盆唄
劇場公開日:2019年2月15日
解説
「ナビィの恋」の中江裕司監督が、「盆唄」を通して結ばれる福島県双葉町の人々とハワイの日系人たちの姿を追ったドキュメンタリー。東日本大震災から4年が経過した2015年、避難所生活を送り続ける双葉町の人々は、先祖代々守り続けていた伝統「盆唄」消滅の危機に心を痛めていた。そんな中、100年以上前に福島からハワイへ移住した人々が伝えた盆踊りが「フクシマオンド」として現在も日系人に愛され続けていることを知る。自分たちの伝統を後世に伝えられる新たな希望を抱いた双葉町の人々は、盆唄を披露するべくマウイへ向かう。故郷とともにあった盆唄が、故郷を離れて生きる人々のルーツを明らかにしていく。中江監督が3年の歳月をかけて取材を敢行し、双葉町の豊かな伝統芸能とハワイのボンダンスにまつわる唄や音楽、その背景を鮮やかに映し出す。史実に基づくアニメーションパートでは、余貴美子、柄本明らが声の出演。
2018年製作/134分/日本
配給:ビターズ・エンド
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2020年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
3.11で帰還困難地域となった福島県双葉町の人たちは、仮設住宅や近隣地域で暮らしていた。
地域の伝統である盆踊りができなかったが、ハワイで福島出身の移民が伝えたフクシマオンドが今も続いていることを知り、行ってみることに。
後半は盆踊り復活を成し遂げることになる。
生まれ育った地域で引き継いだものは続けたいものだが・・・。
2019年4月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
震災、その復興に関するドキュメンタリーを、TV、映画でたくさん見てきた。本作は、その中でも秀作の一つ。
盆唄という地域文化に焦点を当て、移住してきた歴史、移住していった歴史、避難移住という強制移住の今が壮大なドラマを作る出している。ダイナミックであり、観ている人にも望郷の念を起こさずには置かない。
2019年3月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
2019年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
三部構成のドキュメンタリー。一部は、福島震災で「解散状態」にある町の盆唄を、ひょんなキッカケからハワイの日系人に伝承する話。二部は、双葉町のとある家系のルーツは越前加賀にあり、天保時代の「移民」だったと言う話。日本昔話風の、紙芝居アニメになります。三部は双葉町各地区の盆踊りが一堂に集い共演する話。
一部がヤバイ。ハワイ「王国」への移民は明治時代に始まり、二世世代も含めて太平洋戦争を挟み激動の時代を生き抜く。気がついた時には泣いていた。理由は分からないけど、とにかく涙、止まらんかったです。ハワイの日系人が、盆踊りしてるだけなのに。一世の方達が、どんだけ困難な時代を生きて来たことかを思うとね。
私達は日本人。何処へ行っても、何をしていても、どんな境遇にあっても、日本人。町からは、放射性物質に追い出された。人々は散り散りになった。でも私達は双葉の人間だ。だから、この盆唄を遺す。そんな話。
二部も同じ、基本は。ただ、加賀から移り住んだ、のえは80歳を過ぎて言う。加賀は懐かしが、故郷は双葉、だと。これから、双葉の人達がどう生きて行くかの、一つの答え。
一部が大ホームラン。二部以降は、チョボチョボ。メインキャラの方のガレージにあった黄色いFDがカッコ良かったとです。