新聞記者のレビュー・感想・評価
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馬鹿の賛同は批判より迷惑。
『メディアは政府のチェック機関であるべきだ』
なにもっともなこと言ってるんですか(笑)?
いち権力者、一般人が情報発信力を持つ現代において、
既存のメディアはその力を失いつつある。
本作はその理由を、以下2点としている。
1)一般人が愚かでSNSなどの情報を直ぐ信じてしまうから、
政府によるTwitterでの印象操作が簡単で、既存メディアへの不信感が強まっているから。
2)政府が、既存メディアに圧力をかけるから。
そうなんですか?
一般人が愚かで、政府が極悪。
ただ(主人公の)ジャーナリストだけが正義。
勘弁してくれ!と言いたい。
既存ディアは、自分達を鑑みることはしないんですか?
なぜ既存メディアが権威を失ったのか。
それは既存メディアが、自分たちの価値を読者(視聴者)に示せないからじゃないですか。
本作を観てもよく分かりますよ。
実際の事件を匂わす程度のなんちゃって社会派な物語に、
「やりすぎコージー」並みなプロモーションで説得力を持たせる汚いやり口。(選挙前にあざと過ぎる)
・政府の圧力で番宣ができなかった?
・有名女優にオファーしたけどイメージダウンを恐れ断られた?
・HPの鯖が意図的にダウンさせられた?
匿名ライターによる情報が口コミで広がり、
興収上向きですね。
おめでとうございます!
これこそ、本作で描かれてる印象操作ってやつですよ。
内調が、全員でツイッターしてるシーンで爆笑しました。
そんな部署じゃないことは、製作側は知ってるでしょ(笑)?
原案者(原案にすらなってない)は、内調に入ったことあるんですか?
認可先がはっきり「内閣府」って書いてある(笑)
最悪、内閣府が文科省に圧力かけたとしても、そのまま書くわけないでしょう?むっちゃ笑える。
主役のジャーナリストの父親が自殺。
官僚の先輩も自殺。
ちゃんとした証拠も示せないから「実際の事件を匂わす」エピソードを、
観客の「哀れ」に思う気持ちに訴えかけて「政府敵視」に誘導するやり方。
酷いとしか言いようがない。
また、本当に覚悟を持って作ったのなら、
原案者であるジャーナリストが調べ上げた真実があるなら、
実際の名前を出して、制作側はその責任を負うべきじゃないですか?
逃げ道、保険をかけるような物語で、
なにが「メディアは政府のチェック機関」だ。
だから既存メディアが権威を失ったんですよ。
最後に『この国の民主主義は形だけでいい』
そんな台詞があります。
民主主義とは何か?
民主主義とは多数決で決める。
みんなの意見を聴く。
といったプロセスではないんです。
選挙がありますが、
国民が自分の一票に責任を持つ。
自分の意見に責任を持つ。
それが「民主主義の根幹」をなすものです。
本作の製作陣は、
実際の事件を匂わす程度のファンタジー作品を作り、
その肝心な責任から逃れようとしている。
なにが「民主主義は形だけ」だ。
ブーメラン過ぎて、失笑しかない。
所謂そっち系の人が、本作を貶した方を集団で叩いている場面がネット上で散見される。
本サイトでもそうですね。
本作では、政府がメディアに対して規制や圧力をかけるシーンが描かれてました。
そっち系の人がしてることも同じなんですよ。
「そんなことにも気付かない程度の人が観る映画」と
思われてしまうので、自粛したらどうですか(笑)?
「馬鹿の批判より賛同が迷惑」なんですよ。
ま、左のヒロインと言われる原案者ですから、
本作もそっち系の人が後押ししてくれることは制作側は想定内でしょうけど。
劇場公開まで漕ぎつけて凄いと言ってる方も多いけど、
そっち系が観に行くことは確定してるので、そりゃシネコンでだって上映するよ(笑)
原案者の他の作品や、官邸での質問風景、原案者に相反する意見を持ったジャーナリストの著書などを読んで、観た方それぞれで国を考える。
……、きっかけになる映画としては、意義があると言えますかね。
※雲がかかったような霧がかかったような映像、逆光、バックに国会とか、ほんとあざとさが目立つ演出が気持ち悪かった。
メジャーな劇場でも上映されうれしい
政権に批判的な映画はメジャーな劇場では公開されないことが多いのに今回は多くのメジャーな劇場で公開されていることにまず感激。政治的なことを別にしても映画としてよくできている。
とりあえず…
俳優さん達は偉いよね。勿論制作した方達も。映画としてだけ評価すると、色々あると思うんです。安っぽい手ブレ演出が嫌だ、とか、内閣税務調査室の執務室内の色がわざとらしいとか。
でも今、日本でこういった内容で、劇場公開まで漕ぎ着けたってのが、本当に素晴らしいと思う。自主規制しない、映画人としての気概に敬意を表します。
特に日本で社会派となると、小さい規模で比較的マイナーなキャストでとなりがちなところ、松坂桃李さんをはじめとしたメジャーラインの俳優さん達が出てくれたことが本当に嬉しいです。松坂桃李さん。今後注目します。
タイムリーな意欲作
韓国映画とか見てると政府批判系の映画、ちょいちょい見るんだけど日本って全然ないな〜つまんねーなって思ってたら参院選前のタイミングでこれが出てきて笑ってしまった。
モロ今の日本じゃん。
内調があんなに大規模で国民をチェックしてんのかは謎だし化学兵器はさすがに嘘っぽすぎるけど今の不透明な日本だとウワーありそうって思えてしまうよね。
主演女優が日本人じゃない違和感はあんま感じなかったな。言葉がカタコトっぽい言い訳もちゃんとあったし何より主題はそこじゃないでしょ。
内調の場面は彩度を落として青っぽい冷たい印象で、その中でも田中哲治の物言わせぬ圧が冴え渡ってた。
杉原の表情から最後は多田に折れてしまったかな、と思いました。
こういう映画が全国のシネコンで上映されるのがすごいな〜上映しない某シネコンはあーやっぱりな、と笑ってまう。
ただ劇場にはほぼジジババしかいなかったのが残念。もっと幅広い層に見て欲しかった。
こんな展開とは。
望月記者の本が原作で、なんとなく勝手に管官房長官との記者会見でのやりとりをイメージしてたので、それとはまるで違った展開で、不思議な緊張感がずっとありました。韓国の政治エンタメをお気楽に見てたけれども、自国の話となると、そういうわけにもいかないんですね。シム・ウンギョンさん、よく出演してくれたもんです。ますますファンになる。ウンギョンちゃん、松坂桃李筆頭に、セリフを超えた演技で多くを語らせて、見応え満点。ラストシーン、やられましたね… でも、最終的には今のダメマスコミや官僚批判というのではなく、励ましなのではないかと思いました。
よくイオン系列で上映してくれたと思いますが、3週目にしてもう上映時間限られていて、早くいかないと見られなくなるのではないですか。もう私が見たところでは、パンフレットはなかった。日本でこういう正面切った権力批判を含む映画が見られることなんかないだろうと思っていたので、うれしいですよね。これをきっかけにますます映画に期待します。スター・サンドという名前の配給?製作会社?ですか。これからも頑張ってください!
よく練られた作品だと感じた
世界報道自由度ランキングが低い日本の現状を匠に描いていて、かなり面白かったけれど、具体的な内容が曖昧でかなりぼかされていて、しかも具体的な核心部分に対しては全くリアリティーを感じなかったので、あくまでフィクションとして楽しんだ、というか完全なフィクションとしてしか捉えることが出来なかったというのが正直なところ。
主演の記者役をあえて日本に染まっていない人にしているところ、官僚はどこまでも上から目線であるという描き方、実際のニュースや実在の人物を映画の要素としてとりいれているところ、印象深いラスト等々、かなり練られた作品だと感じた。その醍醐味は十分に堪能できたけれど、それ故にもっと核心部分にリアリティーがあったならもっともっと凄い作品になったような残念感みたいなものを勝手に思ってしまった。
ほぼドキュメンタリー
面白い作品である。ドキュメンタリーの形で話を紡ぎ、エンターテイメントとして上手く作れている。松坂桃李は希有な役者であって申し分ない。エリカ役のシム・ウンギョンも今後期待したい。本田翼の役は別に誰でもいいが、彼女はあきらかにミスキャスト。演技がぶりっ子過ぎて甚だ残念である。
冒頭の辺りで、新聞社のオフィスの慌ただしさを手持ちカメラで表現しようとしているが、見づらいだけで要らない演出である。内閣府の照明をグレートーンで表しているのも演出過多であり、陳腐である。ところどころ演出のつまらなさがあるものの、全体としては上手く作れている。
あり得るかもしれない
生物兵器を作っているって?
信じたくない‼️
人間は受け入れたくないもの、見たくないものを信じたくないと思うものだと思う。
でもこれまで政府がしてきたことを思うと、なるほど有り得るかもしれないと思うのは大半の人の感想でしょう。
どうせ誰がやっても一緒だもの、
確実のこの世は悪くなっていると思うけど
諦めてはいけないのだな‼️
見て見ぬ振り、
他力本願でいる私たち一人ひとりに問う新聞記者だったと思う。
組織は怖い‼️
お金と権力を使い潰しに掛かる。
でも死んだらダメなのですよ‼️
一人で抱えてもダメ‼️
知恵が必要だと思う。
真っ向から戦わなくても方法はあるんだと思う。
悪いことって言うのは遅かれ早かれ
光に出されるものなのだと思います。
人間には良心がある。
悪いことしている人にも良心がある。
大事なことは自分を愛すること。
良心を傷つけることは自分を大切にしてないと言うこと。
いくらお金や地位を得たとしても
魂を傷付けているのよね。
自分のしたことは自分に返ってくるものだと思う。
ことなかれ主義、見て見ぬふり、
誰かがやってくれるから、
そんな私たち、自分も含め😅
そんな私たち、国民一人一人に問うた
最後のシーンだったと思う。
ずっしり重かったけど
選挙前に国民一人一人に観て欲しい
今世紀最大の映画であると思います‼️
人生観が変わります‼️\(^-^)/
ちゃんと生きないと、
いつも、お天道様は見ているしね☀️
この映画のやり方こそが危険
非常にきな臭い、違和感のある映画でした。
作り物と現実を一つの映画の中でごちゃ混ぜにしながら、観る者の過剰な恐怖心を煽り、恐怖心を植え付け、その上で、正義だ悪だの極端に偏った印象操作を入れてくる、、
この映画のこの作りは、洗脳のやり方と、かなり似ているのではないかと思いました。
どこぞのプロパガンダ映像のようです。
どこまで本当の事なのかこちらにしてみたら真偽のわからない、判断のしようがないあやふやな物と、現実に起こった出来事とを、頭の中で紐付けさせ、リアルとあやふやな物を一つの映画の中でごちゃ混ぜにしています。
ごちゃ混ぜにして恐怖心を植え付けた結果、よくわからないあやふやな物までも、あたかも本物であるかのように、見せてしまうという。
この映画の、このやり方は、どうなのでしょうか。
事実として「内調関係者への取材は出来ていない」と、制作サイドははっきり語られています。
普通の大人であれば、このフィクション映画のあやふやな内容を、頭から信じ込む事は無いだろうと思いますが、それでも、疑う事を知らない人、感化されやすい人、物事の判断がまだあまりつかない若い人などは、これをそのまま、あたかも事実であるかのように、信じ込んでしまう人もいるのではないでしょうか。
そうした危険性について、制作サイドはどう考えてこれを作られたのか、、
信じ込んでくれたら大成功で万々歳、なのでしょうか。。
映画はエンターテイメントであって、印象操作や洗脳のツールではない筈です。
嫌な映画でした。
もし仮にこのような映画がもてはやされ賞賛される国になってしまったら、それこそこの国の危機を感じます。
そしてモデルとなった実際の某社の女性新聞記者ですが、事実を客観的に伝える職業であるはずの新聞記事が、このように明らかな印象操作の入った映画に積極的に参加されている事にも、個人的には、非常に違和感を感じました。
自身の思い込みや主観でなく、ただただ事実のみを伝える職業である筈なのでは。
『事実』ではなく『作り上げたイメージ』で何かを主張し、片方にとってのみ都合の良いフィクション話を作り上げる事を良しとする、その時点で、記者としての信用はどこにもないのではと、個人的には思いました。
フィクションではあるが…
あながち全てがフィクションではなく、
そんなこともあるんだろうな…
と見終わった後は無力感をおぼえた
最近おきた池袋のお年寄り交通事故も
まったく腑に落ちないし。
守る人がいるのは素晴らしいことだけど、
それゆえに弱みも持ち合わせるわけで…
ラストの松坂桃李の目の下のクマが
苦しみを物語っていて心が締めつけられた。
違和感
「内容」よりも、ノンフィクションのふりをしたフィクションという「形」に違和感を覚えた。権力の腐敗を心配し不安に思うのは当然のことだが、この内容ならば、なぜドキュメンタリー映画にしなかったのか、不思議。事実を「演出」するのは構わないが、「想像」をあたかも事実かのように勘違いされる形で提示するのは、いかがなものか。政権を批判したいんだろうが、それでは元から現政権に批判的な人たちにしかメッセージが届かず、かえって逆効果では。
日本において
日本でこういう映画が作られることがまず凄い。
新聞記者側と官僚側で、明らかにルックをかえているのだけれど、新聞記者側の場面でカメラがグワングワンと動いて、非常に見づらい。意図はわかるけどやりすぎだと思うし、ちょっと酔った。
反対に官僚側はカメラfix、整然として冷たい印象。これがあまりにも作り物感があって、フィクション感増しちゃうんじゃないのと思った。
あと、編集のテンポが全てにおいて良すぎる。
間がないせいか、重厚なドラマなはずなのにそれが少し薄れてしまっていると思った。
ラスト、モヤモヤする終わり方だったが、それはそういう狙いなのかも。
意味怖ならぬ意味笑
政治的安定のために官僚組織によって行われる陰謀、それに巻き込まれる末端官僚と気骨の記者。
内閣府で秘密裏に行われる世論操作や偽装工作に、一般市民は気づいていない……。
政治家個人を全く出さず、「上からの圧力」としてのみ意向が示されるだけにしたのは、話の発散を防ぎ正解だと思う。
登場人物の数も絞られており、無駄な脇道もなく、少々強引な展開はあるものの許容範囲。
ここまでおおごとにしてどうオチをつけるのかと思っていたが、この二人の物語としてはここが結末で良いのだろう。
韓国人女優を起用したことによる言葉の問題は、帰国子女のため日本に毒されていないことや、日本人父と韓国人妻の子であることなどがさらっと触れられており、悪くなかったと思う。
陰謀サスペンス邦画によくある欠点はなく、単体の作品として良いまとまりなので星3。
さて。さてさて、さて。
この、単体ではマジで笑いどころのないサスペンスが、だ。
モデルとなった現実と付き合わせると、途端にギャグ映画になるという。
何というハイコンテクスト。
前川喜平が官僚を語る!
望月記者がジャーナリストの心構えを語る!
ちょくちょくその映像挿入すんな、笑うだろ!
くっそ馬鹿馬鹿しい飛ばし記事に反応してまじめに「ネットサポーター」とか言い出す内閣調査室長。
「全国の新聞が同じ段組で同じ記事を乗せるなんてありえない。内調の圧力ですよ」ウンウンうなずく記者たち。
笑わせに来てるだろ!
朝日新聞のハンセン病訴訟の誤報の後だけに、「それを出すと誤報になるぞ」という脅しがもう最高。
この映画を下敷きにしてたから、ネットの朝日新聞擁護者の反応があれだったんだな。
わざとかと思うくらい絶妙なタイミングのリアル誤報だった。
いやあ、自分のことをこんなサスペンスの主人公だと思って生きてるのは楽しそうだなぁ。
まさかの、意味がわかると笑える話。
リアル連動映画。
映画の新機軸。
この面白さは今しか味わえない。
そういう意味で、「今見るべき映画」だと思う。星の数関係なく。
ところで。
これが日本の現実とか言ってる人、現実とフィクションの区別できてなさそうで心配です。
もしかして、作ってる方も自分の作ったお話を信じちゃってますか?
そこが意味怖。
エンタメだけど骨格部分はノンフィクション
エンタメだから誇張もあるだろうし、ストーリーだってそりゃあ盛ってあるでしょう。でもね、骨格部分ははノンフィクションじゃないの?現に朝日新聞にハンセン病の原告に対して国は控訴するって情報を流した後、仲間内の新聞社には別情報を流しておいて、誤報騒ぎをでっち上げるなんざ、あれやった人、この映画見てないのかね。映画の内容をわざわざ現実化するとはね。この国の民主主義はカタチだけでいいんだ、、、、ホントすごい映画。
大変残念。
政権に鋭く切り込む傑作だとかこれまで日本になかったジャーナリズム映画だとか持ち上げられていたので、気になって鑑賞。
肩すかしでした。
なぜかブレブレのカメラ、長い説明ゼリフ、安直な帰国子女キャラで属性過剰の女主人公などに冒頭からウンザリ。
加計学園問題や#metoo問題を露骨に当てこすっている以外は特に目新しさのない展開がダラダラ続きます。
きっとこのカメラワークには何か伏線があるんだろうなあ、主人公自身がとっくに現政権の傀儡で、陰謀論を振りまいて反体制派の信用を落としきったところであっさり消されるサプライズとかあるんだろうなあ、と思っているうちに何事もなく走り切ってしまいました。
現政権の問題点を突きたいならもっと徹底して欲しかった。
伝えたいであろうメッセージには大変共感しますが、映画としての完成度が低すぎます。
判断が分かれるのでは
原作は読んでいない。
全く先入観なく観賞した。
多くの批評はキャストが素晴らしい、秀逸だとしている。
私はそう感じなかった。正直言ってシム・ウンギョンはミスキャストだと思う。
なぜ日本語の表現力に難のある俳優をキャスティングしたのか。
セリフに贅肉を纏わせないこの映画で、主役である彼女の言葉は最も大事だったはず。
シム・ウンギョンは確かに素晴らしい女優なんだと思う。しかし、本当にこの役の適役は彼女だったのだうかと思うのは私だけだろうか。
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