主戦場

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主戦場

解説

日系アメリカ人映像作家ミキ・デザキが慰安婦問題をめぐる論争をさまざまな角度から検証、分析したドキュメンタリー。慰安婦問題について、デザキの胸をよぎるさまざまな疑問。慰安婦たちは性奴隷だったのか、本当に強制連行はあったのか、元慰安婦たちの証言はなぜブレるのか、日本政府の謝罪と法的責任とは……。この問題を検証すべく、日本、アメリカ、韓国、肯定派と否定派それぞれの立場で論争の中心にいる人びとに取材を敢行。さらに膨大な量のニュース映像や記事の検証を交え、慰安婦問題を検証していく。

2018年製作/122分/G/アメリカ
原題:Shusenjo: The Main Battleground of the Comfort Women Issue
配給:東風
劇場公開日:2019年4月20日

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(C)NO MAN PRODUCTIONS LLC

映画レビュー

5.0言葉の力

2023年9月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

2時間、知識が薄いなりに必死で内容についていくために、集中しました。

家族に勧めてもらって鑑賞するまで、こんな凄い映画が作られていたことを知らず。この映画ができてから今日までの間にも、日本、世界の状況は変わっていて、それがとても良い方向だといえるわけではない現実。

戦争が終わって今年で78年。
その間に何度も何度も歴史についての論争が行われてきた。事実は一つなのに、何故それが180度違う事になって話になるのか?
不思議で仕方ないけど、対比されている本作を見ていると、とても良くわかる。

事実をそのままにしておくと、都合が悪い。

謝ることが出来ない(正しく)

※政府は謝罪しちゃだめなんだって言ってた藤田さん。ビックリしたわ。そんな政治家いらんわ。恥ずかしないんかな、そんなおかしなこと真顔で発言するなんて、、、

立場が変われば歴史の捉え方が変わる。
でも、事実は事実。
日本の戦争に関する重要な書類の7割が焼却されたこと、これだけでも大事なのに、正直初めて知りました。

日本◯議のリーダーて言われてる加瀬さんも初めてみました。言ってることが気持ち悪すぎて理解できないし、こんな人をTOPにもってきてる団体を相手に議論しなければいけない世の中って???マジ?ってなった。

言葉の力ってすごいなって。
一つのインパクトのある言葉が独り歩きしてしまう。その言葉を利用する輩がいる。
発言に責任を持たないくせにべらべら喋る杉田議員とか、ほんま、言葉がない。

女性、差別、奴隷、人権、いろんな言葉が一つ一つもっと丁寧に考えて、捉えて、扱わないといけないことをひたすら感じた。

一度見ただけではとてもすべてを理解することが私にはできなかったけれど、今まで知らなかったことを一つでも知ることができてよかった。
世界のどこの国とも仲良くできる、敵のいない国にいつか日本がなるように、しっかり今の子どもたちに平和について伝えていきたい。

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M hobby

4.5日本資本の作品じゃないことが悲しい。

2023年7月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

観終わって思うのは、慰安婦の有無はフリで、日本に巣食う病魔の正体に迫ろうとしたものの、もっと踏み込んで欲しかった。
アメリカ資本で作られるこの作品は、いわゆるマニアックと呼ばれる単館でしか公開されなかった。きっと劇場にも日本のメディアと等しく政府の監視による圧があったのだろうか。あるいは日本のメジャーや劇場が腰が引けたのか。かつて、とある議員が自ら担当する省庁のことを伏魔殿と称した。そのお父さんの時代は経済的にもイケイケドンドンだったので金権政治が話題になったが、今の時代は思想を背景にしているからこそややこしい。
「騙された奴が悪い」は性悪な親や口の悪い近所のおじさんが教えてくれた。全国の学校の先生の口癖は「みんな仲良く」。今こそ万国共通のスローガンなのでは。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

0.5この映画を見る価値は、元日本兵の言葉だけだ。1時間45分頃登場する。

2023年5月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5鳴り響く音楽や扇情的な字幕などの演出は、ちょっとね・・・

2020年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

従軍慰安婦問題に関心を持った日系アメリカ人のドキュメンタリー作家ミキ・デザキ。
関心のきっかけは、日韓から遠く離れた米国に「平和の少女像(慰安婦像)」が建てられるようになったこと。
さて、強制連行、性的奴隷といった実態は、あったのか、なかったのか。
双方の主張をインタビューして、デザキなりの実態に迫っていく・・・

といった内容で、2本立てで先に観た『i 新聞記者ドキュメント』が「ひとに迫るドキュメンタリー」ならば、こちらは「コトに迫るドキュメンタリー」。

個人的には「ひとに迫るドキュメンタリー」の方が断然好きで、「コトに迫るドキュメンタリー」はどちらかというと好きな形式ではありません。

「コトに迫るドキュメンタリー」でも科学分野ならば、客観的に冷静に、さらに「ほぉ、なるほど、これが真相か!」となるのですが、こと政治が絡んだコトになってくると、どうしてもイデオロギーが全面に出ちゃう。
そうすると、演出が押しつけがましくなりがちで、鳴り響く音楽や扇情的な字幕などが多くなりがちで、観ていて疲れてしまう。

ということで、この映画もそんな演出の呪縛からは逃れられず・・・

もう少し、淡々と演出した方が、コトの本質がわかりやすかったと思うのですが、いかがなものかしらん。

それにしても、「なかった」派のひとびと、目が笑ってませんね。
笑える内容ではないですが、どことなく死んでいるというか・・・そんな感じでした。

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りゃんひさ