ゴーストバスターズ アフターライフのレビュー・感想・評価
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少年少女が冒険する物語は無条件に高評価をつけたい
正直この映画の続編が見たいと思った。
もっと言えば映画よりネットフリックスでストレンジャーシングスばりのドラマが見たいと思った。
今回の映画は主人公のフィービーがゴーストバスターズと出会うところまでが物語となっているエピソードになっている感じだった。それ故にこの映画を見て物足りないと思った人も多いはず。
物語のほとんどがフィービーが友達作りやおじいさんの遺品に興味を持つ過程に力を入れているから、アクションやお化け退治をもっとやってほしいと思っている人には相当物足りないだろう。
また、町の人々が変人と思っていたおじいさんが実はこの町、世界を守っていたんだということや、解放されたゴーストが町を荒らすなどの描写はほとんどなく、フィービー達の頑張りが誰にも認められていない、いやもしかしたらゴーザ復活しようとしていることすら知らないで終わってしまうのではないかと思われるような描き方だった。それはちょっと残念だったと思う。
多分今年はストレンジャーシングスにめっちゃやられたことや、またストレンジャーシングスのマイクが同じようなポジションで出演されていることもあり、少年少女の冒険物に大きく期待している自分がいて、これに続編があるのならそれはそれでよしとしたい気持ちが、個人的には強い。
ところでフィービー演じるマッケナ・グレイスは相当役にはまっていたとおもう。
おじいさんの雰囲気もよく出てたしオタクな化学少女の感じも実によかった。
気づいてなかったがなんだかんだと出演作品も多いみたいで結構彼女が出ている映画も知らずに見ていた。
これからビッグスターになっていきそうで期待大です。
あの第1作へのオマージュたっぷりの痛快作
【鑑賞のきっかけ】
あの1980年代のヒット作「ゴーストバスターズ」と「ゴーストバスターズ2」の正式な続編として、第3作として制作された本作品。
期待を込めて、動画配信で鑑賞してみました。
【率直な感想】
<ホントだ、続編だ>
オクラホマ州の田舎町にやって来た、シングルマザーのキャリー、息子のトレヴァー、娘のフィービーの三人。
住み始めた屋敷は、ゴーストバスターズのオリジナルメンバー、亡きスペングラー博士から引継いだものであった。
フィービーたちは、教師から、80年代に起きたニューヨークでのお化け騒動と、お化けを退治したゴーストバスターズの活躍を映像で知るものの、自分たちの生まれる前で、今ひとつピンとこない。
ある日、屋敷内からゴーストバスターズが使っていた、レーザー発生装置、ゴーストトラップ、専用車両を発見。
このゴーストトラップから、かつてニューヨークを襲った破壊神ゴーザの眷属の番犬らしき化け物が逃げ出し、町には、ゴーザに襲われる危険が迫ってくる。
…と言った流れですが、本作品の面白いところは、ゴーストバスターズがかつてのようなおじさんたちでなくて、少年少女なところ。
武器は、既存のものがあるので、後はそれを使いこなせれば、お化け退治ができてしまうのです。
今の若者は、取説なんかなくても、機械を自由に使いこなせますからね。
とても現代風です。
また、ビル・マーレーやダン・エンクロイド、シガニー・ウィーバーといった第1作のメンバーが登場しているところも、嬉しい部分。
随分と年はとってしまったけれど、俳優さんとしてはまだまだ現役というところでしょうか。
<撮影技術について>
80年代って、まだCGは映画の撮影技法として確立していませんでした。
だから、今、第1作を見直すと、いわゆるアナログ合成なのです。
破壊神の眷属である番犬は、実物大模型を使うか、走り回るシーンは、ストップモーションアニメを合成したもの。
また、ゴーストを捕獲するレーザーも、立体感がなく、画面に貼り付けたように見えてしまいます。
その点、本作品では、最新のデジタル合成でCGも使っていますから、映像技術の進歩は本当にすごいものだな、と痛感しました。
<アフターライフ>
副題のアフターライフ(Afterlife)を調べてみると、「来世、あの世」の意味と、「後年、余生」のふたつの意味があるようです。
鑑賞してみると、本作品は、このふたつの意味を含んでいるように思えるのでした。
【全体評価】
このシリーズは次作も予定されているようで、その期待を込めて、高評価をします。
なんと素敵な続編なのでしょうか😭
メガネっ子可愛い
孫が継承
ゴーストバスターズが公開されたのは38年も前だから続編は孫世代ということもシンプルに納得、脚本・監督のジェイソン・ライトマンさんの父上は旧作の監督アイバン・ライトマンさんだからこちらも世代交代。小学生の天才少女が主人公で明らかに子供向けに舵を切ってはいるが親世代にも懐かしいオマージュが随所に散りばめられているから退屈はしませんね。ちいさなマシュマロマンは受けました。お父さんの演出はコメディタッチでしたが息子さんはファミリードラマ派、多少笑いをとろうとギャグを入れていましたが滑りまくり、やはり懐かしのキャラの力は絶大でした。
見どころは何と言ってもラストの10分、真打登場でしょう、これを観ちゃうと今までの話が前座に思えてしまいます。長いのが難点ですが気を持たされた分最後で報われました。
エンドロールで続編を匂わせていました、そういえば工場ゴーストのマンチャーは行方不明でしたね。シガニーウィバーさんがエンドロールで突然出てきたのには驚きました、続編へのやる気まんまんと言うことでしょうかね。
世代の移行
続編でよくある無理な設定はなく、自然なつながりの良くできた脚本でした。
前作から40年後のゴーストバスターがすっかりわすられてしまった現代に、再びゴーストが暴れ出すことに。初期メンバーのひとり、イゴン・スペングラー博士はこの事態を予想し、資材をなげうって郊外の牧場で充備してゴーストを待ち受けたのにもかかわらず、返り討ちになって死んでしまいます。
イゴンの死後、家族の事情で祖父の牧場で暮らすことになった孫娘のフィービーは、次第に祖父の残したゴーストバスターの研究成果や資材を使いこなせるようになり、友人の子供たちとともに新世代のゴーストバスターズとなり、ゴーストに対峙するのでした。
続編でよくある無理な設定はなく、自然なつながりの良くできた脚本でした。オリジナルのメンバーたちが集結し、往年のテーマソングが流れるラストでは、従来のファンも大満足されることでしょう。
そして家族を犠牲にしてゴーストバスターズに打ち込んでしまったイゴンは、娘のキャリーとすっかり疎遠になっていました。
そんなゴーストなんて信じずイゴンを馬鹿にしてきたキャリーが実際にゴーストに遭遇することで、父親の研究意義を知り、その知見の偉大さを理解することと、とあることで父親が研究に没頭するなかでも自分のことをいつも愛していたことを知ることで、和解し合えるようになります。その和解するシーンがとても感動的でした。
今回のゴーストはとても強くて、フィービーたちは絶体絶命のピンチになります。後半はそんなピンチの連続で手に汗を握る展開になりました。それをどう切り抜けたか、ラストシーンにぜひご注目ください。
ゴーストバスターズで泣けるとは。。
歴史あるシリーズ物につきまとう
オリジナルキャストの高齢化問題並びに
ハロルド・レイミスの死去という悲しい出来事を
ゴーストバスターズならではの手法で
見事、映画の物語に昇華させています。
クライマックスは号泣。。
まさかゴーストバスターズで泣けるとは思ってもいませんでした。
そして最後はお馴染みのゴーストバスターズ♪
シガニー・ウィーバーカムバック!!
素晴らしいの一言!!
ただこれからの続編は慎重にお願いしたい!
今度のゴーストバスターズは孫たちだ!!
「アフターライフ」を観てから1984年の元祖「ゴーストバスターズ」を観ました。
ゴーストバスターズ」の創設者のひとり、
イゴン・スペングラー博士が亡くなって、
娘と孫2人がオクラホマ州サマーヴィルの荒れ果てた農家を
相続します。
その町で起こるゴースト騒動を、スピングラー博士の孫娘フィービー
(マッケナ・グレース)を中心にフィービーの兄トレヴァーと母親のキャリーと、
夏休み講座の教師ゲイリー先生(ポール・ラッド)が活躍するゴースト・コメディ。
お祖父ちゃんの家の地下室には、35年以上前の「ゴーストバスターズ」の装備がゴッソリ。
それもその筈。
スピングラー博士はゴースト退治のあらゆる装備の開発を
手掛けたのです。
フィービーはお祖父ちゃんの遺品の中から次々と発見。
ボロくはなってますが、キャデラックは兄のトレヴァーが復元。
プロントビームもゴースト捕獲アイテムも使用可能。
さぁ、38年前の再現です。
天才子役(もう15歳ですね撮影時は、)のマッケナ・グレースが、
ハリーポッターみたいな丸メガネで、科学オタクを可愛く演じています。
寂れた田舎町のサマーヴィル。
古い鉱山。
多発する地震。
どうも鉱山に巣食うゴーストの仕業らしい。
一体、お祖父ちゃんはなんの研究をしていたのだろう?
そんな中、ゴーストが遂に姿を現す。
復元したキャデラックにプロントンパック(=オバケ退治マシーンです。
(バックパック内のエネルギーをケーブルを通じて銃から稲妻のような光線を放つもの)
で抗戦だ!!
ゴーストは手強いぞ!!
お祖父ちゃんの装備も未だに使えるぜ!!
「門の神ズーレ」がお母さんのキャリーに憑依したから大変。
「鍵の神ビンツ」の2頭の巨大な犬のゴーストも復活して
危機はもう超怒級!!
さぁイザ、地球の危機を救うためプロントバックで戦いだ!!
ラストの方ではなんと、元祖のダン・エイクロイド。ビル・マーレー。
スピングラーお祖父ちゃん(ハロルド・レイミス)は実際にも亡くなっているので、
ホログラムで出演だ。
1984年作では巨大なマシュマロンが現れて驚きでしたが、
今回は無数のミニミニ・マシュマロンが出現。
多勢に無勢でオイタします。
可愛らしい事!!
1964年作のマドンナ、シガニー・ウィーバーもカメオ出演。
オリジナルのファンには応えられない作品になっています。
楽しかった!!
思い出は思い出のまま
クライマックスにかけて面白くなるけど、
前半のキャラ説明や物語の導入部がいかんせん長くて
集中力を保つのに苦労した。
父親が出来なかった事を子どもがやたり、
オリジナルキャラが揃うところなど、良いシーンは
あるんだけど、
子どもの頃に観たゴーストバスターズのワクワク感、
明日学校で話したくてたまらないあの感じを得る事が
出来なかった。
ゴーストバスターズの監督の息子が続編を撮り、
物語もゴーストバスターズの娘や孫が活躍する
ってとても魅力的で、観る前から期待してたけど
期待を上回る出来ではなかったと言うのが
正直な感想。
オリジナルのゴーストバスターズは記憶の中で
とても面白かった事になってるので、
思い出は思い出のままに。
誰を呼ぶぅ?ゴォストバスターズ♪
公開当時に見たあのギミックがあんな埃だらけになって(笑)
孫の世代には認知度ない状態なのは悲しい。
しかしあの稼業をレーガノミクスまではやってたのか…。
ほぼ四十年の時を越えて、ゴーストバスターズが帰って来た。
懐かしい気分だけでもご飯おかわり出来る世代には楽しい作品。
いつもの武器、いつもの回収装置、いつものキャデラック(笑)
でもいつもの連中じゃないけど、80年代の雰囲気がある新メンバー。
幾何学好きのフィービィー、チョイトロい兄貴のトレバー、オカルト好きなポッドキャスト、ちっとも幸運じゃないラッキー。
それにしても皆年取ったなぁ。
シガニーなんて、シワシワじゃないか…。
もう一本作るつもりと言うほどのラストではないけど、もう一本くらい観たいとは思う。
伝説の轍…家族の物語が始まる!
"ゴーストバスターズ" シリーズ第3作(通算第4作)。
TELASAで鑑賞(吹替,レンタル)。
小さい頃からテレビ放送で何度も観て親しんで来た大好きなシリーズの待望の続編(リブート版は除く)と云うことで、観るのを楽しみにしていました。映画館に行けなかったので、ようやく鑑賞することが出来、童心に返りました。
前作から時が経ち、とあるオリジナル・メンバーの孫が主人公に据えられたことで、ジュブナイル・ファンタジーへと作風を変化させていたことがとても印象的でした。
旧作のレガシーを散りばめて懐かしさを喚起しつつ、新世代への魂の継承を成し遂げながら、旧作の要素を伏線として機能させたストーリーを展開させると云う、てんこ盛りなのにバランスの取れた見事な脚本に舌を巻きました。
仲間たちの絆の物語の側面があったのが旧作だとすれば、本作は家族の物語へとレベルアップし、新たな感動を齎してくれました。レジェンド・メンバーの集結も胸アツで、新世代との共闘に興奮のボルテージはマックスに。
続編を期待させるようなポストクレジット・シーンはもはや映画界のトレンドと化している気がしますが、本作のそれは本当に期待して待ちたいところ。今度の続編は、是非とも30年以上の間を空けないでつくっていただきたい!(笑)。
[以降の鑑賞記録]
2024/03/29:金曜ロードショー(地上波初放送)
※修正(2024/03/29)
作られるべくして作られた、家族と継承の『ゴーストバスターズ』!
2016年に女性メンバーで出動したが、今度は子供たち。
子供向けに劣化…と思うなかれ。そこがミソ。
オリジナル『1』『2』の正統な続編として製作された本作。単なる続編じゃない。
物語の中でも作り手側にとっても特別な思いが継承された、作られるべくして作られた続編なのである。
都会のアパートから立ち退きを余儀なくされたシングルマザー一家。母キャリー、兄トレヴァー、そして12歳のフィービー。
オクラホマの田舎町にある祖父が遺した古い屋敷に引っ越す事に。
屋敷の地下室は何かの秘密の研究室のようで、ヘンテコなメカニックがいっぱい。一体これは…? 祖父は何者…?
やがてフィービーは、祖父がかつてNYをゴーストから守った“ゴーストバスターズ”の一員であった事を知る…。
本作の主人公一家は、“スペングラー”。前2作で故ハロルド・ライミスが演じたイゴン・スペングラーの家系に当たる。
祖父はあのゴーストバスターズ。有名人どころか、NYのヒーロー。
さぞかし家族は鼻高々。
…アレ?
母は自分の父に対して遺恨あり。フィービーも祖父の事を何も知らなかった。
スペングラー一家に何があった…?
これは後々分かった事だが(これを教えてくれたのはアノ人!)、大活躍したゴーストバスターズも徐々に依頼が減り、廃業寸前(『2』の始まりもそうだったような…)。そんな時イゴンがガジェットや車を持って(盗んで…?)田舎町に姿を消し、メンバーも各々の道を行き、自然解散。イゴンは来る恐ろしい事態に対処していた。
それに没頭する余りイゴンは家族をないがしろにし、家族を捨てたと父を嫌う母。
町でもイゴンは頭がヘンなイカれたジイサン。
そもそもゴーストバスターズ自体、30年のNYの“都市伝説”。あれだけゴーストが大暴れしたのに、今じゃもう誰もゴーストの存在を信じていない。
ゴーストバスターズはもはや忘れ去られた過去の遺物なのか…?
イゴンも家族の恥なのか…?
町では原因不明の地震が頻発。
フィービーらがレプリカと思っていたガジェットをいじっていると、中から“何か”が飛び出す。それを機に、町にゴーストが出没。
また、郊外の山の奥深くでは、恐ろしい存在が蠢く。
こんな時こそ、僕らのゴーストバスターズ! …が、彼らはもう居ない。
彼らに変わってガジェットを手に取ったのは…
一人の少女が納屋でガジェット=プロトンパックを見つける。
まだ少女のキャラ設定や背景も構築されていなかったが、突然頭に浮かんだこのアイデアが本作製作のきっかけになったという。
家族の一人がゴーストバスターズだった。家族やその後の物語としてもこれ以上ない発想。
それを思い浮かんだのは、監督ジェイソン・ライトマン。いちいち言う必要もないだろう。前2作の監督、アイヴァン・ライトマンの実子。
ジェイソンが『ゴーストバスターズ』の新作を撮ると知った時、感慨深いものを感じた。息子が父の作品を受け継ぐ。しかもジェイソンは当時の撮影現場も見学し、自称“『ゴーストバスターズ』の最初のファン”。
インディペンデント作品の人間ドラマで優れた手腕を発揮し、父は果たせなかったオスカーノミネート(2度)もされたジェイソン。
そんなジェイソンにとって本作は初の大作エンタメであり、キャリア最大のプレッシャーだったろう。ジェイソンの手掛けた作品は秀作揃いだが、父の『ゴーストバスターズ』は今尚愛され続ける名作。
安易な続編は作れず、もしファンを落胆させ、父の名を汚すような事でもしたら…?
そこでジェイソンは、大胆な別アプローチ。前2作はとことん楽しいエンタメだったが、本作はジェイソンならではの演出でドラマをしっかり描く。
なので正直、序盤はちょっと退屈でもあった。前2作とはまるで作風が違う。しかし…
祖父が元ゴーストバスターズだと知る。孫娘フィービーがプロトンパックなどガジェットを手に取る。新たな小さなゴーストバスターズとして、町に現れ始めたゴースト退治を開始。ゴーストたちも登場。
物語の面白味もエンタメ性も徐々に増していった。
埃を被ったゴーストバスターズ専用車=ECTO-1に乗ってゴーストを追うチェイス、現代CG技術によって迫力を増した捕獲ビームなどのガジェット兵器、壮大なスケールのクライマックス…これが初の大作エンタメとは思えないくらい、見せ場を抑えたジェイソンの演出も快調。
『1』との繋がりも濃く、ファンならニヤリとする事間違いナシ。
ジェイソン人間ドラマとアイヴァンの『ゴーストバスターズ』が巧みに融合。
劇内外でも家族のドラマへと昇華し、見事に継承された『ゴーストバスターズ』にもなった。
登場人物らは皆揃いも揃って何処か頼り無さげ。そこがまた前2作と通じる。
フィービー役は『gifted/ギフテッド』で名演を魅せたマッケナ・グレイス。ボサボサヘアに眼鏡でハロルド・ライミスを彷彿させる風貌。
ヘタレ男子の兄や取り憑かれてしまう母もユーモラス演。
本作一番の笑わせ役はポール・ラッドかと思ったら(教師役とは言え普通授業で『クジョー』や『チャルイド・プレイ』を見せる…?)、フィービーの同級生の男の子。笑わせズッコケな役回りは、前2作のリック・モラニス的な立ち位置…?
唯一真面目なのは兄の同級生の女の子くらい。
そんな彼らが一致団結して立ち向かっていくラストは胸アツ。
特に、ECTO-1の飛び出す座席から身を乗り出したり、プロトンパックを構えるフィービーの姿は逞しくもあった。
少年少女たちが不思議な体験を通して成長していく様は、オリジナル当時の80年代のジュブナイル・エンタメをも醸し出している。
『ゴーストバスターズ』のもう一つの主役でもあるゴーストたち。
新ゴーストも居れば、やはりワクワクなのはお馴染みのゴースト。
マスコットキャラでもあるマシュマロマンも登場。その登場の仕方が変化球。マシュマロマンと言えばビッグサイズだが、今回は“マシュマロサイズ”。なら可愛い。…否! 大量出没し、ビッグサイズよりチョー厄介。でも、可愛いから困った者。
今回のラスボスは、『1』でも登場した魔神ゴーザ。二頭の魔犬も勿論。
懐かしく嬉しくあると共に、ここは新キャラじゃないんだ…と少々。しかしこれが、クライマックスのビッグサプライズに繋がる…!
『1』と繋がり濃く、ゴーザが再び復活。
そのゴーザに苦戦。絶対絶命。その時…
“神”助けに現る。キターーーッ!!
ビル・マーレイ! ダン・エイクロイド! アーニー・ハドソン!
オリジナル・メンバーの登場。約30年越しの続編、やっぱりこれがないとね!
老いたけど、真面目なアーニー、仏頂面のダン、相変わらずの皮肉屋のビルは健在。
EDクレジットには、シガニー・ウィーヴァーの名も。3人以上の特別出演枠だけど、次があったらまた本編に絡んで欲しいな。
3人が最後美味しい所を持っていくのではなく、あくまで“助っ人”。ちゃんとフィービーが決着を付けるのがいい。
そしてもう一人、まさかの特別超サプライズ出演が…。
ゴーザの怪光線とフィービーのプロトンパックからの捕獲ビームのぶつかり押し合い。
あわや!…その時、フィービーの隣に突然現れ立つ“人物”。
祖父イゴン。
故ハロルド・ライミスがCG合成で“出演”。
ゴーザを退治した後、家族各々との“再会”。
科学者の祖父と科学好きの孫娘。その繋がりが最も表された瞬間。
父に対し遺恨あった母が父と抱き合うシーンは感動。実は地下研究室にはガジェットの中に、娘の写真が沢山。決して見捨てず、不器用ながら見守っていたのだ。
それを涙ながらに見つめるかつての仲間たち。特にビル・マーレイの表情は胸打つ。と言うのも、『ゴーストバスターズ』後マーレイとライミスは仲違い。それもあって『3』は作られず、そのままライミスは死去…。父娘の和解であると同時に、マーレイとライミスの和解の瞬間でもあった。
3人と幽霊体のイゴンが並んで立ち、プロトンパックを背負って捕獲ビームを発射するシーンは、ファンなら感涙モノ。
そう、我々はもう一度、この彼らの姿が見たかったのだ!
本編終わり、EDクレジット直前に“ハロルドに捧ぐ”。
プロデュースに携わったアイヴァン・ライトマンは本作が遺作に。2月の日本公開直後だったから、結構ショックだった…。
家族の繋がりを受け継ぐ。
亡き父のレガシーを受け継ぐ。
亡き盟友の思いを受け継ぐ。
EDは待ってました!…のお馴染みのテーマソング。
家族のドラマとして再構築した新たな『ゴーストバスターズ』であり、きちんとポイントを抑えたれっきとした『ゴーストバスターズ』。
ファンも作り手も亡くなったアイヴァンもハロルドも本作には納得満足。もう一度言おう。作られるべくして作られた、最高の形の続編!
更なる続編の製作も決定。継承し、どう進化していくか、やはり楽しみ!
今回“無かった事”になってしまった2016年の女性リブート版。
そのキャスト陣からは“疎外”された扱いに女性差別だと当初非難の声が挙がったが、アイヴァン・ライトマンは決して全くの無視ではなく、“誰でもゴーストバスターズになれる自由性”に感謝しているという。
願わくば、“ゴースト・マルチバース”なんかを利用して、コラボを…。でも流行りとは言え、流石に狙い過ぎかな…?
そう云うお前は神か?
今度は間違えなかったレイ(笑)
3作目の話はかねてよりあったのに、ハロルド存命中に実現しなかったのは悔やまれる。
孫のフィービーに兄貴のトレヴァー。
マッケナちゃんリケジョ(孫設定)似合いすぎ。兄ちゃんもう少し頑張ろう。
出番は少なかったが、やはり本家が揃うと圧巻。
CGとはいえイゴンの登場には不覚にも泣いてしまった。
続編に期待したいところだが、
先日御大アイヴァン・ライトマン監督の訃報に、果てしない喪失感に襲われた。
父にも捧ぐ映画を撮れるか2代目!
個人的には前作の女性版バスターズをナシにせず、同一世界での出来事であってほしい。
(興収的には失敗したが、駄作ではなかったはずだ)
フィービーが1人前になるには、彼女たちが必要だ。
マルチバース流行ってるし(^_^)
父と娘、母と娘、昔の仕事仲間の再生の物語。
面白かった。もう既にゴーストバスターズ1や2の記憶は薄れていたためたぶんシーンをはっきり覚えていたらもっと楽しめたはず。
1の公開が1984年。28年前のこと。
懐かしくて嬉しかったシーン。
・小さいマシュマロマンが可愛い。
数の多さはグレムリン2を彷彿とさせる。コミカルな見た目とふざけてる動き、残酷だけど笑えました。良かったです。
・昔の面々の勇姿
ラスト、4人が戦う姿が見られてとても嬉しかった。CGで登場したイゴン・スペングラーも良かった。孫娘にそっと添える手の暖かさと言ったら歓喜。
・エンディングで流れるテーマ曲。
ゴーストバスターズと言えばこれ、みたいな感じで良き。テンションあがる。
あとはシガニー・ウィーバー。
え?誰?みたいな感じだったので、見終わった後に調べました。脚本的にいいなと思った部分かな。
実は彼女、過去作に出てお化け退治を依頼しに来た女性ディナ(シガニー・ウィーバー)との事です。ここまで来ても記憶の中に浮かんでこないけども。こういう過去作に登場したキャラがきちんと物語の世界で生きて歳をとって何やかんやがあって、今そこにいる、っていうのがファンには嬉しいはず。祖父の家に初めてやってきた時に尋ねてきた資産管理の女性も、過去作でイゴンとやり取りがあったキャラとの事。ゴーストバスターズ1の未公開シーンがエンドロールの途中で流れてその当時のやり取りを見せてくれます。
ゴーストバスターズの面々、娘と父、母と娘、それぞれがそれぞれの関係で抱えていた確執がゴーザとの戦いを経てそれが誤解だったとこが判明し、それぞれが新しい関係性をまた作っていく。よくある作りだけどこういうお話好きです。
全351件中、61~80件目を表示