浅田家!のレビュー・感想・評価
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うん、よかった、
前知識なく見始めて、最初はひとりの写真家の生い立ち?、愉快な家族写真から成り上がっていく?、そんなストーリーかと思いきや、地震があってからの人や家族のつながりの重く、深いストーリーで、よかった。
自分もトシとって親もトシとって、周りではいろんなことも起きる、いいこともよくないことも。
それらを「写真」というもので残していく、それで、人それぞれ、感慨深くもなったり、笑ってしまったり、なつかしんだり、二度と戻ってこないその「過去」を残すその仕事、うん、深かった。
家族愛と写真の素晴らしさ
写真の美しさや魅力、素晴らしさ、そして大切さをこんなにも描いた作品があるのだろえか?
開始直後のコメディーノリは心の中で「ヤバい、最後までこれで行かれたらもたん(笑)」でした(笑)
しかし途中からは徐々に丁寧なパートが増えていき魂を揺さぶるシーンが続いていきます。
まずは二宮くん、ジャニーズとバカにしてましたがあっぱれでした。
いろんなシーンで涙を流すシーンはどれも素晴らしいとしか言えない。
東日本大震災を扱っているが、ただ震災をからめただけにはならない。
そこでも写真のもつ素晴らしさを描いている。
1枚しか写真が見つからなくても「ありがとう」と告げてもらって帰る。
その1枚にどれほどの想い出や思いが詰まっているか。
ある人が娘の遺影の写真が無いと言っていた。
それを聞いて衝撃だった。遺体も見つからない上に遺影もないのならどうやって故人を偲ぶのか?
自分も娘がいるが、もしそのまま何年、何十年とたってしまった時に果たして自分の記憶だけで顔を覚えていられるのだろうか?
そう考えた時に涙が止まらない。
何か大切な事を教えてくれるような素晴らしい作品だった。
心暖まる家族ストーリー
結論から言うと日常と非日常の中で家族愛が如実に描かれるストーリーです。
実話を基にしているので、やはりリアリティが違います。最後のシーンも印象的ですので、家族で見るにはオススメの映画だと思います。
その点、そこまで大きい起承転結はないので、スリルやサスペンスを求める人には向いてないかと思います。
全体的には見て損はない映画です。
浅田家がとにかく最高
私も写真が前から好きだけれど
やっぱり写真っていいなと思った。
今この瞬間を記録しておいて
それを後から見返した時に
みんなの笑顔のきっかけになる
そんな写真が撮れるって最高だなと思えた映画だった。
写真のチカラ
浅田家!
のタイトルはまさにこの映画そのもの。
浅田家!←この!マークが本当によく合う!
家族想いの優しいお父さん、肝っ玉母さん、なんだかんだ言いながらも弟に甘い兄ちゃん。そんな家族に愛されて育った政志さん。
そんな浅田家の家族写真はとっても素敵。
それぞれのなってみたかった将来の夢のような姿を撮ったり、いろんなパターンで写真を残します。
前半は、コミカルに、明るい浅田家をひたすらみて、笑わせてくれます。
そして、後半は忘れもしない2011.3.11に起きた大地震を背景にストーリーは進みます。
主演の二宮くんは言わずもがな、演技力の非常に高い役者さん。今回も、自然な演技が何度も心をギュッと掴んでくれます。
実際に存在する方の実話を基に作られた本作品。写真そのものが持つ力を十分知らしめています。
写真はただその瞬間を切り取ったものなだけでなく、未来に繋がるものであったり、今の自分の原動力になることもある。
たった一枚の家族写真の中に、どれだけの物語があって、どれだけの想いが詰まっているのか。本当に丁寧に描かれていて、ゆっくりじっくり後々ジワジワくる。
実際の復興作業の中に、こんな風に、誰かの思い出を大切にしようと動いていた方がいたことを初めて知った。
エンドロールの最後の最後まで、楽しませてくれたそんな映画でした。
久しぶりに良い家族映画
家族ってええなって思う映画
当たり前が当たり前じゃない
感謝やな
支えられて生きてる
家族写真ってかけがえないな
本当にいつもありがとう。
どんな職業にも何かを残すことができる
その仕事に誇りと喜びを持つことが大切だと教えてくれた。
Amazon primeのお薦めから
ベースが実話で、無理に詰め込みすぎない
造り方だったので、すごく自然に楽しめました
震災を扱う作品は難しいかなぁ?っと
思ってましたが、登場人物全員が良い人で
良かったです。
見事な
家族のやりたい事は?
小さな頃から父親の影響で写真というものが近くにあった。
そんな主人公も大人になるにつれて写真家というものを目指すようになる。
前半の家族の写真がとても良かった。
こんなくだらないと思えるような事に一緒に付き合って、形に残すのって素敵だなと感じた。
家族がそれぞれやりたい事の写真を撮りながら、自分というものに向き合っていってる感じもあるのかなと思った。
僕自身も大人になるにつれて、家族写真というものを撮らなくなった。
後半の震災によって、残された家族が写真を求めて必死になって探す姿に今あるものを残しておかないといけないのでは、と思った。
事実をもとにした作品と謳われていたので、どんなだろうと思ったけど、こんな素敵な家族が実際にいるって事が素晴らしいと感じました。
とてもいい作品でした!
思い出と未来をつなぐ家族写真
どこにでもあるけど、かけがえのない家族写真。
人生、辛い事も悲しい事もたくさんあるけれど、思い出がギュッと詰まった家族写真は、そんな困難と向き合い、未来に進んで行く為のエネルギーをくれる。
毎日をただ何となく食いつないできた政志が、自分だからこそ出来るものに出会い、奮い立つ姿に心を打たれました。そんな彼に全力で振り回される(?)浅田家が愛おしくて、笑えるけど泣けてきます。
必ず十倍返しだ!被写体の内面を理解して絵する希望。
内容は、三重県津市に生まれたカメラマン浅田政志さんの半生(1989〜2019・10〜40歳)と原作『浅田家』『アルバムの力』を元に映画として仕上げた作品。好きな言葉は『浅田君ちの家族なんかちゃうなぁ。でもええなぁ!』友達に消防車🚒の前で初めての浅田家の写真を撮る所。家族の為に共に時間を使い楽しく一緒に過ごす時間が絆を深めるのだと感じた。それが億劫になり独立して家族が薄まってくる現代に写真を通じて浮かび上がらせる問題をコミカルに忠実に表現している所が元気出ました。後半は東日本大震災に関わる事になる。好きな場面は震災後の街並みを写真家達が被災者を撮るシーン。主人公浅田政志が復興に力を注ぐ中、疑問を感じ一種カメラが📸異様に歪く暴力的に見える所が、カメラ📷カメラマン📸としての光と影の部分が感じられ良かったです。ミッドポイントの小児癌の子供を持つ家族の虹の写真は共傷的と無力感に涙する場面は、自身の人生を大きく舵を取り物語が家族を取り巻く問題で成長し挫折し里帰りする姿を映し出し、少し爽快でもあり安心でもあり、『家族という』家族に囚われて動きにくくなってしまった価値観も痛いほど感じました。演技者達の表現も上手く、各自分達の家族を重ねて覗き見してしまい比べ立ち止まってしまう作品は、終始コメディタッチで安心して観える良い作品だと思います。
温かな家族のはなし
久々に映画をみた。集中してみていなくて簡単な印象になる。
写真家の主人公が映画の早い段階で成功をつかむ。それからが見どころだったろうか。
写真には、誰しも様々な人生模様が投影されている。そこに見た家族の姿とは。
人類が存在して、永久に無くならないだろう家族という最小単位の愛の形。
時代がいくら変わっても変わらない家族の愛。大切に守り、描いていきたい、全ての人に伝わるだろうテーマである。
まあしかし、主人公は恋人をもうちょい大切にしてくれという印象である。恋人も家族になるんだから。
結婚って他人と他人が家族になる奇跡ですからね。
浅田さんと、この家族、大好き!!
2020年。中野量太監督作品。
たくさん笑えて、シミジミ心に沁みて本当に良い映画でした。
前半は写真集『浅田家』の元になった、コスプレ写真の成り立ちが中心。
「成りたかった職業」「やってみたかったこと」をテーマに、
政志(二宮和也)が家族を巻き込んで、家族全員でコスプレして、
写真を撮ったものです。
お父さん((平田満)の夢は消防士。
・・・普通、本物の消防車って借りられないけど、それを実現するのは
長男幸宏(妻夫木聡)の腕の見せ所!!
お母さん(風吹ジュン)のなりたかったのは、岩下志麻の『極道の妻たち』
・・・コスプレしたくなる気持ち、わかる、わかる(笑)
レーサー、ヒーロー、大食い選手権などなど、一目で大笑い出来る
ナイスなそして斬新な写真です。
それもその筈、苦労して出版に漕ぎつけた写真集『浅田家』は、
なんとなんと写真界の芥川賞と呼ばれる「木村伊兵衛写真賞」を頂くことに!!
後半はガラリとシリアスになります。
浅田政志32歳の2011年3月11日。
東日本大震災が東北地方を襲いました。
日本中が大変な悲しみと絶望に打ちひしがれた日々でした。
取り敢えず駆けつけた現地。
一番に目に入ったのは、津波で泥だらけになった写真の数々。
一枚一枚泥を落とし綺麗に乾かすボランティアの青年がいました。
大学院生の小野くん(菅田将暉)でした。
手伝わせてもらう事になった政志は、素性を隠して毎日、毎日、通いました。
取り組みは大きくなって、やがて小学校の教室に展示して、家族写真や遺影を探す人々の元へ返して、それは復興の支えとなって行くのです。
このボランティア活動を撮影したのが写真集が「アルバムのチカラ」です。
どうしても行方不明のお父さんの写真だけ、見つけられない少女の話し。
その理由は?
聞くと、なるほどその筈・・・なんですよ。
政志は、ライフワークとして、
「出張して家族写真を写します」をはじめます。
頼まれた家族に、一生の思い出になる「家族写真」の出前撮影に取り組むのです。
脳腫瘍の子供を持つ一家の「みんなで写す最後の写真」
行方不明のお父さんを待つ少女のための「思い出の家族写真」
この映画を見て、一枚の写真の持つチカラ・・・
ときに支え、ときに励まし、そして懐かしむ。
そのことを思い出させて貰いました。
笑あり涙ありの感動の実話です。
コスプレ写真は、ホンマオモロイわあー!!
ジャニーズの功罪
話の展開、実話を基にしていることも相まってとても良かったです。
本当に出てくる人たちが善意で溢れていました。オチも良かったですね、インド映画の「きっとうまくいく」的な爽快さがありました。
前半パートと後半パートで、浅田さんの人となりが真逆の視点で描かれていますが、本人のキャラクターは一貫していました。その思いと行動力、本当に尊敬します。
ただし惜しむらくは二宮さんの演技、というか、もしかしたら存在そのものです。
首尾一貫して二宮さんとして頭が認識してしまいました。浅田さんは出てこなかったです。
目かもしれません。本人の動画を見たことがないですが、父親に似せてずっと目じりにシワがあるような演じ方でも良かったかも、と思いました。まぁ妻夫木さんもそこまで演技に力を入れてなかったように感じましたが。関西弁が不自然だったのもあるかもしれません。。。
それかやはり他の「二宮さん」の印象が抜けきれないのかもしれません、草薙君とか、もっくんはとても上手なんですけどね。二宮さんの違和感は「硫黄島の手紙」でもそうでした。木村拓哉さんも同じく違和感を感じるんですよね。。。
黒木華さんとの組み合わせは「母と暮らせば」もでしたね。
良いお話でした
実在する写真家さんのお話。 様々な視点で家族写真を撮るというおもし...
実在する写真家さんのお話。
様々な視点で家族写真を撮るというおもしろさ。家族も一緒に付き合ってくれるというなんとも微笑ましい浅田家の家族たち。
中盤まではコメディですが、終盤は震災を経験し、写真家として思い悩む。
家族について考えさせられる作品。楽しめました。
70点
映画評価:70点
ノンフィクションで画かれた作品。
まず構成が分かりやすくなっている。
というのも、この浅田家
面白さや奇をてらう場合、
普通の人と感性が違う
お父上や政志目線で撮るべきなのだが、
それだと何も伝わらない恐れがある。
そこで一番重要なのが兄の存在だ。
作中でも地味だし、何一つ面白い事を言わないが
この兄の存在なく、この映画は成立しなかったろうし、ここまで面白くならなかったはずだ。
一番我々に近い感性を持つ兄の存在のおかげで
感情移入出来たし、共感できた。
その後は政志の武勇伝が始まるのだが、
ここは〝浅田家〝ではないから、
個人的には不要だった。
でも政志の写真へのこだわりや、精神
それらが他の家族の支えとなり、思い出になる姿は他人事とは思えず、ウルウルきた。
どんなに凄い写真家よりも
写真で笑顔にする(今も未来も)
これを念頭においているかの方が重要だ。
どんな商売もそうだろう。
一つでも多くの笑顔を作れるよう
もっと私も励んでみよう。
ps.騙されました。
【2022.5.23観賞】
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