劇場公開日 2020年9月11日

「自分には合わなかった。だだそれだけ。」窮鼠はチーズの夢を見る ゆーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0自分には合わなかった。だだそれだけ。

2020年10月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作は未読。予告編に惹かれて鑑賞。

予告編では凄いストーリーが深い、純愛の話っていうイメージで凄い期待してたんだけど、思ってたのと違ったな。

初っ端から大倉くん演じる主人公不倫で始まりその後もフラフラ流されて浮気。綺麗事抜かして相手を思いやってる振りをしてるけど、結局自分が可愛いだけ。
腹立って仕方なかった。

割とガッツリプレイのシーンがある。自分は覚悟して観たので、おぉ…とはなりつつもそこまでのダメージは無かったけど、耐性ない人はしんどいかもだから、それは覚悟して観た方がいい。

ゲイどうのこうのよりも、このフラフラな主人公が無理だったから、うーん何だかなぁという気持ちが強い。
成田凌が演じる今ケ瀬目線でストーリー展開してくれればもっと感情移入して観れたのかなぁとは思った。(原作もあるのでそういう訳にはいかないだろうけど)

お客さんは殆ど女の子でアウェーだったんだけど、泣いてる子もいたし、終わったあとに好意的な感想をしてる子が多かったから、自分の感性が合わなかっただけかもしれない。

酷評の割に点数が高いのは、映画の評価はストーリーや登場人物の好き嫌いだけでされるべきではないと思うから。
ストーリーが意味不明だったり矛盾しまくっている、とかなら製作陣の責任だけど、この人物の行動や考えが気に入らない、不快っていうのはある意味製作陣の意図で作られた人物像であり、そう感じて正解ということだと思ってる。
この映画は、魅せ方や演出はすごく綺麗だったし、それぞれの女性や今ケ瀬の揺れ動く気持ちはとても丁寧に写しだしてて良かった。

最後に余計な自身の考え方を述べてしまったが、要は作品自体は良いものだったということ。
違う意見を持つ人も沢山いるとは思うけど、悪しからず。

ゆー