アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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とても出来の良い架空戦記
原作が実写映画向きだったのか、同監督の宇宙に行くヤマトより、白ける場面が少ないく仕上がっています。冒頭のシーンは映画館で見るべき迫力です。
物語は架空の出来事が中心の展開なので、史実を知らない人でも楽しめる内容だと思います。
この監督は原作次第なのでしょう。今回は楽しめる作品です。
フィクションと史実の区別をつけられない人が
大量発生しているのが残念。
ドラクエのラストはこの映画にこそ入れるべきだった。
今年一番の名作
軍部という階級組織、幹部各々の欲望渦巻く組織で破滅的な正義を貫く姿。
またラストシーン、櫂の涙の切なさがよく伝わってくる。造船中将が櫂と戦った理由と、負けを認めた理由も全て戦艦大和に対する想いが故。
戦争シーンの悲惨さを序盤にあえて持ってくるのが最後まで脳裏によぎる。構成の良さも目立った。
全体通してクオリティ高し。もっかいみたい。今年見た映画で一番面白かった。
史実かと思う程の説得力
最初の大和撃沈のシーンが凄いとは聞いていたが、悲しくなるほど凄かった。
これは映画館で観るべきだ。
最初は菅田将暉の演技にあれ?っと思ったが、だんだん慣れてきたw
また柄本佑との絡みはこのような映画の清涼感になった。
流石に両親共名優である柄本佑の力量には目を見張るものがある。他を圧倒していた。
最後の最後は、史実かと思うほど説得力があった。ひょっとしたら、だからこそ日本そのものと言ってもいい「大和」という名前をつけたのかなぁとも思ってしまう。
是非映画館で観て欲しい。
哀しき使命
見事に計算し尽くされた作品に脱帽です。
あまり気乗りはしなかったのですがツレが
「これでいいよ」と言うので見てきました
度肝を抜く迫力のCG
心にドキリと響くセリフ
戦艦大和の使命と役割に、改めて敬服せざるおえない存在であることに気付かされた貴重な作品となりました。
よかった 田中泯も
田中泯のファンです。「たそがれ清兵衛」でファンになり、「鎌倉ものがたり」とか「羊の木」でも魅了されました。
かっこいい。
今回出演されてるのを知らず、最初の5分か10分くらいは「端役か、もったいないなぁ。」なんて思っていたら、なんと準主役的役どころ。演技の切れはさすがだと思いました。
菅田将暉も上手!
「何者」で初めて見たときから「何かリズム感がある俳優だなぁ。」と思ってたけどその後の作品を見ても上手だなと思います。
戦争映画は敬遠していました。だから「永遠の0」は観ていません。
でもこの映画を観て考えが変わりました。
ただのドンパチじゃないし、「悲惨でしょ?可哀想でしょ?」を押しつけるだけのものでもないんですね。
今度「永遠の0」も観てみます。
最後はとっても面白い
最後15分まで滑稽なストーリーでしかありません、
SFだと思えばいいのですが、相手が歴史上存在するものだけに
何を馬鹿な話をしているんだ感が強すぎます。
それが、最後だけおじさんでも面白いと思える終わり方をします。
それも所詮夢物語ですが、これは秀逸な夢。
本当の正史かと思うくらいリアルでした。
映画のパンフレットを見るまで原作のマンガがあることを知らず本当の話だと思っていました笑
ですが、それほど話がしっかり作られていました。
とてもいい映画なので是非見てほしいです!
久しぶりの邦画、とても良かった
基本的にあまり邦画は観ないが(寅さんは別格)TVCMでの戦艦大和の沈没場面をみて行ってみようかという気になった。戦闘場面のVFXでいきなり引き込まれ、その後の話にすっかり没頭できました。
なんだかあれだけ戦争すれば必ず負けると思ってた人がいたのに、何故戦争に突入してしまったのか今更ながら考えさせられました。
原作を是非見てみたいと思わせる作品でした。こんな映画なら邦画でも是非観たいです。
作品としての完成度の高さ!
まず須田くんの演技がうますぎです。
ほんとに引き込まれる演技ができていて驚きです。
もちろんどのシーンを切っても、役者全員の熱意が伝わってきて飽きたシーンは一つもなかったです。
また、最初は戦艦大和に対する嫌悪感とかで作った左翼映画なのかと心配したのですが、そんなことはなくて、ぜひ右翼の方も御覧ください、と自信を持って言える作品です。
そもそも、なぜ大和になぜ陰謀があったのかというところを上手に描いているし、またその陰謀を暴いていく須田くんが名演!
陰謀を暴くことが不可能である状況や、陰謀暴きを意図的に潰す強硬手段を取られたりの中で、絶対にあきらめない姿もかっこいいし、日本人の大和魂の良さが出ていますね。
大和を作らねばならなかった理由等の是非はあるとしても、この夏ぜひ観てない人は観てほしいです。
普通に親子でも、友人とでも、デートでも全然シチュエーション選ばない日本人向けの映画になってます。
ただし冒頭5分の戦闘シーンが少しリアルなので、苦手な場合は目をつぶってご鑑賞下さい笑
違った角度からの、反戦映画
対米戦争前に、シミュレーションを命じられ、開戦必敗という結果を、忖度せずに突き付けた当時のエリート層たちのように、実際に、あの無謀な戦争を止めようとした人々が実在した事と照らし合わせれば、この物語に信憑性が増してくる。映画自体、無駄を削ぎ落として、櫂の躍動を中心に展開するストーリーは良いテンポで、従来の日本の戦争映画とは違う角度で描かれた、新しいタイプの作品だった。
現在も、空母を持てば、中国に勝てると主張する、ネトウヨの愚かさをも否定する、快作。
よく出来た映画でした。
原作の漫画は知りません。
予告編でイメージしていたストーリーとは異なってましたが
ストーリーがわかりやすく、テンポの良い映画でした。
ラスト直前の転換というかそのあたりの政治的な要素も面白く
ラストシーンは考えさせられるところがありました。
菅田将暉さんを始めとする出演者さんのすべてが良かったと感じました。
あっという間の2時間でした。
面白い
冒頭の大和沈没の戦闘シーンは、今まで見た映画の大和沈没の中で一番事実に忠実で迫力がありよかった。大和は多数の米軍機による空襲を受け、必死に反撃するけども実際に撃墜した戦闘機はたったの3機というのが史実で、この映画でも大和からの機銃はほとんど当たっていない。戦争の映画だけれど戦闘シーンはここのみ。
戦艦大和を作ることに数学の天才が論理的に反対する、というストーリーで、最後どう物語として着地するのかと思っていたが いい終わり方だと思った。
あの船は、この国の象徴なのだ
なぜ泣いているのですか?と問われた櫂直がそう答えた。
戦艦大和は、美しく、世界最大で、国民の誇りである。
だから、なのだ。
この先に辿るであろう運命を知るからこそ。
国民の命運を担った「依り代」としての。
ああ、そこに田中泯を配役した理由があったのか、と唸った。
まあ、この筋書きはフィクションであろうが、ちょっと胸を打った。
山本五十六をはじめとして、軍人全てが暴走したわけではあるまいという願いと共に。
ただ、あまりにタイトルがキャッチ―過ぎて似つかわしくないと思えた。タイトルにつられ娯楽ものを期待した客には受けまい。それにVFXで見せつけることなく、戦艦大和の最期の悲劇を描いて欲しかったとは思う。まあ監督の得意技だから見せたいんだろうけど。結局、客の想像力を信用していないんだなと感じた。
予期せぬクライマックスがあった
昭和8年、帝国海軍では巨大戦艦建造派と航空母艦建造派の二つの派閥が争っていた。軍隊を否定する天才数学者の櫂直(菅田将暉)であったが、偶然知り合った空母派の山本五十六(舘ひろし)に加担することとなった。巨大戦艦を造ることが戦争の引き金になる、阻止せねばならないと……
菅田の天才数学者ぶりが板に付いていて、彼をサポートする柄本佑との掛け合いも実に楽しい。エンターテイメントとして成立しており、数学に疎い私でも十分楽しめた。
そしてクライマックスは思わぬところに。戦艦大和を設計した造船中将平山忠道(田中泯)の言葉の説得力が凄い、凄過ぎる。反戦派でありながら何故に日本のシンボルとなる大和を造るのか、造らなくてはならないのか……
それは強烈なインパクトだった。
平山造船中将に気持ちを持っていかれた
熱狂する民衆は、理性で抑えることができない。第二次世界大戦前夜だけではなく、現在進行系で世界各地でそのことが実証されている。だからこそ、見ている自分も平山中将の言葉に抗うことができなかった。
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