チベット ケサル大王伝 最後の語り部たち

劇場公開日

チベット ケサル大王伝 最後の語り部たち

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解説

チベットに伝わる世界最長の英雄叙事詩「ケサル大王伝」の語り部たちを取材したドキュメンタリー。11世紀の群雄割拠の時代の中で、仏教国の王をモデルに、チベット統一と仏教布教を託して創られたとされる「ケサル大王伝」。物語にはチベット古来のシャーマニズムやボン教の宗教観、自然観が色濃く流れ、チベット文化の宝庫といわれている。この物語を1000年にわたって語り継ぎ、世界最長の英雄叙事詩に展開したのは、無名の語り部たちだった。これまでも「チベット 天空の英雄 ケサル大王」などケサル大王を題材とするドキュメンタリーを手がけてきた大谷寿一監督が、様々なタイプの7人の語り部たちを取材。叩き込むような口調で声調豊かに語る様子や、夢でお告げを受けた後におのずと語り出したという神秘的な姿、そして現代の語り部たちを取り巻く厳しい現状を映し出す。

2018年製作/90分/日本

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
撮影
大谷寿一
構成
大谷寿一
編集
大谷寿一
選曲
杉原葉子
音楽
杉山洋一
バイオリン演奏
林原澄音
ナレーション
遠藤純平
選曲
杉原葉子
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フォトギャラリー

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(C)「ケサル大王」制作委員会

映画レビュー

3.5神憑り…

U-TAさん
2019年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

夢のお告げで…突如 語り部となる。その中の一人が 「この草原の中で暮らしてると、そいうことが起きるんだ。」と言う
「だけど、最近は自然が汚れたりして 遊牧民も病気になったり、おかしくなったりしている。」と憂う。
昔話や神話はというものは 自然の中で暮らしていると、身近に本当に起きているのかも知れない。このチベットのように澄んだ青い空と…日本や世界も昔はそんな中で暮らしていれば、神とか不思議なことはよく起こるのかもとこの映画を観てると思えてくる。
もしかしたら、神話や昔話を何かに記録しているのは、それが失われていく時なのかもしれない。
こんな語り部が代々生まれてくるなら、その必要はないのだから…
アフリカにも文字よりもグリオという語り部が知識知恵者としているそうだが、
現代社会はAIやコンピューターがその役目 に取って代わったわけだが、どちらの方が幸せなのか…と神憑りの語りではなく、京劇風の芝居になっていくケサル王物語を観ながら思った。
その一方、一人の語り部の父が 「世の中とは関係なく 存在しているんだ」と言い
語り部の研究者はこれをアニメにしようとしている。
この語り部という形が消える事はあっても
また形を変えて、現れて来るのだとも思えた。
 マイケル ジャクソンのスリラーがsoulやfunkをゾンビにたとえ、何度だって現れてくると歌ったみたいに

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U-TA

3.5説明不能の「神授型」語り部たち。

栗太郎さん
2019年4月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ある時から突然、何かが憑依したかのように物語を語れるようになる語り部たち。それを「神授型」という。神秘性はイタコのようであり、人々の心をつかむのは平家物語を奏でる琵琶法師のようであり、流れような節回しは浪曲師のようでもある。
物語の主人公、ケサル大王は、東チベットの伝説の勇者。ヤマトタケルを思い起こさせる。

長く地域に残るこの語り芸は、いま、中国政府による地域振興の旗振りのもと、廃れようとしている。祭りは中国風に京劇化され、物語は書籍化が進んでいるのだ。それは、語り部たちの出番が減っていくことを意味する。共産党政権は、異質のものを排除したいのだ。
トークショーで玉川奈々福さんが憂う。語り部の存在は、いつかなくなってしまうんじゃないかと。トークの後ろのスクリーンには、かつてのチベット王国がまるまる中国の領土の色に染められていた。まさに、チベットを話さず中国語が共通語となっているチベットそのものだ。彼ら自身がそれを良しとするならば、早晩、語り部たちが絶滅するのも自然の理なのではないか、と悲しくなった。

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栗太郎
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