雪子さんの足音
劇場公開日:2019年5月18日
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解説
第158回芥川賞候補になった木村紅美の小説「雪子さんの足音」を、吉行和子の主演で映画化。「月光荘」という名の洋館で2階を下宿人に貸している大家の川島雪子は、放蕩息子の死をきっかけに月光荘の大部屋ををサロンとして開放する。サロンの常連でテレフォンオペレーターをしている小野田香織は、肉親や職場の人間関係に対して屈折した感情を抱いていた。ある日、香織は男子大学生の湯佐薫をサロンに招き、その日から夕食会や部屋への食事の出前、ぽち袋に入ったお小遣いなど、雪子と香織の過剰なまでの善意と援助が薫に向けられる。やがて薫は月光荘から逃げ出してしまうが、それから20年が過ぎ、雪子が孤独死したということを知った薫は、再び月光荘を訪れようとする。監督は「百合子、ダスヴィダーニヤ」の浜野佐知。吉行のほか香織役で菜葉菜、薫役で寛一郎が共演。寛一郎の父でもある名優・佐藤浩市が友情出演している。
2019年製作/112分/G/日本
配給:旦々舎
劇場公開日:2019年5月18日