バスターのバラード

配信開始日:

解説

「ノーカントリー」のジョエル&イーサン・コーエン兄弟が製作・監督・脚本を手がけた西部劇アンソロジー。「オー・ブラザー!」のティム・ブレイク・ネルソンが陽気な凄腕ガンマンを演じる表題作をはじめ、ブラックユーモアや皮肉を散りばめたバラエティ豊かな6話で構成。キャストには「ディザスター・アーティスト」のジェームズ・フランコ、「96時間」シリーズのリーアム・ニーソン、「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」のゾーイ・カザン、「セブン・サイコパス」のトム・ウェイツら豪華な顔ぶれがそろった。2018年・第75回ベネチア国際映画祭で脚本賞を受賞。Netflixで2018年11月6日から配信。

2018年製作/132分/アメリカ
原題または英題:The Ballad of Buster Scruggs
配信:Netflix
配信開始日:2018年11月6日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0コーエン兄弟独特の薄らブラック炸裂

2024年8月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

以前はコーエン兄弟関連作品が大好きで新作ごとに楽しみに観ていたが、どういうわけか「ノーカントリー」後はすっかり遠ざかり、15年以上のブランクを経て久しぶりに鑑賞。
うーん、この作風…、このブラックさにはいつの間にかいまひとつ着いていけなくなってしまった。以前はハラハラドキドキしながらも、笑ったり驚いたり感心したりしながら観ていたはずなのだが、50代になった今となってはなぜかひたすら気が沈んでしまう。「ノーカントリー」以来観てなかったのはこの前兆だったか。
以前と変わらぬこの薄らブラック具合は、コーエン兄弟の変わらぬ感性によるところで、ある意味尊敬に値するとも言えるのだが…。
いずれにしても、個人的には全6話、どれも好きにはなれなかったのが正直なところだが、このブランクをもう少し埋めてみようかなとも思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いけい

3.5 「バスターのバラードと他のアメリカ開拓者の物語」という本が開かれ...

2023年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 「バスターのバラードと他のアメリカ開拓者の物語」という本が開かれると、6編の物語が次々と繰り広げられる。
 コーエン兄弟の語り口はいつもながら堅実だ。しかし、皮肉めいた暗いユーモアが漂う。6話とも人間たちの醜い死ばかりだ。
 特に気に入ったパートは、第4話、トム・ウェイツ主演の「金の谷」という砂金取りの話。美しい自然の風景の中で、フクロウや鹿、蝶が欲得に駆られる人間たちの殺し合いを見つめている。人間が去ると、再び自然は生気を取り戻し、辺りが光り輝く。
 語り終え、本が閉じられると、愚かな人間たちの物語ばかりだと気づかされる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ララリレロ

4.0アメリカの建国神話、というと大袈裟ですが。

2023年4月29日
iPhoneアプリから投稿

後でじわーっとくる、興味深さ。
作り手が本当に撮りたかったんだろうな、楽しんでるな(当然観てる側も)と感じた。

色々と語りたいのですが、今度アメリカの歴史と文化史を勉強し直してからもう一度感想を吟味しよう。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
sas

4.06話の1話が『ミークス・カットオフ』に似た映画だった。

2022年11月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

6話の1話が『ミークス・カットオフ』に似た映画だった。
一話目はカントリーアンドウェスタンのミュージカルだと思ったら、違った。最後がわかった。
トム・ウェイツ年取ったなぁ。
最後は二人がどんな人物か分かってしまうと、あまり、驚けない。タランティーノ監督の映画にこんな逸話があったような気がする。つまり、あまり驚けなかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
マサシ