浅田家!のレビュー・感想・評価
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家族の愛をたくさん感じました。
実話を基にしているので、泣くだろうと覚悟していましたが、
こう、何と言いますか、じんわりとこみあげて涙しました。
前半は本当。息子(弟)に振り回されて、いろんなコスプレ写真を撮っていて、すごく笑えました。
でも、無茶な話でも頑張って交渉してしまうお兄さん、楽しんで付き合う両親だからこそ、のびのびと自由なことができるのだろうな。と家族に関心をしました。
それに、父の「消防士になりたかった」と写真でならかなえられると思いついた発想力は素敵な考えだな。と思いました。
実際の写真と劇中の写真は本当に同じようで、その再現もすごいな。と・・・
後半は、震災の内容にかかり、見るのが少しつらい部分もありましたが、感動的でした。
でも、初っ端の伏線を最後に見事に回収してくれて本当に良かった。
これからも、写真家・浅田さんには自由な発想で楽しい写真を撮り続けてもらいたいなと思いました。
家族の温かさを、たくさん感じられた写真でした。
あと、黒木華さんの演じた若菜ちゃんの逆プロポーズ、遠回しだけど、すごく好きです。
笑いと涙のバランス、オチも最高
二宮くんの演技目的で鑑賞しました。
はじめは生い立ちからカメラとの出会い、そしてプロになるまでの過程でした。
後半は震災や家族との関わりでした。
震災を経験はしてませんが心が痛みました。
映画では描けないリアルもあったと思いますし、浅田さんの行動力には感動しました。
あとはなんといっても家族に会いたくなりました。
家族に会えない状況ですが、映画を通して大切な存在への関わり方、優しさに気づかされました。
ぼくは東京にいますが家族は長野にいます。
早く会いたいと改めて思いました。
こんな心の改まる映画絶対見るべきです。
僕は好きです。
二宮くんの演技が好きなので鑑賞。
不勉強でアレですが、浅田政志さん。
この映画観るまで存じ上げませんでした。
すみません。
完全なお涙チョーダイ映画じゃなくて
一安心。
こーね、ジワジワくるの好きです。
この物語、家族を描きつつも、政志さんの
成長物語でもあるのかな?と。
政志さん目線で家族のあり方、家族とは?
などなどを写真という媒体を通して
学びそれが形になり、拡がっていく。
そんな気がします。
政志さんの飄々としたキャラがそーさせる
のでしょうが、ずーっとホンワカなんですな。
作品全体が。それがいい。
観終わったら、まーベタですが昔の家族
写真観たくなるし、新しく撮りたくなりました。
お陰様で僕は自分の家族が大好きだから、
よりそうおもうのかもしれませんが。
押しつけがましくなく、丁寧に丁寧に
お話を積み重ねて結末につなげた秀作だと思います。
観終わった後、劇中に出てくる作品の
本物をいくつか見ましたが、再現度が
半端なく素晴らしい。浅田家以外も。
劇中の写真、素晴らしいです。
浅田家以外、全部ウルります。
どなたが撮ったのかな?
一点、ケチをつけるなら、、、、
ラストエピソードの着地は膝をポンと
叩ける程納得ですが、お子ちゃま、、、じゃなく
「湯を沸かす〜」の杉咲花的な俳優、女優が演じる
役所で作って欲しかったな。
なんか、、、さぁ!どーぞ!みたいな
雰囲気、苦手。
この作品、多くの実力俳優、女優の皆さんが
脇を固めてるのも素晴らしいです。
特に北村さん、印象に残りました。
あ、エンドロールは最後までご覧になる事を
おすすめします!
余韻がスゴい。
二つの物語・・☆
前半と後半で二つの物語です。
この構成が腑に落ちるかどうかで評価が分かれるのかもしれない。
前半は、本当にタイトルそのものの浅田家の物語。
上手く出来ているし、写真そのものもとてもインパクトがあって楽しい。
後半は、菅田将暉が登場して、震災における写真洗浄の出来事が描かれる。
これはこれで、注目される出来事で、監督がTV番組で「このエピソードなら
震災が描けるかも・・」と言っていたように奥深い悲しみや葛藤が
感じられる。
・・しかし、少し欲張り過ぎ感があるような・・
個人的には、前半だけでもう少し家族の物語と掘り下げて欲しかった。
後半は、後半で一つの物語が生まれるような気がしてる。
そのためか上映時間が長くなってしまい、中弛みを感じてしまった。
もう少しまとまった構成のほうが良かったかなぁ・・
女は強い。
面白かった。
普通を切り取る
中野量太監督作品は、「湯を沸かすほどの熱い愛」以来。この作品を観て、「長いお別れ」は未鑑賞なので、観たくなった。
本作、家族というテーマでいろんな角度から切り込んで行く話だが、ドタバタコメディでも、シリアスな作品どちらにでも仕上がっただろうが、両方のエッセンスをちょうど良い塩梅に混ぜられたようだ。軽すぎもせず、重すぎもせず、時代の要求に応えたつくりだ。
主人公、浅田家の騒動の中心である次男の政志を二宮和也が演じる。大騒ぎするでもなく、淡々と家族を巻き込み、珍妙な家族写真を撮影していく。
そんな政志の成長譚かと思いきや、彼はいつまで経っても子供のままだ。写真学校を卒業式しても定職につかずフラフラして、写真で勝負しようと上京しても、幼なじみの彼女の家に居候。そんな頼りない社会不適応な青年なのだけど、二宮が演じると、嫌味がない。なんだか憎めないのが不思議だ。
ストーリーとしてはそんなに捻りがあるわけではなく、素直に見て素直に話を追っていく、拍子抜けするくらいストレートな話運びだ。そこに、写真という形で切り取られた生活の断片が、奥行きを加える。単なる家族のポートレートだけど、そこにはいくつもの物語があり、歴史があり、想いがある。あたりまえなのだけど、普段は気にすることがない事だ。政志が兄に向かって「普通ってなんなんや」と、問いかけるセリフがある。あたりまえすぎて見えない普通を求めていた政志には、それが見えていたのだ。それを切り取ることを求めて写真を撮ることが、彼のテーマとなり、それらは人々に伝わる確信があったのだろう。
真面目に書いてしまったが、クスッと笑えたり、方や胸を熱くしたり、2時間の中でけっこう感情がくすぐられて楽しめる。映画としてきれいにまとまっていて観やすいし、役者陣も安定していて違和感がない。エンドロールまで含めて、ホッとする良作だ。
浅田家の一員になりたい!
中野量太監督のお話を何度かお聴きすることがあった。
「持っている」方という印象。
湯を沸かすも、お別れ、も何回もみたけど…なぜか?私にはあと少しのところで踏み込んでいけず、苦手意識があります。
多分、みてみて〜僕の作品はこうで、ああで、そう感じてね〜みたいな作り手の押し付けのようなものを感じて私自身の感性が抵抗してるのかもしれない。
でも、めげずに最新作を舞台挨拶付きで鑑賞。
浅田家は本当にいい家族。
主夫のお父さん、ナースのお母さん、優しいお兄ちゃん、奔放な弟。
みんなお互いを尊重して仲良く暮らしてた。
私は家族という分野が苦手だし、まあ色々あって家族写真は1枚もない。
浅田家は私の憧れ。
4人で仮装して写真を撮るなんて、本当にステキ。
親が亡くなってから放っておいた故郷の家を、不肖の弟が勝手に売ってしまい、慌てて写真やら卒業証書やらを取りに行った。
意外とあるんだね、写真が。
これを私がどう保管するか?悩んでる。捨ててしまうと簡単だけど、そうすると何にも残らない。
18歳まで暮らした実家には思い出が詰まってるんだな。
後半の震災で探し出した写真洗浄のシーンも色々考えさせられた。
写真の数だけ、それぞれの人生があるよね。いろんな想いがあるよね。
俳優陣のキャスティングが絶妙!
二宮和也さんの演技を久々みたけど、浅田家の次男にぴったり。
虹の家族ではニノと一緒に泣いた。
日本の母、風吹ジュンさん。
日本の兄、妻夫木聡さん。
そして、優しく温かい平田満さん。
黒木華さんは本当にキャラ作りが上手で出演作が次々と公開。
菅田将暉さんの演技とは思えない存在感。
3作目にして、中野作品がやっと理解できたような…
ラストからのエンドロールも最高だった。
途中で座席を立つ人はいないよね。
憧れの家族写真…撮れるように私も頑張ります。
おまけ
写真家の浅田政志さんは両親に叩かれたことがないそうです。家族が価値観を押し付けないことが人を育てるのね〜と思った。ビンタのシーンは中野監督が作ったそうです。なくても良かったかも。
初日舞台挨拶中継付きで鑑賞。
家族の絆を写真で表現する麗しさ
素敵な作品でした
冒頭から結構、クスクスと笑ってしまう。
必ずしも『泣ける映画』だから良いとは限らないからこんな冒頭はもちろんあり。
どこにでも居そうな普通の家族。
どこにでも居そうな普通の次男。
身近に感じるからこそ、泣ける所もまた身近に感じてしまう。
沢山の人や身近な家族に人は知らぬ間に支えて貰ってるいるのだと実感。
しかし、その普通に身近にいる人達に、
突如として会えなくなる事もあるんだ。
日々を普通に送る中でいつもいつも何かに感謝をして生きる事は到底無理だけど、
こんな作品に出会えた時くらいは家族や友人、支えてくれる人へ感謝をしたい。
決して無駄な事ではないのだから。
豪華なキャストだが、決してウケを狙っていない起用の仕方に監督としての評価が大きく上がる気がする。
菅田将暉もその一人。
あれだけの主役級の役者を惜しみなくあのポジションで起用した。
菅田将暉もそれに応えるように素晴らしい演技を魅せてくれた。
親友が見付かり、クレームを付けられた時に流したやり場のない悔し涙には
思わず感銘して泣いてしまった。
自分の家族を大切に出来るからこそ、
他人の家族に深く入っていける。
これは色んな場面で常に問われそう。
結婚する時、相手にはちゃんと家族を大切に出来ているか気になる人も増えるかも知れない(笑
ちゃんと笑えて
ちゃんと泣ける
素敵な映画を観させてもらいました。
地味かもしれないが染みる
前半は「家族写真集」が原案で、写真家として世の中に認められるまでをコミカルに描き。
後半は震災でのボランティア活動を伝えた書籍が原案。
作者は同じでも、元々違う作品を1つの映画にしたので、ちぐはぐさは生じているものの。
無理矢理な泣かせの入らない主人公に寄った地道な描写は、人によっては地味に映るかもしれませんが、一人の写真家の「被写体」との向き合い方を誠実に表していて好感が持てました。
カメラ好きには染みるかも。
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