マローボーン家の掟のレビュー・感想・評価
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初監督作だが、映像に風格あり
スペイン出身の映像作家によるホラー作品は、怖さの中にもどこか哀愁を感じさせるのが一つの傾向か。J・A・バヨナ監督作「永遠のこどもたち」の脚本を書いた、セルヒオ・G・サンチェスによる初メガホンだが、自然光を活用し時代を感じさせる味わい深い映像も相まって、人目を避け肩を寄せ合って生きる家族の健気さや、精神的に追い詰められていく描写に心を揺さぶられる。
幽霊屋敷モノのように語り始めながら、途中からの展開に「おや、このサブジャンルは何だろう?」と観客を翻弄する巧みなストーリーテリングに感じ入った。事前にあまり情報を入れないほうがいいタイプの作品だろう(映画.comの解説も書き過ぎだ)。
アリー役のアニヤ・テイラー=ジョイは魅力的でなかなかよかったが、「スプリット」のような怪演は見られず少々期待外れ。彼女の俳優としてのポテンシャルを引き出し切れていない気がした。
癒し系の方のアニャ・テイラー=ジョイでした
アニャ・テイラー=ジョイ目当てに、事前情報皆無の状態で鑑賞
冒頭の雰囲気から察して、ノスタルジックで後味爽やかな家族愛の物語か…と思いきや、全然違いました
家族愛というか兄弟愛に溢れた作品で間違いないんですが、ジャンルでいうとホラー?サイコスリラー?ミステリックファンタジー?
カテゴライズに戸惑います
でも、あれ?よく考えると結局この映画はやっぱり後味爽やかな家族愛の物語なのか???って感じの映画でした
アメリカの資本がかなり入ってて、物語の舞台もアメリカの田舎町、言葉も英語ですが、この映画実はスペイン映画なんですね、一応
アポロ月面着陸のニュースが写るので作中の時代は1969年ということですよね
素朴な疑問、どうしてこの時代にしたの???
さてメインキャストの5人は非常に魅力的でしたよ
長男ジャック:ジョージ・マッケイ(1992年生、公開時25歳)
長女ジェーン:ミア・ゴス(1993年生、公開時24歳)
次男ビリー:チャーリー・ヒートン(1994年生、公開時23歳)
末っ子サム:マシュー・スタッグ(2009年生、公開時8歳)
4人兄弟の友人アリー:アニャ・テイラー=ジョイ(1996年生、公開時21歳)
お目当てアニャの役どころは最終的に超癒し系
同時期に公開された『スプリット』(2017)と『ミスター・ガラス』(2019)では多重人格者の魂のパートナー役を演じていました
アニャは意外に、「心に傷を持つ相手に寄り添う人」の役が多いです。
そしてミア・ゴス
ほんの一瞬わずか0.5秒(多分)のあの表情がこの映画最大のインパクト!
さすがミア・ゴス
それ以外の兄弟たちもすごくいい
なかなか深みのあるホラー(?)ですよ
邦題がちょっとなんか違うな…とも思いましたが
これはいいサスペンスホラーだ
恐怖感は楽しめました
最初から何が怖いのかがわからないのにドキドキする。そしてただ怖いだ...
期待してたホラーとは違うけど
ホラーの棚に置くな。
ユア・ストーリーなんて観てる場合じゃなかった!
13人もの人を殺した殺人鬼の父親から逃げるようにしてイギリスからアメリカへと移住してきた家族。姓も母親の旧姓に戻して、生家でもある大きな屋敷に到着した。過去を忘れて新しい生活を始めると決意した病弱の母、ジャック(ジョージ・マッケイ)、ビリー、ジェーン(ミア・ゴス)と幼いサム。しかし、まもなく母親が病死。母の死を隠し、4人は秘密を守ると誓いを立てるのだ。
海も近い、のどかな田園風景。兄妹は近くに住むアリー(アニヤ・テイラー・ジョイ)とも仲良くなり、やがて長男ジャックと恋に落ちる二人。1週間分の買い出しをして、図書館に勤めるアリーに会うのも楽しみの一つだった。しかし、恋敵のトム・ポーターの存在がジャックを鬱陶しくさせるのだった。移住届けを成立させるために200ドルと母親のサインが欲しいと告げられ、戸惑うジャック。なんせ、母親は死んでしまい、それは秘密にしなきゃならないのだ・・・
序盤にちょいと遠目に見えた猟銃を持った男。しばらくは姿を見せなくなってサムもホッとしていたが、大きな鏡に布を被せたり、天井のシミを隠したりと大忙しになったジャック。見えない何かを恐れているのだが、ジャックが屋根裏部屋に父親を隠していたことが原因だったのだ。イギリスで逮捕されたんじゃ?などと、ミスリーディングは続く・・・
長男の重責、家族の誓い、そして大きな要素となるのが“恐怖”に打ち勝つことだった。ジェーンがアライグマに餌をやろうとして手を掴まれたりとか、恐怖シーンはいくつかあった。さらに書類に偽のサインをしたことが原因で家を追い出されそうになる恐怖。忍び寄る“何か”を倒さねばならない。屋根裏部屋への通路をレンガで塞いだのに、そこへ呪いの金までも封じ込めたことも恐怖の表れだったのだろう。
何を書いてもネタバレになりそうな、そんなプロットではあるけれど、そうしたわざとらしさを超越する愛を感じた。ラストの笑顔にはほっこりさせられるが、その前に涙腺を刺激させられること間違いなしだ。
予想つかせない展開にただただ驚いた
レンタルショップで新作として出ていたので興味本位で借りてみましたが、鑑賞してみて思わぬ良作に出会った気分です。個人的にこの作品は記憶に留めておきたい作品になりました。
内容としてはとても密で途中展開についていけてないところがありましたが、100分程の映画としてしっかりまとめ上げており、最終的には話の筋が全て納得いく形で締めくくられていました。素晴らしいの一言。
ホラー映画でありつつ、そこに家族への愛、悲しみが詰め込まれていて見ていてドキドキしました。
ここでネタバレしてしまうとこれから見る人にもったいないと思うので書きません。
とりあえず何も先入観なしで見てください。
評価が高いのが納得いく作品でした。
ホラーと言うよりサスペンスパニック映画❗
単にアレとアレを組み合わせただけではない
ホラーではない。
ほろ苦いストーリー
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