イン・ザ・ハイツのレビュー・感想・評価
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楽しいミュージカルなのに涙が。
主人公はニューヨークにある街、ワシントンハイツでコンビニを経営している。この街はドミニカやプエルト・リコなどの中米からの移民達で成り立っている。
彼の両親はドミニカ人で、父親がアメリカで生まれる息子につけた名前がウスナビ(US NAVY)。わろた。
話としては、ドミニカに帰ったウスナビが、昔を思い出しながら子供達に昔話をしてる。よくある形。
主人公の記憶話なので、それほど深い展開はありません。でも、登場人物達の人生が深〜い。大学生活で挫折した女子、将来の奥さん、みんなのお母さん、などなど他にも沢山の人々の人生を歌いまくり。
ラテンのリズムが明るくキレキレのダンスで延々ノリノリなのに、何故かチョコチョコ涙が…。
移民問題、恋バナ、差別、親子、商売、詰め込み過ぎと感じる人は多いと思いますが、とてもいい体験をした感じです。
ただ、最後の展開必要?
移民達の小さな夢は次の代へと引き継がれ大きく花開くのだ。
ミュージカルの金字塔ウエストサイドストーリーもNYの移民の不良グループ同士の抗争の話しだったが、本作は差別や権利による挫折に負けずに前を向いて進もうとする若者達の話。
まずは主演の女の子2人の声の綺麗なこと。
本当に本人達が歌っているのだろうかと思うほど美しく素敵なお声。
大きな見どころの一つであるプールのシーンは真上からや水中からやと楽しいカメラワークで見応えがあった。
停電になってもみんなで集まりパーティーをしたり、逆に花火を楽しんだりとラテンの血の底抜けな明るさとパワーには羨ましさを感じるくらい。
バイデン大統領になり、親に連れられ不法入国した時に18歳以下だった「ドリーマー」と呼ばれる若者を対象に永住権を与えるという法案がつい数ヶ月前に下院で可決されたが、その後はどうなったのだろうか?(共和党に否決されてしまったか?)
いずれにしてもアメリカは出生地主義なので、彼らの子供達はアメリカ市民として扱われるため、しっかりと社会で成功し両親やお世話になった周囲の大人達に恩返しをして欲しいと思う。
最初の1時間ぶっとうし!
歌と踊りと苦悩と夢
パチパチ
いいね〜
ラテン系?ヒスパニック系?ミュージカル、楽しい〜!
と、素直に楽しんだ。
ウスナビ…変な名前と思ったが、由来にウケた(笑)
イケメンというんけではないが、愛嬌があってかわいらしく、人が良さそう。
みんなの希望のニーナ。
最後は自分の意思で将来のために大学に戻ってよかったなぁ。重圧もあるだろうけど。
あまり世界的には有名ではない女優さんたちがみんなきれいだしスタイルはいいしで、カッコいい。
そして何よりノリが良い国民性。老若男女踊りがキレキレで、うらやましいな、と。
歌と踊りのシーンが多いが、どれも楽しい。圧巻。
集まると音楽に乗って踊れるのってホント羨ましいと思ってしまう。
祖国を愛し、夢と自分の尊厳を持ち続ける移民たち。
移民大国なのに、まだまだ差別はあるんだね…残念。
アブエラの言葉にじーんときた。
エンドロールが始まってすぐに出て行った人がいたけど、もったいない。最後まで観ましょう。(笑)
🕺🎤🎵
ノリが良く思わず口ずさむ曲があればなぁ
「ララランド」「グレイテイストショーマン」での、耳に残ったり思わず口に出すような曲が無くラテン系、ヒップホップのノリ。そして「ザプロム」のような華やかなで目まぐるしいカメラワークもなく、失礼ながら全体的にこじんまりした印象。睡眠たっぷりしたのに、少しウトウトしたわ。
バルコニーから出て「ドクターストレンジ」のごとく、天地がひっくり返るような感じのダンスシーンは良かったが。
申し訳ないが、ミュージカル映画を見た後は、ハイテンションな気分になること多いのたが、そうではなかったな。エンドタイトル後のオマケシーン(まさかあるとは思わなかったが、)は、何これ、本編と全く関係ないやん?と思ったが、原作者らしく知ってる人にはたまらなかったでしょうね。
故郷の条件
ラ・ラ・ランド以降妙に増えた気がする
ミュージカル仕立て映画
昨年もCATSとかありました
今作はアメリカへの南米からの移民が
暮らすコミュニティ「ワシントンハイツ」を舞台に
世間との間で起こる差別などから
自分たちの誇りをどう持つべきかを
苦悩しながら
底抜けに明るい音楽で表現していきます
143分あるんで長く感じますが
ミュージカルタッチの表現が
継ぎ目なく流れるように入ってくることで
あっという間に過ぎてしまいます
別に核ミサイルが飛んでくるわけでもありません
怪獣が襲ってくるわけでもありません
まあ真夏の停電は昨今の日本の夏を想像すると
十分な悪夢ですが
徹底して何気ない日常にあるものを
綴っていくことでどこの国の話かなど
関係なく共感できる部分があると思います
ワシントンハイツって本当にあるのかな
と思って調べてみると
太平洋戦争後のGHQ統治下の日本の
代々木あたりに米軍家族の居住区が
そう呼ばれていたんですと
でその後の1964年東京五輪で選手村に
なったんですと
そんなタイムリーな映画だったのかと
改めて勉強になったのでした
最高でした
ラテンの熱い歌とダンスを堪能できます
楽しみにしてました。久しぶりのミュージカル映画ですからね。
もしかしたら、コロナ禍でお祭りや盆踊りの中止が多いかもしれませんが、観れば脳内で山程ステップ踏めますよ。何かライブ?ってくらいに圧倒的な歌とダンスが数珠繋ぎです。そのクオリティたるや素晴らしいですね。ダンスシーンは様々な場所で魅せてくれます。本作のテーマの一つである移民達のパワーを遺憾なく表しているのではないでしょうか?パワフルです。僕はラテン音楽好きですからとっても楽しめましたよ。
ただ、お話はうっすーいです、薄い。この部分は期待しないほうがよいと思います。移民の方々の生き辛い日々だけど、祖国を胸に夢に向かって!って話ですが、なんか展開が安易でこの国の出身者を馬鹿にしてない?なんて思ってしまいました。
こんな考えに至る僕は、ミュージカル向いてないのかな?(笑)
映画は楽しむもの。楽しめるもの。だから、これが正解なんでしょうね。
でも、僕はドラマ性も求めちゃうんですよね。
美味しくない料理で満腹
満腹はしたものの、ちっとも美味しくなかった料理だった。観終わって、そういう気分だ。
「予告編」にある道路上やプールでの“群舞”も、実際に観ると、屋外ゆえに人数を増やしただけにすぎず、特に面白くはなかった。
北米では興行失敗のようだが、さもありなんだ。
自分の一番の不満は、カメラワークだ。
俳優を追いかけ回したり、アップにしても、必ずしも効果的とは限らない。
カメラは常に動き回り、たびたびアングルが切り替わり、“じっくりと見せる”とか、“じっくり聴かせる”ということがない。
時には、アングルを固定して歌い手も動かない方が、歌い手にスポットライトが当たることを、この監督は理解しているのだろうか?
劇映画化して、ミュージカルの舞台からは離れているとはいえ、一定の“形式美”は必須だ。
音楽については、「平凡で単調。すぐ忘れてしまう。」という批判があるようだが、自分も同意する。
ラップ調ラテン音楽というか何と言ったら良いか分からないが、“断片的なサルサ調音楽”とか、“平凡なサンバ風音楽”みたいな、ジャンル横断的な音楽がダラダラと続く。
ラテン音楽らしい熱いパッションを感じないし、一つのまとまった楽曲と言えるものさえ多くない。
そもそもミュージカルなのに、バネッサ以外に、まともに歌える歌い手がいただろうか? (あとはせいぜい、ベニーとアブエラくらいだろうか。)
また、本作で扱われているのは、広い意味での「人種問題」・「移民問題」というよりは、特定のカリビアンだけにフォーカスした狭い世界だと思う。
アフロ・ラテン系の扱いに乏しいとか、必ずしもラテン系アメリカ人全般を代表していないという指摘もあるようだ。
勝手に移民として来て、故郷の旗まで店に掲げておいて、アメリカ市民としての権利を主張する姿は、自分のような平均的な日本人には、さすがに共感できないのではないだろうか。
本作品のテーマは、「今を生きる、若い“等身大”の移民カリビアンの姿と、彼らが直面する具体的な問題を映し出す」ことかもしれない。
しかし、ストーリーが弱くて、盛り上がりに欠ける。2組のカップルの話も、不自然な展開を見せる。
大学で差別を受けたからと言って、それで映画になるのか。
家賃が高くて、ブロンクスに転居しなければならないからといって、それで映画になるのか。
不動産が借りられないからといって、それで映画になるのか。
生まれ故郷(ドミニカ)に行こうと思ったが止めて、特に何という場所でもない、ごく平凡な“ハイツ”にとどまったからといって、それで映画になるのだろうか??
真面目な作品である点は、好感が持てる。
しかし、もっと歌と踊りで、押して押して押しまくるのかと思いきや、“まったり”とした感じで、登場人物が多くてややこしいだけの映画であった。
楽しく爽やかな気持ちにさせてくれるミュージカル映画
有名なミュージカル作品の映画化。
舞台は移民の集まる街ワシントンハイツ。
決して裕福ではないが、夢と希望に溢れた人々が暮らしている。
全く前知識が無い状態であったが、登場人物それぞれが、どんな人物なのか歌とダンスで違和感無く情報が入ってくる。
移民問題や差別、悩みや苦しみもある中で、とにかくみんな明るく、ハートフル✨
本当の家族では無いけれど、それぞれが支え合って生きている。そんな姿に心が暖まります。
そして、なんといってもラテン音楽とヒップホップのミュージカルパート。
どの歌もいい曲ばかりで、ダンスもキレッキレ🎵あれだけの人数が踊るなか、一糸乱れぬパフォーマンスは目を見張るものがあります。
アップテンポな曲が多く、夏にびったりといった感じです。
とても楽しく爽やかな気分にさせてくれる作品です✨😄
たくさん悩んだ若かりし頃を思い出す
アメリカ移民の話だけど、それにとどまらない。
お金がないことに悩み、将来の夢に悩み、これからどう生きていくか、どこで生きていくかに悩みもがいた若かりし頃を思い出しました。
なんといっても曲のメッセージが素晴らしい。
オリンピックが開催中で、難民選手団や合宿で来た選手が難民申請したりと、いつもより身近な今のタイミングもよくて、考えさせられます。
今まで観た中でベスト3に入る最高のミュージカル映画。
音楽と歌唱力、とにかくカッコええ
子供に語るには下世話だけどねw
アッパーマンハッタンで暮らす中部アメリカ移民の若者達の話夢と葛藤をを描いたミュージカル映画。
幼い頃両親と共にNUEVA YORKにやって来て両親の遺したコンビニを切り盛りする主人公ウスナビの夢や、町で初めて名門大学に進学したニーナの葛藤、美容院で働くバネッサやニーナの父親が経営するタクシー会社で働くベニーの物語を軸にして、この町で暮らす人達の日常とアイデンティティを、ウスナビが子どもたちにせがまれて昔を語る体でみせていく。
子供達に語る体であることから少なからずハッピーエンドなんだろうなと予想はつくし、ストーリーとしても大きな波はなく、都合良く展開して行くけれど、大きな世界でみたら抑圧された環境にありつつも明るく楽しく人生を謳歌する人々の姿に、力強さと人それぞれ幸せの形はなんぞやというものをみせられたし、ポップなミュージカルの作りが内容に良く合っていて楽しかった。
終盤の歌とダンスは良かったが・・・
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