アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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冒頭の説得力
大和沈没のえもいわれぬ恐ろしさ。
まぁー米航空機に当たらない対空砲。ろくに動きゃしないし、恐らくぶっ放しただけで甲板上乗組員たちのに爆風のみで深刻なダメージを与えるであろう主砲。ここでめそめそと死んでいくのだという絶望感が肌を通して伝わってくる。ようやく対空砲があたった戦闘機から落下傘で海に落ちた米軍パイロットが友軍に助けられるを口をあんぐりと開けてただただ見守る砲撃手の主観映像は恐ろしさとか悲しさとかそういった全てを超える映像体験であった。
そんな戦場を整えた登場人物たちが、歴史の大きな流れの中で溺れていく、本当にただの登場人物に過ぎないことを思い出させる。
思ったより凄い映画だった。
1200円ならなんとか…
auシネマ割1200円なら暇つぶしとして許せるかな。山本五十六に舘ひろしは違うだろと思いながら。その他の役者やセリフ回しも映画よりも日本のテレビドラマの流れだし。結末もこじつけというか強引すぎるし。
エンドロール退屈に音楽が流れて終了なんで最後まで残る必要もなかった。
本物が見たかったぁ!
戦艦大和!
この艦が完成した時
「もしかしたら、勝てるかも‼」
そこに居た人は、絶対に思ったでしょうね。改めて、日本の物作りの技術に脱帽です。
大和を建造するにあたって、当時いろんな事があったと思います。それでも それでもこの艦を完成させた事で、もう日本の勝ちと思っています。
戦争は、いけないこと?
原作未読。
数字に強い学生が、それだけを頼りに体制に挑む構図は、数学を愛する者として大いにそそられる。が、主人公の思想信条にはまったく共感できなかった。むしろ彼を利用して我が意を通そうとする諸将のほうに感情移入しつつ、映画を鑑賞していた(特に平山中将)。
たとえば、
「数学だけが得意な主人公が、不本意ながら前線の将兵のために軍部に協力し、結果として敵軍に多大な損害を与え、敗戦後、戦犯として処刑される」
といった流れのストーリーであれば、諸手を挙げて大絶賛したと思う。
儚く散る大和
菅田さん演じる櫂が予算を偽装した疑いのある戦艦を数学で解き明かそうとするお話。
戦争映画と謳うも戦闘シーンは冒頭のみであり、あくまで戦艦を通して日本の戦争時代を描いていたのが良かったです。
大和の作る真の意味に納得しつつ、その使命が果たされてしまう先を知っていることがなんとも虚しい。
“最強”とは時として儚げなんですね。
地味なお話ですが面白かったです
冒頭数分だけでも十二分に見る価値があると思います。
映像表現のこだわりに定評のある監督ですが、よくここまで真っ向から描いたものだと感心、ぞっとして圧倒されました。
物語としては地味なお話ですが、脚本と演出、そして変質的なキャラクターの妙でとても興味深く、ぐいぐい物語に引き込まれました。
個人的には終盤の田中さんが、、、主役食っちゃった感があって。格好良くて素敵でした。(そうそうたる俳優陣なのに食われちゃったメインどころがちょっとかわいそうにも思いましたが(笑)
いい意味で期待を裏切られた
監督の名前を見て行く気はなかったが、誘われたので観に行った。
私的には生涯観た映画の中で上位に入るような出来だったので、多くの人に観てもらいたい。
何より素晴らしかったのは菅田くんの演技力。世界に引き込まれました。あっぱれ。
戦艦大和は何故建造されなければならなかったのか...
自分も技術者の端くれなので、この手の映画には惹かれてしまいます。戦争にちなんだ夏の映画としては「風立ちぬ」以来の良い映画だった。(戦争映画ではないサイドストーリ的な娯楽映画としてのことだ。)
現代の感覚からは容易に想像もつかない巨大戦艦の建造の正当性は、今もって謎に包まれている。帝大数学科を中退した孤高の天才が、海軍の山本五十六に諭されて建造費用の不正を暴く挑戦を試みる。最後に勝利したはずが...なぜ建造されてしまったのか...安易ながらも意外な結末に感心してしまった。
主人公櫂を演じる菅田将暉は役者としてのういういしさもあって好感がもてるが、彼を支える田中役の柄本は完全に役者として独り立ちできたことを証明して見せた。舘ひろし(山本五十六役)は流石の名優ぶりを発揮している。しかしながら自分が一番に注目したのはやはり平山中道役の田中泯だ。ある意味、この物語の主役ともいえるこの人物を極めて渋く絶秒に演じている。
大和はなぜ沈んだのか
戦争の愚かさを気付かせるためではない。
沖縄を救うためだ。
沖縄を見捨てることはできないという特攻である。
奇跡でも起きなければ沖縄にはたどり着けない。
それが分かっていながら大和は出撃した。
沖縄を守りたい一心で。
この特攻作戦での死者はゼロ戦の特攻での死者より多い。
大和の乗組員にも愛する家族がいる。
どんな思いで出撃したか。
そのことに一言も触れないこの映画はなんなんだ。
最初のシーンから引き込まれました。どのような結末になるのか、ドキド...
最初のシーンから引き込まれました。どのような結末になるのか、ドキドキしながら観ました。とても面白かったですが、五十六さんたちを演じる方々が高齢すぎて、その部分がすごい気になってしまったので、マイナス1です。
迫力ある映像美、間違いない俳優陣の重厚な演技に脱帽!
迫力ある冒頭のシーン、義務教育を受けた日本人なら誰もが知っている史実を生で体感させるという導入。
戦争の悲惨さを生々しく感じさせ、その上で映画に対する期待値も跳ね上げさせる強気の映像でしたね!
見事にその策に引き込まれ、終始ハラハラしながら鑑賞することができました。
大戦艦に対する小型航空機の優位さを仄めかしつつ、物語は本編へ…
戦艦大和が華々しく沈んでいったことは歴史上明らかにされていますが、その裏でどのような思惑が錯綜し、どのようにして制作されることとなったか…
判明している史実に向けてあがき、奔走する若き天才櫂少佐、カッコ良かったですね〜
戦争、軍艦という重々しい題材をカッチリと固める歴戦の俳優陣には流石の一言でした!
個人的には小日向さんが飄々としたいつもの調子で演じる艦長が好きでしたね 笑
柄本佑さん、劇場でも何度もクスッと笑いが起きるくらい味のあるいい演技をされておりファンになりました◎
菅田将暉さん目当てで観に行く若い子もきっと好きになるんじゃないかな?
物語も二転三転し終始退屈せず、観に行って損のない映画だと思います!
王道物語と迫力に満ちたラストシーン
軍人嫌いの天才数学者が軍人に協力して、時代に不釣り合いな巨大戦艦の製造を食い止めるお話。
全体の流れは王道中の王道。軍人嫌いの主人公と誇りを抱える軍人が、互いにそりが合わないながらも徐々に距離を詰めていき、対抗者の嫌がらせを根性で解決、協力者と心を通わせて最後の難関もどうにか乗り越える…。これ以上ないほどの圧倒的な王道ストーリーである。
なんか帝一の國に似ているような気もする。主演がどちらも菅田将暉だし。
帝一の國と言えば、「マリオネット…君たちのことさ」と野心にあふれた表情で微笑む帝一のラストシーンに圧倒された。あのシーンが好きだった。そして、この映画にも同じような迫力があった。
なぜ対抗者は時代に不釣り合いな巨大戦艦の建造を主張したのか、なぜ不正や不当な圧力を行使してまで主人公たちを妨害したのか、なぜ不正を糺されても開き直ってそれでも頑としていられたのか。その答えがすべてラストシーンで明らかになる。
このラストシーンがたまらない。対抗者の信じる正義は決して狂気ではなく、むしろ巨大な狂気を止めるための苦渋の理性であったことがわかる。この理性もまた狂気ではあるが、それでも田中泯さんの怪演によって理性とプライド、そして信念の混沌として表現されている。この田中さんの迫力ある演技がたまらない!
一方で菅田さんの演技もよかった。翻弄されつつも同様の理性とプライドを持ち、それでも信念までは持ち合わせていなかったがゆえに圧倒されてしまう。そうして狼狽え、弱弱しく崩れる菅田さんの儚さよ。本当に素晴らしい。
テープ起こしした様な作品
まあ、普通の映画といった印象。
この監督は原作がある場合、そのまま切り貼りした様なシーンが多い事が特徴ですが、本作もその例に漏れず。
無駄に説明口調だったり、くどくどわざとらしいセリフを垂れ流すシーンが非常に多いです。
カットの繋ぎ方もこの監督らしいな、という感じ。
褒めてはいないです。
それ以外は特筆する事があまり無い、本当に普通の映画です。
演技も普通、音も普通、CG周りも普通。
まあ、余計な原作改変や仮想世界オチみたいなのを付けられなかっただけ、遥かにマシかもしれません。
小中学生も見てください。
今の北朝鮮がやってる事をこの時代の
日本人がやってたのだど思う。
沢山の国家予算を使って国民は何もわからないまま生活が酷しくなってゆく
アルキメデス大戦はフィクションだけど
冒頭の戦艦大和も第二次世界大戦は事実なのです。数日前、数分だけ見たNHKの戦争体験した人で「戦地で一番の苦しみは飢えだと」言ってたのが耳に残りました。
アルキメデス大戦も映画が始まって1ヶ月近くになるし夏休みも終るので
小学生が見ても日本人の愚かさや
戦艦大和を知るきっかけになりますよ
と入れたかっただけなのだけど
少し下のコメント内容が酷いなんか悲しくなりました。
最後に、そうきたかと思わせる
少々の笑いもあり、勢い良く進む見応えのある作品。
戦争映画が好きでない人も楽しめるかも。
最後に、そうきたかと。
どちらが良いかとは答えが出なかった。
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