スノー・ロワイヤル

劇場公開日:2019年6月7日

解説・あらすじ

息子を殺され復讐を誓う父親が犯罪組織の抗争に巻き込まれていく姿を描いたノルウェー製クライムドラマ「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」を、リーアム・ニーソン主演でリメイク。オリジナル作品を手がけたハンス・ペテル・モランド監督が、再びメガホンをとった。雪深い静かな田舎町キーホー。この町で除雪作業員をしているネルズ・コックスマンは模範市民賞を受賞するほど真面目に穏やかな日々を送っていた。しかし、ネルズの1人息子が麻薬の過剰摂取に偽装され、殺されてしまったことから事態は一変する。地元の麻薬王バイキングの組織に息子が殺されたことに気づいたネルズは、素手や銃、さらには除雪車で、組織の人間を1人また1人と殺していく。しかし、ネルズの復讐劇を敵対する麻薬組織によるものと勘違いしたバイキングは敵対組織を襲撃。相手もその報復に乗り出し、ネルズの復讐劇は2つのマフィア、さらに警察をも巻き込んだ戦いへと突入する。

2019年製作/119分/PG12/アメリカ
原題または英題:Cold Pursuit
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2019年6月7日

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映画レビュー

4.0 思ったより物語が複雑で面白い

2025年10月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

単純なバイオレンスアクションのようで中々凝ったプロットを持つ面白い作品だった。
作中ではシリアスなことしか起こらないけれど、観ているコッチは半分コメディに見えてしまう不思議。冗談通じる人にはオススメかもしれない。
雪まみれの作品にハズレなしと言われることもあるが、本作もまた、目茶苦茶面白いってほどではなくとも充分楽しめるエンターテインメントだったと思う。

見所は雪ってことになってしまうかもしれないが、面白ポイントとしてあることをあげたい。死亡者が出たときにキャラクター名が出るが、名前の上にマーク?でいいかな(表現方法が分からない)、が出ることだ。例えばキリスト教徒ならば十字架のようなこと。
それが、キャラクターごとに微妙に違って面白いんだよね。まあキリスト教徒が多かったんだけど、違う人もいる。ネイティブアメリカンに至っては何のマークか分からないマークで、同じマークの人もいれば、1人だけ違うマークの人がいたり、要は信仰の対象が違うってことなんだけど、そんな割とどうでもいいいいところが面白かった。

一応物語的な部分にも触れると、勘違いを中心にどんどん話が大きくなっていく展開は良かった。
主人公である除雪作業員が暴れるだけではないし、逆に巻き込まれただけでもない、片足半分突っ込んでるが、事のど真ん中というわけでもない絶妙さがいい。

あとはリーアム・ニーソンのアクションについてかな。
もうかなりお年なのでそんなに激しいアクションはなし。死者も多く血も噴き出すが、アクションシーンそのものは控え目。
そういう意味では本格アクションが観たい人には不向きかな。

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つとみ

4.0 ギャグテイストな殺し合い

2025年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

勘違いが連鎖してどんどん人が殺されていく話ですが、アンジャッシュのコントみたいな組み立てがなされていて、悲壮感とかは全くないです。
むしろ、人が殺される度にゲラゲラ笑ってしまう、不謹慎かもしれませんが、不思議な作りです。
最後は結構な規模での抗争になっちゃうんですが。

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zem_movie_review

3.0 スカッとする

2024年11月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

興奮

とにかく人を56し過ぎる映画だし、下ネタ満載の映画だ
この超情報社会にあっても、勘違いで簡単に人を56すなんてことが、起こるものなのだろか?だとしたら既に情報戦で負けてる

コックスマンに殺し屋を斡旋した友人は、56されると分かっていても友達(主人公)を守ったんだよね
あの落ち着きぶりや潔さは、1番カッコいいじゃん‼️

1番セコいのは、裏切りで金儲けをする56し屋
雇い主の情報を漏らして金を儲けようと、自らターゲットの家に乗り込むなんて、プロとは思えない
そんなことをして56されるとは思わなかったのか、マヌケだ

情けないのは、自分達のピンチを救ってくれたコックスマンをいとも簡単に裏切るなんて、最低だ

バイキングことトム・ベイトマンはどことなくディカプリオに似てた(笑)
けど、あんな極悪非道の息子がなんと純粋無垢で高潔だなんて、まさに如蓮華在水そのもの

目には目をならぬ『息子には息子』だ?こんな言葉は初めて聞いたが、まぁ納得の分かりやすい諺
ただ、先住民が56した使者もその他の犠牲者も、必ず誰かの息子なんだけどな
この論理で進めると56しの連鎖は止まらない

民族衣装店で made in chinaを見せたのは、犬のシーンと同じく白人をバカにしてたってことだろうけど、スキー場で先住民の頭に叫ばせたりした理由が分からない
あれは何だったんだろう

知らなかったとは言え、恋人のゲイをいとも簡単に目の前で殺す主人を裏切る気持ちは分かる
結局、誰からも信用されていない孤独なバイキング
先住民との対比が余計にそれを浮き立たせる

「シェイムレス 俺たちに恥はない」以外でエミー・ロッサムを見たのは初めてで、ビックリ
結果的に彼女の思い描く街になっちゃった
めでたしめでたし

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映画イノッチ

4.0 息子を殺された父親の「はじめてのふくしゅう」を応援しながらまったり観る悪趣味リラクゼーション映画

2024年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

息子を殺された父親がマフィアに復讐を果たそうとするが、当人が暴力と無縁の善良な人生を送ってきたためにやたらモタモタした復讐しかできないという復讐映画。

スジモンの乱闘に負けるな父親ー!がんばれ父親ー!仇は目の前だぞ父親ー!

そんな感じで父親を応援しながら観る雪国の田舎町が舞台のスローライフで悪趣味な映画。

ゆっくりリラックスしながら観るのがオススメ

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オサマテ