君たちを忘れない チョン・ウソンのイラクレポート

解説

韓国の人気俳優でユニセフ親善大使を務めるチョン・ウソンが、2017年にイラクの国内避難民キャンプを訪れた際の様子を記録したドキュメンタリー。聴力障がいを抱える少女との出会ったチョン・ウソンが、懸命にコミュニケーションをとろうとする少女の姿に心を打たれる様子を映し出し、紛争の犠牲者の中でも弱い立場にある障がい者たちとその家族の姿を追う。「国連UNHCR難民映画祭2018」(18年9月7日~10月7日)上映作品。

2017年製作/23分/韓国・イラク合作
原題:The Unforgotten

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
ポール・ウー
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映画レビュー

2.5難民キャンプの紹介映画。

2023年5月18日
PCから投稿

単純

知的

寝られる

UNHCR難民映画祭2018にて鑑賞。

難民キャンプで暮らす人の中でも、聴力にハンディキャップを抱える9歳の少女を中心に、他にもハンディキャップを抱えた人々・その家族を追うレポート。

このような暮らしの中での苦労・様々な思い、そしてなんとか生きていこうとする姿と、
UNHCR親善大使であるチョン・ウソン氏の誠実な姿はおぼろげながら覚えているが、
正直言って、他の難民レポートとごっちゃになってしまい、記憶が不確か。

特に、翌年上映された『難民キャンプで暮らしてみたら』が、実際に暮らしてみての体験レポートでインパクトがあるのに対して、チョン・ウソン氏のは慰労の訪問なので、通り一遍的な描写になるのは仕方がない。UNHCRのお膳立てで動いているのだろうから、ちょっとやらせっぽくなってしまうのも仕方がない。

チョン・ウソン氏のファンがチョン・ウソン氏目当てにこの映画を観て、難民に関心を持ってくれたらという戦略が見え見えなのも、ちょっとシラケてしまう。

それでも、たくさんの人が見て、世界で起こっていることを、学校の授業での机上の空論ではなく、人が生きる場として、考えていけるようになるといいですね。

☆ ☆

UNHCR難民映画祭2018ラインアップ。
 『ソフラー夢をキッチンカーにのせて―』
 『パパが戦場に行った日』
 『アイ・アム・ロヒンギャ』
 『君たちを忘れないーチョン・ウソンのイラクレポート』
 『アレッポ 最後の男たち』
 『異国に生きるー日本の中のビルマ人』

『アイ・アム・ロヒンギャ』と『異国に生きるー日本の中のビルマ人』は観ていないけれど、このラインアップの中でも、本作のインパクトは弱い。

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とみいじょん
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