フォードvsフェラーリのレビュー・感想・評価
全446件中、1~20件目を表示
企業vs企業の話、がメインではない
もちろん題名通り、フォードとフェラーリの対立や対決もあるわけだが、ストーリーの焦点は別のところに当てられる。まずドライバーのマイルズとカーデザイナーのシェビーの絆と共闘であり、もう一つは自由な精神と創造性と勇気の持ち主である2人vs大企業の論理を振りかざすフォード幹部の「内部抗争」だ。結果、フォード請負コンビ対フォード対フェラーリという三つ巴の駆け引きがハイライトのルマンで展開する。
実話に基づくとはいえドラマタイズにあたり多少の誇張や創作は当然あるだろうが、ピットでのシェビーが意外に姑息な行動をとって笑わせもし、典型的なヒーローの振る舞いから外れるようで面喰いもする。また、フォード幹部の相当ひどいやり口も描かれ、企業として映画化に協力もしただろうに…と思うといろいろ感心する。忖度の国ではまず無理だろう。
そうそう、運転席視点の映像はスピード感満点で車好きにはたまらないはず。
車にそこまで興味ないけど良かった
レースの部分が特に良かった
車好きの男が才能を発揮する姿が凄い。
クリスチャン・ベールがはまり役!
クリスチャン・ベールが素晴らしい
チープなCGアクションでは無い
人間ドラマを盛り込んだ映画。
素敵な車が沢山出てきて好い。
マット・デイモンもいいが
クリスチャン・ベールに注目
仕事はもちろん家族との繋がり
その人生観は心に残る。
仕方ないとはいえ気になるのは
映画という見せ物ならではの部分
高速で運転中に1秒でも横を見ても…
安全なのは作り物の泣きどころ…。
実際にあった事の映画化とはいえ
ドラマティックな方向への歪曲もあるはずで
そういう部分は信じないで楽しんで終わりたい。
ざっくりとした印象はふたつ
パワーのフォード、
職人のフェラーリ、
アメリカは凄い!!
多くは描かれていないが
フェラーリのスタイルは好き
力技の目立つアメリカは雰囲気と
良い感じのサングラスが好印象。
哲学的なナレーションのシーンでは
クリント・イーストウッドが浮かんだ。
もし、この映画を…と思ったら
衝撃的なドラマに仕上げたのではー。
※
来季最高作品(に挙げられると思う)
IMAXレーザーでの試写会に行くことが出来ました。
最高でした。あらゆるところが面白かった。ぜひ、大画面で最前列でご覧になることをお勧めします。動かないのに4D気分に浸れます!
面白かったところ
・レースシーンは迫力ありました。実際に自分が車に乗っている感覚とか撮影の仕方がすごい。観ていた時は、「CGすげえな」でしたが、実はCGなんてほとんどなかったらしく、後から「うぉぉぉぉぉぉ!すげえ!!!!あり得ねえ!!!」となりました。
あり得ないです。
・フォードvsフェラーリと言いながら、ほとんどがフォード側の話、フェラーリは敵役なのでフェラーリファンには多少辛いかも。
・単にレースの話ではないです。打倒フェラーリに至るまでの過程において、家族愛、友情、ビジネス、企業ガバナンスなどあらゆる要素が絡み合ってきましたが、キレイに仕分けられていて分かりやすく飽きが来ないような構成ではないかと思います。レースばかりでは疲れますよね。
・ということで、フォードがダメになった理由がはっきりと描かれてます。ビジネスの参考になり得る素晴らしさもあります。組織をダメにするのは、無能な働き者が名誉欲に取り憑かれたリーダーだったり、集団指導体制という責任曖昧化システムだったり、予算と権限が明確にされてなかったり、やっぱりアホな二代目(ヘンリーの孫なんだが)はアホだったり。この辺では結構笑わせていただきました。
上映が開始されたらドルビーシネマでも楽しむつもりです。
【追記】
ドルビーシネマで鑑賞しましたが、音の走り具合、画像のメリハリとかドルビーシネマの圧勝でした。4Dでは観てないのですが、時間が合わなくて辛いです。
⭐︎4.5 / 5.0
🌀『アホみたいな結末におののく💢』でも実話⁉️
フォードVSフェラーリ
🌀『エンタメ優先!』裏事情はやんわりしている様です。
🇫🇷フランス:ルマン
1964年〜打倒フェラーリ
1966年ルマン耐久レース
整備工場が倒産した過去軍人のベイルさん。
レースの腕前は良いのだが、口が悪く、カッとなる性格。
元アメリカルマン24時間耐久レースで優勝した唯一のアメリカ人デイモンさんが元戦友のベールさん。
落ちぶれたフォードの車を研究してルマン耐久レースに挑む実話ストーリー。
◉77C点。
★彡エンタメとして面白かった。でも知りたいのはもっと奥底のストーリーでした。
🟢感想。
1️⃣私の様なレースに詳しくない者にはちゃんと伝わる友情と家族愛を感じました。
2️⃣レースマニアには大事な部分が抜けた残念なストーリーとも言われている様。
★彡メーカーの裏事情や名車誕生秘話、主人公の家族関係などかなり削ってしまっている様です。
3️⃣フェラーリとフォードの歴史を知れました。★彡こんな事情この映画を見なかったら知る由もなく…ただただ良かった😅
4️⃣エンタメ感を出す為に、悪役とヒーローを明確に分けて演出してる事が調べてるとわかってきます。
★彡映画にする為には致し方ないのかな?
5️⃣アホみたいな結末!
★彡なんかスッキリしないアホの様な上層部の判断にイラッとさせられました。
😩😢😱🤝👊🧑🔧🦺🏎️🛣️⏱️💸🪛🛠️
フェラーリが独占しているル・マンの優勝をフォードの威信をかけて挑む物語
フェラーリが独占しているル・マンの優勝をフォードの威信をかけて挑む物語。
面白かったです!
マット・デイモン演じる技師とレーサーが素敵でした。哀愁を帯びたレーサーの演技が凄くいいなあと思ってみていたけど最後までクリスチャン・ベイルと気付かず観ていました。後で知ってびっくり!!どおりで上手い筈ですね!
それにしてもあのフォード一族どうにかしてー!悪すぎる。ずるすぎる。優勝をフォードに取らせたくないレベルだわ。笑
レース映画としては地味だが俳優陣の演技がすばらしい。
1966年のル・マン24時間レースがメイン。
フォードVSフェラーリというタイトルであり、実際にフェラーリとの対決は描かれるが、むしろメインはフォード側の内幕になっている。
大企業のフォードは衰退の危機感から、さらなる発展を目指していた。そこで、ル・マン24時間レースを連覇していたフェラーリを買収しようとする。しかし、交渉は決裂、フェラーリの社長から侮辱的な言葉を投げかけられて、フォードの社長は自社でル・マン24時間レースの優勝を目指す。
雇われたのが、ル・マンで唯一優勝経験のあるアメリカ人ドライバー、キャロル・シェルビーと、イギリス人レーサーのケン・マイケルズだった。シェルビーはレーサーからは退いており、凄腕レーサーのケンをサポートしていた。このふたりがフォードを優勝に導くために頑張るのだが、大企業内部のパワーバランスや駆け引きがあり、シンプルに優勝を目指して突っ走る、というわけにはいかない。
レースシーンは多い。かっこよく撮れてはいるが、それが売りになるほどのものすごいショットはない。むしろマット・デイモンとクリスチャン・ベールの絶妙な演技が最大の売りだろう。大企業に雇われながらも互いの信頼関係をはぐくんでいく男たちの姿だ。
本作の制作が発表された2018年は、アメリカ経済の成長がやや鈍化してきた頃。
フォード社長同様、これからの発展に危機感を覚えていた企業も多かったのではないか。
そして、成功した大企業が新しいことをはじめようとすると、さまざまな障害が発生する。その中の一つが、組織が肥大化したことによるフットワークの鈍さではないか。
本作が描きたかったのは、そういう状況で必要なもの、大切にすべきものはなんなのか、ということだったと思う。
本作は、製作費154億円、興行収入326億円。
映画の内容としては地味な印象だが、かなりのヒットとなった。
レース映画なのだから、もっと派手なショットが見たかったというのはあるが、演技達者な俳優陣のおかげで安心して観られる映画ではあった。
素晴らしい
7000回転の世界
7000rpmの世界に興奮マックス!
個人的には推し推しキャストではないのだが、アカデミー賞2部門受賞ということで鑑賞。
さすがはアカデミー賞2部門受賞作品、観終えて世間の評判通りであることに納得。車にあまり興味がなくてもじゅうぶん熱くなれる作品だし、車好きなら当然興奮マックス間違いなし。7000rpmでフェラーリを一気に抜き去る姿はまさに圧巻で、トリハダ全開。
本作はメカによる熱さだけでなくヒューマンドラマ的要素もしっかりあるあたりが広いファン層にうけたのだろう。
個人的には本作は少々焦点が拡散している印象を受けたので評価星4つ未満としたが、クリスチャン・ベール推しにはたまらない逸品だと思うし、各サイトで高評価なのもじゅうぶんうなずける。
アクション映画としての資本主義構造映画
全446件中、1~20件目を表示