イエスタデイのレビュー・感想・評価
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コカ・コーラも無くなった世界じゃ「カム・トゥゲザー」が歌えない!
パラレルワールド?と思しきビートルズが存在しない世界。ことあるごとにPCで検索かけるジャック・マリクもほのぼのしていて良いし、自分だけが飛ばされた世界でもしっかり生きていこうとする姿勢が素敵でした。この手の映画じゃ元の世界に戻ろうとするのが定番なだけに、逆にオチが新鮮でした。
意外と会話の中にもビートルズの曲名が使われ、笑わせてくれるのですが、ビートルズを知らない観客がそこで笑えないところが難点か。ちなみにLong and Winding Road 、When I'm sixty-four、 With a Little My Friend です。エリー、笑ってもっとベイベー~てな感じのセリフでした。
幼馴染みの片方がスターダムにのし上がっていくドラマはありがちですが、ほとんど盗作の世界というのも新しいところ。しかも、存在しない本来の作曲家だから訴える人もいないのです。そこへ悪徳(?)マネージャーがついて、金儲けにしか頭にないヒール的存在を演じてるのもアクセントになっていました。
COKEもCIGARETTEもない世界ってのも、健康的でいいのかもしれないけれど、ビートルズに影響を受けたミュージシャンの存在はどうなるんだろ?などと細かいところまで考えちゃいけない。そしてバンドが結成されなかったおかげでジョン・レノンは生きていた。ここで客席からもどよめきが起こるほどソックリさん。78歳まで平和に漁師として暮らしていたんですね。もう一つ、イギリスの大ベストセラーのあの人の存在も消えていた・・・
廃業復活したホテルの階上ではHelpのパンクバージョンも聴けるし、最後のコンサートは『ボヘミアン・ラプソディ』と同じウェンブリーで、いきなり I Saw Her Standing There (エルトン・ジョンとの共演でも有名)という始まり方は痺れてしまった。この段階で『ボヘミアン・ラプソディ』と『ロケットマン』を繋げてくるんですね~上手い!
イエローサブマリンを持った人たちが謎でしたが、彼らもまたジャックと一緒にパラレルワールドに来てしまったのでしょうね。盗作を訴えるわけでもなく、ビートルズの歌を聞きたいと願う優しさも感じました。
※ ビートルズが好きな方には『アクロス・ザ・ユニバース』(2007)もお薦めです。
ちょっと残念だったのは、ファンから逃げるときタクシーにそのまま乗り込みましたが、反対側のドアから降りて逃げれば完璧なオマージュでした・・・
もひとつ、演奏しようとする曲のメモにRevolution9があったところも笑った!
ビートルズの偉大さを再認識した
最近、往年のビックミュージシャン関係の映画が立て続けに公開されていますが、我々(50代)の世代にはジャストミートの映画ばかりで嬉しい限りです。
本作は最後の大物ビートルズモチーフです。ビートルズが存在しないパラレルワールドに次々とビートルズの曲を発表して天才扱いされる売れないミュージシャンの話ですが、エルトンジョンやクイーンも名曲揃いだが、やはりビートルズは改めて聞くと本当に素晴らしい曲ばかりですね。40年前に初めてビートルズを聴いた時の衝撃が甦りました。曲だけで泣けるのに主人公を支えるマネージャー役のリリー・ジェームズの演技がとてもキュートで素晴らしい!今回は本人役で出演しているエドシーランのウイットに富んだ芝居もとても楽しくて、なかなか贅沢な時間を過ごせました!ビートルズ以外にも存在しないものがいろいろあって笑えました。
映画と関係無いですが、映画マナーの案内フィルムは本編上映直前に流して欲しいですね。マナーの悪い人はギリギリか始まってから入ってくるような人達ですから。
盗撮防止ムービーよりこちらの方が重要ですよ。
また最近、特に持ち込み食品を食べる人が多く、コンビニ袋やスナック菓子のシャカシャカ音させる人がホントに多くて、映画関係者の皆さまには、特にこれの防止啓蒙をお願いしたいです。
音楽好きなら気楽に楽しめる
ちょっと変わったファンタジー映画?世界からビートルズが消えてしまったら?そんな発想で生まれた映画。演奏されるどの曲も耳にしたことのある曲で、音楽聴いているだけでも楽しめた。ただストーリー的なことで言えば、最後まで肝心の謎は謎のまま。なぜ世界からピンポイントでビートルズが消えたんだろう?もやっとした気持ちは残ったまま。途中出てきたあの人や、イエローサブマリンのあの人達は何だったの?誰かにスッキリさせて欲しい。
アイデア賞
自分以外が突然ビートルズを知らない世界になったら、という予告に強烈に引き込まれて興味を抱き、鑑賞したがその期待値は予告止まりであった。
鑑賞前にざっとこちらの映画のレビューをみていて、そのタイトルの「78歳」というキーワードが目に入り、
あ、もしかして主人公は実は78歳だったというオチなのかな、タイトルでネタバレされては困ると思いつつ鑑賞したが、悪い意味でそのオチを裏切られた。
「ビートルズ」というワードと曲ありきの超普遍的な映画であった。
主人公が盗作に似た行為を続け、苦悩する物語でも開き直る物語でもなく、小さくともビートルズを未来に伝授していくといういい人止まりの物語でまぁそうだよなと思いつつ、映画としてつまらなかった。
ただ随所随所にいくつかのビートルズの曲が折り込まれ、あぁ、やっぱりビートルズっていいな、絶対的な認知度であり、いかにビートルズが現代を生きる人間の心をも動かす存在であるかということはあらためて認識することができたし鑑賞中退屈することはなかった。
また、ビートルズの存在を知る男女と主人公とのやりとりは素敵なシーンだった。
日頃、好きなものを他者と共有できる喜びは意識に及ばずとも孤独を覆っているのだと思う。
ビートルズが壮大すぎて、それを扱う映画だから遠慮もあるのだろうか。テーマ止まりの普遍的な映画。
あえて軽いものが観たいときや、さらっと「へー、よかったね」程度に流したいときに適した映画。
78歳だったオチのほうが個人的にはまだおもしろかったな。
『僕はビートルズ』
ビートルズ12作目のオリジナル・アルバム『アビイ・ロード』から今年が半世紀であり、この時期に合わせた公開であろう。
表題の通り、同じようなテーマの漫画が日本にもあり、多分世界中にこういう“歴史改編”モノは存在してると容易に想像できる。その中に於いて、今作の位置づけは自分なりに考察すると、それ程高いレベルではない。というのもファンタジーとしてはどうにも雑さが拭いきれず、飲み込みづらさをビートルズの楽曲という“オブラート”で喉を開けて流し込むという建付けで出来上がっているからである。そもそもの根本のプロットである、“ビートルズが存在していなかった世界”という前提がその後の社会にどれだけの影響力を及ぼしているのか、端的に言えば存在するモノと存在しないモノ、そして大事なのは無かったことで全く別の違う“何か”が代替として登場するのかという考察が緻密に積み上がっていないことに、ストーリー設定のグラグラ感を醸し出してしまっているのである。まぁ、その辺りは多分、どのレビューでも問われていることであろう。本筋である、幼馴染みの女性とのラブコメ要素も、インド人と白人という人種的な違和感が拭えない(人種差別を助長しているのではなく、寧ろ現在に於ける差別問題としてのテーマの折込の深度が足りないと感じる)キャスティングに、ピースの嵌っていないジグソーパズルの印象を持たせられてしまっている。
と、ここまで考察してみて、ハタと気付く。そうか、この違和感こそが、今作のテーマなのかと。それは、自分のように旧態然の思考であることこそに対するアンチテーゼなのであろうと、遅まきながら気付かされてしまったことに大変な恥ずかしさを感じてしまったのだ。
“ビートルズは白人だけのモノではない“、”インド人と白人だって恋愛し結婚もする“、そしてそのことに昔のように抑圧された葛藤を慇懃無礼に織込む必要もないんだということを。今作品に抵抗感を感じるとしたら、それはそのまま現在席巻している右傾化に繋がるベクトルなのだということを。登場人物の白人のおじさんとおばさんが、主人公に詰め寄るようなイメージを醸し出す。勿論主人公にとっては自分の悪行がバレ、追求されることへの恐れを感じる。しかし、二人は逆に感謝の辞を述べる。意外にもビートルズの代わりに世界に偉大な楽曲を披露してくれることが嬉しかったのだ。そして、クライマックスは世界同時停電後のパラレルワールドで船乗りとなっていたジョン・レノンとの邂逅。勿論、満載なツッコミどころの一部だ。しかし、曲こそ作らないジョンは、それでも幸せを感じている心の穏やかさ、そして幸福なことに78歳でも生きていることの有難みを強く感じてしまうのだ。荒唐無稽ではあっても、それは、『ワンスアポンアタイムインハリウッド』に於ける『シャロン・テート』以上のフィクションによるマジックなのだろう。出来れば、その他3人も出演させて欲しかったのが心残りである。その件も含めて、主人公がインド系ということにこそ存在の意味合いを演出させている制作陣の強いメッセージなのだろう。今作を作るに於いて相当楽曲使用料が嵩んだという噂だが、劇中にフリー音源として提供するという皮肉も相俟って、素晴らしい文化は世界の共有財産という訴えは強く心に響くものだ。なかなかの挑戦的な、手荒い洗礼である。ストレートに素直に共有されるこそ、これからの社会は次のステージにアップグレードする、試金石的作品なのであろう。
まぁ、ヒロインの女の子と付合っていた男があっさりと退いた件は、幾らビートルズでも飲み込めなかったのは、ご愛敬であるw
素晴らしい!けど、惜しい点が2つ…
この映画の良いところについては他の方が書いてくれているので、引っ掛かった点を述べます…
・恋愛事情について
ヒロインが自分勝手で無神経すぎる。ジャックが散々やめたいと言っているのを無理やり止めてまで音楽を続けさせたのに、いざ売れると音楽をとるか私をとるか選んで!とか言って、あなたなんのためにマネージャーやってたの?
しかもそんな無理難題をふっかけておいて、ふられたらすぐに彼氏作ってそれを見せつける性格の悪さにイライラした。
・主人公の最後の行動について
上記に関しては、若者の奔放な恋愛模様と見ればまだ理解できるが、こっちは看過できない
真実を打ち明けるのはいいが、全部の曲を無料公開するって、レコード会社は大赤字ですよね。
金儲けのためとはいえビートルズの曲を世界中に広める助けをしてくれた多くの人々に対して、その仕打ちってどうなんでしょう?
プロデューサーを悪者のように描いていたけど、彼女らは何も間違った行動はとっていないと思うのですが…せめて感謝の言葉のひとつくらいあったらまだ救われたけど、これは流石に恩を仇で返しすぎと感じました。
曲、キャスト、演出は素晴らしいけど、ストーリーではモヤモヤが残る映画でした
ノーカット版希望
素晴らしい映画だったが、何かが足りない。細かい説明が端折られている印象を受けた。同じような印象を受けた方はYouTubeで未採用のシーン集があがっているので観ていただきたい。サムシングを披露するシーンなんかは見事だけど、何故外したんだろう。ワインディングロードの場面と被るからか。ブルーレイでは是非ノーカット版を収録して欲しい。
サンタは何色なんだろう?
夢を諦められないイギリス人ソロシンガーがザ・ビートルズの存在しない平行世界らしきところに行ってしまい、そこでザ・ビートルズの曲を発表し活躍する話。
世界中が一斉に12秒間の停電にみまわれて、自転車で帰宅途中の主人公が大事故に。気がつくと病院のベッドの上で、その世界にはザ・ビートルズもコカコーラも存在せず、知るのは主人公ばかりなりというストーリー。
記憶を頼りに曲&詞を再現して披露したら、世界中が大騒ぎwしかも新曲がどんどん披露されていく、ってそりゃそうだ。
そこにお約束の様に絡んでくるマネとの話や楽曲の秘密、とわかりやすいし起伏もあってテンポも良いし。
正直、特にビートルズに思い入れがある訳でもなく…寧ろ残念ながら興味がない方の自分。
しかしながら流れたビートルズの曲が全て判ったのは、やっぱ凄いぜザ・ビートルズ。
音楽を題材にしたコミカルでノリが良くてクリーンなドラマで非常に面白かった。
ちなみに私は、エド・シーランって誰ですか?というレベルです。
ものすごく
良かった!!今年のベスト3いやもしかしたらベスト1かも。さすが『ラブアクチュアリ』の脚本家さん。思いつきそうで思いつかない設定。エドシーランも良かったし、ジョンレノンがまさかの登場。『ヘイ相棒』にも大笑い。ビートルズのいる世界線で生きられて良かった。
絶妙なラインで期待以下…
ビートルズを誰も知らない世界って設定が面白くて、予告編も観て楽しみにしてたんだけど、
何だろう、絶妙なラインで退屈というか期待以下でした…。
偉大な名曲を世に残さねばという思い。
それに伴う名声と金は世間を欺いて得ているという葛藤。
そして失って初めて気付く大切なのモノを取り戻すまでを描いているんだけど、
何だか煮え切らない男の世間を巻き込んだ成長物語って感じだったな〜(それを描いてたのかもしれないけど)
個人的にもうちょっとビートルズの名曲に初めて触れた世間の反応でカタルシスを感じたかったし、
父親やロッキーのボケに乗れなかったし、
エリーに思いを告げるのは自分の曲であって欲しかった、ベタだけど。(相手がエリーだけに「いとしのエリー」唄うじゃないの、ってちょっと思ってしまった)
って感じで楽しめんだけど絶妙なラインで…って感想でした。
ツッコミどころはあるけれど
楽しめた!
ボヘミアンラプソディーの二番煎じではない、別物。
似てる部分はあったけど。例えば場所の名前が大きなテロップで流れるとか。
ツッコミどころは、なぜあの老夫婦はビートルズを知っていたの?
コーラ、シガレット、などの言葉も消えたのはなぜ?
など、まぁ、細かいところはおいといて。
久々に満席に近かったシアター内。
ビートルズの人気の高さを物語る?
楽曲の数々はもう間違いないので、もっと聞きたかったなぁ、とも思ったけれど、続きは家で聞けばいい。
スラムドッグミリオネアのデヴ・パテルとは親戚でもないのよね?
この監督さん、インドの人が好きなのか?
でも、主人公が超イケメンじゃない(失礼)のも良かったのでしょうね。
マネージャーが追いかけてくるシーンはホラーのパロディみたいだったし、いろいろ楽しかったなぁ。
ただただ愛しかない。
もうね、尊い。
音楽を愛してる。ビートルズを愛してる。
こういう作品にしちゃ珍しく、主人公が言うほど驕らないのが良いですよね。まあキレるシーンはありますけど。
ただ"魔が差した"だけで、最初から最後まで良いやつなんですよ。
ロッキーがあんなに重要なキャラだとは。なんか憎めないですよね。
エリーが凄く良い。高嶺の花ではないけど魅力的。
悪い人がいないんですよ。デブラだって急に現れた天才を売りたいだけで、「結果的に」悪役みたいになっただけですからね。
そして何より…ジョン・レノンですよ。
あんなのありですか。
そりゃね、生きてるはずなんですよ。
ファンがいないんだから。
予想できたはずなのに、完全にノーマークでした。
そのおかげで、映像の美しさも手伝ってもう泣きましたよ。
ジョン・レノンが生きている。
それだけで、この作品は存在する価値があると思います。
ビートルズの音楽がまた広まりつつある。
ここから、この世界では「オアシス」が生まれるんでしょう。
ビートルズは無くても、「ビートルズの音楽」は死なない。
こんな世界があってもいい。
とか言ったら、メンバーに怒られそう。
ラブコメとしてもやはり疑問が・・・(笑)
ビートルズがいなくなったことにより、オアシスもいない!
となると、ヒロインが主人公に恋したきっかけである学生バンドでのオアシス「Wonderwall」は一体どういうことになったんだろう笑
劇中で主人公がフラッシュバックした「Wonderwall」シーンで、私は主人公が「あの時君が聞いたあの曲!オレが学生時代にライブで演奏したあの曲!あの曲は何だった?!」とヒロインに問いただすのかと思ったが、、、
そしてラストライブでWonderwallを演奏し、彼女の気持ちを取り戻す(高校時代のあのきっかけを再現する)シーンになると思った。
さすが「ブリジット・ジョーンズの日記」のリチャード・カーティスさんの製作らしく笑わせてくれるのだが、いい歳こいた大人2人が「好き」の一言も言えずにジタバタするのが観ていられなかった笑
ラストのあの二番目でいいと言った男も都合が良すぎる。二番目っていったいどういうことだよ笑
高校生ならわかる!ビートルズ版「シング・ストリート」ならわかる!しかし、ジョン(と間接的にノエル"Wonderwallの詩")に説得されてやっと気付くなんて!
さらにラストの鬼プロデューサーからの逃走シーン。
やはり事務所関連の契約等で、勝手に無料配信は訴えられるんじゃないでしょうか?
走って逃げれば済むのかあれは?笑
ジョンのそっくりさん登場(ダニー・ボイル作品常連のロバート・カーライルさんが演じています。)はまあ・・よかったのかな。
映画の中では無事に生きてよかったのですが、
あのシーンはジョンではなく、ポール(本人)がよかったかなぁ〜(泣)
頑張ってポールを出演させてくれたら☆5はカタイ笑
やっぱり本物はオーラが違いますよ。生まれて始めてポールのライブを生で観て全身震えましたから。
まぁ、この映画はあくまでも主人公とヒロインのラブコメで、ビートルズがない世界自体はそこまで掘り下げるものではなかったということですかね。
かわぐちかいじさんと藤井哲夫さんによる「僕はビートルズ」よりは、主人公が取った行動に好感がもてますし、リリー・ジェイムズは可愛いし、よかったのですが、ラブコメと割り切れないところもありました。
イライラ
イエスタデイ観てきたが、正直イマイチだった。主人公のラブストーリーに重点が置かれてて、曲の扱いが全体的に雑。
主人公の親も最悪。俺は予告編でもあったレットイットビーを聴きたかったのに、ずっと邪魔して結局聴けずじまい。天然キャラで笑いを取ろうとしたのだろうけど、全く笑えない。名曲を受け狙いで汚した監督の神経を疑う。
あと題名がイエスタデイなのにクレジットタイトルがずっとヘイジュードなのも謎。
もちろん曲は最高だが、曲の長さだけで選曲したんじゃないの?手抜き?と感じてしまった。
異世界転生モノ(?)やラブストーリーとして観るならまぁまぁだけど、ビートルズファンとして言わせてもらうと、全くの期待外れだった。
タイトルなし
「当たり前にある名作がない世界は、普通に成り立つけどつまらない」がこの映画の一番のとこかなぁ
主人公のミュージシャンとしての苦悩がもっと描かれるかと思ってたら、彼はミュージシャンというより最後まで一般人でありいちファンだったな。
本当のことを伝えるまでの苦悩があまり掘り下げられないのはコメディだからかな。
とても優しい世界で、ジョンの長生きしてる未来とかはいいなぁって思った。
映画全体がビートルズへのファンレターみたいな感じなのかも。
主人公がうだつが上がらなくて見ててやきもきしたし、エリーはめっちゃいい女性なのにほんと主人公の終始グダつく感じが…(だから売れなかったんだろうけど)あと当て馬男性かわいそすぎん…??
その辺は優しい世界でカバーされてるし、ビートルズ知ってる二人に会ったときの反応も「知ってる人いてうれしー!」「彼らの曲を広めてね」ってやりとりで、そっちなんだ〜って思ったけど、それもまたみんなビートルズ好きだもんね!っていうことに集約されるならこうなるのかな。
もっと名曲で認められても自分が全否定されてる空虚感とかに悩まされたりその中で自分がもっと変わろうともがく姿とかが見たかった気もするけど、これはファンレターなんだなって思えば主人公が終始ファンポジションなのにも納得かな…優しい話だった。
お………っもしろかったぁ〜〜
ビートルズの音楽も楽しめるし、ストーリーもめちゃくちゃ面白いし、あとユーモアもたっぷりあるしで、ほんとにいい映画だった…
笑いどころも随所にあって、付き人のニックとかもう凄い良かった。主人公カップルが抜き差しならないシーンでポテトチップスを済まなそうに奪取していくところとか。
いちばんSFっぽさを感じたのは、イエローサブマリンの2人が楽屋に尋ねてくるくだり。なんだか不思議な夢っぽい手触りを味わえるシーンだった。
ああいう一角が急に夢っぽくなる映画って、いい。
関連でこれからしたいこと
・ラブ・アクチュアリーをもっかいみる
・ビートルズの曲を聴く
・かわぐちかいじの漫画を読む
ビートルズ愛に満ち溢れた良作
ビートルズがいない(いなかった)世界で、ビートルズのことを覚えているミュージシャンがどういう行動を取るのか。日本の漫画「僕はビートルズ」で似たような設定(こっちはビートルズデビュー前にタイムスリップする設定だったが)を見ていたのでどんな展開になるのか楽しみにしていた。
「When I'm sixty four」の歌詞が伝わらないことから感じる疑問、ロンリーハーツクラブの検索結果、エリナーリグビーの歌詞が思い出せない件、ヘイ・デュードへの変更、ホワイトアルバムの反対理由、イエローサブマリンの2人、そしてジョンの登場。笑えるエピソードばかりで、しかもビートルズ愛に満ち溢れていた。
なんでビートルズがなくなったのかなんて説明はないし、他にもコカコーラ、シガレット、ハリーポッターとかがなくなった理由もわからない。ジョンしか出てこないことにも不満は残る。
でも、細かいことは置いといて、全編楽しめたことは確か。お気に入りの一本が増えた。
気持ちのいい映画でした!
意外にといっては失礼かもしれませんが、なんとなくビートルズの曲がたくさん流れるんだろうな〜ぐらいの期待感で観たところ…とっても泣けるし、クスッと笑えるしエリーが可愛くてキュートで「惚れてしまうやろ〜」(古っ!)な素敵な作品でした。ビートルズは『let it be』を大阪万博に連れて行ってもらった車中で聴いたことを幼心に覚えているくらいで当時は「LP,LP〜」って何度も繰り返す、レコード会社の曲かと思ってました。その後大人になってから遡って、あるいは色々なメディアで耳にしたくらいでしたが流石に偉大なバンドなんですね〜流れる曲、全て口ずさむことができました。
なかなか気持ちを伝えられないジャック、大和撫子のごとく辛抱強く待っているエリー、そんな2人にもどかしさを感じながら、頭の中では♫何から伝えればいいのか〜って東京ラブストーリーしてました!(カ〜ンチ!)ロッキーもなすびみたいな風貌でいい味出してましたね。あとエリーをジャックに譲る彼も今はなき大沢親分じゃないけど天晴れですね〜いい映画です。
なぜそんなに評価がいいのか...
The Beatlesがいなくなった世界、どうやって終わるのだろうと思いながら見てましたが、結局The Beatlesは凄いと言いたかっただけな気がします。(凄いんですけどね)
あとは嘘はよくない。ってことかな。
ストーリーの流れは無理やりまとめた感じが。停電の理由も不明、なぜコーラとか他のものも無くしたのかな。と思い調べてみたものの、「割り切って、ランダムに決めていったよ。」そんな理由か。消す必要性あったのか。ハリーポッター消したのはリリージェームズにかけてるのかなと勝手に思ったけどそうでもなかった。
The Beatlesのこと忘れて少ししてから話が一向に進まず飽きてきてしまいました。こんなに、映画の時間が長いと思ったのは久々です。
The Beatlesの物凄くファンの方には良いかもしれませんが、他の方にはお勧めできません。
エドシーラン、リリージェームズが好きな方はありかな。
ジョンが生きてる設定も個人的には良かったのかなと思いました。ただ日本での公開だと79歳になる所は勿体無いなと。海外で先に公開してるから仕方ないんですけどね。
僕はビートルズ
漫画「僕はビートルズ」と同じ発想をする人が世界レベルでいるのだなと思いました。
もし、ビートルズが存在しなかったら、
自分だけがその存在と名曲の数々を知っていたとしたら…
ただし、ビートルズを差し引いてしまうと、
どうってことない、ありがちな恋愛映画です。
私は恋愛映画はそんなに得意ではありません。
なので、曲に助けられて、なんとか最後まで楽しめました。
オアシスまでいないのは、面白かったです。(笑)
多分、XTCとかスタクリッジとかブリティッシュポップ勢も軒並み消えてるんでしょうね。
最後は、あれでいいのかな?
この世にビートルズを伝える役目は一枚のアルバムで終わり?
シンガーソング教師で、生徒に歌うだけでいいの?
このネットの時代なんだから、片田舎から発信は可能だろうに。
エド、説得してよ!
day tripper, michelle, a day in the life .....まだまだ名曲伝えないとダメなんじゃないの?
コーラ、ハリーポッター、タバコ、は何故消えた?
この伏線は回収されないままでした。
ジョンの俳優さん、似てました(笑)
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