泣くな赤鬼のレビュー・感想・評価
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俳優陣の演技力で成り立つ映画❗
星🌟🌟🌟🌟内容は良いと思うのですが…正直最初はゴルゴの高校時代のシーンが長くて現代のシーンとどちらが描きたいのか解らない中途半端な感じであんまり感情移入出来なかったのですが中盤から上手く噛み合って行き凄くハマって観ることが出来ました❗正直角川映画なので粗はたくさんあります❗でも主役の堤真一、柳楽優弥、脇を固める川栄李奈、キムラ緑子の上手な演技で粗を目立たなくさせたちょっと珍しい作品だと思います❗特に堤真一、柳楽優弥は上手い❗思わずラストウルッときてしまいました❗ヘタな役者が演じたら大コケしたと思います❗高校時代のゴルゴを演じた堀家一希も最初合わない感じだったのに最後の方は違和感なく観ることが出来ました❗彼も良かったです❗
悔しいか?それでいいんだ。
映画のつくりはいまいちだったけど、堤真一の演技が抜群だった。先生だって完璧じゃない。そんな一人の教師を見事に体現してくれた。
斉藤君。努力は報われるんですか?って聞いたよね?そりゃあ報われないことのほうが多いよ。だけどね、甲子園の出場校で、努力をしてない選手はひとりもいないんだよ。君が涙を流した最後の時と同じくらい悔しい気持ちで野球と向き合ってたら、また違う高校生活だったろうね。だけどそういう、今更遅いっていうのも人生だよなあ。
ただの感動では終わらない
患者の立場、患者の家族の立場、周辺の人間の考え方など深く考えさせられる。
ただのお涙頂戴ではなく人の終末に向けて老若男女、様々な立場で考えていかなければならない問題を取り上げてあると思った。久しぶりにいい作品を見た気がする。
ゴルゴといえば東郷だと思う。
浜田廣介作の児童文学「泣いた赤鬼」。人間と仲良くなりたいがために、自分の家の前にお菓子を置いたりするが誰も寄ってこない。そんなとき、青鬼が自分が人間たちを襲うから、君は助けに入ればいいと助言してくれて、その通り実行する赤鬼。おかげで人間たちと仲良くすることができました・・・。現代でもよく使われるプロット。好きな女の子に好かれたいがために不良に襲わせて、助けにはいる!というアレだ。
重松清の映画化作品とはなぜか好きになる。短編であれ、長編であれ、映像化に向いているのだと思います。そんな今作も難病モノとしてわかりきっちゃいるが、優しが伝わってくる映画として仕上がってます。負け犬という言葉は好きじゃないので使いたくありませんが、簡単に人物を表現するとわかりやすい。ゴルゴは赤鬼の厳しさによって努力することを諦め、挫折感に打ちひしがれる。高校野球にはよくあることだと思うけど、補欠であれ、ベンチにさえ入れなかった経験であれ、3年間やり遂げることが満足感を生むのだろうけど、中学時代から持ち続けたプライドと傲慢さが邪魔をしてしまったようだった。
一方、堤真一演ずる赤鬼こと小渕隆。こちらも城南工業の監督時代に甲子園まであと一歩というところで夢破れたという挫折感があり、転任先の西高校ではもはや甲子園を目指すことさえ諦めている様子。それがゴルゴとの再会で何かが着実に変化していくのだ。
「泣いた赤鬼」と関係あるのかな~などと考えながらの鑑賞となりましたが、ゴルゴ一人が悪者となって去っていくところは物語の青鬼に繋がると思う。いや、もしかすると、ずっと野球を続けていれば甲子園に行けたかもしれないのだが・・・ちょっとしたモチーフだったわけですね。和田くんの最後のプレーをはじめ、野球のシーンはまるで高校野球を観ているかのような演出でした。
やっぱり死ぬまでに何かをやり通したい。夢を少しでも叶えたい。人生の成功者よりも、むしろ挫折を覚えた人に観てほしい映画です。
圧巻!堤対柳楽
内容は分かっていても見たかった。
作家のファンも多いだろう、年齢層も高かった。
淡々と描く前半から10年。これ程までに、かかわり合う関係は稀だろう。羨ましく思う。
人生の目的は人とのかかわり合い、出逢いであると、教えてくれる。
久しぶりに泣けた。
原作未読ですが、すごく重松清の作品!という印象を受けました。
こういう作品が大好きなのでラストの方はぼろぼろ泣いていたし、観終わった後はすっきりしました。
すれ違いからこじれてしまった高校時代からの縁が再会からまた紡がれ始める様はとても良かったです。
あんなことがあってもゴルゴは赤鬼を先生としてちゃんと尊敬し続けていたというのが何とも。そんな恩師に巡り会いたいなあ。
堤真一さんは本当にいい役者さんだし、柳楽優弥さんの演技も良かった。竜星涼さんもいい役でした。
重松作品にひかれて
子ども、生徒そして先生、それぞれを主人公とした多くの作品から、また一つ映画化され、とても楽しみにしていました 自らの経験を感じるような作品も含め、本当にたくさんの先生像を描かれていますが、実は多くの後悔をたくさんされる仕事ではないかと思いました 「無難な指導」の先生もいれば、自分の家族を犠牲にするような先生もいる 誰もが通り抜けてきた高校生の話だからこそ、理想と憧憬も含めて熱くなりました 15年前「誰も知らない」で柳楽さんの妹役をされた北浦愛さんがかつて重松作品「きみの友だち」で繊細な女子高生役をされていましたが、あの世代の子役たちがこんな役をするなんて、嬉しくなりました(6月16日 イオンシネマ和歌山にて鑑賞)
泣いちゃいました
最後になるにつれて、泣いてしまいました。
とくに、グラウンドの土を踏みしめるところは、
心にグッときました。
そして、泣きました。
先生と教え子の絆、男の絆の不器用さが描かれていました。
そして、奥さんとお母さんの優しさにも泣きました。
辛さを受け止めたり、夢を叶えさせたり、
自分自身も辛いのに普通に過ごし、笑顔でいることの
強さを感じました。
2019-54
泣くなと言われましても。
ぶっ続け映画デー2作目。
1作目にインド映画を選んだことで、心は踊り目は釘付け、五感のすべてを持ってかれたので、ちょっと大丈夫か...と思っていたのですが。
私には涙が残ってたぜ!だから全部流してやったぜ!
あらすじを読めば、結末は大体わかります。それでも。
堤真一が顔をくしゃくしゃにして泣いてるのを見たら、それまでの涙が100倍になって出てきました。
堤さん&柳楽くん、ほんとに上手い。
既にもう竜星涼くん(どんだけスタイルいいんだこの人)のあたりで泣いてましたが。
堤さん、監督のときの顔と、先生のときの顔、この演じ分けが素晴らしい。
入院生活中、ゴルゴの髪の毛が茶髪のままなのがちょっと気になる。そういう細かな演出がほしかったな。
けど、大満足。
先生だって完璧じゃない。失敗もするし、後悔もする。
でも赤鬼先生は熱い。
こんな先生に出会えたら。
静かで書き込みが少なくて
映画好き
出演俳優好き
それに当てはまる人は
きっと気にいる。
静かで
書き込みが少なくて
思い巡らせながら観る
そんな映画が好きな人は
きっと気にいる
映画です。
個々の思いで
個々に泣く。
多くないセリフ
俳優さんたちの顔
こまかーーーいとこまで
観る側の想像で
どうとでもなる
そんな映画だと思いました。
私はこの映画
好きです。
ささりました。
やりたいことから中途半端で、結果の出せない自分と重なって胸が苦しくなった。
人生は後悔だらけ。でも希望をもって生きていかないと。
柳楽優弥の演技のうまさと川栄李奈が上手だった。また産休後、女優として復帰するのが楽しみだ。
リアリティのある
本当にそこらにある状況をリアリティのある演技で演じられていたと思います。赤鬼先生、斉藤君、和田君の3人はあの時である意味時が止まっていたのが、斉藤君の死に直面してまた動き出したのですね。
堤真一・☆
重松清の原作、堤真一・柳楽優弥出演ということで、楽しみにして
見に行きました。
でも、ところどころ上滑りな感じがして 物語に入り込めませんでした。
二人の演技は素晴らしかったのですが、この二人の家族が
何だか深みを感じないのです。
堤真一の娘さんのこととか柳楽優弥の家族とか。
かえって中弛みが気になりました。
泣いている人もたくさんいましたが、泣けないなぁ。。
かえって、2000年代の話なのに、高校野球って昔と
変わらないんだと思いました。
映画館に 高校生らしき男の子が野球帽を被って三人で
見に来ていて、出来たら 感想を聞いてみたいです。
【涙を堪える事が難しい、心が浄化される作品】
元高校球児と監督が過去の齟齬を、ある哀しい出来事がきっかけでお互いの関係性を修復していく物語。その過程を苦しい状況に陥っている現在と自分の生き方を貫いたために苦い思い出のある過去を行き来しながら描かれる。
何故あの時、心に感じていた言葉が言えなかったのか。
何故あの時、あんな言葉を口にしてしまったのか。
何故あの時、あのような態度を取ってしまったのか。
日々、忙しい中生きていく中で時折、苦々しい思い出が沸きあがる事がある。
この映画を観た後、その思いが(一時的なのは分かってはいるが)雲散霧消した感を覚えた。だから、涙が出たのだろう。
現在の邦画界を代表するベテラン俳優(柳楽さんは若いが、経歴から言えばベテランであろう)の確かな演技がこの映画に深みをもたらしているのは、間違いない。周囲を取り囲む女優さんたちの佇まいも良い。
素晴らしい作品に出合う事ができた。この作品に関わった方々に感謝いたします。
野球は特に思い入れがありませが 柳楽優弥さんが出演されているので観...
野球は特に思い入れがありませが
柳楽優弥さんが出演されているので観てきました
高校生の頃の反抗期
先生や友達、例え家族であってもほんの些細な一言でその人の人生変えてしまう事って有ると思う
でも生きていればいい事はあるよ
主人公のゴルゴも卒業は出来なかったけど、
優しい奥さんや子供にも恵まれて
短い人生だったかもしれないけど幸せそう
病床の演出は、本当に掛かった人にしか分からない繊細な部分で、あの程度の苦しみな訳無いし、とか考えてしまったけど、
そこは抜きにして途中から見入ってしまいました
悪い役どころも好きだけど、
弱い面も表現出来るあの目つき
やっぱり柳楽優弥さんは凄い役者さんだな〜
後半は涙が止まらなくなっていました😭
ゴルゴはあの時の自分から
まだ抜け出せていなかった
病気になって、弱い自分と向き合ってやっと
周りに居る人の想いや大切さが分かったのね
命に関わる重い病気になった時
私はどんな事を考えるのだろうか...
泥臭いところ
甲子園まで後一歩という群馬県の高校で野球部の監督をしていた男とセンスはあったが挫折した教え子が10年ぶりに再会し交流していく話。
現在は進学校で野球部をみていて胃の調子が良くない元赤鬼と、会社の健康診断で引っかかった鬼平でも梅安でもなくゴルゴが病院で偶然再会し絡んで行く。
現在のストーリーに過去の話を差し込んでみせていくながれで、エピソードも演出も単純明快、あらすじに書かれている通りにわかりやすく展開していく。
泣かせどころも落としどころも見え見えのコテコテだけどやっぱり胸熱で、そこからのエピローグもやっぱりわかりやすくて温かくて、意外性なんか微塵もないけれどそれで良いし面白かった。
また、野球やりたい
人生なんて後悔ばっかりだ。
振り返ると、思い出すのは後悔の方が圧倒的に多いような気がする。
なんで途中で投げ出したんだろう。
なんで優しくしてあげられなかったんだろう。
なんで勇気が出なかったんだろう。
なんで酷い言葉が口からついて出たんだろう。
なんで嘘をついたんだろう。
なんで謝れなかったんだろう。
そして、
なんで正直になれなかったんだろう。
でも、後悔があるから次はより良くあろうと出来るのも事実だ。
後悔、先に立たずというが、そんなことはない。
長い人生で後悔は、何度でも、何度でも先に立つのだ。
ゴルゴは、「悔しい」と正直に打ち明けて旅立ったが、彼の率直な気持ちは、家族に受け継がれたはずだ。
赤鬼に再び立ち上がる勇気を与えたはずだ。
許された友も、彼の最期のプレーを見守った高校球児もゴルゴをきっと忘れないはずだ。
赤鬼が、最後もゴルゴに、手加減なしでノックを左右に散らしていた。
厳しく接するのだって愛情だとも思えるが、余命が短くなっても、野球を上手くなれ!、そして生きろ!という赤鬼のメッセージが聞こえるようだ。
そして、ゴルゴは、精一杯、身体を、腕を伸ばして、白球に食らいつくのだ。
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