チベット ケサル大王伝 最後の語り部たち
劇場公開日:2019年4月12日
- 予告編を見る
解説
チベットに伝わる世界最長の英雄叙事詩「ケサル大王伝」の語り部たちを取材したドキュメンタリー。11世紀の群雄割拠の時代の中で、仏教国の王をモデルに、チベット統一と仏教布教を託して創られたとされる「ケサル大王伝」。物語にはチベット古来のシャーマニズムやボン教の宗教観、自然観が色濃く流れ、チベット文化の宝庫といわれている。この物語を1000年にわたって語り継ぎ、世界最長の英雄叙事詩に展開したのは、無名の語り部たちだった。これまでも「チベット 天空の英雄 ケサル大王」などケサル大王を題材とするドキュメンタリーを手がけてきた大谷寿一監督が、様々なタイプの7人の語り部たちを取材。叩き込むような口調で声調豊かに語る様子や、夢でお告げを受けた後におのずと語り出したという神秘的な姿、そして現代の語り部たちを取り巻く厳しい現状を映し出す。
2018年製作/90分/日本
劇場公開日:2019年4月12日