ワイルド・スピード スーパーコンボのレビュー・感想・評価
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Hang on!
この手の映画を見るたびに、アメリカのアクションスターの格闘センスやアクロバット能力の高さに驚かされる。彼らはよほどの運動神経の持ち主でなければできない演技を楽々とこなして見せる。本作品の主役たちはその代表選手みたいなもので、超人的だがリアルという難しいアクションを息も乱さないで演じ切る。
本作品はジェイソン・ステイサムが高級車を運転するのでどうしても「トランス・ポーター」を思い出してしまうが、カーチェイスのクールさは変わらない。そして何度か出てくる「Hang on!」という台詞には痺れる。
「つかまってろ、俺がなんとかする」と日本語で冗長に言うよりも、ひと言「Hang on!」のほうがより多義的であり、優れている。英語表現の中にはたまに日本語よりもしっくりくる言葉がある。日本語にも「もったいない」のように他言語では表現できない言葉があるから、このグローバル化の時代ではどの言語であろうと、表現しようとしていることに最も適した言葉を使えばいい。
バネッサ・カービーがロシア語を話していたのは悪の元締めの居場所をロシアにしたからだろう。言語はコミュニケーション手段だからどんなに適した言葉でも、通じなければ意味がない。しかし敢えてロシアにしなくてもよかった。トランプに阿ったのだろうか。
自動車もオートバイもハイテクが沢山登場する本作品も、世界観は相変わらずの家族第一主義である。家族主義はハリウッドB級映画のパラダイムだから仕方がない。アメリカは移民の国だから、国まるごと根無し草と言ってもいい。だから拠り所としての権威と、地位としての権力と、社会的信用としてのカネを追求する。成功すれば大統領にだってなれる。
しかし失敗し、自分の可能性の限界を知った人間は家族主義者となり、家族こそが自分のレーゾンデートルだと信じ込む。そうしないと生きていけないからだ。家族主義が現代アメリカのパラダイムだということは、大多数の人間が家族主義者であることを示している。そして家族に幻滅してアメリカンドリームにも破れた少数の人間は自殺するか、銃を乱射するか、あるいは長い孤独に耐えて生きるしかない。
作品としては面白いし楽しめるのだが、世界観が薄っぺらだから、その向こうにアメリカの病巣が透けて見えるようだ。
全体的にミッションインポッシブルに似ている感じ
夏の映画館で観るアクション満載の爽快な
シリーズ未視聴(筆者は過去作3作品を視聴済み。記憶は薄い)でも十分楽しめた。
シナリオに深さはないが、この手の作品に求めるものではないと思う。過去作のファンはスーパーカーが出てこないことには肩を落とすかもしれない。主人公達の経歴(スパイや諜報員)ということを考えれば、ド派手な車がたくさん出てくる方が違和感があるか?
ジェイソンステイサムとドウェインジョンソンのキャラクターが良く、アクションの合間も観客を飽きさせることはない。(たぶん)
ブラックスーパーマンのバイクシーンが新しい。アニメーションの発想がすごい。今まで見たことがない演出(動き)に見えた。(似たシーンが含まれる作品にあったら教えてほしい)ヒロインもとても魅力的。すごく華麗でカッコよく、守られるだけの存在ではなく共闘できるところがまた良い。
気楽にアクションシーンを楽しむための映画。そもそもシリーズ通してそんなに難しいテーマを考えさせるものじゃない。学生ではないけれど、夏休みの映画館で見るなら、ハイテンション、アクション満載で爽快感マックスなこの作品はもってこい。頭を空にして観ても楽しめるという意味でも良作。男が憧れるマッチョイズム満載。故に女性ウケは悪いかもしれない。マッチョな男性が好きな女性には見て欲しいです。これを見た男性は筋トレをせずにはいられないでしょう。
今後シリーズ化する可能性もありそうで嬉しい。
昨今、映画の好みでさえマウントを取り合う変な風潮がある。好きなら好きで良いと思う。少なくとも作ってる人たちや数人の大人の許諾を経て世に出されている。完全な否定は如何なものか。(はっきりとした物言いがウケる世の中だから仕方がないか?)カッコつけて批評してる人よりハマった人の感想が聞きたい。どこに共感して、どんなところがかっこよかったとか、その程度でも良い。
声が大きな層(批評家、著名人など)のことなど気にすることなく好きと言える世の中であって欲しいと思う。
後半はほぼ感想とはかけ離れた内容で恐縮です。最後まで読んでいただきありがとうございます。
サクッと爽快
ドウェイン色満載
もはやワイスピのキーパーソンとなっているドウェインジョンソン。いまや彼はワイスピのみならずハリウッドを盛り上げている超人気俳優のひとりです。
そんな彼が主演を飾っている本作はワイスピシリーズのスピンオフ的作品であり、そして彼は製作にも携わっているため、もはやワイスピとは別の映画と化してます。従来のようなワイスピを期待してるならば、本作はさぞかし残念なものになるでしょう。
ジェイソンステイサムの存在感もさすが。あのシブい演技は見物です。超重量級ドウェインジョンソンと並んでも、その存在感は払拭できません。
本作はドウェインジョンソンとジェイソンステイサムを堪能する映画と言っても過言ではないでしょう。原題が( Hobbs & Shaw )とあるように、ワイスピとは別の映画だと思えば、わりと楽しめるかもしれません。スピンオフといえど、やはりカーアクションには力を入れています。前半のカーチェイスシーンの迫力はさすが。
新たなタッグ誕生
どっちがサイボーグやねん
予告編のまま大暴れ
原題が『Hobbs & Shaw』だから分かる通り、完全なる番外編。
『5 MEGA MAX』以降ファミリーになった、ホブス(ロック様)と、
『7 SKY MISSION』の敵で、『8 The Fate of the Furious /ICE BREAK』で共闘したデッカード・ショウ(ステイサム)』が、手を組んでテロ組織からウイルス兵器を守る話。
予告編から、上映時間が長くなったことを除いては、何も足したり引いたりしてない筋肉バトル。
案の定、観ているあいだ、IQが下がった気分を味わいました。
暴れまくってる流れに身を任せられれば、プチプチ脳細胞が音を立てて潰れていき、知性がダメになっていくこの感覚も、それなりに快感ですよ。
新作として作ればいいのに
車要素はもはやオマケ?
モザイクなしで大暴れ!!
ワッショイワッショイ楽しかったー!
ロック様とイサムちゃんが並んで立ってるだけで、“2本のムケてるチンコ感”がハンパない。そんな2本のチンコがモザイクなしで大暴れ!「R-18でもないのに、モザイクなしで大丈夫なのか」だって?ぜんぜん平気さ!だってそれは人間の頭部だから。
そんなハリウッドの「タカ&ユージ」を迎え撃つのは、イドリス・エルバ。MCUのヴィランばりのハイテク武装と超カッチョ良いバイクを駆使して「アイ・アム・ブラック・スーパーマン!」とか言ってるけど、なんかムケてなかった。マハーシャラ・アリばっかりガンガン出世してるから落ち込んでるのかな。
ロック様とイサムちゃんをイスに拘束して、電流拷問してるつもりが逆に2本のチンコをギンギンに勃起させてるだけ(例え話です。)っていう場面は超面白かったけど、それに象徴されるように、終始2人の“引き勃て役”だったのがかわいそうなくらいだった。
『ミッション・インポッシブル フォールアウト』で見かけたときに、「ジェネリックなレディガガ(両方に失礼)」と思ったヴァネッサ・カービーは、2人に負けず劣らず元気に暴れてて良かった。『あぶない刑事』シリーズにおける浅野温子ばりに存在感出せてたと思う。これからも他の映画でも活躍してほしい。
さて、1本の映画として、お話はどうだったかと言うと、「楽しかったけど、面白くはなかった。」
「映画が楽しい」と「映画が面白い」は違う。
楽しい2時間を過ごせたからいいっちゃあいいんだけど、「どうして面白くなかったか」をちょっと考えてみた。
端的に言うと、「マイケル・ベイのトランスフォーマーみたいな観心地だった」ということに尽きるかな。
やたらとテンション高い語り手がやってきて、とにかく早口でダーッと物語を語る。時々自分の口にしたギャグに自分が笑ってる。「でね、でね!アレがガーンッ!ってなって、そしたらソレがドカーンってなるの、超ウケる〜!!でさ、でさ、そうなったらああなっちゃうワケじゃん?だからもうダダダッていくんだよ、サイコ〜!!フーーッ!!!」てな感じ。聴いてる方は「ポカーン…」みたいな。
楽しいことを楽しそうにやってる。でもその映画が観客の顔を見てない。そのへんが本作の面白くなさの理由だと僕は思う。
でも、それでも語ってるそいつは超楽しそうだし、そういう熱とかサービス精神に、決して悪い気はしない。そんな映画だった。
正直ちょっと物足りない
ワイルド・スピードは要らんやろ。
こんなヤツと組めるか!
ワイルドスピードシリーズのスピンオフ作品。
最強の薄毛マッチョ二人を主人公に携え、
シリーズお得意のカーレースすらも筋肉で解決していく潔さ。
ホブスとショウの活躍を見たいなら
「メガマックス」以降のシリーズを鑑賞するといいでしょう。
シリーズ中盤より家族色が強くなり、今作も
全世界で追われることになった二人の助けになるのは最愛の家族たち。
本家シリーズでは戦車、飛行機、潜水艦と戦ってきたので
ターミネーターのごとく迫るイドリス・アルバは良い役者ですが
少し物足りなさを覚えざるを得ないが、
二人の活躍を見たいバディものとしては最高の出来。
同日公開にドラクエ・ユアストーリーを選択してしまったが故に
今作の出来に素晴らしく感動できた。
本家シリーズではそろそろ宇宙に行ってエイリアン討伐の
ミッションでもしそうな勢いだが、
テーマが「家族」というものは普遍であってほしい。
この夏☆最高のアクション大作☆
ワイルドスピードスーパーコンボ
おもしろい。
他の方が言っている通り、これワイスピ?と最初は戸惑うが段々と受け入れられるようになっていく。なんせ、今作は笑いが多いです。でも、ワイスピが大切にする"家族の絆"って所はブレてないです。この映画を見に行く人はワイスピのプロデューサーが作った"アクション映画"と思って見ればいいんじゃないでしょうか。
まぁ今まで通りのストーリーだと飽きられると思うので間に今作を挟んだと考えられますね。番外編みたいな?見る価値は充分にあります。
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