UNHCR難民映画祭2018にて鑑賞。
難民キャンプで暮らす人の中でも、聴力にハンディキャップを抱える9歳の少女を中心に、他にもハンディキャップを抱えた人々・その家族を追うレポート。
このような暮らしの中での苦労・様々な思い、そしてなんとか生きていこうとする姿と、
UNHCR親善大使であるチョン・ウソン氏の誠実な姿はおぼろげながら覚えているが、
正直言って、他の難民レポートとごっちゃになってしまい、記憶が不確か。
特に、翌年上映された『難民キャンプで暮らしてみたら』が、実際に暮らしてみての体験レポートでインパクトがあるのに対して、チョン・ウソン氏のは慰労の訪問なので、通り一遍的な描写になるのは仕方がない。UNHCRのお膳立てで動いているのだろうから、ちょっとやらせっぽくなってしまうのも仕方がない。
チョン・ウソン氏のファンがチョン・ウソン氏目当てにこの映画を観て、難民に関心を持ってくれたらという戦略が見え見えなのも、ちょっとシラケてしまう。
それでも、たくさんの人が見て、世界で起こっていることを、学校の授業での机上の空論ではなく、人が生きる場として、考えていけるようになるといいですね。
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UNHCR難民映画祭2018ラインアップ。
『ソフラー夢をキッチンカーにのせて―』
『パパが戦場に行った日』
『アイ・アム・ロヒンギャ』
『君たちを忘れないーチョン・ウソンのイラクレポート』
『アレッポ 最後の男たち』
『異国に生きるー日本の中のビルマ人』
『アイ・アム・ロヒンギャ』と『異国に生きるー日本の中のビルマ人』は観ていないけれど、このラインアップの中でも、本作のインパクトは弱い。