天気の子のレビュー・感想・評価
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都会の夏を感じられて好きな作品
自然災害を扱った新海誠3作品「君の名は」「天気の子」「すずめの戸締り」の中だと本作が一番好き。
主人公の男の子のバックグラウンドがよくわからなかったり、主人公の行動なんだかなぁ…という部分はあるけど、
それよりも都会の夏もこんなに素敵なんだって思わせてくれる風景描写があまりにも魅力的。
田舎の木々や川やの自然豊かな夏の風景も良いんだけど、それはスタジオジブリにでも任せておけばいいので、新海誠にはとにかく都会を魅力的に描いて見せて欲しい!
新海誠の描く都会が好き。
そんな都会の夏での慌ただしい生活、そして陽菜たちの晴れ女としての活躍、そんな夏の様子をRADWIMPSの曲を背景に見るダイジェストシーンが最高でした。
これがあるから新海誠3部作だと今作が一番好き。
「主人公穂高の行動、選択」
ヒロインであり天気の子である陽菜と比べると、穂高の行動はなんだか浅はかな気がするし、劇中だと家出の理由も語られない。(小説版では家出のきっかけかなと思わせる描写があるみたいだけど…)
それもあり終盤にかけての行動や選択はなんだか軽率にも見えてしまう。
特定の1人を助けたい想いで主人公が行動するのは同じだけど、結果的に多くの人を救った「君の名は。」
対して本作では陽菜を救う代償として具体的な人命被害規模はわからないが、少なくとも東京を水没にさせてしまったエンド。
それでハッピーエンドな感じで「僕らは大丈夫だ」と言われても…と、
賛否があるのはよくわかる終わり方だけど、
きっと物語として描く時悲しいけど人柱だからって判断はあまりにも酷だろうし、かと言って自然現象のような存在に対して陽菜も救うけど天気も良くしてねって人類本意な案も基本的にはないだろう。
物語上大きな判断決断を個人がしてしまったから、受け入れ難い感じもするけど、どんな震災、災害が起ころうともそこで生きていくしかないし、復興し、生きていける。
そんなラストなんだろうと言う事で納得し、
個人的には特に否定的な感情はなかったかなぁ。
まぁなんであれ個人的には素敵な都会の夏を見せてもらったなぁって気持ちでいっぱいなので非常に満足の作品でした。
思春期の無垢さと背負う業
結論から言うととても面白い映画でした。愛する人を想う思春期の無垢さや、がむしゃらさがかつての自分を思い起こさせ、大人でも楽しめる映画でした。ラストシーンが現実世界の厳しさを描いていて良い後を引く映画だった。
良かった点
・映像描写が美しい:さすが新海誠作品といった所です。雲から光がさす描写、雨粒、雨に濡れる夜の街など全てが美しい。何よりも人間の生活環境が非常に細かく描かれている。その人の服や歩き方、側にある物などがとても細かく描かれているので本当にその人が生きていると感じる。それによってセリフや心情がリアルに伝わる。
・ストーリーに無駄がない:最初から最後までずっと面白かった。展開に必要な所を細かく描きながらも飽きがこない。最後まで集中してみれる作品だった。
・登場人物の心情が細かく伝わる:キャラクターの表情がとても豊かで、そこに声優の声が合わさり登場人物の感情の動きに胸を打たれました。特に終盤の雑居ビルで警官やけいちゃんに囲まれた時の帆高の想いの吐露、叫びが良かったです。思春期の無垢さ、不器用ながらも愛する人に会いたいという純粋さに胸を打たれました。
・挿入歌やBGMが効果的:タッグを組んでいるRADWIMPSの音楽が主人公の帆高、陽菜の心情を伝えてくれる。終盤の帆高たちが選んだ業を背負う選択の際の残るしこり、必死に明るく生きようとする中でも、不安やモヤモヤなど感情が音楽に非常にマッチしていました。帆高の愛する人を求めて走る終盤のシーンには、溢れる感情が音楽とリンクして表現されていて胸を打たれました。
・ラストシーンの結末:ここは賛否が分かれる所だと思いますが、私はこの結末が好きです。世界と愛する人どちらを選んでもバッドエンドという残酷なストーリー。ですが、異常気象や巫女の天気を操る力など、そもそもが現実離れしている話しなので、強引にハッピーエンドにすることもできたはずです。しかし、私たちの生きる世界には一度した選択はもう二度とやり直せない。二者択一で選ばざるを得ない厳しさが私たちが生きるうえでもあります。自分が欲するものを得る為にはそれ相応の代償が必要です。世界を左右する選択に迷いながらも、愛する人を選び思春期の子供達が背負ってこれからも人生を生きていく、その覚悟が生きていくうえで必要であり大事なことなのだということがこの映画を象徴する新海誠監督のメッセージだと私は受け取りました。
悪かった点
・ラブホのカラオケで少し冷めた:帆高や陽菜達が必死に警察から逃げ切れて安心している場面なのは分かる。だが、直前まで流れていたピアノBGMや帆高のセリフから、安心しながらもこれからの不安が常に心の中にあるという絶妙な雰囲気を演出していたので、邪魔しない音量で流して欲しかった。完全に雰囲気がぶつ切りになってしまった。
帆高の東京に出てきた理由が分からない:ほんの少しでも良いので帆高が感じていた地元や家族の中での関係を描いて欲しかった。そうすれば帆高が1人で東京での生活に苦悩している所に深みが増したと思う。
16〜18歳の時見たかった
新海さんのコンセプトが良かった。東京を海に沈めたらいいね、自分が描いたら絶対キレイだねって。。。ほんとにやってみせた。
昔は確かに今よりずいぶんと海面高かったねっていう絡ませて方も後付けに違いないけど広がりを感じて良い。できれば高々200年前でなく縄文時代までやってほしかったが、良い。
須賀さんが言う、世界はもともと狂ってんだというセリフ、良いね。若者は自らが世界を、また日本を大いに狂わせて良いし、実は既に狂わせてるし、さらに積極的に狂わせても良いと、監督は自分自身と若者ファンのお尻を叩いてみせた。もう独立国家作ろう!である(去年の某成田先生の流行り文句)。
恋愛至上主義はまだまだ人生の導入部分だけど、乙女な(オタクな?)監督の映画作品とファンの友擦れに可能性を感じた。
追記
そうだ、「海がきこえる」とかかつての自分は観てたのを思い出した。
未成年の恋話
誰に向けた作品なんだろう?家出した少年と親無し姉の恋愛だいぶニッチ。
周りの人冷たすぎる。世界を壊す選択をしたことは未成年の恋愛と社会の暗喩だと思う。
協賛企業が確かに邪魔。
やっぱり新海誠はこうでなくっちゃ
新海誠の最初の作品「彼女と彼女の猫」は、マンガ「ヨコハマ買い出し紀行」にも似たおだやかな感じが好みだった。
その後も新海誠作品は観続けている。
そんな自分にとって「君の名は」は、「主人公が元気」という点で新しい新海誠を観た思いだったが、同時に「背景が雑」と感じた作品でもあった。あの作品はテーマを深めていくというよりはミュージックビデオやコマーシャルのように、音楽と映像で観客の感情に揺さぶりをかけてくる、「映画」というよりは「映像体験」と呼びたくなる作品だった。
そんな評価をしていたので、今回の「天気の子」がどんなものなのか、かなり気にはなっていた。
映画館で観た感想としては、「前作で学んだことを継承しつつ、以前の新海誠作品に寄せてきた」というイメージ。雲や雨、都市といった要素を思い切り描き込んできたのは嬉しかった。やっぱり新海誠はこうでなくちゃ、みたいな。
「君の名は」で展開したジェットコースターみたいな作りは少し弱まったが、感情表現が大袈裟なのは前作同様。観客が感情移入しやすい作品になっている。
ネタバレになるので具体的なことは書かないが、いくつか疑問点があったのはも、前作同様といってよいだろう。
それはともかく、新海誠ファンなら観て損のない作品だと思う。
少年の思いに涙が止まらない
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廃墟マンションの屋上の鳥居をくぐり100%晴れ女になったヒロイン。
島から家出して東京に来た主人公とちょっとした偶然で知り合う。
少年はライターとも偶然知り合い、手伝うことで何とか生活する。
東京は記録的な雨が毎日続いてた。
少年はヒロインの能力を知り、晴れさせるバイトを開始。
好評ではあったが世間に知れ、依頼殺到のため休むことになった。
ヒロインは両親を亡くし弟と住んでたが、それが問題となった。
また主人公にも捜索願が出てて、3人は警察から追われる身となる。
晴れ女は昔から人柱となって、天変地異を収める運命にあった。
ヒロインも晴れを祈るたびに体が透明になって来てた。
そしてある日ついに消失。そして東京の連続降雨日記録が終わった。
主人公は警察に確保されたがヒロインの消失を知り脱走。
ヒロインが晴れ女の能力を得たという鳥居を目指す。
そこで再会、連れ戻すことに成功し、再び東京に雨の日が続く。
そこから少年は保護観察となり3年間ヒロインと会うことはなかった。
その3年間も東京はずっと雨が降りやまず、一部の土地が海となった。
そして高校を卒業した少年はヒロインと再会する。
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なかなかいい話やったなあ。
少年が一途な思いで警察を脱走してからなんて最高。
ライターのイキな姪がバイクで逃走を手伝ってくれるし、
ライターも最初は主人公を警察に連れ戻そうとするが、
最終的には警察を妨害してまで主人公を助けてくれる。
さらにヒロインの弟も同様に助けてくれる。
そしてついに鳥居に到着しての再会。泣けたわあ。
この後の2人はどうなるんやろ?いい未来が待ってるんやと思います。
わたくしの中でも大好きな映画に入る作品でもあります!
新海誠監督作品の中でも第二弾に入ります長編映画でもあり、恋愛と天気をテーマにした、ファミリー映画でもありました!
冴えない主人公が東京に逃げて東京で過ごすことを決意してから、ある、バイトで働くことを決めてそっから、順風低の暮らしが始まりますが、そこで待ち受けるヒロインとの出会いが大きく変わるきっかけにもなるからです!
まず。ヒロインと出会うきっかけになったのが、マックⓂ️🍔🍟で寝ていた主人公にハンバーガーをあげたことから始まりでもありました。
彼女の秘密を最初は知らない主人公でもありますが、
後に晴れ女だとわかることになります。
不良に出会ってしまった時は助ける主人公でもありますが。
そこから、徐々に二人の関係が引かれていくのもありました。
この出会いをきっかけに二人は一緒に暮らしますが、
その時に晴れ女だと知った主人公は、何か、出来ないかと思い始めて
行動するシーンもありました。
主人公とヒロインが晴れ女として世界中に晴れを提供する活動を始めてから
依頼は増えてきて、ますます、喜ぶ二人ですが、彼女の秘密は、まだ、たくさんあることに主人公は、知らなかったのもあります。
前作の登場キャラクターも出ていて君の名は。の繋がりがすごくありましたので、めちゃめちゃ嬉しかったです!観ていた自分は、
特に一番良かったのが、主題歌でもありました!RADWIMPSの曲は、挿入歌含めて全てが、完璧とも言えるぐらいにパーフェクトの存在でもあったため。実に最高なる時間でもありました!
ラストまで見逃せない物語には、観客側も映画にのめり込んでしまうぐらいに主人公とヒロインとの幸せが来るのか果たして二人が再開するのか、凄く気になってる部分もありましたので、是非とも見逃さないようにしてください!
最後の大丈夫という曲が一番大好きな曲なので忘れないように、凄く歌詞が印象に残っているので、一度聴いたらリピートするかもしれません!
まだ観てない方は、是非とも見てください!
新海誠監督の真骨頂
アニメで雨上がりや夏の青空を描かせたら、新海誠監督の右に出るものはいないだろう。美しい画面とは裏腹にストーリーは全然晴れやかな気分になれず、ずっと俯き加減な気持ちだった。こんな世の中、さっさと水没してしまえ、ということなのだろうか。
個人的には気象学者の荒木健太郎さんが本人役で出てきたのがツボだった。
100%の晴れ女と家出少年の決断!
鑑賞して『君の名は。』とほぼ一緒!って思いました。完全に映画の雰囲気・キャラクター・セリフ・音楽とこれでもかというくらい似ているので、内容自体は違うにしろ、最初は続編でも観ているかのようでした。
面白さは完全に「君の名は。」に軍配。その理由は登場人物への感情移入が出来なかったです。もう少し登場人物の背景を描いていればまだ違うかもしれませんが、例えば帆高の家出理由も単なる少年の我がままに見えますし、その他の登場人物も中途半端にお涙的な設定にしている感が否めません。
また、今回の映画テーマが悩ましかった。東京の大多数の命と陽菜1人の命(少年少女の愛)を天秤にかけないといけないという設定で賛否もわかれるだろう主人公たちの判断。『君の名は。』は多くの命を救うために戦う主人公たちに対して、本作は余りにも個人寄りの感情優先となり、行動は周りにも迷惑をかけてしまっている状況(後半の逃亡劇など)もあり、心から歓迎できるストーリーに感じれませんでした。
とはいっても、笑いあり涙ありでとても楽しく観させてもらったことにも間違いこともお伝えしておきます。風景や雨(水)を描き方が非常に繊細で綺麗でアニメなのに妙にリアルに思える背景には感動すら覚えました。
映画を盛り上げる音楽も相変わらず良く、RADWIMPSの音楽だけでなく全般的に音楽は素晴らしかったです。音楽あってこそ映画の価値も格段に上がっていますね。
ハッピーエンド・・・?
<<あらすじ>>
離島から東京に家出してきた少年・帆高と、“祈るだけで晴れにできる“力を持つ少女・陽菜が出会い、運命に翻弄されながらも自らの生き方を「選択」していく物語。
■安定の映像美
新海誠監督の作品を見るのは、これで4作品目になります。
『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』『君の名は。』『天気の子』
どの作品も圧倒的な映像美で日本のアニメ界の中でも随一だと思います。
■犯罪のオンパレード
家出は犯罪ではないものの・・・
①銃刀法3条違反
オモチャと思っていた銃が本物だったが、すぐに警察に届けなかった。
②殺人未遂罪
オモチャと思いながらも帆高は相手に銃を向け発砲。
その時の表情は意を決したかのような緊迫感ある表情で
内心は本物かも知れないと思っていたんだと思います。
幸い相手に当たらずでしたが、完全に殺人未遂罪ですね。
③公務執行妨害
帆高は一度警察に保護され刑務所に入れられてしまいます。しかしその後刑務所から抜け出し逃げてしまいます。作中では年齢が考慮されて見送られていますが完全に犯罪です。
④鉄道営業法37条違反
バイクから降りて線路を走る行為は犯罪。綺麗ごとで処理されていますが現実世界であれば逮捕案件です。
まぁ・・アニメなんだから、突っ込んだら負けよww
そう思いますけど、とにかくリアルな映像美がウリのアニメなので
犯罪を助長しかねない演出はよろしくないかと思います。
子供に見せたくないですね。
■子供がラブホ入れるの??
帆高×陽菜の2人きりなら、入れたと思うんですけど、明らかに小学生の凪も一緒で入れるなんて・・ちょっとフロントのおばちゃん、どこ見てるんですかー?!
ちなみにこのラブホのモデルは池袋のHOTEL DOMANI(ホテルドマーニ)だとか。
でもまぁ・・最近のラブホは家族で泊まれるファミリープランなんてのもあるから
あり得ないわけでもないのか。。。。一泊28,000円って高っww
でもまぁやっぱり子供に見せたくないわね。意味理解できてないとしても。。
■いずれ東京沈没でバッドエンドか?主人公にとってはハッピーエンド
このまま雨が降り続ければ数十年後には、東京沈没。
その後もずっと降り続けたら日本沈没?!こりゃバッドエンドだねぇw
帆高は地球と陽菜を天秤にかけて陽菜を取りました。
異常気象を収めるには、陽菜が人柱として雲の上で祈り続ける必要があるのですが、それを阻止してヒロインの命を救った。ヒロインは晴れ女の力が無くなり雨が止むのをただ祈り続ける普通の女の子に戻りました。
皆さんは、これをどう捉えますか?
自分が帆高くんだったら同じことしてたかも。
でも自分が陽菜(ヒナ)だったら・・皆が助かるなら人柱を選ぶかも。
帆高くんには悪いけど『有難迷惑』だと思うかもw
■3年間1日も止まずに雨が降り続いているのに??
終盤ですが3年間雨が降り続いていると言ってましたが
そしたら植物も光合成が出来なくなり、土壌も雨に流されたり、
根が腐ったりで朽ちてしまうのではないかと思うのですが、
桜の木が立派に育ってるのが不思議でした。
■メッセージ性は環境問題か?
異常気象は地球温暖化や環境破壊などが原因と言われています。
この映画でそこまで考えられるでしょうか?
異常気象の原因にクローズアップしていないので、そこまで考える人は少ないかも?
■安定のRADWIMPS
盛り上がりにかけて始まる曲。新海誠監督って、いつもこうだよねww
そしてまんまとハマりますww
音楽の入れ方相変わらず最高だなっ!
個人的は新海誠監督の作品は好きであります。
しかし無理な設定すぎたせいか、映像美は素晴らしいのですが
内容に粗が目立つと言いますか。。。
ちょっと他の作品に比べると残念な印象になりました。
私、『君の名は。』でも頭固いことばっかレビューしてるんで
レビュー読んで不快に思われたら、すみませんm(_ _)m
水に沈んだ世界を帆を高く上げて進む
言わせてください。凪くん最高。凪くんが良かった。とにかく良かった。凪くんという魅力的なキャラクター一人で、かなり個人的には高評価になっている作品だ。
正直、もっともっと凪くんばっかりで夏美にドギマギとかおっさんのパートはそこまでいらんかったかもしれない。
本当は凪くんが最高なので星5つにしたいが、さすがにいろいろ言いたいこともあったので4とした。
声優さんみんな上手いと思ったけど、本田翼ちゃんそんなにダメですかね??「こんなとこ腰掛けよ」とか良かったけどなー。森七菜ちゃんはうますぎて声優顔負けに感じました。
またチョーカーの青い雫や太陽の天使みたいな指輪、落ちてくる透明な魚のような雫など、細部のモチーフも魅力的に感じた。
一番好きなシーンはヒナの家でポテチチャーハンを食べるところ。なんか涙が出そうになった。
名前も良かった。陽菜、凪、は空が晴れ渡ったり海が穏やかになることを自然に表してるし、帆高は雨に沈んだ街を帆を高く上げて進んでいく、と考えると素晴らしい。でもその点夏美はちょっと安易じゃないかい??
あとなんかおじいちゃんの、「フン,何が異常気象だ。人間が勝手に騒いどるだけで,そんなものせいぜい100年200年の話じゃ。」的な話は考えさせられました。
以上は本当に個人的な断片への偏愛とでもいうべきものであり、以下は嫌だったなーと思うところです。
夏美、いくら姪だからってそのへんに下着置いとくとかなんか距離感が気持ち悪い。
見てたら、え、つきあってるんですか?て思いますよね。
拳銃を隠すのはなんか、なんかのお話の真似かな??
家出の理由ないんかい!?!?!?!?
女の子選ぶのはまあ一つの帰結だけど、ちょっと主人公が1人で浸りすぎて感情移入できん。あの青臭さは恥ずかしいというより、アホ!と言いたくなるような腹立つ感じの痛々しさだった。
せめておれがヒナとナギを守るっ!とかにしてくれ。ヒナばっかりかよ。
あと、ナギくんの彼女2人はその歳で複雑すぎる。友達2人でよくないか??
陽菜どうやって高校行ったの?暮らしは??
帆高親出てこないんかい!?家での理由ないんかい!???!???
まあ、もう一歩!って感じだったけど、個人的には色々と好きだったかもしれない。
絶対に東京水没はしてほしくないけどね。
この路線のままでいてほしい
新海誠さんの映画は初期〜言の葉の庭まで知っており、某前々々世な前作でがっかりしていたので本来見る予定はありませんでした。
前作はあらすじだけで苦手な部分があり、かつ一般受けを狙って今までと作風を変えたのだと感じ未視聴です。
「天気の子」もそうなのだろうと期待してませんでしたが誘われて鑑賞しました。
相変わらずの映像美は言わずもがな、得意の雨や光の描写をふんだんに使われていて目の保養です。
お寺?やビルの屋上の神社?だったり退廃的な雰囲気が好きな私にはかなり刺さるポイントが多かったです。
キャラは…キャラに魅力を感じるのは正直難しいところですが、前作の登場人物達がいたとの事で、そういうおまけ要素も楽しめる点なのではないかと思います。
新海誠作品と言えばハッピーエンドなのかバッドエンドなのか分からない、メリバなところだと思っているので、ご都合主義にならないラストは最高です。
若い感性に向けてのあるメッセージ
初視聴時は拒否反応が大勢。
映像の素晴らしさは素人でも分かるけど、ストーリー上の無視できない破綻点が気になって。
あれだけ水位上昇したら都市機能壊滅で高台に移住しようが生活圏として成り立つわけがない・・とかね。
で、今回二度目の視聴でそれら気になっていた破綻点が肯定的に納得できたということは正直ないけど、メインメッセージという点ではうっすらとポジティブに受け止めていいんじゃないかなという心持になれたかな。
それは老若問わず普遍的な「若い感性に向けての希望・夢」のようなもので、だからこそ200億近い興収を上げることができたのだろう。と
しばらく経ってまた見たくなるかもしれず、その時にはさらに違う受容の仕方をすることになるかもね。
これを面白いといえる人間
最初から見てても水はけという概念がなかったり、後半はコメディみたいになってたけど最初からリアリティがある映画ではないことに間違いはないしそれにつっこんでもしょうがないと思う。
それよりも映像美とBGMで魅せる映画なんだなという感じで見ていた。例えば子供が見た時には、水はけなんか絶対気にするところではないし、問題提起や自分たちの幸せのために東京をアトランティスにすることの善悪などについては考えずに、ただこの映画を面白いというと思う。なぜだかわからないけどこの映画を見て無邪気に面白いといえる人間でありたいなという風に思った。
そういえばもともとこんな監督だったわ
全1954件中、21~40件目を表示