ハウス・ジャック・ビルトのレビュー・感想・評価
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地獄の底は世界共通(笑)
地獄の底はドロドロしたマグマがグツグツ煮だっている。やはり『地獄の底』の表現は世界共通なのだ。
殺された側の関係者を描かないのはずるいよねー
どう評価していいか正直分からない映画
殺人を通じて芸術を表現するシリアルキラー、と言えばなんだかありがちな感がありますが、本作はそんなテンプレを大きく飛び越えた、良くも悪くも悪趣味極まりない一本になっています。
正直テンポはひどく悪いし、あんだけ証拠隠滅が雑なまま何十人も殺して捕まらないわけがないし、途中から唐突にイメージ映像増えるしで、なんじゃこりゃって気持ちは常にありました。予告で途中退室続出って煽ってますけど、単に退屈なだけだったんじゃないかと…
しかし同時に、執拗にねちっこく描かれた主人公のこだわりが、頭にこびりついて離れないのもまた事実。それを表現するマット・ディロンがまた好演。何考えてるのか全く分からない、常に不穏な空気しか感じない不気味な主人公から目を背けられませんでした。
というわけで、一応折衷案的に点数はつけましたが、正直言ってプラスにもマイナスにも振り切りまくっていて評価不能ってのが本音です。
ちなみにグロ表現ですが、場面としてはそこまで多くないのですが方向性がめちゃくちゃに悪趣味。グロには慣れてる私もさすがに本作は胸焼けしました。グロ耐性ない人は絶対に見ちゃダメです。
狂気に満ちたブラックコメディ
予告編からの期待値が高く。
非常に楽しみにしていた作品。
残虐シーンのオンパレードかと思いきや、
意外とコメディタッチで描かれていた。
特に序盤の証拠が残ってないか気になりすぎて、
現場に何回も戻るシーンは最高に笑った。
鍵を閉めたっけ?と家の事が気になる瞬間に似ていて誰しもが経験あるはず。
全編通して、一貫しているのはこの人頭おかしくて怖いでしょという視点では無く、
誰しもがこの感情抱くことあるよね?という問い掛けの様に感じた。
やはりラースフォントリア 恐るべし
あんま考えず見た方が良い
サイコパス殺人犯ジャックが語る5つの事件。R18だからまぁグロい。
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それにどこまでも残酷。一つ一つちゃんと倫理観とか向き合い始めたらこの映画見終わる2時間半までもたない。もうひたすら無で見ることをオススメする。
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第1と第2の事件は被害者の方も馬鹿なところあるし、どうせ殺されるし、いつ殺されるんだぐらいのテンションで見れる。でも第3第4は結構キツい。
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それでも救いは死体とかグロいシーンでも作り物ってわかりやすいの多いことかな。第3の事件とかその倒れ方人じゃないよねってちょっと笑いそうになったところも。
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スノーロワイヤルはスカッとする感じで人が沢山死んだけど、この映画はひたすら胸クソ。水曜の平日なかびに見るものではなかったかも。でもエンドロールもちゃんと見れば少しはスカッとできるかも。
いききってしまった感。
人間の性悪説を根底に芸術を語るのがラースフォントリアかと考えているが、残酷さもいくとこまでいってしまったらなんかもうひどすぎて笑ってしまう域に。 エンドロールの曲にやっと救われた。
罪悪と善とが絶妙にないまぜに表現されている「奇跡の海」あたりの作品が好きだけど、この作品もたけし映画的な楽しみ方ができそうな感じはする。
情報過多な不謹慎さ
ラース・フォン・トリアー初体験。カンヌ国際映画祭で100名以上の退場者を生んだ作品とは...?と不謹慎なワクワク感で臨む。
私の感覚が鈍磨しているのかなんなのか、R-18指定の鳴り物入り残虐描写も「こんなもんかあ」となり。まあエグいですよ。画的には悪趣味というかね。でも耐えられないものではなく、グロさが無意味に輝くという...(不謹慎ながら)。やりきるとコメディになる感じ...。
むしろ私が耐え難かったのはその縦横無尽なカメラワーク。切り替えだったりぐるぐる回ったり。本気で酔った。「エッセンシャル・キリング」以来の画面酔い。
物語は...殺人者ジャックと(最後に正体?が分かる)ブルーノ・ガンツの対話が不条理なスリリングさ。あらゆる論理と芸術で相手を煙に巻こうとするマット・ディロンと惑わされないブルーノ・ガンツの声のやり取り。歴史、美術、音楽、果てはワインの作り方...実は教養映画なんじゃねーのというかのような情報の盛り込みぶり。
「インシデント」といつまでも完成しないない「ハウス」、ジャックの常軌を逸した「実験」、そしてダンテの「神曲」!という予想をある種裏切るぶっち切りぶり。マット・ディロンのあのサイコパス表情が忘れられない...。
個人的には初っ端のユマ・サーマンが意味不明過ぎて凄かった。なんなんだあれは。ああいうのが心理戦なのか。
ジャックの「ハウス」についてはどことなく想像ができたが、ブルーノ・ガンツの登場の仕方(正体?)がわたしには意外過ぎて「えええっ!」となりました。そう来るのか...。
あとはあの不快を塗り固めた「音」と突き抜けたエンディングがヤバみを増してた。ザ・ベスト・オブ・不謹慎、不条理、意味不明。
ちなみに劇場で多くの人が笑いを堪えきれなかった様子のOCDの描写ですが、あれ超リアルですよ。OCDの人ならあの感覚が手に取るように分かるはず。あの不条理感が一番リアルだったなあ...。
たまにはこんな映画も
頭のおかしな殺人鬼が、人を殺していく過程を淡々と見せられて、かなりツラいものがあった。覚悟はしていたが、サイコパスの内面を描くとこうなってしまうんだな、と困惑した。殺人鬼を追う者がいる訳でもなく、殺人鬼から逃げる様をスリリングに描く訳でもなく、エスカレートしていく殺人と死体をコレクションをする様を、殺人鬼の視点で描いている。ラ―スフォントリアーは相変わらず嫌な映画を作るものだ。最後はキッチリとケリをつけてくれるので、見終わった後は面白かったなあと思えた。絵画のような美しい映像も見応えがあった。
サイコー
劇場で笑いをこらえるのに苦労しました。
隣の席の女性が、目を伏せたり、ため息ついたり、席を立ったり、リアクションに忙しくて、、
この作品の素晴らしさや愛らしさに気づかずただのグロ映画として観ているなら悲劇です。
戦慄、胸糞、ユーモア、爽快
サイコーでしたね、サイコ野郎だけに、、
エンドロールなんてみんなで肩組んで大声で歌いたい気分だったよ。w
近日中にもう一回観たい映画です。
この映画自体がジャックの家
シリアルキラー分かったふりして、女性や子供を殺す胸糞悪い映画
これ理解する必要あります?
人生で見る必要のない映画。
そもそも、地獄に堕ちるとかいつの思想だよ。
生きてるうちに裁かれろよ。
シリアルキラーの内面に迫る
すごい映画だった。シリアルキラーの内面にあそこまで近づいて表現していることが驚異的だ。
そして映像は徹底的なグロさを淡々と写し出し、その一つ一つが彼にとっては必然だから恐ろしい。
謎の男との会話を聞いていると自分もその世界の住人となって、あっち側に行ってしまいそうな感覚に陥ってしまった。きっと、私だけじゃない。
糞変態監督の大傑作
世界一の 変態監督 ラース・フォン・トリアー 最新作 「ハウス・ジャック・ビルト 」
気が狂ってる 殺人鬼 を
気が狂ってる監督が撮った傑作。
今日現在、私の 本年度一位 である。
これハリウッドでは無理。
ヤバ過ぎて。
ラース監督や ミヒャエル・ハネケ 監督の世界が逝ける人のみお勧めします。
理解不能だった
見るに耐えないシーンが続き、ひたすら苦痛だった。途中、退席したかったが、とりあえずは最後まで観た。
結果、見届けたのは良かったと思う。しかし、何かドンデン返しやら、胸がすく思いがする訳ではない。
後から、物語のストーリーやエッセンスをまとめている方々の記事を見てみると、この監督の考え、感性、理屈が各場面で反映されていることを知った。
この監督の作品や人となりを知る人には楽しめる作品なのかもしれない。
旅だてジャック!
もちろん大変に非倫理的なアブノーマル・アート映画である。鬼才とも称されるラース・フォン・トリアーというデンマークの監督でカンヌ映画祭の常連なのだが、おそらくはシリアル・キラーと同じように一度「問題作」で脚光を浴びてしまったために、次の作品もより過激な「問題作」を作らずにはおられないのであろうか…彼自身がかなり重症である。想像していたよりグロさは控えめで、それよりジャンプカットばかりの手ぶれグラグラ映像で気分悪く吐きそうになったのだ。殺人の度にデヴィッド・ボウイの「フェイム」が大音量で流れ…それは主人公のジャックと監督のオーガズムをストレートに表している。僕はプータローだった1996年の夏から秋にかけて短い映画を作ったのだが、それが潔癖症の泥棒の話で本作の2番目の殺人シーンとかなり似ていて笑ってしまった。まあコメディ映画として逃げるしか無いのだ。エンディングで流れるレイチャールズの「ヒット・ザ・ロード・ジャック」に救われました。
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