ジョン・ウィック パラベラムのレビュー・感想・評価
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You shoot my dog. ジョン・ウィックさんの転落劇
その昔ニューヨークのブロンクスに住んでるアメリカ人に「やっぱり街中で銃撃戦とかあったりするの?」って質問をして「そんなの映画の中だけだよ。一度も見たことないよ。」って言われてちょっとガックリした事があるのですが・・・「ジョン・ウィック」を観てるとホントは銃撃戦やってんじゃないの?って気になります。あ!アメリカ人が日本に忍者がいるって思ってるのに近い感覚かも!?
そんなこんなでジョン・ウィックさん3作目です。今回も相変わらずドンパチやってくれます。このシリーズって銃器に詳しい人だったらメッチャ楽しめるんだろうなっと思うのですが、詳しくなくても手を替え品を替えアクションやってくれるのでちゃんと楽しめます。それにしても防弾服の性能上がって首等の隙間撃たないと相手が倒れてくれないって厄介ですね。コンシェルジュのシャロンが防弾服の性能が良すぎるのにメッチャ怒ってたのが何だか笑えました。
今回はジョン・ウィックさんも去ることながらハル・ベリー扮するソフィアもキレッキレで良かったです。犬撃たれたからブチギレするのも面白かったです。あの犬(とジョン)との共闘は見事でしたね。スゴく良くしつけてあるわ~。アメリカ人的には人の命より犬や馬の命が大事なので、人はドンドン打たれても動物には弾が当たらないという優しい作りになっています。
しっかし、こんだけ思いっきり途中で終わってしまうのは如何な物でしょうか?いや、チャプター4があるって話は観る前から知ってましたよ。それでも3作目だし、2もクリフハンガーで終わってたので本作は多少は話がまとまって終わるのかと思いきや、またもや途中で終わるとは!文字通りジョン・ウィックさん転落エンド!次回作ではガッツリ組織に復讐してスカッと終わってくれるのを期待しています。というわけでチャプター4はよ!!
全編サビしかないバイオレンス映画の集大成
ワケありな人々が集う聖域、コンチネンタルホテルを仕切る組織の掟を破ってホテル内で殺人を犯したために1400万ドルの賞金が懸けられたジョンにワケありな連中が次々と襲いかかる・・・からの全編サビしかない話。
とにかくドエゲツない血塗れバイオレンスが延々と続く。こういうのには慣れてるつもりの私でも二度眼を逸らしてしまうほど忖度のカケラもない。図書館の本やらナイフやら日本刀やら馬の後ろ足やらありとあらゆる手段で迫り来る追っ手を殺して殺して殺しまくるので、始まって5分くらいから後はもう色んな感覚が麻痺してずっとニコニコしていました。
もう古今東西のバイオレンス映画のエッセンスがこれでもかと詰め込まれている。あからさまに予告に滲んでいた『悪女 AKUJO』オマージュが漲ったバイクチェイス、セセプ・アリフ・ラーマンとヤヤン・ルヒアンを招聘してのシラットによる死闘、銃口を顔面に押し当てて連射するバイオレンスは『ザ・レイド』へのラブコール。ワラワラと出てくる黒ヘルのザコ刺客は香港ノワールの巨匠ジョン・ウーが多用していたもので『ドーベルマン』や『スズメバチ』といった90年代のフレンチバイオレンスの香りも漂っている。そして2作目と同じく『マトリックス』を観ている世代狙い撃ちのネタでしっかり笑いも取る。要するに隙がサッパリない。
今回敵のザコキャラの防弾装備が強靭過ぎて前作までのトレードマークと言えるダブルタップでは倒せないのでザコ一人倒すのにマガジンを空にするくらい銃弾を叩き込み、ナイフや日本刀や蛮刀で何度も何度もザックザクに切り刻む、クックパッドにアップしたいくらいヴァラエティに富んだ殺人レシピはとにかく眼福。
もう全編ギターソロみたいなキアヌ・リーヴスのアクションはもはや芸術。蝶のように舞い蜂のように刺す流麗なガン・フーのみならず、こちらにまで痛みが伝わってくるくらい激しく撃たれ切り刻まれても悠然と立ち上がる勇姿は途方もなく美しい。今回参戦したハル・ベリーもキアヌ先輩に肩を並べるくらい見事なガン・フーを披露、シャーリーズ・セロンへの対抗心を剥き出しにしたかのような鬼気迫る怪演。ランス・レディック演じるコンチネンタルホテルのマネージャー、シャロンが遂に発動する戦闘スキルも見事。
前作までに築き上げた世界観を堅持しながら、更にテクニカルかつ美しくなった映像も絶品。カーチェイスシーンだけで白飯を何杯でもお代わりできる濃厚な味わい。前作のクライマックスも相当複雑でしたが今回のそれはどうやって撮影しているのか皆目見当がつかないトリッキーなもの、『マトリックス』から20年、アクション映画も遂にここまで来たかと結局別に自分が何をしたわけでもないのに最後は高笑いしていました。これはバイオレンス映画の金字塔、大傑作です。
中盤までは☆4、締めは☆3つ半!
1作目がヒットし、シリーズ化した映画は段々と方向性が変化してしまい大衆化してしまうものがある。
監督が変わったり、キャストや演出ばかりが派手になり、1作目の泥臭さはどんどん薄まっていく。
96時間やエンドオブホワイトハウスもそうだった‥。
とはいえ、キャラクターや世界観は初見の1作目に分があるのは仕方ない。
ジョン・ウイックも早3作目、間違った頑張りを発揮してなければ、と期待と不安を抱え鑑賞。
しかし、見始めてみるとアクションのテンポ、ハードな描写と絶妙なコミカルさに不安は立ち消えた。
そう、皆さんが気になるあの寿司屋のシーンまでは。
マーク・ダカスコス!それでいいのか!ダカスコス!
忍者?の矜持か何か知らないけれど、あそこで日本語を出すんじゃない!
殺し合いの後、座り込んで「良い闘いだったよな」なんて語り出しちゃダメ!!
そんなクライマックスバトルを観たかったんじゃないんだよ‥‥。黙々と、粛々としててほしかったなぁ。
ハル・ベリーと共闘したカサブランカでのアクションシーンがハイライトだったかな。
無口でクールな伝説の殺し屋ジョン・ウィック。もーマンガやん!おもろすぎる!
1、2と映画館で観てきたよ。面白かった。
3も更に面白かった!(パンフレット買ってしまいました)
続くよね。あれは。。
楽しみです。
ガン・フー ナイ・フー
本フー 馬フー 犬フー
寿司職人の殺し屋とかオモシロすぎる!
キアヌ・リーブス 凄いなぁー
見たいバイオレンスアクション全部載せの130分!
毎回期待を裏切らない
昔のヤクザ映画にあったゾ
深作さんか中島さんか忘れたけど
ヤクザが6畳位の畳の上で 拳銃を撃ち合ってたけど
この監督さん アレ観たと思うなぁ
1作目からこの調子の撃ち合いだし
最大の特徴になってるし
今回は指はツメルし忍者まで出てくるし
アレ観てると思うなぁ
今年のベスト1です
アクション、世界観ともにグレードアップ!
内輪揉め!?
前作にて主人公がコンチネンタルで人を殺したことにより、追放されて1400万ドルの懸賞金をかけられたことで巻き起こる話。
大男との差しでのバトルから始まり多勢相手の柄物勝負。いや~いきなりみせてくれる。
そこから主人公のルーツに迫る様な組織も出てきてちょっと回り道がありながらも、激しいドンパチと伝説の殺し屋という立ち位置らしいちょっとユニークなやり取りも。
シリーズ当初と殺し屋やホテルや組織の設定が大分違うし、仰々しく膨らませ過ぎてちょっと面倒くさい感じは否めないながら、ガンや体術&刃物は勿論。バイクに馬に犬にと様々な激しいアクションの連続で非常に面白かった。
ただ、最後の最後の展開でストーリーとしては結局振り出しに戻った感じ!?…ちょっとがっかりかな。
ところで、ストーリー的にはどうでも良いことだけど、渡辺裕之のそっくりさんはどこの国の人の設定なんだろう…。
次回はすごくなりそう…
アクションの種類は良かった。
バイク、馬、犬、ガラス張り…
これ以上どんなシチュエーションあるの?ってくらい、盛りだくさん。
でも、シーンによっては長過ぎたかな。
敵がいっぱいいるからしょうがないけどね。
ガラス張りのシーンはもうちょっと短くてもよかったかな?
でも、あの二人は次回で助けに現れるのかな?
うーんいろいろ楽しみになるなぁ
それから、全体的に暗い!
せっかくかっこいいアクション見たいのに、目が疲れる。
私の感想はそんなとこです。
邪悪なあばれる君に笑っちゃうが……
アクションは相変わらず面白い。最初の古武器店?でのその場にあるものでお互い命を狙うアジア人との戦いが個人的に二番目に好き。一番はソフィアの犬×銃の犬銃戦法。やっぱり犬なのか。自分でネタにしちゃってる。
話もちょっとしたどんでん返し(かもしれない)展開が待っていて、思ったより楽しめた。まあでもそこはこの映画のサブの部分だけど……。
笑っちゃったのは邪悪なあばれる君みたいな日本人板前暗殺者。日系人なのか日本語は達者じゃなく、キメのシーンで日本語の台詞を言うのだが、急に締まりがなくなり悪いが笑ってしまう。戦闘狂のようなキャラもハマりそうでハマらない……。あばれる君みたいな見た目も良くないかもしれない。ガラス張りの部屋で浮かび上がっては消えるあばれる君……。ほかにもヤクザのように指を詰めたり、コンチネンタルホテルの最上階が日本の鎧兜の展示場みたいになっていたり。邪悪なあばれる君の弟子として妙にフェアな暗殺者(シノビというらしい)も現れる。邪悪なあばれる君が現れるシーンは『ブレードランナー』冒頭の日本のようなどこかで飯を食うシーンを彷彿とさせるが、21世紀にもなって負けず劣らずの「日本のような何か」を見られるとは。あと、あばれる君のお店の名前が「平家」でBGMが「にんじゃりばんばん」なのは、追放された暗殺者という彼のイメージに則っているのだろうか。微妙な日本観のせいでよくわからない。
アクションは上記のほかにも『悪女』ばりのライディングチャンバラもあり、馬に蹴られて死んでしまえもあり、前半は大満足。ただ後半はあばれる君一派との戦闘も含め少し退屈だった。続編作る気満々のラストだったし、ストーリーも悪くないんだけど、これ以上悪い意味で面白くならないでほしい気も。やっぱりソフィアの犬銃戦法もっと見たかったなあ。
なんか慣れてきちゃったのが怖い
ひたすらひたすらバイオレンス
シリーズ物なのは承知の上で、前2作は未観賞のまま突撃してきました。序盤からアクションの連続で、予想以上の激しさに驚きました。銃撃戦、肉弾戦、バイクアクションと、なんでもありの迫力のバトルは圧巻でした。
しかも、これでもかというほど敵に銃弾を撃ち込んだり、執拗にダメージを与え続けたりとなかなかエグかったですし、ジョン・ウィック自身が激痛に顔をゆがめるようなシーンも何か所もあり、見ているこちらにも痛みが走りそうでした。とにかく全編にわたってひたすらバイオレンスで、本作がR15+なのは納得です。
そんな見ているだけでも疲労感を覚えそうなアクションシーンを、50代半ばのキアヌ・リーブスが演じているのは本当に驚きです。多彩なアクションを堪能できるので、彼のファンなら見て損はないと思います。
ただ、ストーリーは完全に初見殺しです。冒頭でさらっとおさらいシーンっぽいものが流れますが、それだけでは到底理解できません。我慢して見ていればそのうち理解できるのかとも思いましたが、わかったのは「組織の掟を破ったジョン・ウィックが刺客に狙われ、許しを請おうとしている」ということぐらいでした。ストーリー上さまざまな人物と絡み、彼らは過去に因縁のあった人たちばかりのようですが、それがわからない自分には意味不明なシーンの連続でした。というわけで、アクションは楽しめても、単品ではストーリーの良さを味わえない印象の作品でした。
更なる飛躍があるのか?
面白かった!
3作目にして更なる進化を遂げたのか、私がやっとジョンウィックの世界観に馴染んだのか…映画館での臨場感も良かった。
銃に詳しい訳じゃないけど、銃撃戦で弾を装填するときの"もたつき"とか"間"がリアルすぎて、見てて焦るし焦りすぎて何ならちょっとシュールさすら感じて笑えたりした。
防弾チョッキの威力が高すぎて、何発も撃たないといけなかったり、首を狙わなきゃいけなかったり、そのフラストレーションを経ての威力増し増し銃が出たときの爽快感()よ!痺れるわ!
あと犬~~~
馬~~~
それから、ジョンウィックは完全無欠のスーパーヒーローではないのだな、と今作を見て納得しました。
2作目の展開は自業自得では?と思ってもやもやしていたので、今作での政治的な駆け引きの弱さや先の見通しの悪さ、意思薄弱さを鑑みるに、ジョンウィックは指示されたことは完璧にこなせる便利な"道具"だけど、自分の意志で何かを成し遂げる能力は低いお子ちゃまぽい。
道具に頭は必要ないからね!
海千山千の爺婆共にやられるのも、権力に押し潰されるのも、道理である。
今後、ホテルおじさんが"頭"になり、ジョンウィックとタッグを組む展開になるのか胸熱と思いきや、魑魅魍魎はまだまだ先を読ませない。面白い。主人公の成長はあるのか?続きも期待。
殺しをエンタメに昇華!!
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