窮鼠はチーズの夢を見るのレビュー・感想・評価
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愛すると愛されるは似て非なるもの
愛されるより愛したいマジで。
「片思い」は一方通行で「愛し合う」とは双方向だと思いがちだが、「愛する」と「愛される」のバランスは常に変化し、その想いの大きさが幸せに直結する。
自分から愛すことから逃げ人から愛されることを利用する男と、一途に愛し続ける男の出会いにより、愛のかたちを摸索しつづける物語。
食わず嫌いだったBLの話も、深い愛をテーマにしていて、濃厚で大人な映画に仕上がっていた。これが行定勲監督の演出力か。
男と男の同性愛(BL)とジャンル分けしてしまったが、昨今映画賞においても「男優賞・女優賞」と区別することがナンセンスで、この多様化の時代「俳優賞」とひとつにした方が良いという議論がある。それはそれで確かに大切なことだが、生物界にオスとメスがいるように、男と女という生態は存在しているわけだから、男は男で女は女と同じように、LもGもBもTもいるということで良いのではないだろうか。(そういう意味では、よくある「その他」も失礼で、それぞれに賞を設けるか一括りにするかだとは思うが)
ぼくはなんと言われようと女が好きだし、それは本能的なものだから揺るぎない事実である。それぞれの主観がすべてで、コンプライアンスを押し付けるのではなく、その議論自体がもっと寛容であるべきだと感じる。
正直最後は少し気持ち悪くなってしまうほどのラブシーンだったが、それも生理的なものだから仕方がない。ただそれほどまで身体を張った主演ふたりの絡みは見応えがある。
成田凌は本当にいい役者になっている。哀愁漂う微妙な心情変化を絶妙に表情だけで伝える。テーマが合わなくても、その演技を観るだけで価値のある映画だ。
大嫌いだから大好き
恋愛心情が生々しく心にズキズキする恋愛映画
大根すぎない?
原作はちらっと読んでいます 実写化すると知った時、えーって思いまし...
自分には合わなかった。だだそれだけ。
原作は未読。予告編に惹かれて鑑賞。
予告編では凄いストーリーが深い、純愛の話っていうイメージで凄い期待してたんだけど、思ってたのと違ったな。
初っ端から大倉くん演じる主人公不倫で始まりその後もフラフラ流されて浮気。綺麗事抜かして相手を思いやってる振りをしてるけど、結局自分が可愛いだけ。
腹立って仕方なかった。
割とガッツリプレイのシーンがある。自分は覚悟して観たので、おぉ…とはなりつつもそこまでのダメージは無かったけど、耐性ない人はしんどいかもだから、それは覚悟して観た方がいい。
ゲイどうのこうのよりも、このフラフラな主人公が無理だったから、うーん何だかなぁという気持ちが強い。
成田凌が演じる今ケ瀬目線でストーリー展開してくれればもっと感情移入して観れたのかなぁとは思った。(原作もあるのでそういう訳にはいかないだろうけど)
お客さんは殆ど女の子でアウェーだったんだけど、泣いてる子もいたし、終わったあとに好意的な感想をしてる子が多かったから、自分の感性が合わなかっただけかもしれない。
酷評の割に点数が高いのは、映画の評価はストーリーや登場人物の好き嫌いだけでされるべきではないと思うから。
ストーリーが意味不明だったり矛盾しまくっている、とかなら製作陣の責任だけど、この人物の行動や考えが気に入らない、不快っていうのはある意味製作陣の意図で作られた人物像であり、そう感じて正解ということだと思ってる。
この映画は、魅せ方や演出はすごく綺麗だったし、それぞれの女性や今ケ瀬の揺れ動く気持ちはとても丁寧に写しだしてて良かった。
最後に余計な自身の考え方を述べてしまったが、要は作品自体は良いものだったということ。
違う意見を持つ人も沢山いるとは思うけど、悪しからず。
役者たちの演技が素晴らしかった
台詞も原作ほど多くはなく、派手なBGMもなく、役者の演技に頼った映画だと思う。そこからどう感じ解釈するかは見る人に任せるように敢えて余白を残していると感じた。主演の大倉さん、成田さんともに演技は非常に素晴らしく、見る側の想像力を十分に駆り立てるものだった。キャラが作り込まれた今ヶ瀬と、それにとても自然に受け応える恭一だった。
あたしは好きよ?
成田凌すごい
現実逃避
とにかく気持ち悪い
同性同士以前に全てが気持ち悪い。
上映中ずっと眉間にシワが寄っていたと思う。
評価が良く、ランキングも高かったので、何も情報を入れずポイントで観たがポイント消化で良かった。
お金を払って観る価値はない。
原作がどうなのかはわからないが、ひたすら気持ち悪さしかなく、女性が嫌うタイプの話では?
実際女性客が多いとすればキャストのおかげか?
異性の話だとしても気持ち悪すぎる。
大倉さんの演技は全くアイドルではなく、気持ち悪い男性そのものになっていて、まさに俳優だと感じた。評価出来るのはそれだけ。
他のキャストも下手な人はおらず、その点に関してはだけはこの直後に観た糸とは大きく異なるが、どちらにも共通するのが何も得られない残念さ。
そして、R指定−18が妥当では?
まず家族では観に行くものではないし、どうしても観たかったら一人で十分。
横一列に誰もいない席を選んで本当に良かった。
残虐でもホラーでも演者が演技力がないわけでもないのにここまで不快になるのは初めて。
以前これも情報入れずに観たのだが、hisは酷いと思っていた。
しかし、こちらの方が演者が華やかではあるものの観るに耐えないものばかり。
序盤でとりあえず 大倉ケツ汚ねえって思いました。 大倉は正直普通で...
浜辺のワンシーンは必見
まずはめっちゃ体を張った大倉忠義と成田凌お疲れ様!!いやぁ~大倉くん思い切りましたね。
そして成田凌のカメレオン振りには毎度驚かされる。
ただ、この秀麗な容姿の二人だからあたかもすごく美しい恋愛物語のように思えるけど、私はピンとこない内容だった。
もう、とにかく恭一に全く魅力を感じない。なんであんなにモテるのか?!
今ヶ瀬と夏生のバトルは笑えたけど、そもそもそんな価値が恭一にあるのだろうか。
きっとこの二人は一緒に暮らしたところで同じこと繰り返すんだろうな、と思ったり…。
唯一共感できたところはあのカーテンの件。確かにあの部屋にはダサい(笑)
逆に無機質さとノスタルジックな感じが融合した映像は好き。
空が焼けてて余韻が残るような美しい浜辺のシーンは何かのポスターみたいでめちゃめちゃ素敵でした。
結局、窮鼠はチーズの夢を見続け、チーズは窮鼠を待ち焦がれる。う~ん。なんかいまいちなラスト。
むしろどっちかって言ったらどっちも窮鼠。
個人的には「プリン食べる?」ってとこがふいに関西弁で「あ、大倉くん!」って思えて愛しかったなぁ(笑)
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