MANRIKIのレビュー・感想・評価
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嫌いじゃない…むしろ好き!
この作品、自分尺度の面白いか面白くないかで分けるなら、面白くない方に入っちゃう。 でも好感度が妙に高くて、好きか嫌いかで分けると、好き! オレたちがやりたかったのはコレだよ!って観客に見せつけてツッコミ待ちしてる感。 敢えてツッコミを入れるなら、チーム万力に女性メンバー参加させろよ!って感じかなぁ…。ミソジニー臭が「すげぇ臭い!」
こんなに考察の幅がある映画なのに悲しい
途中の永野演じる整形外科助手のセリフ
「この世界は妄想で出来てると思ってるの。あるきっかけで秘めた妄想が爆発してこの世界を彩ってるの。きっかけって何か分かる?死よ。」
このセリフから考察を広げていくとかなり面白い。
以下は自分なりの考察
・整形に嫌悪感を抱くサイコパスな死刑囚が、死を間際に妄想が爆発して生成された世界
・妄想世界の登場人物は、死刑執行間際で会った関係性の薄い人物が主要
死に際で見た妄想の爆発力と死刑囚自身の人生のチープさを感じて鳥肌が立った。
最後まで見れなかった
永野なのに映画を作るってことはよほど何かを持っているのかと裏を読みすぎました。古くさい演出、90年代の映画学科卒業制作見せられたような不快さ。何でこれにお金が出るのか日本映画界の不思議。
カルト映画ファン向け
僕は永野さんのファンでYouTubeも登録してるのですが、 いつも映画や音楽を語ってて、永野さんの趣味嗜好を知っているので、 観て納得(笑) らしい映画を作り上げた(笑) 一般ウケしない、B級カルトな内容です。 ここでの評価は低いみたいですが、僕は好きです。 すごくセンスいい!! 万力を使って小顔矯正しているイカれた医師の話に、デヴィッド・リンチの様な不条理な世界観、 レフンの影響を感じさせる様なシーンや、ジャッロみたいな色使いのシーンがあり、センスを感じさせる。 基本ダークですが、永野さんらしい笑いが入ってて笑えます(笑) カルト映画らしくエロもグロもあり、変態チックな映画です。 斎藤工さん目当てで観た、映画ライト層はズッコケたに違いない(笑) ワーキャー言われてる俳優だけど、その層を無視して撮りたい映画を作った彼に敬意。 誰が何と言おうと、かなり好きです(笑) 評価は3.5と4の間で、少し甘めの星4つ。 キャスティングも魅力的で、エンドロールが楽しみになるぐらい良かったです。 チーム万力の今後に期待!!
長野と斎藤工は変態です
長野ワールド全開。支離滅裂な展開、意味不明なセリフ。役者たちが、え、これ何やらされてんの??って思いながら演技してるのかと思うとちょっとうける。 ただ小顔整形を自分の見解で語る医者としてのセリフは凄く共感できた。できてしまった‥
観る側の見識不足なのかもしれない。
全然理解できなかった。 1964年作の「質屋」って映画を見た時も、(この映画とはまた違う意味で)あんまり良く分からなかった。後に、見識のある博学な方の解説を読んで、「おお、なるほど!」と思った事がある。この映画もその類なのだろうか。もしそうなら、誰か分かりやすく解説して欲しい。
異端すぎる実験作、収穫もあって楽しかった作品
まさに、"異端"。映画と言う名の"芸術"の世界へ誘われた感覚。斎藤工、永野、金子ノブアキらを中心に終結された「チーム万力」による、初の長編映画。 永野がファッションショーにゲストで出たときに感じた違和感。それが、小顔願望。その着想から大胆に昇華したストーリーとカットの連続に、置いてかれまいと頭を働かせる。まあ、後々ビデオ屋であらすじを見て、ようやく概要が掴めたくらいに分かりにくかった。それでも、不思議な世界観を見事に映画として成立させている。 ある種のパフォーマンス的な映画だけに、理解できないのも当然か。個人的なことだが、永野と監督、小池樹里杏が登壇した回にたまたま観れたのが嬉しい。そして、斎藤工のサインをいただいたのが何より。意欲作、いや、実験作がまた観れることを期待したい。
「挟んでただけですけど」
お笑い芸人の永野が原作であり、その着想点が意外と面白かったので星3つ⭐ 小顔になりたい若者、整形、タクシーでの態度、成人式のヤンキー(?)、緊迫した時でもスマホでパチリ、窮地にたったら「親は金持ち、バックには怖い人がいるよ」と脅したり。社会の風刺を面白く、残酷に描いてなかなかよかった。 永野が女性の設定なんだ、金子ノブアキのカッコ良さが封印だったのは少し残念。斎藤工の小顔矯正マシーンのレバーを引く時の嬉しそうなイっちゃってる顔がヤバいよっ!50歳の売春婦?が死んでしまった時も「挟んでただけですけど」って、、どうよ😰 死刑執行人をギャグっぽく描いていたのはいただけない😖その仕事をしている人達のことを思うと笑いにしてはいけない様に思う。 斎藤工も永野も映画愛でいっぱいだから、製作側でこれからもいい物創ってほしいですね。勿論出演者としても!
くだらないものを観てしまった
企画、脚本が永野ということで嫌な予感はしていた。ただ、そこは斎藤工と金子ノブアキの演技力でどうにかなるのだろうと観てみたが、やはりハズレ。映画は、起承転結、ストーリー、テーマがしっかりとしていないと面白くないと、つくづく思い知らされた。
やりたいことはやりきってる感
作り手側は、満足してそうな映画。 だが見る側もそうなるかは別問題。 一定の評価もされるだろう的な、海外ではそこそこウケる的な、そんなレベル。 この作品が悪いという訳ではなく、恐らく狙いも質も、ポストモダンな古い現代アートの領域で収まっているような感じ。 例えば、この手のジャンルが好物なら、絶賛してもおかしくない。
うわっ!暴威だ!
で、その暴威の革ジャン男はどこへ行ったのか。方向性がガラリと変わる様子はホラーというより、不条理ギャグの世界。これもまた映画愛に溢れる斎藤工の指示なんだろうななどと思いつつ眠くなってきた終盤。顔が変形した小池樹里杏がどうなったのかも気になるところ。 多分、予告編以上の面白さはないと思うし、不条理さだけが残る。アイデア一発勝負だと思えば、松本人志作品と変わらない。やっぱりピン芸人だけあって、面白さが長続きしないのだろう。最も面白かったシーンは美人局の男が呆気にとられたところかな・・・
【斎藤工の映画愛が溢れ出る、ファンタジックホラー】
永野、金子ノブアキの怪しさ。
神野三鈴の信じられないお姿。
万力のアレは絶体イヤだ!
"暴威"に笑った時点で、負けたと思った。
〈勤務先の近くの素敵なミニシアターで不可思議な映画を観た。
悪くない・・・・。
それにしても、斎藤工さん、ラストのあの綺麗事の為に今作を作成したのではないよね。楽しんでいるのが、バレバレである。〉
TVじゃできないよねぇ…
よくもまあこんなわりかしポップなメンバー(お笑い芸人、イケメン昼顔俳優、EXILEの人、ミュージシャン俳優etc.)でこんな映画やろうと思ったよね。 今の時代、考えたとしても飲み会の与太話とかで終わりそうなもんなのに。。。 制作チーム全員にリスペクトを送ります。いや本来映画ってこういうものでしょ!? 作り手が作りたいモン詰め込んで、ドヤーって出して、勝手にみる人がみて評価して。。。 刺さる人には刺さるし、クソだって言う人はいるし。 賛否両論の上にあるもんでしょ作品って!!!!! 少なくとも私にハマりました。 映画好き なら一定の理解か満足はするんじゃないかな。 はやく次の作品を見せてくれ! 20年後とかにチームMANRIKIのデビュー作見たぜ!あの時からすごかったぜ! って、そうなるくらいに。
面白かったです
個人的にはとても面白かったです。役者の皆さんも全員個性的で映像もインパクトもあり良かったです。最近、永野さんと斉藤工さん2人で仲良しと言うことでテレビのバラエティに何本か出てましたね。永野さん、これからお笑いだけでなく映画の世界でこれから頑張って欲しいです。
顔デカ
芸人永野の持ちネタと言えば『ラッセン』というのは浸透しているだろうが、実はそれ程彼自身の芸風やそれこそコントやしゃべり芸は全く存じ上げていない。いわゆる“音楽ネタ”でバズったという認識で、後はその特異なキャラクターで世間的には一種の“キモさ”みたいなものがフィーチャーされているのではないだろうか。そんな彼の原作に、これまた或る意味オルタナティヴな立ち位置にいる斉藤工や金子ノブアキといった俳優が混ざり合う作品なのだから、一筋縄ではいかない内容かと思い鑑賞。
確かに、想像通りのシュールレアリスム的、且つオーバーフローのホラーとゴア表現に埋め尽くされた内容であった。多分、永野の頭の中の抽象概念を具現化した際の映像なのだろうが、この男の狂気を映像化したら、品のないデヴィッド・リンチが「こんなんでましたけど」的と表現したらよいか。だから粗筋も何も解読するだけ無駄であろう。全てが正解で全てが誤解なのだろうから。なので自分の印象での感想しか述べられないので悪しからず(と、予防線を張ってみる)
そもそもがラストのネタバレである、死刑囚の妄想が今作の繰広げられるストーリーであり、テーマとすれば『自分らしさ』、自己肯定ということだろうか。まぁ、それさえも解釈できていないピントズレと思われるだろうが。だからその辺りの説明はもっと頭脳明晰な人がどこかで評論してくれるだろう。シークエンスは、初めの美容整形の話、そしてそれが罪になり急転直下、逃亡犯としてヤサグれ、彷徨うストーリー展開となる。そしてそれが結局、男の妄想であり、電気椅子に送られるというオチだ。エピローグに巨大な万力を拾った男(暴威)が映っているカットが現れるので続編希望的な匂いもプンプンだ。
まぁ、それは置いておいて、前半、後半ともおどろおどろしい女の執念がステレオタイプ的に描かれていて、その辺りのシュールさを狙った画作りであることは理解できる。尚且つ、やもするとチープさが窺える特殊造形の使用も又一役買っている効果なのであろう。ナンセンス感を大量に浴びせることで観客の平常心を根こそぎ奪う戦略は面白い。正常に評価させない力業がそこには存在している。それがいいかどうかは別にして。万力で潰した顔とか、笑わせようとしているギャグもここまで来ると凄みさえ印象づける。本来、怖さと笑いは同じ引き出しに入っている脳の働きを再確認させる事を意識づける内容であろう。
かといって、今作品のセンスを問われれば、自分には解らないが・・・。劣化版リンチ作品としてのイメージだけは付け加えておく。
斎藤工と齊藤工の多面性を体感する
トレーラーのイメージから、スプラッター・ホラー・グロ要素割合予測は8割だったけれど、実際に観たら3割程。 上記のジャンルは怖くて、お金を払って見た事が無い自分としては、アイロニカルな人間ドラマがメインだったので、劇場に足を運んで良かったと、時間が経つ程思います。 何故全国で5館しか上映されていないのか、逆に不思議です。 謎のイメージコンプライアンスなんでしょうか。 社会へのアンチテーゼもあり、清濁併せ呑んだストーリーの最後には、斎藤さん自らの精神と肉体を捧げた演出とメッセージ。 韓国で受賞したのは、そういう事かと腑に落ちました。 前半 斎藤工氏が終始セクシー。 怖がらず観てください。 色々と得した気持ちになります。 中盤 よくいる感じ悪い男。 あなたの周りにも、こういうゲス野郎いますよねのテイ。 ラスト 落とし前をつけるが如く、身体を張った斎藤さんと永野さんからのダブルメッセージ。 今回は清水監督ですが、女優さんを撮る時に印象的だった風の使い方と、齊藤監督作品でもお約束な、レースカーテン使いの演出が好きです。 思わず笑ってしまったのは、彼氏の撮影時やSWAYさんの輩ぶり・各所で登場する、斎藤工とその仲間達、であるバイプレイヤーズの皆様。 スロー気味で神野さんを追いかけるシーンも、ついニヤッとしてしまいました。 齊藤作品と言えば、神野三鈴さんですが、次回作以降は、手塚とおるさんも出演してくれないかなと、個人的に楽しみにしています。 永野さんの、違和感の無い女装(ジェンダーレスな衣装と言うべきかしら)・数々の映画へのオマージュ・シュールレアリズム感は悪く無かったし、カラコンを付けた金子ノブアキさんのシーンも怖かったですが、音楽は評判通りでした。 群馬ナンバーのSWAYさんは、最終的にどうなったのか?だけはモヤッとしましたが、1時間半弱に凝縮出来た事に拍手したくなりました。 長々と見せておいて、無駄に疲れる大作もどきより、1時間半弱なのに、いい意味で2時間見た気にさせる、不思議な感覚の実験的映画。 エンドロールも、こういうのが観たかったという痒い所に手が届く仕様になっており、監督の自己満足に終わらず、プロデューサー齊藤流おもてなしが、相変わらず散りばめられていたような気がします。 日常に蔓延る不快な現象を、映画だからこそ炙り出してしまえという心意気、とても共感できました。 ☆0.5はそのオマケです。 更にチームMANRIKIが、次回以降の作品も飛躍される事を祈念しております。 よくありがちな「トレーラーは面白かったのに映画つまんないじゃん」の珍しい逆バージョンになっていますので、最後に鑑賞を迷っていたり気になっている方へ。 『評価やイメージに囚われず、観て損は無い作品』 と記しておきます。
面白かった
永野さんをはじめとする独特な世界観 金子ノブアキさんの音楽がピッタリでカッコいい スプラッターというよりそれら超えて何故か思いがけず笑ってしまいます。 最後の斎藤さんの言葉も共感しました。 見る方様々なキャッチ感はあるかと思いますが何かを受け取れる、今までにありそうでない展開とメッセージある映画だと思います。 スプラッターホラーなど苦手で普段は観ないのですが、この作品は面白かったです!
斎藤さんがんばって
斎藤さんの前作(リリーさんが出ていていい味出していた)が良かったので観に行きました。 (ただ、永野の名前が引っかかったが) 全体的に永野に引っ張られたのか、トリッキーで、斎藤さんの良いところが少なかった。映像よりも斎藤さんの人間的な映画が観たい! 次作に期待します。
根拠の無い自信と暗示
万力で顔の歪みをとり小顔にする美容整顔師の話。 一応あらすじに記されている通り駆け出しモデルから話はスタート。 少なからず自分はカワイイと思っているのにオーディションに落ちまくることから、顔が大きいというコンプレックスが肥大し万力クリニックを訪れる件のモデル。 施術は行うなうが、美しさは内面からと宣う整顔師、と展開。 ここまではまだわかるけど、話が飛躍し、あれ?どういう関係性?から、整顔師を絡めて話が脈絡なく転がって行く。 施術に関してだったり、ところどころボケを挟んだり、まあシュールなコントと言えばそうなんだろうけど、それ程笑える様なところはなく、その割にコンプレックスなんて…的なことを強調してくる様にも感じる。 でも、深みがある訳でもなくそれだけとしか感じられなかった。 群馬ナンバーからのTシャツなんかターゲットどこよと思いつつそれが一番面白かったかな。
永野さんの不思議な世界
予告を見てホラー、スプラッターなのかと思い鑑賞。少し怖い場面もあったけど、途中から カフカや星新一の小説を読んでいるような感覚に。SWAYさんの演技力、金子ノブアキさんのカッコいい音楽、美しい医師斎藤工さん 笑える場面もあって、 永野さんの不思議な世界。面白い!
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