐」&「ジャにのちゃんねる」のメンバーである二宮和也。
政志の恋人、川上若奈を演じるのは『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』の名優、黒木華。
政志が東北で出会うボランティアの青年、小野陽介を演じるのは『帝一の國』『銀魂』シリーズの菅田将暉。
政志の兄、浅田幸宏を演じるのは『渇き。』『怒り』の妻夫木聡。
中野量太監督の過去作『湯を沸かすほどの熱い愛』が、世間の評判に反して個人的に全く刺さらなかったので、今作の観賞にはあまり乗り気ではなかった。
しかし、観賞してみると思いの外観易くて、割とスルスルと入ってきた。
『湯を〜』の時に感じた監督の作家性というかクセというか、そういうドロッとしたものを封印した、良くも悪くも優等生な作品であると感じました。
原案となっているのは、浅田政志の写真集「浅田家」と「アルバムのチカラ」の2冊。両方とも未読。
「浅田家」は作中でも描かれていた通りのコスプレ家族写真集であり、「アルバムのチカラ」は東日本大震災の被災地で写真返却のボランティアをしている方々を取材し撮影した写真集のようだ。
本作を観賞して思い悩んでしまうのは、やはり震災と映画の関係性。
東日本大震災による死者・行方不明者は1万8,425人。
あまりに数字が大きすぎて、書き出してみても全くピンと来ない。それほど想像を絶している。
今なお苦しんでいる方も多くいる、現在進行形の悲劇である。
震災を扱った映画も、現在ではままある。
直接震災を描いていなくても、物語の背後に震災が隠れ潜んでいたり、比喩的に震災を扱っている例もある。
悪い言い方をすれば、震災のエンタメ的消費が始まったと言えるのかもしれない。
こういった震災映画について回るのは、震災を直接体験していない部外者が利いた風な口ぶりで映画を撮っていいのか?という問題。
実際、被災者の中にはこのような映画に嫌悪感を示す方もおられるとか。
震災を作品として残すことで、それにより引き起こされた悲劇を風化させない、という志で撮影している監督もいるだろう。
正直このセンシティブな問題に、部外者の自分はどちらが正しいとか言える立場ではないので、特記することはしない。
大切なのはこの作品が真摯に震災を描いているのかどうか、ということ。
確かに震災直後の瓦礫と化した街や、避難所の描写にはリアリティがある。
写真返却ボランティア活動という着眼点も申し分ない。
家が流されて遺影にする写真がない、という展開には言葉を失うほどの衝撃を受けた。そういう事があるのか…。そりゃそうだよな。そこまで考えが及んでいなかった…。
ただ、問題は本作が浅田政志という写真家の半生を描いている作品であるということ。
氏の幼少時代から40代までを描くわけだから、当然物語の前半は震災に関係ない話が続く。
映画全体のちょうど半分くらいのところで、舞台が3.11へと移るわけだが、そこでも物語の中心は浅田家の家族愛にある。
つまり、浅田家の家族の絆を描くために、震災をトリガーとして扱ったように、見様によっては見えてしまうという事です。
浅田政志の前半生はすっ飛ばして、震災でのボランティア活動とそれを通して見えてくる家族の絆にのみ焦点を当てていればそんな風には見えなかった筈。
正直、ちょっと配慮に欠けていると思ってしまいました。
もちろん、被災者の方々が観て違和感がなければ問題ないとは思うのですが…。
『湯を〜』のクライマックスのような、ぶっ飛んだアクセントは今回見受けられないが、それでもなんか変だぞ、と思うところはある。
それはあの被災地で撮った家族写真!!
あんな春先で水着になったらそりゃ寒いわ。お風邪を召しますわよ。
いきなり知り合って間もない写真家が、季節外れにも拘らず水着になってくれ、とか言い出したらめっちゃ怖いわっ💦
こういうところのネジがぶっ飛んでいるのが中野量太節である。
映画としての纏まりがよく、全体としてはそれほど悪い映画ではない。
かなり胸に迫ってくる描写もあって、特に後半は物語にのめり込めた。
ただやはり前半が退屈だし、震災を描くにはもっと注意を払った方が良いのでは?と思ってしまう。
感動する人は大いに感動するだろうけど、自分向けの映画ではなかった。
切り取り方。
とても構成としては良くまとまっていて演者さんのチョイスが良いですね。みなさん上手い。あと、浅田家の皆さんは本当いい人です。
が、それ以上特に何も残りません。盛り込みすぎてバランスが悪く、色々見せすぎてて残らない。そして、この監督さん音楽のチョイスがやや気になる。
内容としては、ある程度人生経験があれば必ず泣けるポイントはあります。
ただ、写真家の人生を浅田家の人生を切り取るときにああでなくてはいけなかったのか?という疑問が残ります。それら(やっとの思いで撤去したであろう瓦礫を再現してまで震災)を入れ込む必要性を感じません。
個人的には、震災経験者として、切り取り方にやや不満がありますし、母親が脳梗塞で倒れた者からすると置いて去っていく次男にあのように寛大ではないと思います。
あの写真家の人生を本当に切り取れてるのだろうか?綺麗すぎて、実話ベースのファンタジーのようでした。監督さんは人情者なら人情を取れば良いかと、敢えてトリッキーさをいれなくてもいいかもしれないね。
華ちゃんと妻夫木さんが良かった。
《やりたいことをやる人生》
やりたいことをやる、そのためには自分の「適性」に気づくことが必要である。そして何より理解者、協力者の応援が必要である。
実在の写真家である浅田政志氏の「実話をもとにしたドラマ」である。ほとんどの人物、会社名、地名が実際のものなのがリアリティを増している。
浅田氏の様に、やりたいことで人の役に立てる人生は素晴らしい! そのためには「他の人と同じではならない」という考えを捨てよう。
73点
彼女に連れられみた作品。
見る前は予告とか雰囲気的にハズレ枠かなあと思っていましたが、全然良かったです。
抜擢している役者がガッチガチで、兄の妻夫木は絶妙な兄弟の空気を感じるし、ボランティアの菅田将暉も菅田将暉に全く見えない。脇役の脇役なので昨今の派手な役柄じゃないですし、ちゃんと影に徹していました。
頑固そうな父が行方不明の娘の写真を探しにきて、弱さが見えた時や、難病と戦う子供がいる4人家族で、虹の絵を描いたtシャツを着て写真を撮るシーンにはもれなく泣かせていただきました。
是非。
家族写真って本当にいい。
って思えた作品。他人の家族写真が、こんなに興味深いなんて。昔から当たり前にある家族写真を、一生の一枚になる、ユニークな撮り方で残すセンス。家族写真は、その時の記録。その後いろんなことがあっても、その写真だけは一生残る。そんな当たり前のことを3.11を通して気付けた。冒頭のシーンとラストシーンが繋がり、これまたいいオチ!!本家浅田家の写真集を是非とも見たい!見る!
思い出を確かにするもの…
小さい時の写真や、亡くなった方の写真、思い出はあれど、それを確かなものにする。東日本大震災による津波の泥で汚れた写真を洗浄し、そんなに沢山の写真が家族の元に返却されたことを知らなかった。未だに返却会があることも。映画の前半は愉快な浅田家の笑いあり、後半は震災後のほろっとさせる話あり、上手くまとまっている。ラスト、葬式のシーンはやられた。
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