フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
全446件中、161~180件目を表示
今、熱くなれるものが君たちにあるかい?
暇つぶしに観に行った映画だったが、見事に刺さった。単なるカーレースやカーアクションの映画ではなく、男たちの熱い戦いがそこにはあった。しかもこれが作り話ではなく、実話だというのもポイントが高い。作り話の世界の中になかなか入りきることができないのだが、実話となってくるともう世界に入りっぱなし。IMAXのグランドシートでの視聴だったのだが、音響も映像も最高で、エンドロールが流れる頃には来世ではレーサーとして生きて行こうと誓った。
by磯貝寛明
アカデミー編集賞、音響編集賞の2部門受賞も納得の迫力。
第92回アカデミー授賞式終了後のレビューです。
本作は編集賞、音響編集賞の2部門を受賞しました。
実際の車両を使って撮影したレース、クラッシュシーンの迫力をスクリーンで体感すれば、この2部門の受賞には納得の一言です。同じく迫力ある映像と音響を特色とする『1917』と競り、『1917』は録音賞(と撮影賞、視覚効果賞)を受賞しています。これは恐らく、『1917』が撮影時の音の取り込みが重視された一方で、本作は現場の音に、当時の車両のエンジン音を取り入れるといった加工の見事さが受賞に繋がったのだろうと想像します。
それにしても当時のレースドライバーは、現在ほど頭部の保護力が十分ではないヘルメット(フルフェイスですらない)のみで身を守り、パワーステアリングもないのに時速200キロメートルを超える速度でレースを展開していたとは。しかもシートベルトも締めないドライバーまでいたとか…(当時はその方が火災事故の際の生存率が高まると考えられていた)。にわかには信じがたいですが、当時のレースの死傷率が現在と比較して極めて高かったことを考えると納得です。
主役のシェルビーとマイルズの関係性の描写が実際とはやや異なるとか、車両開発に携わっていたフォード社の多くのエンジニアに脚光が当たっていないとか、映画として脚色する上での齟齬を指摘する声もありますが、これはレースを通じた二人の男の人間ドラマとして作る上で仕方のない部分でもありますし、全体的な完成度を損なう程ではありませんでした。
本作は間違いなく、劇場の大スクリーンで観るべき映画でしょう。ただ4DXは死ぬかも笑
スピード感 良し!
いい意味で裏切られた!
車好きのお父さんのお陰で、私も車が好き 詳しくはないけど レース場...
究極のヒューマンドラマ!挑戦と友情と信念の物語
IMAXで鑑賞。→絶対おすすめ。
これは!最高に痺れました。
興奮で涙流した。
レースの臨場感!すごすぎた。
ル・マンという24時間耐久レースで、天下のフェラーリにフォードが勝利するまでの実話に基づいた話。
フォードすげー!と言いたいところだが、しっかりと大企業ならではの大人の事情が描かれていた。
本当に本当すごいのは、フォードを勝利にまで持っていったチームのドラマ。男の友情、好きなことに徹底的に情熱的であること。
「1番幸せなのは、自分が本当にやりたいことをわかっている人間だ」この言葉が印象的だった。
やっぱりなんだけど、世間とか人の目とか気にしないで、自分の信念を貫くの生き様はかっこよすぎる。
スポットライト当たらないこともあるかもしれないが、世間は見てなくもきっと近くにいる人は見ている。それこそかっこいい生き方。世間じゃなくて、大切な本当にわかってくれる人にかっこいいと言われたいもんだ。
車の知識まったくなくても、レースに興味なくても間違いなく興奮する作品。そして、絶対に映画館で観るべし!!
あと、クリスチャン・ベイルの演技がよかったわ!
YouTubeでも考察動画アップしてます
https://youtu.be/AWl0NxwI4og
シフトアップを楽しんで
極上の映画体験!!IMAX!
仕事でモヤっとしたので観に行ったらね
仕事でモヤッとしたことがあったので、スカっとしたくて帰り道に映画館へ行ってこれを観た。
冒頭から唸るエンジン音が耳に響く。こういう映画をこそ映画館で見たいんだよなあ、さあさあ私のストレスを吹き飛ばしてくれよ!と思いながら車が走る轟音を聞いていると、その音の派手さに反して画面に映る男は今にも泣きそうな顔をしている。これは思っていたよりかなり骨太な映画なのではないかと予感がした。
予感は当たり、とにかく満足の一本であった。
鑑賞後にレビューを見ていても、車マニアの方の熱い声、サラリーマンからの共感の声、多方面から高評価を受けているのが納得できる。色んな声が聞けて楽しい。
(なお私は車の運転は人並みに好きだが詳しくはなく、日がな一日ぼんやり過ごしているタイプの洋画が好きな地味OLです)
レースのシーンはかなり興奮できる。実際は数十分画面を見ていただけなのに、ほんとうに丸一日現場でレースを体験したかのような没入感が得られた。
登場人物は渋い男性ばかりだが、思った以上にクリーン!(描かれてる内容は必ずしもクリーンではないけれど) ファミリーでも楽しめるという意味でね。
冒頭からしばらくは「風立ちぬの系譜なのかな〜」なんて思いながら見ていたし、某あの監督さんが飛行機より車が好きだったらこういう作品を作ってるんじゃないかなあとか。(実際かなりジブリぽい!と思うシーンがあった!笑っちゃった)
邦訳タイトルにありがちなトンチキな副題がついてないのも大正解だと思う。
ポスターもすっきりしていて、かっこいい!
息子くん役の男の子、とても上手だった。
お父さんを思いやる、優しい子。
俳優さん達の演技も見もの
レースシーンが大前提で素晴らしかったのは当然なのだが
クリスチャン・ベールの濃ゆい演技が良かった。
奥さん役の俳優さんがいいアクセント。
ただ、全体的に薄味感がある。
二部構成にしていれば良かったのでは?と思った。
無謀な挑戦をした男たち
ルマンって、ヨーロッパで人気のレースだよね。F1もさ。
米国で人気レースって、NASCARとか、インディ500とかデイトナとか。そうじゃなくて、あえて「相手の土俵」に挑戦した男たちを描くところはカッコいい。
でも、
彼らの「主戦場」はサーキットではなく、フォードの会議室だった。
ヴィラン(悪役)はフェラーリではなく、フォードの社長&副社長だった。
ラストのレースでも、フェラーリの社長はサーキットから離れないが、フォードの社長は自らがスポットライトを浴びるスタートが終わったら、さっさと「現場」を離れてしまい、フェラーリはそんな社長の姿を見て嘲笑する。
シェルビーもマイルズも、フォードよりも、フェラーリの方がずっと良かったよな、と思う。
歴史にタラレバは厳禁だけど、もしそうなら、フェラーリに「シェルビー」を冠したモデルがあったかもしれないのに。
あと、フォードで売れるクルマって、昔も今も、ピックアップトラックのFシリーズだよね。
ルマンとは無縁だし、レースで培われた技術がフィードバックされるとも思えんし、ルマンでの勝利でトラックが売れるとも思えん。
全然関係ないけど、マイルズの奥さん役の女優さんが色っぽくていいな。
今一つ
車には興味がありませんが
全446件中、161~180件目を表示