劇場公開日 2019年10月11日

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「ストーンズはいるけどオアシスはいない」イエスタデイ 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ストーンズはいるけどオアシスはいない

2022年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ダニーボイルによるビートルズをベースにしたミュージックラブストーリー。
「突然ビートルズが存在しなく、自分だけがビートルズを知っている世界に」です。
そして驚きなのが、エドシーランがまさかの本人役で登場。
演技自体はさておき、音楽を扱った作品としては説得力がすごいです。
それとやはりテンポが良いですね。
しかしながら、途中からはハリウッド的サクセスストーリー真っしぐらなのが少しキレが悪い印象。
何より一番気になるのは物語の核「ビートルズが存在しない世界」でしょう。
日本人的にはまず、かわぐちかいじ氏「僕はビートルズ」を思い出す事だと思います。
正直、同氏の「沈黙の艦隊」の件もあったので、またなのか?って感じがあるんですよね。
結果としては全く別の作品になっていましたが、そのワンアイディアがこの作品全てのキモでしょう。
なのでそこが最後まで気になってしまい入り込めない感じでした。
でも、ストーンズはいるけどオアシスはいないって視点は面白かったですね。

白波