町田くんの世界のレビュー・感想・評価
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キャスティングが・・・
主役の二人に新人を抜擢して、さすがオーディションで選ばれただけあって、とても魅力的な二人!
素晴らしかった。
なのに、なのに、なぜにコスプレ的に大人に高校生をやらせてるのだろうか。
前田敦子、太賀、岩田剛典、高畑充希、さすがにもうアウトでしょ。
なんでそれをやらせた?
役者さんはいい人なのに、かわいそう。
監督とかプロデューサー、客ナメてんの?
知名度だけで決めるのやめてほしい。
せっかく魅力的なヒロインが、横にコスプレがいるだけで冷める。
しかしこのファンタジー、、映画にすると微妙だと思う。
主役の二人を見つけたことだけで星二つ。
これは好きだ!
今作の番宣でしゃべくりに出てた関水渚を見てすっかり好きになってしまった。なのでめちゃくちゃ期待して観た。
善を施すことの尊さ、一生懸命であることの大切さ、異性を好きになるということの意味がわからないもどかしさなどなど、「映画では語って欲しくないこと」がいっぱい詰まった作品ではあるが、何故か違和感なく観ることができた。いい気分になって帰路についた。
質の高いファンタジーだと思う。
主演の二人(細田佳央太と関水)が初々しくって眩しい。ワキもいいです。太賀が面白いし、岩田剛典、高畑充希、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子など何気に豪華キャスト。しかし一際光ってたのは前田敦子だった。やさぐれた感じで毒を吐いているようだが、冷静な観察眼で隙間を埋めていった。
石井裕也の作品はバラツキがある印象だが今作は当たりだ。堂々のベストテン候補。ただし個人的には飛ばなくてもよかったと思う。あれがなかったらベストワンもあったかと。
最後に驚愕が待っている
博愛。利他主義。悪を知らぬ。全人類皆家族。そんな少年。全くもってファンタジーな存在である町田くん。強いて言えば惚れっぽさを抜いてお節介を全人類にばらまく寅さんといったところであろうか...。
石井裕也監督は最果タヒの詩を映画化したと思ったら次は少女マンガである。まあ王道ではないが、あくまで王道少女マンガ映画として割ときゅんきゅんほのぼの、そしてやきもきさせてくる。...ラストまでは。
物語は割と明快で、さっぱり恋が分からない町田くんが突然目覚めてしまうあたり(池松壮亮振り切ってるな...)とか非常に分かりやすい。助けたみんなに助けられるというそのベタベタな伏線の張り方も悪くない。だからこそ富田望生とかがあんなところで出てくる訳である。いかんいかん。2時間ドラマの推理みたいなことをしてしまう...。とにかく、非常にテンポよく泣けて笑えるのです。
しかしあのラストは何だ。最早少女マンガですらない驚異のラスト。予想の斜め上をゆくファンタジーラスト。いや、まあ、初恋というものの爆発?的表現としてはありかもしれないが、あのラストにより少女マンガ映画であるというのを完全に放棄してしまってないか。きょうびの女子高生とかにあれ、刺さるか...?そういう意味では石井裕也という監督のおっさん的爆発みは感じた。でもまあ、ああいう展開を好みそうな監督ではあるよな...とも思ったり。私個人は嫌いではないです。もし、自分が作るなら絶対にああはしないと思いますが。それこそが個性か。
この映画だと主演を新人にしたのは正解かもなと思った。特に町田くんはやり慣れた役者さんだと嘘くさいだろう...。岩田剛典さん、30歳にしてあんなベタな少女マンガのライバル役とは...若干つらみは感じた(申し訳ない)。高畑充希も苦しい(どう考えても町田くんの後輩に見えない罠)。しかしこれはもう演者の責任ではないな...。
前田敦子は最&高でしたね。ああいう役が超似合うあっちゃん...。からあげ棒食べながら青春を語るあっちゃんは尊かったです。池松壮亮さんは圧巻でした。あれだけノってくれる大人...。あとほんのちょっとしか出てこない北村有起哉さんの声が大変良かったです。完全に好みを喋ってしまった。
町田くんの世界が現実になれば
この世界は悪意に満ちている。
町田くんに笑わされてホロリと泣かされました。
主演二人に新人を抜擢。脇に主演級俳優陣を
豪華にキャススングした。凄く良かった。
町田くんの思う世界を嫌がる人達も一生懸命に生きてる町田くんの世界に影響され変わっていく。
こんなに上手くいくはずないじゃんと思いながらいい歳したおじさんが涙した。
こんな世界が本当になればいいのに。
寓話?
見たあとの気持ちよさが半端ない。誰もが町田くんみたいな人の良さがあったら平和だろうなー。
町田くんは演技未経験らしいけどこういう役柄だからうまくハマってるんだと思う。しかし脇も皆豪華。学生役がきつい人も何人かいたけどね。
気がつきゃハマっていた町田ワールド
原作は知らんが、気がつきゃどっぷり町田くんの世界にハマっていた。
顔が売れていないフレッシュなふたりだったのが逆によかったのか、脇を固める俳優陣にしっかり支えられて初々しい青春が成り立っていた。
とにかく町田くんがいい。
冴えない町田くんが友達に似てて笑ったし、猪原さんは吉瀬美智子にも広瀬すずにも見える瞬間があり、2人とももどかしい。
クスッと笑えるシーンが随所に散りばめられ、早くも遅くもなく進んでいく展開が心地よかった。
ラストの畳み掛け感は凄かったが、あそこまで振り切れてると逆に清々しい。
原作通りかどうかは知らないが、風船のシーンあたりからは「どうやってオチつけんだ?」とハラハラしながら、もう後に引けない感じに、無事ラストを迎えることを祈りながら付き合うしかなかった。
「これはファンタジー」という声がやっとわかりました。
全体通してほのぼの観れたので、ヘタな恋愛映画よりは全然楽しかったです。
一服の清涼剤
大袈裟かもしれないけど殺伐とした現代社会に必要な映画。登場人物ひとりひとりにドラマがあって各々いい感じにねじくれてるんだけど、町田くんの規格外の優しさで本来のまっすぐさを取り戻してく過程が丁寧にユーモラスに描かれてる。
多くの人に観てほしいけど宣伝下手なワーナー配給っていうのが最大の不幸かも、、
味があって笑える
笑った笑った。
よくある高校生の不器用な恋愛ドラマかと思いきや、ちょっと不思議感があり。
こういう作品がポコっと現れるあたり、邦画も捨てたもんじゃないな、と思いました。
映画だけ観ると、昭和末頃のコバルト文庫みたいなテイストなんですが、2015~2018年連載の少女マンガが原作。
原作漫画では、町田くんは映画と違ってかっこよく、男女問わず「きゅん」と惚れちゃう感じに描かれていたんですが……
映画だと、「助けなきゃ」と周りが思っちゃうタイプになっていて、これも味があって良い感じ。
ところで、27歳の前田敦子に高畑充希が、まだ女子高生役できるのすげーっす。
いっしょけんめいハジメくん!
世界中の人が家族だと思い込んでる町田一。「好き」と「恋愛」の違いもわからないほどで、運動オンチ、学力も平均以下なのだが、実は町田くんの持つ人を愛する才能のため、周りからも愛されているのだ。そんな癒しキャラの町田くんが、ずっと欠席を続けていた猪原さんに保健室という恋愛要素たっぷりの場所で出会い、恋に芽生えていくのだが・・・なかなか芽生えないまま進む。
一方では池松壮亮演ずるゴシップ紙の記者がバスの中で彼と出会い、世の中は悪意に満ちてるけど、そうではない崇高な青年であることに驚き、彼の姿を追うようになる。
イライラ、ハラハラ、もどかしい。徐々に町田くんが好きだという感情が猪原さんにも芽生えたのに、まったく鈍感な町田くん。それもそのはず、猪原さんは母親の不倫が元で周囲の見る目が変わり、「人が嫌い」、「雨の日が好き」という鬱屈した青春時代を過ごしていたのだ。「誰かに優しくしたら、他の誰かが傷つくことだってあるんだよ」と伝えても、それが理解できない町田くんだったから。
「大切な人だから」という台詞も案外深みを持たせて使いやすいかもしれない・・・などと考えたら自分がとても悪意に満ちていることにも気づいてしまう。純粋な人だからこそ使えるんだよね、きっと。また、想像することの大切さも痛感。「人の痛みを想像する」なんてのは結構色んな作品で使われてますが、この作品では真逆なんですよね。自分は人が好きであっても他人から自分がどう思われてるかなんて考えない無償の愛。“キリスト”だと揶揄されるのもよーくわかります。
終盤のファンタジー部分は賛否両論巻き起こりそうですが、全体から見れば許容範囲。その直前の自転車置き場のシーン、「好きだ、好きだ、好きだ」と鈍足で土手を走るシーンに胸がアツくなってしまいました。だからOK。色んな小物も見事に伏線回収されていて、素晴らしい出来栄えとなっていたと思います。豪華共演陣(特に前田敦子)にも助けられ、新人二人がよく頑張ってました~好きだ~♪
ぶっ飛んだ風船シーンさえなければ
一切の毒を持たない日本映画を久々に観た気がする。評判通りの良作に思えたが、終盤の風船シーンが実にブッ飛び過ぎで大きくマイナス。何が起こったのか?主人公に奇跡?神とでも言いたいのか?結局はおふざけコメディ作品て事?ここへ来て作品を投げ出したかとまで思った。終盤の主人公と影響を与えられた人々の感動のやりとりに涙が出そうだったが、あのシーンでまさに台無しな気持ちになった。所詮、んな良い人間なんて世の中にいるわきゃねぇだろ、とでも言いたいのか?不覚にも真剣に観てた自分に後悔した。
ただし、前田敦子のセリフには笑う事が多かった。彼女はコメディが似合う。
「よくわからない」
頭では「よくわからない」けど、楽しかった。
とにかく「よくわからない」という決め台詞がたくさん出てくる。「よくわからない」けど前に進んで、「よくわからない」けど行動に移すのが青春だ。無条件にそこ受け入れて観れれば、そこはもう町田くんの世界だ。
町田くんは、とてもいい人で「バカなの?」と突っ込まれても、よくわからなくて答えられないくらい、素直で親切。宮沢賢治が「そうそう、私がなりたいのはこういう人!」と膝を打つくらい、素敵な人格だ。
駆け引きや悪意を覆い尽くすほどのいい人に対して、意地悪も無く、周りの人も悪人はいない、ファンタジーな世界だ。冷静に観たら、キャラや物語は山ほどツッコミどころがあるし、ファンタジーなのだから、冒頭10分で乗り遅れたら負けだ。ハリーポッターに、なんでお前魔法使えるんだ?と突っ込んでも仕方ない。
ほぼ、町田くんと猪原さんの関係を追っていく話だけど、要所要所(不要所不要所?)で、豪華キャストの追い込みが入って、物語を加速させていく。中でも前田敦子は、重要なキャラ。「揚げ鳥食ってるうちに青春がものすごい勢いで流れてく」とか、ボソっと言うところ好きだ。
新人2人の抜擢も凄い戦略眼だが、石井裕也監督の中でも、ファンタジーに振り切った面白い作品だと思った。
フォレスト・ヨコミチ・町田くん
フォレストガンプの日本人版で、横道世之介の高校生版、て事でよろしいか
原作大好きの皆さんにはだいぶ不評なようですなあ
前田敦子と岩ちゃんと太賀が同級生で、高畑が後輩…て
さすがに「十二人の…」に匹敵するほどのムリが、まいいか
ラストの風船は何?石井監督てああいうセンスなの?
二人の新人
とっても良かったと思います。細田君は意外とカッコいいし、演技も良かったです。関水さんは、表情が豊かでした。でも、脇を固めたメンバー、特に前田敦子さんと、高畑充希さんは二人を生き生きさせる役目を果たしてましたね。
単純にこういう考え方あまり好きじゃない
「観た人みんな町田くん化!」 という触れ込みからわかるようにこの映画は弱者がつらい現実に立ち向かうという方向性ではなく、みんな町田くんみたいになって弱者を助けてあげよう!という方向性のメッセージを伝えている映画だと思いました。
そういう考え方もアリなのかなとは思います。でもぼくは単純にそういう考え方があまり好きじゃないだけです。やはり僕は弱者が最後は自分自身で自分の殻をやぶって少しでも前に進むようなお話が好きです。邦画の学園もので「桐島、部活やめるってよ」を未だに超える作品には出会えません
作家の打海文三が書いた小説の言葉にこんなものがありました
「きみがいま苦しい立場におかれていることを、彼らは理解してる。だが、きみにしてやれることなどたかが知れてる。この困難な状況を打開できるのはきみ自身の力だということも、彼らは理解している」
ワカラナイから観るしかない
商業的には失敗すると思うの。わけわからないもん。
冒頭すっごくつまらないんだよね。オープニングは最悪だと思う。そこからしばらくも淡々として「前田敦子しか観るとこないぞ」とか「監督は原作の何を観てたんだ」とか「もう帰ろうか」とか思うの。
でも、前田敦子が「まずは恋バナからだな」っていうあたりから面白くなってくる。猪原さんが恋に落ちてからが面白いね。
そして大賀うめえ! と思って観てくと、高畑充希、岩ちゃんと投入。「ここから投入って贅沢だな」と思ってると、更に池松壮亮と戸田恵梨香。
この辺から町田くんと猪原さんの掛け合い・すれ違いがはまってきて、楽しく観てるのに泣かされる。
最後は高校生別れのシーンのお約束をこれでもかと注ぎ込んで、全員集合のラストか!と思うとそうでもなく、大林宣彦もビックリの展開でラスト。
なんだか解らないけど、多分なんかある。ワカラナイから、これは観るしかないよ。
役者の演技を楽しんだ!
石井監督へのインタビューに「主役二人は新人、脇はアラサーの主役級を配した」なぜなら「アラサーは青春時代が何なのかを知っているから」とあったのに興味を持って全く見たことのないジャンルの映画を見た。
面白かった!特に前田敦子が素晴らしい。こういう子いるいる!冷めて俯瞰していて、頭の回転がよく、斜に構えているようで実は根っこは良い子。彼女の存在感が半端ない。AKB時代の彼女は知らないけれど、アイドルらしからぬ彼女の才能を見つけた人すごい。もう一人太賀。ちょっと太めでダサくって絡まれやすく、弱っちいけど自己主張したくって出てくる。太賀は全く違ったキャラクターの出来るオールマイティの役者。すごい役者。高畑充希と岩田剛典は想定内。でもこういう脇があって主役が浮き上がった。もう一人池松壮亮。難しい役どころを説得力を持って演じてくれて、話がうまく着地出来てよかった。北村さん良い味出してる。松嶋さんも。石井監督って知らなかったけど、素晴らしい。
最後に主役の二人も当然素晴らしかった。将来が楽しみな二人。
ただ、町田君のキャラは発達障害の一種で空気を読むのが苦手なアスペルガータイプ。色々なレベルがあるけど、彼の言動からすると映画のような最後のまとめ方は私にはちぐはぐ感が残った。まあ映画だから良いけど。
まさかの展開にぽかーん
序盤:主演二人の演技とサムイ演出に「これがずっと続くの・・・?」と不安を覚える
中盤:演技と演出に慣れてくる。周囲の人との触れ合いにほっこりしたりする
終盤:突然のファンタジー展開に完全に置いてけぼりになる
なぜこのテーマでファンタジー展開になってしまうんだ。なぜ過剰演出になってしまうんだ。
町田くんの演技なのか演出なのか、優しい子とゆうより頭の弱い子に見えてしまい、どうして猪原さんが町田くんに“男性として”惹かれるのかが理解出来ない。周囲の人間の変貌ぶりも唐突でしっくりこない。思春期真っ只中の高校生はそんな簡単にはいかないだろうに。
最後の空飛んじゃう展開で完全にぽかーんとなった…。もっと普通のお話で観てみたかった。優しい純粋な男の子とそれによって少しだけ行動に影響が出てくる周囲の人を観たかった。テーマが素敵なだけに非常に残念です。
そして何故アラサー俳優陣に学生をやらせてしまうのか…。違和感しかない。
フィクションの中の町田くん、超ヤバイかも!
現実には存在し得ないと思う町田くん、それにストーリーもあり得ない。
なぜかわからないが、フィリパ・ピアスの『トムは真夜中の庭で』を読み終えた時と似たような感情を抱いた。
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