Fukushima 50のレビュー・感想・評価
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事故後のほんの数日間の
なんでタバコがこんなにうめえんだ
当時小学生だったこともあり、正直原発事故に関してはあまりにも知らないことが多かった。緊急速報から始まる冒頭、"そんなに急がんでいいよ"と言ったその瞬間に津波が襲ってくるシーン、どれも当時本当にあったことなのにわたし自身が忘れ風化させてしまっていたため、一鑑賞者として恐怖を感じてしまった。この恐怖を目の当たりにした人が大勢いたのに。東日本大震災を風化させてはいけない、と強く思った。
佐藤浩市ら演じる福島第一原発の職員たちの、決死の思いでふるさと、日本を守ろうとする姿はあまりにも印象的。私たち現代人には欠けている精神であり、この映画を見て思い知らなければならない。失敗し戻ってきてしまった工藤らや弱音を吐いてしまう前田がしきりに謝る姿は、日本人らしい精神で、印象的だった。現場の人々のそれぞれの正義感を全ての役者が全力で演じきっていて素晴らしかった。佐藤浩市さんと吉岡秀隆さんが本当に素敵。リアリティのある大作には必ずいてほしい役者さんです。
タバコを吸うよしやんと伊崎のシーンと息子を見て思わず涙する伊崎の父の表情が印象的。
批判的に見るのは構わないが
風化させてはいけない事象だけに賛成
書き手のイデオロギーに対しては置いておいて、3.11福島第一原発の事故に対しては風化させてはいけないし、作品の出来は良し悪しにかかわらず発信し続ける必要があるであろう。
作品としても団塊の世代させたらピカイチの渡辺謙、佐藤浩市のw主演が素晴らしい。社会派映画を作ることには上手な若松監督が絶妙なさじ加減で物語を展開している。無駄な前置きもなく地震発生となる演出も全く飽きずラストまで集中力を維持できた。
観ていない人は東電賛辞はおかしいぞとか、現政権をかなり支持している右寄りの作家の書いた作品ではないかと懸念するかもしれないが、思いほか中立的に描かれているし東電幹部や本部の描かれ方も辛辣である。
臨場感もありキャストの生かし方もいい。未曾有の大災害ではあるが最悪の結末をギリギリの状況で回避できたことに対してこんな戦いがあったのだと、この事実を風化させずに伝えていくことは必要だと思える。
左右関係なく社会派エンターテーメンとして観ていただきたい渾身の一作。
拍手をおくりたい
非常に、良くできていました。
素晴らしい。
これこそ価値のある映画と言えるものかと思えました。
働いている身としては今日や明日を頑張ろうと思える内容でもありました。
いつもみたいにネタバレを避けているわけではなく、もうどこが良かったとかないですね。全て良かったです。まとめ方も
あの当時多くのひとが政府や東電のくそどもの対応に腹立たしかったかと思いますが
その辺りもけっこう忠実に描かれてました。
またテレビの遠目では発電所の屋根がぽぽぽーんしてただけだったし、シーベルト説明されてもなんのこっちゃだった人も多かったかもしれませんね。
映画の「現場にいるということ」「爆薬庫の前で働くということ」の表現力、演技、爆発のタイミング、、恐かったし、非常に秀逸。
セリフもとても自然。リアルでしたね。
BGMはどの映画も非常に大切なパーツのひとつだし自分も観賞の際は自然に気にしてしまうのですが、
この映画必要最低限しか流しません。すごいね。必死な場面や泣ける場面でも演技やセリフの言い方で表現してくれる。素晴らしい。
そういえば自衛隊と数秒程度のやり取り、
あれも良かった。
ありふれたよく聞くセリフですが演技力により泣けてきます。失礼しましたが良かった。
政府や上司のクズ以外は日本人らしい礼節にあふれてましたね。いろんな場面で。
反面、心温まりはしたけど日本とアメリカの比較も良かった。
戦時中そのままです。変わってないんだよな。
生きていた日本人がだれでも知っている現実のストーリーを根幹に、しっかり映画としても見応えあるし、人を育てる内容でした。
こういう映画は実際にあった出来事としてどんどん学校でも見せるべき。
廃棄物の映像もラストで映したのも大事なことだと思いました。
そういえば減点対象にはしないけど
タバコはよくないな。そこはだめだ。
全てが事実なら
映画で描かれていた全ての台詞や事柄が事実であれば胸に刺さる映画でした
広島市に生まれ育った自分にとって
原子力や放射能などのワードは
小さい頃から教育を受けてきましたが
化学的ではなかったように思います
吉田所長のリーダーとしての行動
決断
感情が漏れ出てしまうところ
人間らしさ
色々と思うところありました
自分がこの立場に立った時に
できるだろうか
怖くて怖くてボー然としてしまうのでは、と思います
ここで働く人達は放射能の怖さは
誰よりも知っていたはずなので
目の前に起きてる現状を
少しでも食い止めたい気持ちが伝わってきます
今も福島は大変な現状が続いていますが
終わりの見えない戦いは続いている事を
認識しなければならないと思います
当時の様子を鮮明に思い出す。
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災での、巨大な津波による被害をうけた福島第一原子力発電所の事故で、奔走し奮闘した人々のヒューマンドラマ。
忘れることができない、いや決して忘れてはいけない、大地震と津波。
これは、東電・吉田所長物語といっても良いだろう。本当は何が起きていたのか?真実は何か?が良くわかった。
現場での東電の奮闘に反する本店の指示、海水注入し続けてよかったよ。
当時の様子や、「イラカン」や「ただちに人体や健康に影響を及ぼすことはない」という言葉を思い出し、政府や東電幹部の嘘や間違った指示対応に、悔しくて怒りで目頭が熱くなった。
あ~田中角栄が首相だったらどうだったかな~と、ふと頭を過る。田中角栄が大蔵大臣だったころ、昭和39年の東京オリンピック、代々木競技場の吊り屋根構造の膨大な費用を、よっしゃよっしゃ俺が全責任を取ると快諾した、あの手腕。東海道新幹線開業のときもそうだよね~。ただね~ロッキード事件のワイロが残念だけど、国のお金の有効活用とリーダーシップは、認めないわけにはいかない。
と、話が違う方向に行ってしまいましたが、この映画は、日本人ならぜひ見ていただきたい作品です。
ちゃんと知っておかないといけない
決死の覚悟で立ち向かう姿に、胸を打たれ
最初から泣けた
たまたま近い映画館で同時にやってたのもあってか1人だけの鑑賞となり、最後まで存分に泣いてきた。政治的にどうだとか、放射性物質が誤解されるだのとか批判するやつらのことは知っていたが、これは映画であって、ニュースをただ切り取ったものとは違う。しかし、例えば第二次大戦の映画は今の震災の時の映画よりは後で、冷静に作り送ることとなったが、原発事故はまだまだ生々しく記憶に残っている。どうしても重なるのはしょうがないが、それにどうこう言っても始まらない。実はこの原作となった小説も途中で苦しくなり読み進んでいない。同じく映画もとても苦しく、この現代に命を曝した名も無き人たちが居たのは事実で、もう感情を揺さぶられっぱなしであった。
ちょっと豪華なキャストでの再現ドラマってとこじゃないでしょうか
新型コロナの影響で映画館の入りは日曜日の昼過ぎなのにガラガラでした。
映画は豪華キャストによる再現ドラマといった趣でしたが、業界や規模が違うものの私も工場に勤めるケミカルプラントのエンジニア端くれとして自分の会社だったらとの思いが交錯し、いろいろ考えさせられる映画でした。
この映画を見られる方は、この現場に近かった人もいれば、政治的な背景に興味がある方、まったく遠い別世界の話をエンターテインメントとして視聴される方など、多種多様であり一律で良し悪しを評価できない作品じゃないかと思います。
私としては自然災害に対する危機管理ってどこまでリスク評価しなきゃならないだと重い現実を突きつけられる作品でした。
これ最初から結末知ってるから、微妙。視察に来る総理は現実問題、ある...
観てよかった
日本型組織の病理を描き切った傑作
終始引き込まれた
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