グランピーキャットの最低で最高のクリスマス

2014年製作/102分/アメリカ
原題:Grumpy Cat's Worst Christmas Ever

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映画レビュー

3.5映画ではなくドラマの延長。そう思って見れば面白い。 ※重大なネタバレはなし

2022年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

幸せ

今日も今日とてGyao!で無料視聴したんですが、映画の項目に入ってたのでてっきり映画なんだと思って見始めたら、どうもちょいちょいCMが入ってた跡を感じたので、調べてみたら「テレビ映画」だそうな。日本じゃ馴染みがないですが、アメリカにはあるそうです。え、無知なだけ?
テレビでやる前提だからか、確かに時間は102分と短め。この内容で2時間あったら流石に途中で消されそうだけど。というか逆にこの内容でよく1時間半以上もったな。

そして!
また!

レビュー0のマイナー映画を見てしまったーーーーー!!!!!

……orz

結構面白かったよ…?
一人くらいいても良いだろうがよ…( ;∀;)

あらすじ:
クリスマスで賑わうショッピングモール。クリスタルは両親が離婚したことで、すっかり引っ込み思案になっていた。母親の働くモールによく出入りするため、そこで働く人々とは仲が良いが、同世代の友達は1人もいない。友達を作るよう母に言われ、モールでばったり会ったクラスメイトに勇気を出して話しかけるも、素気無くあしらわれてしまう。落ち込んでいると、サンタに扮した男に「空に願うことは大事」と言われ、「信頼できる友達がほしい」とお願いすると、モール内のペットショップの売れ残り「グランピーキャット(不機嫌顔の猫)」と話せるようになっていた。時を同じくして、経営の危機に瀕していたペットショップの犬ジョジョが高額で売れて一躍有名になってしまい、売れないバンドマン2人に目を付けられてしまう。猫と話せるようになった理由を知りたいクリスタルと、ジョジョを誘拐しペットショップから大金を巻き上げようとするバンドマンが、夜中のモールで鉢合わせてしまい…

原題は"Grumpy Cat's Worst Christmas Ever"なので、邦題にある「最高の」はどこにも書いてません。原題を直訳すると「不機嫌猫の史上最低なクリスマス」です。内容見て追加したんでしょうね。
字幕のセンスも良かったから、ちゃんと映画見て翻訳してくれたんだろうな。いや、皆そりゃ映画も見てるでしょうけど、たまにとんでもねえ訳を見かけるので…

あと、2014年の作品ですが、CGがほぼない。CGがないと「低予算だ!大した映画じゃないんだ!」「今はCGがあるんだからさあ、もっとこうさあ…」とか言う人がいますけど、CGがなくたって良い映画は撮れますし、そういう映画は沢山あります。本作は大した映画じゃないけど。
むしろ、CGがないからこそアイデア性が光ることもあります。本作は大した映画じゃないけど。
というか、「大した」映画なんてもんは、どんなに金かけても一握りで、最後はアイデア性とそれを皆に伝えられるかどうかです。CGとかカメラの良し悪しなんて手段に過ぎません。
CGみたいな高度な技術がなくても、昔は昔で、その時自分の身の回りにある物で頑張って良い作品を取ろうと皆あがいてたんだよなあ、何もなくて手探りだった頃だって、どうにかして人生楽しもうと皆必死にやってたよなあと思える人向けの映画。それが本作だ!!!!(良いこと言った)

正直安っぽさはあります。作中でも言われてますが、低予算なので。そんな超大作ファンタジーみたいなの期待したって無理。テレビ用だし。
でも、それを逆手に取ってクリスマス感バリバリのイラストとサンタ帽かぶった猫が「そろそろCM」とか、「まだ見続ける?」「あんたが心配になってきた」とか、ちょくちょくテロップ入れてくる。これがウザい人もいるだろうけど、自分はこれがなかったら絵面が変わらなすぎてウンザリしてたかもしれない。空気を切り替えてくれる結構重要な効果があるし、自宅鑑賞だとこのタイミングで止めて飲み物取りに行ったり手洗い行ったりしやすい。
監督も、ダラダラ続けるだけじゃウンザリするとわかっていての演出だったと思うので、好印象でした。

起用している俳優陣も、主にテレビで活躍している人達のようで、言っちゃ何だがオーラはないです。笑
でも何となく安心するというのか、たまに本作みたいなオーラがない、素朴な俳優陣で固めた、和気あいあいと作ったんだろうなーと感じさせる映画を見ると、癒されます。ずっとハリウッド大作みたいなのばっかり見てると、何となくこの「オーラ」に疲れてくる時があるんですが、わかる人いるかな…
超大作だって好きだし興奮だしで、見てる時は全然そんなこと思わないんだけど、こういう緩い映画見ると突然気づく。無意識にずっと力みっぱなしというか、「こんなに大金使って作ってます」「こんな映画撮ったら売れるよね、評価してくれるよね」をずーっと見続けて無意識に疲れてるような。
当然、そんな超大作に出演する有名俳優陣だって、日常的に大金使ってドレスやスーツを毎度新調したり、体鍛えたり、心身を癒したりしないとやっていけないくらい、忙しなく仕事をバリバリこなし、命懸けの撮影なんかもあって。よくよく考えたら金、金、金…どこまで行っても大金がないと保てない世界だし、大きな怪我や犠牲もつきもの。「ワタシ、ボク、命懸けてるんです」みたいな重さをふと感じてしまって「オーラ疲れ」がくる時がたまにあります。
ハリウッドの気張った映画ばかり見ることが多い自分としては、本作の映画としての「あり方」に癒されたし、映画って別に命なんか懸けなくても作れるよな、低予算だってそれはそれで良いよな、と安心できました。
主人公が子供と猫だから、色々事件が起こっても割とユルユルだし、というかコメディなのに笑いどころもユルユルだし、普通の映画だったら割ってる物を「予算の都合で割れない」ってテロップ出てくるし、何もかもがユルユル。ユルユルサイコー。
ユルユル過ぎて途中間延びするところもちょくちょくあるけど、愛すべきB級ってこんなもんだろ。
心身共に疲れてる時なんかに、夜中にソファでダラダラぐでぐでしながら見るくらいがちょうどいい。
超大作もそりゃ良いけど、ハッピーエンドが決まってて、子供が頑張って、成長して、何かちょっと奇跡みたいなことが起きて、何となく良い話に纏まってりゃそれで良い、それがクリスマス映画。ほっこりできたらそれで良いんだ!!

ただ、全部が全部ユルユル映画かと思いきや、なかなかシビアな台詞もあって、グランピーキャットの台詞

『お客さんは子犬やウサギ、ジョジョには優しい。でもあたしたちは無視。ここはペットショップだけど、あたしらはペットじゃない。家に連れてって愛情注いでくれないと、ただの動物』

………(´;ω;`)

全てがユルユルの映画かと思いきや、シリアスなシーンではこっちの涙腺がユルユル。(誰がうまいこと言えと)
こんな悲しい言葉あるか。
序盤30分くらいで見るのをやめた人はもったいなさすぎる。見てくれ。最後まで。

P.S. ヘビもかわいい。

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alala
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